双魚宮時代の総決算
2023.09.11
[木星の時代]― 太陽系最大の惑星の変遷 ―


“崇高”な双魚宮時代を引き継いで未来へ



人類歴史は不思議です。

「ホロスコープ」には現代占星術では明かすことができない秘密があります。

宇宙的な「アストロロジカル・エイジ」の変遷からみていくと、「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)は人類歴史の中でエポックメイキングな転換点でした。

双魚宮時代の影響圏がはじまった約2,600年前にブッダが現われ、正式にはじまって約200年後、今から約2,000年ほど前にイエスが現われています。

この歴史的な意味は小さくないのです。



《 木星の過去の象意は“科学” 》

「宗教」のお話ではありません。



宇宙学「アストロロジー」からみたとき、双魚宮時代は「木星」を共鳴星(占星術では“支配星”)としてはじまりました。

皆さまよくご存じの“拡大”や“発展”といった「木星」の未来を拓く象意だけでなく、信じられないと存じますが、当時の「木星」の象意は“科学”(精神科学)でした。

それゆえ古代ギリシャの古典「アストロロジー」(星学)なのです。

星占いこと「占星術」(アストロ・ディヴィネーション)ではありません。

木星の象意は“科学”だったと書くと、占星術関係者は「なに言ってんの?」と思われるでしょう。

お気持ちは分かりますが、事実です。


【One Point】 「アストロロジー」は双魚宮時代の影響圏にホロスコープの発祥とともに古代ギリシャ時代にはじまりました。

それ以前の「白羊宮時代」(はくようきゅう じだい)の古代カルデア人よる天体観測(ホロスコポス)を受けたものです。




《 物理科学以前の“精神科学” 》

科学と言えば、現代では“物理科学”をメインとします。

近代物理科学の発展によって、宗教的な主観を排し客観的な物質的探究を是としたためです。

一長一短があるのですが、それ以前は“精神科学”と呼べるものが“科学”(学術)でした。

誤解を恐れずに言えば、仏教やキリスト教(高等宗教)は当時、世界で最高の学問だったのです。

日本でも、双魚宮時代の前半期に位置する平安時代や鎌倉時代の仏教は、“大学院”にも相当する最高の学問かつ学府だったことが知られています。

西洋でも、初期キリスト教は古代ギリシャのフィロソフィー(愛智、学術、科学)を取り入れて、キリスト教神学を形成したことからも同様です。


【One Point】 現代からみれば、仏教もキリスト教も“信じる/信じない”の宗教にすぎません。

19世紀中頃に発見された「海王星」の象意の影響でもあり、それ以前の双魚宮時代の共鳴星「木星」の象意とは似て非なるかなり異なるものです。



【ご参考:12数は宇宙森羅の最小象徴数】

小惑星の中で最も重要な象意を持つのが、小惑星番号1番の「ケレス」です。

宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」通称:宝瓶宮占星学では、「十大惑星」(メイン・プラネット)に「ケレス」と「ドラゴンヘッド&ドラゴンテール」を加えてリーディングします。

「数理法則」どおり「12数」は“宇宙森羅の最小象徴数”なので、プラネットも12(13)個の星(またアストロロジカル・ポイント)を用います。




《 「木星」から「海王星」へ 》

象意は時代とともに変化します。

当時は“学問”(科学)であった「木星」も、人類を“発展”に導いてきた近世に入ると、近代物理科学のカテゴリーから離れて“精神”的な象意が認識されていくようになりました。

西洋占星術の古い占星師が、木星の象意を“宗教”や“学問”などと解釈することがあるのはそのためです。

今日、19世紀後半以降、魚宮また双魚宮時代の共鳴星(支配星)は「海王星」に変わりました。

近代になって1781年に「天王星」が発見され、1846年に「海王星」、1930年に「冥王星」など「土星外惑星」(トランス・サタニアン)が次々と発見されます。

これによって、「蠍宮」は火星から冥王星に、「水瓶宮」は土星から天王星に、「魚宮」は木星から海王星に“支配星”の変更が行われました。


【One Point】 天王星の発見から20年後の1801年に「ケレス」が発見されています。

土星外惑星に匹敵する重要な星です。ですが「ケレス」自身の象意ゆえか、現代占星術ではメイン・プラネット(十大惑星)に入れてもらえません。




《 残り、あと2年4か月ほど 》

「木星」は、仏教やキリスト教など“伝統宗教”(世界宗教)を象わします。

一方、19世紀中頃に発見された「海王星」は、そこから派生した“新興宗教”(新宗教)を象わします。

「木星」は、もともと“学術”(フィロソフィー)などを象わし、「海王星」は“まだ見ぬ理想”など、思い込みや信仰に通じる形而上的な象意を持つためです。

また、「海王星」の発見に前後して、仏教やキリスト教など世界宗教の教義を、現代向けに“世俗的”に焼き直した新興宗教が数多く誕生していることもその証左です。

日本では幕末から明治にかけて、名前を挙げれば知らない人がいないまさに“宗教”(新興宗教、地域宗教)が乱立しています。

「海王星」の古い象意“まだ見ぬ理想”によって、マルクスの「理想的共産主義思想」と同時に世界的な“心霊ブーム”こと「近代スピリチュアリズム」(神秘主義)が、19世紀後半以降に起きた事実があります。

ちなみに、アストロロジーから“ホロスコープ占い”に堕した現代占星術の母胎となった当時の「神智学協会」も、霊媒師マダム・ブラヴァッキーのもとに誕生した新興宗教です。

今日、考えなければならないのは、発見されてのちホロスコープを1周し、2009年から影響圏を含めて魚宮をトランシットしはじめた「海王星」による「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが、あと2年余り2006年の1月に完全に終わろうとしていて、現代は“双魚宮時代の終末”にあることです。


【One Point】 当サイトの用語で「星のディレクション」というとき、“運勢変化”や“時代変化”を象わします。

今日、双魚宮時代の完全終了を迎える“終末”にあたって、重要なのは「双魚宮時代の総決算」です。



【ご参考:TOPや為政者の天運失墜】

ちなみに、書いておきます。

「個人の信仰」はいいのですが、教団として“組織化”されると、共産主義も宗教組織も一部で腐敗が起こります。

双魚宮時代は、“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとする宇宙波動エネルギーのもとにあるためです。

その一方で、宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする時代です。

「個」が重要な時代であると同時に、日本人が得意な「友愛的精神」(和、絆、民度)の両立による、宇宙波動エネルギーによる「共鳴関係論」の時代です。

その方向に時代の流れとともにある「天運」が伴ないます。

それゆえ、双魚宮時代の終末は、これまで人類歴史や大衆を導いてきた“TOP”や“為政者”への運勢(天運)は働きにくくなっています。




《 双魚宮時代の総決算 》

いろんな意味で、双魚宮時代は“美しい時代”でした。

いまでこそ“宗教”の範疇に属しますが、仏教やキリスト教は当時最高の学問(科学)でもあったのは述べたとおりです。

また、“まだ見ぬ理想”「極楽浄土」(厭離穢土)や「天上天国」を想い描き、“善悪の対立二元観”によって、人類に“人倫道徳”を指し示し、人としての成長をうながしてきた人類歴史の隠れた“メイン・ストリーム”だったのです。

白羊宮時代の“闘争”や“自己主張”から抜け出して、良し悪しはともかく人類に秩序と憐憫をもたらし、“神と悪魔(サタン)”といった対極的な善悪観と同時に天国理想(木星の時代)によって大衆を導いてきた時代です。

一方、双魚宮時代の末期(海王星の時代)は、世界を二分する対立闘争(共産主義と心霊/神秘主義)の世情を経て、それらを総決算して、新たに宝瓶宮時代を迎えていくという「歴史プログラム」が、「基本三数」(数理法則)解釈のホロスコープから見えてきます。


【One Point】 ブッダやイエスのような“精神指導者”が人類歴史を牽引する時代は終わりました。

「双魚宮時代の総決算」として、今後は役目を終えて「天運」が伴ないにくいTOPや為政者ではなく、美しい精神意識を引き継ぐ一人ひとり個々人が重要になっていく時代です。











火/土/風/水の四大元素説
2023.08.16
― 近代科学によって“疑似科学”へ ―


物理科学はともかく、現実宇宙は4つに区分できる



八「いやーっ、暑(熱)いね、熊さん」

熊「夏だもんな、八ぃ。あと四月もすればお正月だ。寒く(冷)なるなぁ」

八「気が早えぇ! そうそう唇が乾いたりするっていうよなぁ」

熊「まったくだ、夏は逆に蒸し暑くて、じっとり湿って汗ばむしな」

なんて会話があったわけではありませんが、古代ギリシャの賢人たちは、この世界は「熱/冷/乾/湿」、基本的な4つの事象から成り立っていると考えていました。



《 熱冷乾湿/火土風水 》

熱い! 冷たい! 乾いている! 湿っている!

地上世界の事象は基本、四つに区分できるというのです。

で、この基本の現象は「なにゆえだろう?」と考えた結果、この世界は「火/土/風/水」の4大元素からできているとしたのが、当時、最先端の学問、古代ギリシャの世界観「四大元素説」でした。

笑ってはいけません。

約2,500年も前のお話です。

フィロソフィー(愛智、哲学)で知られる賢人たちが、この世界の成り立ちを真剣に模索した結果、世界は「熱/冷/乾/湿」の四大事象をベースに「火/土/風/水」からできているとする四大元素説だったのです。


【One Point】 これ以前、はるか昔から古代メソポタミアでは古代カルデア人たちが、優れた数学と天文知識とによって天体観測「ホロスコポス」(時の見張り人)を続けていました。




《 四角いホロスコープの発祥 》

天体観測「ホロスコポス」と、古代ギリシャの「フィロソフィー」とが結びついて、四角いホロスコープが生まれています。

「古典アストロロジー」の誕生です。

「火星が水平線に昇る頃に生まれた子どもは健康(元気)である」といった地上の人間との関係性を東の地平線上に昇る星を天体観測していた古代カルデア人は発見しました。

古代ギリシャ時代になると、東の地平線上に留まらず、全天を観測し、地上の1点との位置関係を写しとった四角いホロスコープが発祥します。

四角だった理由は、まだ丸い宇宙といった概念がなかったこともさることながら、「熱冷乾湿/火土風水」といった「四大元素説」によって解釈したからです。

それによって、個人の“気質”や“体質”などが分かり、治療などの医術に役立てることができたのです。



【One Point】 「インド占星術」のホロスコープは今でも四角です。

12サイン(宮)のはじまりも当時と同じで「サイデリアル方式」です。

そのため「トロピカル方式」の現代占星術とは12サイン(宮)の位置が約1サイン(宮)分ズレています。




《 アストロロジーから占星術への変容 》

医学の父(祖)「ヒポクラテス」(BC460頃-BC370頃)は、次のように述べています。

「アストロロジーの知識のない者に医師を名乗る権利はない」

本当に言っているんです。

それほど、ホロスコープから個々人の気質や体質を明らかにして、罹りやすい病気などの診断ができた「古典アストロロジー」は実学でした。

ゆえに、アストロロジー(天体:Astro の学問=科学:logy)なのです。

それは過去のお話。

近代科学の発達によって、16世紀以降「四大元素説」は“疑似科学”(迷信)とされました。

ときの著名な天文学者ケプラー(1571-1630)は、学問として通用しなくなった古典アストロロジーを、四大元素説をベースとした「古典理論」を維持したまま、「古典占星術」に変えて、天文学研究の資金としたのです。

この「古典占星術」までは、古代ギリシャの「古典アストロロジー」のホロスコープ理論を奉持していました。


【One Point】 ところが、19世紀後半になると、その理論を完全に捨てて、結果的に「火/土/風/水」の言葉のみを残した「現代占星術」に変容しました。

「古典占星術」の象意解釈のみを引き継いた純然たる“ホロスコープ占い”です。




【ご参考:アラン・レオの功罪】

“現代占星術の父”と呼ばれるのがアラン・レオです。

彼は、19世紀後半の世界的な“心霊ブーム”(近代スピリチュアリズム:神秘主義)のなか、古典理論を完全に捨てて当たる/当たらないの“ホロスコープ占い”に、カテゴリー・チェンジさせました。

彼自身が「自分の解釈は“秘境占星術”(神秘占星術)だ」と述べているほどです。

もはや、アストロロジー(学)ではなく、当時の“心霊ブーム”に乗ってアストロ・ディビネイション(Astoro Divination:星占い)を立ち上げたのです。

「そうだったのか!」と理解しました。

かつて西洋占星術に心酔し、懸命に学びながらも、なぜ途中で「飽き足らなくなった」のか、その理由が“ホロスコープ占い”への変容にあったのです。

同じようにホロスコープを用いますが、本来の「アストロロジー」と、現代の占星術は別物だと理解できたのです。

もしかしたら、現代占星術は「アストロロジー」だと信じて案外と多くの方が“事実誤認”や“勘違い”をされておられるのかもしれません。




《 実際の宇宙は四区分できる 》

ここで一つご質問をいたします。



古代ギリシャの「古典アストロロジー」は、紀元前5世紀前後から15世紀まで、なぜ二千年間も続くことができたのでしょうか。

さらに、その後も「古典占星術」ながら、古代ギリシャ以来の“四大元素説理論”を奉持し続けてきたのでしょうか?

お答えは、物理科学によって“疑似科学”(迷信)とされましたが、宇宙この人間世界を含めて、四つに大きく区分してとらえるということに、一面の事実(真実)が含まれているからです。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」からもそういえます。

物理科学は確かに客観的な事実ですが、宇宙この世界は物質のみで成り立つものではないために結局、一側面にすぎません。

実際の宇宙(当サイトでは「クオリアル宇宙」)は、物質を超えた“宇宙波動”や“精神意識”など未知の側面もあって、基本的に大きく三つ、実際展開されると四つに区分することは、間違っていないからです。


【One Point】 宝瓶宮時代の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)も同様です。

今日、最先端の根幹法則「基本三数」3(4)数の“疑似版”が、古典アストロロジーの「四大元素説」だといったら皆さまは哄笑されるでしょうか。




《 新たな「実学」のはじまり 》

熊「何だか、いろいろあるなぁ、八よぉ」

八「まったくだよぉ。よく分からないけど、好きにしたらいいんじゃないの」

熊「そうだな、おまえも好きに生きてるもんな」

八「はいぃ。こりゃまった失礼しやした!」

なんて、どこの誰だか分からない八っあん熊さんの再登場です。

量子論(量子力学)など最先端物理科学を超える宇宙この世界の根幹法則「基本三数」(数理法則)を、ホロスコープの新しい解釈理論とした宝瓶宮時代のアストロロジーもまた「実学」として再登場です。


【One Point】 確かに古代ギリシャの世界観「四大元素説」は、物理科学的には“疑似科学”でした。

ですが、実際の宇宙この世界の四つの分野を、四大元素で象わし間違ってはいますが、それなりに示唆していたということです。










“0歳児”からの再出発 
2023.07.19
[天王星の下方矩=90度] ― 私の「星のディレクション」体験譚 ―


新しく生まれ変わるための大手術と入院生活



強烈な「星のディレクション」の体験譚です。

2年ほど前、トランシットの天王星の下方矩(ロウアー・スクエア=90度)のディレクションを受けたことからリーディングしていた直撃を受けました。

ホロスコープ(出生天球図)に「天王星」の象意を強く持つためです。

後日、聞いたところによると“生死の境”を彷徨っていたらしいのですが、手術前後の記憶がすっぽりと抜け落ちていて、覚えておらず、生還し、リハビリを重ね、ようやくふつうに歩けるほどまでに回復した現在です。

「小脳梗塞」でした。



≪「何かある!」とリーディング≫

まずは温かい励ましやお見舞いメールをくださった皆さま、また退院をお祝いくださった皆さまに心からの感謝と御礼を篤く申し上げます。

さらにはご心配してくださった方、入院、治療、退院に際して、お世話になりました皆さまに深く感謝を申し上げます。

発症当時、出生時の「太陽」に下方矩=90度の位置に天王星がトランシットしていましたので、「何かある!」とリーディングはしていました。

約6時間を超える大手術のあと、朦朧としたまま病院のベッドのうえで意識が戻ってきたとき「これかぁ」とボンヤリと思いました。

初期リハビリを含めて約3か月間の入院から退院した直後は、パソコンのモニター画面に向かって顔を上げるのも辛く、キーボードを打つ手も定まらない違和感バリバリの日々でした。

幸い、タブレットなら入院1月半後あたりから、ポチポチと打つことができるようになり、今読み返すと粗製乱造の酷い文章で申し訳なく思いますが、気を紛らわすためと思考のリハビリに書き続けました。


【One Point】 退院と相前後してトランシットの「土星」も合(コンジャクション=0度)をとりはじめていましたので、充分に注意をすれば「天王星」の下方矩=90度と同時に“現状”を維持できるのではないかと見通しを立てていました。




≪蠍宮に象意を持つ方≫


天王星の下方矩=90度のディレクションでこの程度です。

もし、皆さまの中に蠍宮の「太陽」や「ASC=上昇点」をお持ちで、とくに「冥王星」の象意を強く生まれ持たれている方がいらっしゃいましたら、昨今の冥王星の下方矩=90度のディレクションはかなり強烈だと存じます。

とくに運勢的な影響力が大きい「ソーシャル・プラネット」(冥王星、海王星、天王星、土星、木星)の「下方矩=90度のディレクション」の“天意”(宇宙の意図)や何のためなのかは知っていましたので、“死”の可能性と向き合いながら対処してきたつもりです。

ただし、全員が同じようになるわけではありません。

ホロスコープ(出生天球図)は世界に2つと同じものがありませんので、相応に個人差が生じるためです。


【One Point】 もう一つご参考に書いておきますと、スルーしたり、ご対処が可能な軽めの「星のディレクション」と、“宇宙意志”による作用が強く避けられない運命的な「星のディレクション」とがあります。



【ご参考:神社の“神さま”がサポート】

今でも「不幸中の幸い」だと思っています。

バランスや調整機能が一時的ながら効きにくくなったのが、まず利き腕ではなかったからです。

身体的にはそうでした。

面白い体験談としては、麻酔のせいもあって思考回路にどこか“サボタージュ”が起きていて、十二分に働いていない半面、肉体的な生命維持機能が活性化していて、必要なことを敏感に察していたようです。

また、何いってんの? と思われかねない内容ですが、手術や入院中は「いくつかの神社の“神さま”がサポートに入ってくれていた」といったお話を聞かされました。

退院後、半年から1年ほどが経って少し動けるようになってから、お礼のお参りをさせていただきました。






≪土星とのダブル・ディレクション≫

朦朧とした意識の中で「天王星の下方矩=90度のディレクション」を再認識したとき、すべてを捨てて生まれたての“0歳児”のように、自分を捨てて周りに身を任せ周囲に従うと決めました。

当該ディレクションの天意は相応に理解していましたので、100%そのように対処すると判断したのですが、大正解だったと考えています。

もう一つ書いておきますと、トランシットの「土星」の合=0度のディレクションを受けはじめました。

こちらは、「土星」の象意に沿って慎重に現実をみつめ、病状とのバランスをとりながら“現状維持”(回復)を図ることを意識しました。

なぜなら、「土星」は“誤魔化すことのできない現実”を象わしますので、合=0度のディレクションは現実を見極めて、用心深く、慎重に判断や対処がしゃすくなるためです。

ちなみに、「天王星」は水瓶宮の昨今の「共鳴星」で、「土星」は古代ギリシャ時代以降19世紀までの水瓶宮の“支配星”です。


【One Point】 「天王星」の下方矩=90度と、「土星」の合=0度のダブル・ディレクションです。

“変化”と“安定”といった“アンビバレント”(二律背反)な状態がもたらされますので、絶妙なバランスを心掛けつつ、注意深く回復に努めさせていただきました。




≪二度目の人生へ再スタート≫

「天王星」をはじめ、ソーシャル・プラネットの下方矩=90度のディレクションにはどのような“天意”があって、何のためにもたらされるのでしょうか。

原則的には過去の情況が相応に通用しなくなり何らかの出直しが求められます。

その内容やレベルは生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって異なります。

「天王星」の象意を強く生まれ持っていたので、そのディレクションは強烈なものになりました。

アバウトで申し上げますと“個性”(キャラ)や“人生”のやり直しだと理解していましたので、我を通さずに過去の自分を捨てて“0歳児”になったつもりで人生の再構築を心掛けたのです。

そして「土星」のディレクションが強まったこともあり、用心深く、慎重に症状への対処を心掛けつつ、二度目の人生への再スタートを図ったものです。

そんなこんなで再成長途上です。

温かい応援のほど、なにとぞよろしく御願い申し上げます。


【One Point】 下方矩=90度のディレクションは、「数理法則」では「4数」に共鳴します。

それゆえ“再スタート”にかかわる運勢変化がもたらされます。

たしか故ルル・ラブア師も似たようなことを述べていたと記憶しています。




≪第3章「宇宙波動編」≫

現在、ふつうに戻りつつある昨今です。

入院中や退院直後は、いつ死ぬかも分からないと感じていましたので、宝瓶宮占星学第2章「実技編」の内容とリーディングのノウハウをすべて記し、ご参考にしていただこうと「ホロスコープ・マスター奥義講座」(おうぎこうざ)にまとめました。

温かくご受講くださいました皆さま方には見守りいただき御礼の気持ちしかありません。

現在は、前人未到のステップに進み、「実技編」と併行して、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」(ほうへい ほしがく)の本質をお届けするべく、第3章「宇宙波動編」の序に進んでいるところです。

最先端科学の「量子論」(量子力学)を凌駕し、実際宇宙(クオリアル宇宙)の根幹法則に伴なう「宇宙波動エネルギー」におよぶ物凄い内実があります。

皆さまご存じの「引き寄せの法則」(Law of Attraction)の本質は、宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」にあって、時空を超越した「宇宙波動エネルギー」の受容体ともなっている深層の精神意識とともにひもとけばすべて見えてくるでしょう。

また、表現はいろいろとされていますが、物理的な力(ニュートン力学)に依拠しない合気道の“達人技”をはじめ、「友愛精神」(和、絆、民度)とともに「宇宙波動エネルギー」は、本来の「ホロスコープ」の根幹にかかわります。


【One Point】 お話は変わりますが、先日、イーロンさんになったので、検討していたこともあり、当面“読み専”ですが、別名でツイッター・アカウントを作成しました。

もし後日、お目にかかりましたら何卒お手柔らかにお願い申し上げます。
 


※去る2023年7月18日午前3時33分、蟹宮24度56分でのジャストの「新月」に伴ない、第3章「宇宙波動編」(宝瓶宮時代のアストロロジー:宝瓶星学)への正式移行に入ることにいたしました。









図説:自分軸と実在軸
2023.07.01
[原点] ― 本来の「ホロスコープ」の解釈 ―


占いではない現実に根差して働く見えない波動



先日アップしました「ホロの軸/自分軸と実在軸」の図説です。

既存の“ホロスコープ占い”はともかく、宝瓶宮時代の新しいアストロロジーによる“実学”の解説です。

「ホロスコープ」は、正しくは現実宇宙を模しつつ位置関係を、地上世界をも視野に写しとったものです。

宇宙この世界は「基本三数」を根幹法則としますので、現実宇宙を模したホロスコープも「基本三数」をベースに構成されていて、知る人ぞ知るそのまま「基本三数」によって象意化されています。

その意味は、本来の「ホロスコープ」には、地上の現実の出来事はもちろん、個々人の生き方の根幹が象徴されているということです。



≪地上の「自分軸」≫



上図は、私たちが生きる地上の空間を模式的に表わしたものです。

「ホロスコープ」の中心は、ご存じのとおり個々人においては地上の「出生地」(イベント・ポイント)です。


【One Point】 生まれた瞬間の出生地と天空との位置関係を写しとった「ホロスコープ」(出生天球図)は、生まれもつ個性や運勢を象わします。

もし、現在の運勢を知りたいという場合は、宝瓶宮時代のアストロロジーによる「星のディレクション」がベストです。




≪社会における刷り込み≫

上図でいえば、地上の水平面が「自分軸」です。

人は通常、地上でしか生きられないため、日常生活を営む地上によって本来の「自分軸」が象わされています。

「自分軸」は無自覚なことが多く、無意識の「ああしたい」「こう生きよう」といった本能にも似た意志や衝動が人生生活の“原点”になっています。

にもかかわらず、一般的には学校や社会生活でインプットされた「人はこう生きるべき」や「自分はこうあるべき」といった刷り込み(思い込み)が常態となっていて、誤ってご理解されている場合は、一時的とはいえ人生を間違うことが起こります。

「自分軸」は明示されるまで無自覚で、見えない“衝動”めいたものによって行動していることが多く、後者は歴史的に雑多な“社会的知識”によって、顕在意識となっているのがふつうです。

本来の「自分軸」は、実在宇宙による“スターティング・ポジション”(出発点)が象わされているだけでなく、どのような方向を目標やターゲットとして目指していくのか、われ知らずとも理想としているものや、“エンディング・ポジション”の方向性が象わされていたりします。


【One Point】 神秘主義的な“ホロスコープ占い”のお話ではなく、現実の人生のお話です。

本質的には“宿を定めぬ旅人”のように生きていて、太陽が東から昇り西に沈むように、終着点の“常世の宿”に近づく「自分軸」にかかわるお話です。



【ご参考:社会からのインプリンティング】

生まれ持つ「自分軸」と、周囲や学校また社会からイン・プリンティング(刷り込み)された疑似自分軸があります。

同じとはかぎりません。

感性アンテナの鋭い宝瓶宮時代生まれ、すなわち平成生まれ以降の人々は、深層の精神意識が無意識に“ギャップ”を感じることがあります。

何か違う! と魂の訴えを何気に感知することもあり、「不登校」や「引きこもり」になることも多い現代です。

ポイントは、自分では気付きにくいことです。

意に沿わないことを含めて、社会の通念によって、さまざまに人生体験を重ねていくことで、本来の生き方や人生の目的に気づいたりします。

それで自分自身の「覚悟」に近づき、おぼろげながらでも見えてくれば、それはそれで御の字です。





≪天地の「実在軸」≫

次に、誤解される言葉かもしれませんが「実在軸」のお話です。

「実在軸」は、垂直の天地を結ぶラインで象徴されています。

出生地から見た頭上の天頂と、足元の地球さらには宇宙空間の天底へと伸びる基本軸です。

それが「なんで実在軸?」とイメージしにくい方もいらっしゃるでしょう。

その場合は大木をイメージされてください。

大木という実在は、足元の大地にしっかりと根づき、天空を目指して生長し伸びていきます。

人間も大自然の大木と同様に、足元の地上の生活にしっかりと根差して、「自分軸」によって左右に枝葉を広げつつ、一方で「実在軸」によって天空の「クオリアル宇宙」(エネルギー宇宙と物理宇宙)に向かって“深層の精神意識”の成長を軸に実在しています。

そのような天地を結ぶタテ軸が「実在軸」です。

「自分軸」と「実在軸」は宇宙この世界の現実に基づいて、アストロロジカル・ポイント(出生地)から正しく写しとった本来の「ホロスコープ」の水平のヨコ軸と垂直のタテ軸にあたります。


【One Point】 難しく考える必要はありません。

現実宇宙と地上空間との様態から素直に見ればいいのです。

「基本三数」による本来の「ホロスコープ」(出生天球図)はそういうことで、素直に現実に基づいて解釈すればいいだけです。




≪バーチカル・ラインは垂直≫

「自分軸」や「実在軸」は既存の“ホロスコープ占い”では語られません。

語られていても似て非なるものになります。

水平の「自分軸」はともかく、「実在軸」を象徴する「MC=南中点-IC=北中点」の垂直のバーチカル・ライン(vertical line:鉛直線)が、ほとんどの「ホロスコープ作成ソフト」のデフォルトでは、右に左に傾いて出力されるために、正しい“解釈波動”が働くことがむずかしいためです。

「ホロスコープ」を成り立たせている肝心の“位置関係”を無視して、正しい解釈もリーディングもできません。

“位置関係”をいいかげんに扱うと、自分でも気づかないうちにどこかズレた波動での解釈になってしまいます。

「MC=南中点-IC=北中点」のバーチカル・ラインがナナメっていて、現実とは異なるのにホロスコープはそれで当然と思い“事実誤認”や“勘違い”のまま、人為的な主観による象意解釈や鑑定を繰り返し、延々と引き継がれているのが“ホロスコープ占い”こと現代占星術です。

非現実的なホロスコープを当然のように用いていますので、天文学者やマニアからは密かにバカにされ笑われているのです。


【One Point】 “まだ見ぬ理想”をはじめとして“事実誤認”や“勘違い”を時代的な象意とするのが19世紀後半以降の双魚宮時代末期です。

そこで誕生したのがアラン・レオの「秘境占星術」(神秘占星術)を発端とする“現代西洋占星術”です。




【ご参考:宝瓶宮時代の宇宙波動】

古い双魚宮時代は、「平成」に元号が変わった1989年までで終わり、平成以降は宝瓶宮時代の宇宙波動に変わりました。

にもかかわらず、19世紀後半以降の“事実誤認”や“勘違い”の波動まま、“ホロスコープ占い”に染まり続けていると、「風の時代」などと勘違いすることが起こります。

現実宇宙にそった理解や解釈をしづらくなるためで、知らないうちに宇宙波動エネルギーをキャッチする「深層の精神意識」が“壁”や“バリア”にはばまれた状態になるためです。

時空を超越した「宇宙波動エネルギー」の存在を正しく認識することなしに、今後の現実に即したホロスコープ理解やリーディングは、漸次、困難になります。




5≪実際の正しい「ホロスコープ」≫

では、はどれでしょうか。

ご参考に図示いたします。



上図の左は、現実に沿ったホロスコープの一例で、「基本軸」の2つがちゃんと直角90度になっています。

一方、右はとある「ホロスコープ作成ソフト」のある日時のデフォルト出力です。

垂直であるべき「基本軸」(バーチカル・ライン)が左に傾いているのがお分かりでしょう。

ちなみに、このソフトには「ハウスホイール」の機能がついていて、まだ良識的ですが、残念ながらサイン(宮)の度数のままでした。

“ホロスコープ占い”に沿ったソフトですし、プログラミングの都合上やむをえないといえばそういえなくもありませんが、現実と乖離した便宜的なものになっているのは事実です。


【One Point】 「自分軸」と「実在軸」から見て、地上の現実と正しい「ホロスコープ」との相似性の一端をご紹介いたしました。

便宜的な占い用といえるホロスコープの波動の“ズレ”につきましては、ここではスルーさせていただきました。




※「基本軸の鑑定」は「鑑定&お問い合わせ」から。









Dr.チョコート白山乃愛
2023.06.21
[子役] ― 史上最年少グランプリ ―


秀逸な3つのT矩(Tスクエア=90/90/180度)を持つ



今週6月の第4土曜日で大詰めの最終回を迎える日テレドラマ「Dr.チョコレート」。

シリアス系なのかスイーツ系なのか分からないタイトルですが、秋元康の企画・原案だとクレジットで知って納得しました。

で、今回は、昨年2022年11月の東宝「シンデレラ」オーデションで史上最年少の10歳4か月でグランプリに輝いた埼玉県出身の白山乃愛(しろやま のあ)さんのソーラーチャートをリーディングさせていただきます。

受賞後、いきなりのドラマ出演で、しかも堂々の準主役。

主役のイケメン坂口健太郎氏と“狂言回し”の役処ともいえる新聞記者役の西野七瀬さんなど、重層的な設定です。



≪白山乃愛さんのソーラーチャート≫

白山乃愛さんのソーラーチャートは次のとおりです。

今年の7月、アップ日の本日からあと20日ほどで11歳になる白山乃愛さんです。



出生時間が不明なため、日の出の時刻で作成しています。

「月」は動きが速いので、誕生日当日の0時~24時までに移動する度数を記しています。

「太陽」と「月」は許容度数(オーブ)10度をとり、そのほかは6度です。


【One Point】 一般的なハウスシステムによるネイタル・ホロスコープ(出生天球図)とは異なり、知られざる内面性をリーディングするのに適しています。

ちなみに、坂口健太郎氏も7月11日の生まれで、21歳違いです。



【ご参考:“秘密”のリーディングの内容】

いつもそうですが、ワケがあって書けないリーディングがあります。

ご参考になるように、現代占星術ではあまり解釈されない内容をメインに書くようにしています。

ですが、書きすぎても逆に「何だソレ?」となりかねません。

際もののように思われて。ご理解いただけないのです。

乃愛さんの場合、蟹宮生まれ(太陽)ゆえ一般的には、情緒的でセンシティブな受け身の性質と解釈をされると存じますが、それを書いても、当たり前すぎて宝瓶宮占星学になりません。

ですが、右のソーラー・チャートからは「獅子宮」由来の親分/姉御気質など、TOP(中心)の運勢を持たれていることが「基本三数」からリーディングできます。

と新基軸の解釈を書いたところで、ホロスコープに詳しい方ほど「何いってんの?」と信用されないでしょう。

既存の占星術ではリーディングできない「基本三数」によるアスペクト解釈だからです。




≪個性を発揮できるタイプ≫

彼女の場合、個性を見抜く最大の特徴は、「太陽」と「月」になっています。

蟹宮生まれ(太陽)で、蟹宮の共鳴星の「月」が太陽に上方矩(アッパースクエア=90度)をとり、牡羊宮に位置しているためです。

同時に牡羊宮の「天王星」も「太陽」に上方矩=90度で、「月」と合(コンジャクション=0度)なのでそうなります。

また、蟹宮生まれ(太陽)ながら、バリバリと個性を発揮できるタイプになっています。

ご本人は、若いときほど内面に矛盾感を抱えることがありますが、現実や周囲を受け入れながら学習し吸収していく能力は高いので、周囲からどんどんと学び、積極果敢に成長していくことがアスペクト・パターンに象わされています。


【One Point】 既存の占星術のように、「そういった星周りです」と書けばご納得されやすいかもしれません。

ですが全構成要素の位置関係をメインにもたらされる象意ですので、星だけでなくトータルなアスペクトによって象わされています。



初代沢口靖子さん、近年では浜辺美波さんや上白石萌歌さんなどを排出し、6年ぶりに開催された第9回東宝「シンデレラ」オーデションで、史上最年少でグランプリに輝いた白山乃愛さんです。



≪当該ソーラーチャートの特徴≫

上掲のソーラーチャートの特徴をピックアップしてみました。

特徴1、3つもあるT矩(Tスクエア=90/90/180度)。
  a、「太陽」…「月」と「土星」。
  b、「海王星」…「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」。
  c、「冥王星」…「火星」「天王星」。
  ※「軸」となる星が最初の記述で、後者の星は軸星からみた上方矩=90度と下方矩=90度です。

特徴2、「金星&ケレス&木星&ドラゴンテール」の複合合(マルチプル・コンジャクション=0度)。
  ※2つの三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)の一部が重複した連続合(ローリング・コンジャクション=0/0度)です。

特徴3、上掲の複合合=0度と「火星」の三分(トライン=120度)。


【One Point】 “吉凶解釈”ではない解釈が必要です。

1989年以降の平成生まれはとくにそうで、“吉凶解釈”が該当しにくい宝瓶宮時代に相応しい実際的な象意での解釈が適切になってまいります。




≪調停とT矩に共通する衝=180度≫

3つのT矩=90/90/180度のうち、「太陽」が軸となっているものを除けば、衝(オポジション=180度)には、調停(メディエーション=60/120/180度)の座相が見られます。

逆に言えば、「火星」を調停=60/120/180度の星とする衝=180度が、「海王星」を軸としてT矩=90/90/180度を形成しています。

また、「金星&ケレス&木星&ドラゴンテール」の複合合=0度を調停=60/120/180度の星とする衝=180度が、「冥王星」を軸としてT矩=90/90/180度を形成しているといえます。

どちらのアスペクト・パターンをメインとするかで、解釈は正反対にも変わってきます。

肝要なのは、いずれも「衝=180度」のアスペクトを正しく理解することで、調停=60/120/180度の座相とT矩=90/90/180度をケース・バイ・ケースで解釈すれば、容易にアスペクト・パターンの象意はご理解できます。


【One Point】 「基本三数」からみて、衝=180度は重要な「基本アスペクト」の一つです。

単独アスペクトが組み合わさった「アスペクト・パターン」の象意はもちろん、複合アスペクトを解釈する際には欠かせません。




≪時代的な感性や運勢≫

上掲のソーラーチャートでは、外からは見えにくい内面の用心深さと同時に、乳幼児の乃愛さんは、早熟かつ個性的で風変りなところがあったことが分かります。

今現在まだ10歳ですので、成長や変化は続き、今後の2年後3年後には、いっそう社会的な立場や地位を築き、ご活躍されていく「星のディレクション」(運勢変化)を受けることになっています。

ドラマの中で注目すべきセリフは、10歳の主人公の少女(Dr.チョコレート)が、大人でも難しい手術を執刀することを依頼者が知って、思わず懐疑的な言葉を発するのに対して、「子供扱いしないで。年齢なんてただの数字」という一言です。

この“時代的”な意味は、人種や宗教また老若男女といった年齢で分け隔てしない宝瓶宮時代の社会を象わしている点です。

「月&天王星」が出生時の「太陽」に上方矩=90度なのは、まさにそういった時代的な感性や運勢を乃愛さんが生まれ持つことを象わしています。

ちなみに「金星&ケレス&木星」の三重合=0/0/0度は、基本、“人気運”を象わし、ふだんは潜在的でも「火星」の下三分=120度もあって、突如として発揮される“人気運”を象わしています。


【One Point】 誤解のないように一筆添えておきます。

巷で話題の「LGBT理解促進法」は分け隔てしない宝瓶宮時代の精神としては相応ですが、法律にして過度に強制するのは、逆に女性の人権を奪うことになりかねず、ご注意が必要になりかねません。









ホロの軸/自分軸と実在軸
2023.06.19
[人類の叡智] ― どう生べき自分なのかを読む ―


デヴィネーションそれとも次元拡張したアストロロジー?



ご参考です。

“占い”ではないホロスコープからみたとき、どう生くべきかという「基本軸」が個人のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)にあります。

聞き慣れないと存じますが、「自分軸」と「実在軸」とから成り立っていて、建築中のビルでいえば、鉄骨部分が基本軸で、縦横に組み合わさった鉄骨のように、ホロスコープの中心を成す骨格となっています。

最終的には、内装工事も終えて完成したビルディング、すなわち「ホロスコープ」全体から補足や裏付けのリーディングをしますが、骨格の「自分軸」と「実在軸」は「自分はどのように生きるべき存在なのか、また何をもって成すべき役割を果たしていくのか」などが象わされています。

人は、基本となる軸が定まらないと生きる方向性が定まらずにブレたり迷うことが起こりかねないので重要です。



≪「自分軸」は地平軸≫

ホロスコープにおける「自分軸」とは現実的には左右の水平軸が相当します。

一方、「実在軸」は上下天地の垂直軸です。

垂直軸は後述するとして、「自分軸」は“どのような自分で、何をターゲットや目標にして生きているのか”といった自分自身の生くべき方向性を示してくれます。

日常社会の現実生活を意味しますので、地上面で現わされており、ビルでいえば各フロアのヨコ組の“鉄骨”に当たります。

ホロスコープでは、「出生地」から見た東側の地平線を延長した黄道上の1点「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)と、西側の地平線を延長した黄道上の1点「DES」(Desendant:ディセンダント=下降点)を結ぶラインが象わします。

「基本三数」また「数理法則」から「ASC=上昇点」や「DES=下降点」の本来の意味を知ることでリーディングが可能です。


【One Point】 地上において生きていくうえで日常生活のスタンスとなる現実面です。

生きる方向性といってもかまいません。生きていく“スタート地点”と“目標ターゲット”といった水平方向の“軸”が象わされています。




≪「実在軸」は天地をつなぐ≫

次は「実在軸」です。

“内心でどう感じ、何を想って無意識の霊性意識を伴なっているのか。また社会的にどのように言動し活動をしていくべきなのか”を象わす基本軸です。

家事や仕事などの働き方や、社会的な役割や本分また天命などが、この「実在軸」によって象わされています。

これまた、「基本三数」や「数理法則」によって解釈することで、正しくリーディングすることができます。

ホロスコープでは、自分の足元を地球の裏側にまで垂直に延長して交わる黄道上の1点「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点) と、自分の頭上を垂直に天空に延長した黄道上の1点「MC」(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)を結ぶ垂直のラインで象徴されます。

ビルで言えば、タテ組みの“鉄骨”に当たり、これによって高さが決まります。

また、家事を含めた仕事などの「対外的な活動」のみならず、外からは見えない地中の土台部分に匹敵する「深層の精神意識」の両分野が象わされています。


【One Point】 ホロスコープの基本軸の2つを「基本三数」から正しく理解すると“軸”が定まります。

また、判断基準が定まり、生き方を迷いにくくなります。ただし、「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)は誰であっても不可避です。






≪人類の叡智の真骨頂≫

何の話か見えてこないという方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

既存の“ホロスコープ占い”こと現代占星術にはない「基本三数」による現実に即した解釈のお話です。

信じられないかもしれませんが、「基本三数」によってホロスコープはすべて際限なく解釈できます。

書いている本人でさえ100%は分かっていると断言できない奥深さがあります。

「基本三数」は、宇宙この世界の根幹法則なので、現実の地上世界にも、本来の正しいホロスコープにも、共通して貫かれており、新基軸の実際的な解釈が可能です。

以前、西洋占星術を学んできて、それはそれで参考になりましたが、初学の頃はともかく、私事ですが、学ぶほど過去の陳腐とも思える主観的な象意解釈に飽き足らなくなりました。

そのため、お話は飛びますが、「基本三数」による新基軸の解釈は現実に根付いてご自分で象意を極めていけますので、実生活に役立てようとされておられる方に至極おすすめできる根幹法則です。

ホロスコープ(アストロロジー)というのは、知る人ぞ知る「人類の叡智」ゆえに、今後の社会と個人の発展に役立つ内容でのご提供を考えています。


【One Point】 現代日本にホロスコープを広めた故ルル・ラブア師は、その著書の中で「人類の叡智」と表現していました。

まさにそのとおりで、占星術でさえそうなので、「基本三数」による本来のアストロロジーによる現実解釈は、究極的な「人類の叡智」といえます。




≪現実空間とホロスコープ≫

お話を戻します。

基本軸の2つは、私たちが住む現実空間では、地上の“水平軸”と天地の“垂直軸”に相当します。

現実空間がそうなので、出生地から見た位置関係をそのまま写しとった本来の「ホロスコープ」(出生天球図)も同様です。

ご注意すべきは、便宜的にプログラミングされたホロスコープは除きます。

ホロスコープは宇宙と同じ「基本三数」から成り立っており、ご本人との共鳴関係を「宇宙波動エネルギー」を介して位置関係そのままに象意としてもたらしているためです。

4つの「基本点」(Angle=アングル)のうち、「ASC=上昇点⇔DES=下降点」によって象わされる「自分軸」と、「IC=北中点⇔MC=南中点」の垂直ラインによって象わされる「実在軸」は、傾くことなく直角90度が本来のホロスコープです。

であってこそ、気づきにくいかもしれませんが、現実とマッチして共鳴波動が働きます。


【One Point】 平たく申し上げますと、直感が働きやすく正しい解釈やリーディングが可能になります。

一方、ナナメったホロスコープの場合、気づきにくいのですが、微妙に解釈のズレが生じていても、感知しにくくなっていきます。




≪「アストロロジー」の真意≫

「占星術」を正しく英訳すると、“Astro Divination”(アストロ・デビネーション:天体占い、星占い)になります。

決して「アストロロジー」(Astrology)ではありません。

なぜなら、「-logy」(~ロジー)は“占い”とは対極のカテゴリーを意味するからです。

客観的な現実分野の学術などが「~ロジー」と呼ばれています。

「ロゴス」や「ロジック」など“論理”や“理法”で、日本で「アストロロジー」といえば“占星術”と誤訳されていますが、歴史的な経緯や海外の事情があって致し方のない側面はあります。

ですが、その根底にあるアストロロジックな理由は、双魚宮時代末期の“事実誤認”や“勘違い”といった現代占星術の象意とオーバーラップしてもたらされていることに気づいている方はいません。

ちなみに、「四大元素説」とともに古代ギリシャ時代に発祥した「古典アストロロジー」は“占い”ではなく、当時は最先端の学問で世界的に活用されていました。

ただし、16世紀に“疑似科学”とされたことで、学術としての立場を失います。

そのとき、「四大元素説」の理論は引き継いだまま古典アストロロジーと現代占星術の中間に位置する占い稼業“擬似アストロロジー”に転化したのが、ケプラー(1571-1630)らによる「古典占星学」です。


【One Point】 現代占星術は、正統な理論なき“ホロスコープ占い”で間違いありません。

どのように思われても、1846年の「海王星」の発見によってはじまった心霊系のアラン・レオによる秘境占星術が前身です。

※アストロロジーとは似て非なる別ものがその本体なのですが、知ってか知らずか、関係者は黙しているために一般の方が気づくことはありません。



【ホロスコープの“NEW HORIZON”】

●かつて、西洋占星術を探求していて“挫折”しました。

大ブームの中で混迷を深めていく占星術に「これはアカン!」と見切りをつけたのです。

“ホロスコープ占い”の現代占星術には数多(あまた)の“事実誤認”が認められていて、稀に指摘するマニアはいても、改善のきざしはなく放置状態でした。

それは現在も続いています。

後日、現実にマッチした納得のできるホロスコープ理論を自分で探究せざるをえなくなりました。

見出したのが「基本三数」です。

宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「星学」の開眼で、現在は通称「宝瓶宮占星学」と称しています。

第1章「啓蒙編」、第2章「技術編」と続き、並行して第3章「宇宙波動編」をご紹介しています。



※新リーディング・メニューのご案内

新リーディング・メニュー「基本軸の鑑定(自分軸と実在軸)」のご紹介です。

“本来の自分はどのような「基本軸」をもっていて、どう生べき天運なのか”をホロスコープ(出生天球図)からリーディングするものです。

ご自身に相応しい“生き方”や“ターゲット”、また“深層の精神意識”をはじめとした“プライベート”や“仕事”また“対外的な社会活動”などを水平軸と垂直軸とから、基本となる運勢をお届けいたします。

ハンドメイドのホロスコープ(PDF)付きで、料金は5,000円(税込)です。

ご自身の正しい「ホロスコープ」(出生天球図)を抑えておくためにも役立ちます。

鑑定は、読みやすいように行間を設定したHTMLメールで、1週間前後を目安にお届けいたします。


※「鑑定メニューのご案内」← 宝瓶宮占星学サイト









解説:No.828今週の運勢
2023.06.08
[太古神“艮の金神”]― 「時代のうねり」を乗りこなそう ―


冥王星と海王星が主役のアスペクト・パターンの複合



歴史や時代の転換点は、一般的に“大きな出来事”が起こったときに認識されます。

ですが、一部の人は、見えない変化や予兆や前兆を見抜いて準備をします。

「パレートの法則」ではありませんが、約20%の人が何かしらの予兆を感じ、そのうちさらに80%の人は感じても言動に至らず、結局は全体の約96%の人がスルーしていきます。

でも大丈夫というしかありません。

これまでのリーディング体験から申し上げますと「星のディレクション」によって、心性面も現実社会面も見えない予兆や変化も含めて、おおむね本質面を見抜くことができるからです。



≪太古神“艮の金神”の復活≫

今回の「今週の運勢」No.828に次のように書きました。

「天王星を除いて、アスペクト・パターンが複合した見たこともない強烈な“コングロマリット”のようなアスペクトの今週です」

この異常なアスペクトを前に、エネルギー宇宙と物理宇宙そして共鳴関係をみたリーディングが可能です。

エネルギー的には太古神“艮の金神”(うしとらのこんじん)の復活ともなるキックオフで、物理的には“核戦争”を象わすアスペクト・パターンの複合という通常の解釈を含め、トータルでは「エポック・メイキング」のキッカケを象わすものになっています。

これまでおよそ18年間にわたって毎週、ホロスコープを作成してきましたが、見たこともない特別な複合なアスペクトになっていて、時代が決定的に移り変わっていくことを知るべきものになっています。

その予兆や前兆が、常ならぬ「大きなうねり」として現われていく昨今です。


【One Point】 いずれも「深層の精神意識」にかかわり、見えない世界での予兆でもあって「信じられない!」というかたもいらっしゃるでしょう。

日本人の深層の大本(おおもと)の太古神こと“艮の金神”にもかかわる“日本的霊性”へのキックオフです。




≪冥王星の大十字=90度×4≫

ホロスコープ的には、次のようなアスペクト・パターンの複合です。

時代変化のリーディングですので、NULL(ヌル)のホロスコープからお届けしています。

ポイントは水瓶宮0度の「冥王星」です。

「冥王星」は、昨今の大十字(グランド・クロス=90度×4)にも大三角(グランド・トライン=120度×3)にも共通してポイントとなる一角を占めています。

ホロスコープの位置的にもそうですし、冥王星自体の象意的にもそうですし、また昨今の「深層の精神意識の変革」のデレクション的にも最重要です。

1か月ほど前の5月10日~6月2日(蟹宮24度~獅子宮6度)まで「火星」が「冥王星」と衝(オポジション=180度)をとっていて、5月30日からは蟹宮24度を通過した「金星」が加わり、獅子宮に入宮しました。

この「冥王星と火星→金星」の衝=180度に対して、牡牛宮3度の「木星」と2度の「ドラゴン・ヘッド」の合(コンジャクション=0度)、また蠍宮の「ドラゴン・テール」とが大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成している昨今です。



【One Point】 「冥王星」が絡んだ1か月以上に及ぶ大十字(グランドクロス=90度×4)です。

その一角が惑星ではなく、太陽の黄道と月の白道との「交点」(ノード、ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール)ゆえなのか、話題にはなっていないようです。




≪冥王星の大三角=120度×3≫

「火星」が一角を占めた期間の大十字=90度×4は、星々の象意からみて“核戦争”が起きておかしくないほど重要なものでした。

ただし“幸運”なことに、2つの星によって相応ながら抑制が効いていたのも事実です。

その一つは“ポテンシャル”(潜在力)の星で、もう一つは冷静に現実判断をもたらす星でした。

もし、この2つの星がなければ、核攻撃に踏み切っていてもおかしくない状態が象わされていたのです。

当サイトの「今週の運勢」では、相応ながら2つの星によるセーブをリーディングしていたこともあって、不要な混乱を避けるためにあえて触れませんでした。

この大十字=90度×4に複数の「アスペクト・パターン」が絡んで複合アスペクトを形成しています。

その最右翼となるアスペクト・パターンは、次の大三角(グランド・トライン=120度×3)で、水瓶宮0度の「冥王星」、双子宮に入宮する「水星」、天秤宮の影響圏にある乙女宮の「ケレス」です。



次に、この大三角=120度×3は、上述いたしました大十字=90度×4の1角を占める「金星」、そして「ケレス」と衝=180度の魚宮27度の「海王星」の2つを尻尾として大三角凧(トライン・カイト=120/120/60/60度)を形成しています。



さらに、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=120/60/120/60度)が、上述の「冥王星」や「海王星」と「ケレス」また「金星」とで形成されています。



加えて、魚宮の「土星」が「天王星&ドラゴンヘッド」と蠍宮の「ドラゴンテール」との衝=180度に、調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけている昨今です。


【One Point】 これらは個人的な心理面のみでも、社会的な出来事面のみでもなく、見えない世界を交えた予兆を含めてリーディングができます。

単純には「冥王星」や「海王星」がもたらしている「星のディレクション」が陰に陽に強まることになります。




≪社会に起こるおかしな出来事≫

当該複合アスペクトの社会的な出来事面の特徴は上述しました。

心性面を含めた「星のディレクション」から申し上げます。

主役の「冥王星」による「深層の精神意識の変革」のディレクションと、「海王星」の「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションのキックオフです。

大十字=90度×4によってお互いのスタンスや考え方の相違が際立ち、新たなスタートや新展開がもたらされます。

大三角=120度×3によって、良し悪しはともかく拍車がかかります。

トライン・カイトは、目標やターゲットとなって作用し、神秘十字による交錯や重層化が起こり、個人的にも社会的にも内実を含めて“うねり”となります。

見えない世界の宇宙波動エネルギー的には、個々人に留まらず日本的にも深層の精神意識がかかわり、エポック・メイキングがもたらされます。

約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代よりも前、太古日本の深層の精神意識“る日本的霊性”や太古神“艮の金神”の顕現だといえば分かる方には何となくでも首肯いただけるでしょうか。


【One Point】 抽象的になりますが、初代神武以前の“ニギハヤヒ”にかかわり、(宇宙)大自然を崇める太古神道“惟神”(かんながら)の神なき古代神こと“艮の金神”にかかわり、新時代の「友愛精神」(和、絆、民度)にかかわっていくものです。




≪新たな時代の扉が開かれていく≫

で、そんなわけの分からないお話はどうでもいいという方を含めて、実際的に申し上げますと、いろいろと個々人の意に沿わないことが起こります。

「いやだ!」といっても宇宙波動エネルギーにともなう「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)は時代を進めるものなので、仕方がありません。

上掲の複合アスペクトや「星のディレクション」を知って、ふさわしいご対処を見出していくことです。

上述の両ディレクションは始まったばかりで、20年前後続きます。

地震も最初の揺れがいちばん大きいので、まずは2025年内ほどまでの“時代のうねり”をサーフィンよろしく楽しんで乗り切りましょう。

「個人ディレクション」ですので、自己責任というか、最後のご判断は個々人が見出されていくことになります。


【One Point】 未来宇宙の戦いを描いた映画「スターウォーズ」でいうフォースの暗黒面、恐れや怒り、憎しみ、攻撃性といった暗い感情などのダークサイドの“うねり”に落ち込まず、ジェダイの騎士にでもなったつもりで愉しみ、方途を見出していけばいいんです。








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