どうなの? DJ SODA問題
2023.09.28
[セクハラタッチ] ― 日本ではありえない“行動” ―


ご判断は皆さまでご自由にされてください




興味はなかったのですが事実はどうなのか知りたいと思って、ホロスコープを出してみました。

“問題”となったシーンの現場の画像もあげておきます。

ご判断は、どちらのスタンスからみるかで、いろいろとあるので分かれますが、深層/真相はホラリー・ホロスコープから見えてきました。

“ミニ日韓問題”の一面が読み取れますので、軽い気持ちでのって“加害者”側にされないよう“民度”を保っておくことが必要なようです。



《 問題のあらまし 》

いろいろと噂のある「日本維新の会」の地元、大阪府の泉南市が入札によらず、毎年1億円もの随意契約をしている某会社が、泉南りんくう公園(SENNAN LONG PARK)で行なった10周年目のイベントでのことです。

開催3日目の出演者で、フォロワー数500万ともいわれる人気の「DJ SODA」(牡羊宮:ファン・ソヒ)なる女性に対して会場でセクハラ・タッチが起きた問題です。

SNSで発信したらしく、騒ぎが起きると突如、主催者側が犯人不特定のまま8月21日に刑事告発をして騒ぎが大きくなりました。

心当たりのある若い男性二人が警察に出頭し釈放されているものの、法的措置と同時に損害賠償請求も示唆していたことから、世間の風潮もふまえた今後の成り行きにも注目でしょう。

例えは悪いのですが、某国側が騒ぐ俗称“従軍慰安婦問題”や“徴用工問題”に似た匂いがしてきたことから、ますます賛否両論、自分の見解を述べる人も増えたようです。


【One Point】 それぞれに一理があるので事実はどうなのか、みてみようと思いました。

ただ、どうも東京都のコラボ問題に似た公金注入構造も根底にあるようで、事情は複雑です。ご判断は皆様に委ねるとして、ご参考にホロスコープと一連の画像を掲載いたします。




《 出演時のホロスコープ 》

3日目8月13日のイベントは朝10時のはじまりで、DJ SODAさんの出演は夕方5時~6時の1時間になっていました。

実際に問題が起きた正確な時間は分かりませんが、プログラム上はそうで時間は絞られてきますので、夕方5時40分でホロスコープを出しました。




【One Point】 夕方5時40分からASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)が「水瓶宮」に変わるためです。

「基本三数」による「ホラリー・リーディング」からみて、いったい事実はどうだったのか、重要なポイントとなる時間だからです。




《 “問題”のシーン画像 》

ホロスコープの解説とヒントは後述いたします。

次は、イベント会場でセクハラ・タッチ問題が起きたときの一連の流れの画像をご覧ください。

まずは、「DJブース」から。



※赤丸内がパフォーマンス中のDJ SODAさんです。





※「DJブース」から観衆との垣根を設けた平場の柵のところまで降りてきて、ファンとのハイタッチやスキンシップなどをはじめます。

なぜ、運営側がここに「はしご」を設けているのか不明ですが、一段登ってファンと密接したところで、問題のセクハラ・タッチが起きています。


【One Point】 柵内、ステージ側には複数のカメラマンや警備などスタッフがいます。

ですがDJ SODAさんを制止するスタッフは写っていません。

これがもし、昭和の80年代アイドルの時代だったら、観客席に引き込まれたり、ズタボロにされる案件で、ホロスコープからいえるのは、彼女にとって“ハイテンション”な時間帯になっていました。




《 解説とリーディングのヒント 》

上掲のホラリー・ホロスコープのリーディングのヒントとミニ解説です。

仕組まれた“セクハラ事件”か、それとも偶発的な“事故”(アクシデント)なのか。

「JAL123便墜落事故」に似た“位置関係”がみられることから、“未必の故意”や“突発的なアクシデント”による事件に近い事故だといえそうです。

なぜなら、「天王星」が“イベント(出来事)の深層/真相”にかかわっていて、牡羊宮生まれ(太陽)の“DJ SODA”を象徴する「火星」と三分(トライン=120度)をとっています。

なので、どちらが悪いかではありませんが、観客の行動はもちろん、トラブルの“起因”は間違いなく彼女にあることが象わされています。

また、「天王星」が位置する牡牛宮の共鳴星「金星」が、DES(Desendant:ディセンダント=下降点)「獅子宮」の共鳴星「太陽」と当該第7ハウス(室)において、ジャストの合(コンジャクション=0度)であることも、このイベント(出来事)のホロスコープの場合、類似の側面があることになります。

根因は、どちらか一方の問題(悪い)といった二者択一の安易な“○×”式ではなく、運営を含めた三者三様の問題です。

当該ホロスコープをみても、「太陽&金星」が「MC=南中点」と「IC=北中点&天王星」の軸となって、T矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成していることからも、立場や考えの相違が両者の間にあったことが分かります。


【One Point】 両者側に悪意はみられません。

「MC=南中点」と「IC=北中点&天王星」に、「冥王星」と「海王星」が2か所から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけていることもその一つです。




《 どこかで見た“構図” 》

DJパフォーマンス中は、ほぼ「冥王星」がASC=上昇点に合=0度で、感情が昂ぶっていた“ハイテンション”状態になっています。

また「海王星」がDES=下降点に三分=120度ですし、「月」がMC=南中点に三分=120度です。

上述から、“感情的なヒートアップ”と“サービス精神”さらには“感覚的な非現実性”といったエキサイト状態にあったことが読みとれます。

SNSに悪気なくアップしたことが、リツイートなど波紋を呼ぶことになります。

そこに主催者側への批判もあり、彼らも責任を回避しなければならず、犯人不特定のまま刑事告発に至ったようです。

ついでに、慰謝料なのか示談金なのか損害賠償請求をすることで、自分たちこそが“被害者”側であることを強調したいという“被害者ビジネス”ならぬ、どこかで見た“構図”が推測できます。

ホロスコープを読める方は、掲載画像もご参考にされて、ご自分なりにご判断をされていただければと存じます。


【One Point】 なぜ“セクハラ・タッチ”が起きたのかは、上掲の画像から容易に理解できます。

アーティストを含めてもいいのですが、人気スターやアイドルのコンサートなどでは避けるべきありえない「場面」(シーン)が、善意を含め意図するしないにかかわらず生じています。











「百田新党」(仮)ってどうよ
2023.09.04
[ホラリーで読む] ― 10月17日「立上げ」の予定 ―


緊急アップ/時間がわからない1か月半後のホラリーってあり?



まだ立ち上がっていませんが、9月1日の「あさ8」で発表があったようです。

売れっ子作家百田尚樹氏を党首に、ジャーナリストの有本香氏を幹事長に、真の保守を目指して「百田新党」(仮)を来月10月17日に立ち上げ結党するということです。

当日、旧ツイッターこと「X]にアカウントが開設されています。

すると、たちどころに真の保守政治を期待する人々などフォロワーが続出、半日で5万、40時間で12万5千、9月3日現在「共産党」の13万台を超え、14万直前の「れいわ」をも超えそうな勢いです。

時間が未定ですが10月17日のホラリー・チャートから、実際はどうなのか、リーディングしてみることにしました。



《 「百田新党(仮)」結党発表 》

2日前(執筆時点)の9月1日の「あさ8」での正式発表。

その後、「X」にアカウント「百田新党(仮)」が開設され次のようにツイートされました。

【 (前略) 10月17日に正式な結党発表(記者会見)と「結党の集い」を行ないます。詳細は改めて発表します 】

翌2日、今度は「百田尚樹」の個人アカウントで次のようにあおっています。

【 ★重大秘密告知★
(中略)
そこで!
フライングで党名を発表します!
「百田新党(仮)」のフォロワーが20万を超えたら、有本さんに内緒でこっそり発表します 】


【One Point】 この“あおりツイート”もあってか、フォロワーは爆増。

それだけ「百田新党(仮)」に期待している人も多いということでしょう。

でも、実際はどうなのか? ちょっと“ホラリ”ってみようと思いました。




《 来月17日のホラリー・チャート!? 》

「記者会見」の時間も、「結党の集い」の時間も分かりません。

なので、「太陽」をASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置におく、ソーラーチャートで前代未聞のホラリー・リーディングになります。

ご参考です。





【One Point】 動きの早い「月」は、当日、蠍宮14度から27度を24時間で移動します。

いくら何でも夜中には行ないませんので、朝8時~夕方6時の間だと、蠍宮18度~24度を移動する「月」になります。




《 アスペクト・パターンがいっぱい 》

17日、日中の蠍宮の「月」は、許容度数(オーブ)10度でみると、早朝ではギリギリながら魚宮25度の「海王星」と三分(トライン=120度)です。

さらに、天秤宮23度の太陽に上方矩(アッパースクエア=90度)の「蟹宮23度」とも三分=120度に位置する「月」で、大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しています。

当日、会場(現場)は一般大衆の人気も含めて“大盛況”が心象風景で象わされています。

「水星」と「ドラゴンテール」を交えて三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)の「太陽」は、山羊宮23度の「冥王星」を下方矩(ロウアー・スクエア=90度)としています。

また、「太陽」に、牡羊宮24度の「ドラゴンヘッド」が衝=180度です。

上述の大三角=120度×3の1角、「蟹宮23度」を交えれば大十字(グランドクロス=90度×4)です。

準備に追われ、対処すべき課題も多そうです。

一方、天秤宮の「水星」は乙女宮の「金星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)で、新党立ち上げは百田氏の“理想像”となっていることが分かります。

さらに「太陽」を頂点に、「天王星」と「海王星」を底辺とするYOD(ヨッド=150/150/60度)までも形成されています。


【One Point】 一般的なハウスシステムによるホラリー・ホロスコープではなく、ソーラーチャートです。

表わす分野が根本的に異なります。ですが「基本三数リーディング」のセオリーは変わりませんので、同じようにリーディングできます。






《 自民党“リベラル”偏向への憂い 》

カンタンに解説いたします。

太陽に下方矩=90度の「冥王星」は、現在の自民党“リベラル”偏向政治への深い憂慮が深層にあり、また「百田新党(仮)立ち上げ」の真相ともなっていることがリーディングできます。

「山羊宮」また共鳴星「土星」は“誤魔化すことのできない現実”や“組織”や“実務”(運営)、つまりここでは政治への深く強い情動が根底にあることが象わされ、“衝動”や“アクション”を象わす「火星」が、「土星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとっていることからも、確実にそうリーディングできます。

さらに「火星」は、百田氏らが“新党結成”の目的やターゲットを象わす「牡羊宮」の共鳴星ですので、ウラの意図はなく、純粋かつ単純に「新党結成」そのものが意図されたものになっています。


【One Point】 「快気御礼! スーパー講座」は、“基本三数ホラリー・リーディング講座”ともなっています。

スカイプご受講の方でも、ペーパーご受講の方でも、セオリーを当てはめられてみられれば、案外とカンタンに分かると存じます。




《 現実に落とし込めれるか 》

天秤宮の「水星」が、天秤宮の共鳴星「金星」と交歓(M.R.)で、天秤宮の「太陽」に合=0度なのも、百田氏の「新党結成」の“意志”にウラがないことを象わしています。

悪くいえば、単純で純粋です。

あ、「ホメ言葉」ですよ。

また、「太陽」が、百田氏の太陽サイン(宮)「魚宮」の共鳴星「海王星」と、新しい宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」を底辺の星として、YOD=150/150/60度の頂点となっているのも、やむにやまれず否応なく「新党結成」を企図したことが象わされています。

総合的に見て、“夢”や“ビジョン”また茫漠とした“膨張”が、良し悪しはともかく随所に読みとれますので、どこまで“深層/真相”にそいつつ「現実」に落とし込めるかが成否を決めます。


【One Point】 それさえうまくいけば、“ランニング・ホームラン”も期待できる大ヒットが象わされたホラリー・チャートになっています。

“夢”や“ビジョン”を現実化できるサポートがあれば、成功するチャートになっています。










Re.双魚宮時代の終末
2023.08.31
[天運の転換]― 日本/中国/韓国/米国 ―


“終末”に起きる新時代直前の暗闇と混乱



国内外が騒然とするロシア、バブル崩壊が表層化した中国、隠れた危機の北朝鮮、デフォルト(債務不履行)で破産危機の韓国。

これらの身近な国々は、韓国をグレーゾーンとして、いずれも20世紀に沸き起こった共産主義運動の“支配/被支配”の独裁強権体制の国家です。

なぜ今、これら元共産主義国が“国家消滅”の危機にあるのかとえば、共産主義をもたらした双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の終末にあるためです。

すでに双魚宮時代は1989年に人知れず終わり、その後の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも、あと2年余りで終了しようとしています。

根因は、新しい時代の運勢波動“共鳴関係論”に沿わない敵対思想を主軸とするためです。



《 20世紀の“変異天運”の終わり 》

“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代は、あと2年余りで完全終了します。

それゆえ無意識でもそのことを何気に感知した“支配権力”は、焦って世界に混乱を振りまいているのが昨今の世情です。

初めて当サイトにアクセスされて、「いったい何の話?」と思われる方は次のことをご承知ください。

古代ギリシャ時代の末期、約2,200年ほど前にはじまったのが“アストロロジカル・エイジ”でいう「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)です。

知る人ぞ知る「プラトン月」(グレート・マンス)の1つです。

約72年に1度ずつ太陽とは逆方向に黄道上を移動していく「春分点」が、約25,920年(計算値)をかけて1周する「プラトン年」(グレート・イヤー)を12等分したものが、プラトン月(グレート・マンス)で約2,160年(計算値)のスパンを持ちます。

そのBC2世紀(ヒッパルコス:BC170頃-BC120頃)以降の約2,160年間を「双魚宮時代」といいます。

双魚宮時代よりも、新たにはじまった「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい:Aquariun Age または Age of Aquarius)という言葉のほうが、ミュージカル「ヘアー」の劇中曲やアニメゲームなどでご存じの方も多いでしょう。


【One Point】 )かつて当サイトでは“占星学的な時代区分”と表現していました。

第3章「宇宙波動編」は実学となるため、「宝瓶星学」によって「アストロロジカル・エイジ」という表現に改めさせていただきました。







《 共産主義とスピリチュアリズム 》

お話は現代に移ります。

「海王星」の発見(1846)は、見えざる“宇宙波動”によって、双魚宮時代の末期の20世紀に大きな影響力を与えた2つのムーブメントをもたらしました。

「共産主義運動」と美称「近代スピリチュアリズム」です。

“物質経済中心”の前者と、根本にキリスト教信仰があり“霊界(天国)信仰”の後者は、まったくの正反対です。

なぜなら、双魚宮時代は「対立二元論」を歴史パラダイムとするため、その末期に当たって世界的な二元対立が表層化し、止揚/昇華/次元拡張(上昇)するためです。

その一方で、両者には「海王星」の象意に基づく共通点があることをご存じでしょうか。

「海王星」の古い象意“まだ見ぬ理想”です。


【One Point】 )海王星の発見から2年後、1848年の『共産党宣言』の出版と、同年の“ハイズビル事件”ことフォックス姉妹の「ポルタ―ガイスト現象」が両運動の発端です。

いずれも海王星の波動エネルギーと共鳴してもたらされました。



【ご参考:共通点は“まだ見ぬ理想”】

マルクスの思想は「理想的共産主義」でした。

労働者による誰もが平等といったうたい文句の“まだ見ぬ理想”「共産主義理想社会」が、階級闘争史観によって、確実に訪れると“信仰”に似た確信を持ち、また信奉者に植えつけたのです。

その一方で“近親憎悪”にも似て、宗教を完全否定しています。

一方、ポルタ―ガイスト現象による世界的な心霊ブームこと美称「近代スピリチュアリズム」も同様でした。

ラップによる死者からの応答に、“まだ見ぬ理想”「死後の天国世界」を確信し、世界的な降霊術など、心霊ブームの発端になったのです。

それらは現代にも、パワースポットやパワーストーンまた引き寄せの法則など今風にアレンジされて続いています。




《 「武力革命」への変貌 》

ご存じの方も多いと思いますが、今日に至る両者の経緯を簡単にご紹介しておきます。

「マルクスの“理想的”(観念的)な共産主義思想では生ぬるい! 政権は武力によってしか倒せない」とするレーニンの権力奪取の主義思想によって、ロシア武力共産革命が成功し「ソ連」が誕生すると、「マルクス・レーニン主義」へと変貌していきます。

事実、ソ連を筆頭に北朝鮮や中国、さらに一時は世界の半分以上が武力革命によって共産主義武力支配体制国家に変わりました。

日本は、20世紀後半に共産主義シンパの都政や知事が次々と誕生するなど、合法的革命一歩手前までいきました。

しかし、人知れず起きた“宝瓶宮時代のビッグバン”によって、1989年に双魚宮時代は終わります。

その象徴的な出来事が同年12月の米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」、すなわち世界的な対立二元論の終焉です。


【One Point】 )学校やマスコミで、歴史の根幹にアストロロジカル・エイジがあると取り上げられることはありません。

知らない人が多いのも事実です。

※宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶実学」は、“占い”ではなく、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」とそれに伴なう「宇宙波動エネルギー」から「実学」としてハッキリと認識しています。




《 双魚宮時代のリバイバル 》

いったんは終わったのが、双魚宮時代です。

ところが、発見後160数年経って、黄道(≒ホロスコープ)を1周した海王星は、発見時の位置に戻るとそのまま、自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」の影響圏から「魚宮」へと入宮し、トランシット(運行)しはじめました。

2009年以降の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション(運勢変化、時代変化)のはじまりです。

「東西冷戦の終結宣言」によって、アメリカの手前おとなしくしていたロシアと中国は、“世界覇権”にむけて蠢きはじめました。

“共産主義の亡霊”の復活です。

ロシアは中近東やウクライナに触手を伸ばし、中国は南シナ海はもちろん一帯一路によって世界を支配下に治めようと策動しだしたのです。

日本も例外ではなく、2009年に旧民主党政権が誕生すると、当時の鳩山首相は「これは革命です」と言ってのけたのです。


【One Point】 )ですが歴史は動きます。

今年2023年3月に海王星が魚宮25度を通過し、新たに「春分点」(牡羊宮)の影響圏に移ったことによって、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは一段落し、あと2年余り、2026年1月には完全終了します。




【ご参考:「深層の精神意識の変革」】

ありていに申し上げます。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わっていくと、約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代の完全終了です。

そのため、今日、双魚宮時代の終末現象が起きています。

海王星の古い象意に基づいた世界の“混乱”です。

私たちは惑わされずに、正しく宝瓶宮時代の波動エネルギーを培っていくことが、天運の継承には必要です。

日本は古来から“国体”が水瓶宮(宝瓶宮)によって象徴されていることもあって、継承が可能になっています。

国家的にも、組織的にも、また個人的にも、“善/悪”や“支配/被支配”の「対立二元論」を“必要悪”として、変異天運がもたらされていた時代は終わりました。

そのような考えはなくして、新時代への「深層の精神意識の変革」や「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)が必要な時代へと移行しています。



《 宇宙波動エネルギーと天運 》

ご理解またご納得いただけるかどうかは、皆さま次第でご自由なご判断です。

「宇宙波動エネルギー」に強制力はありませんが、時間(時代)の流れとともに変化し、天運をもたらし天運を奪い去ります。

共産主義運動や、その後の変形である専制国家や強権国家のままで、もはや天運が伴なうことはありません。

それゆえ、1989年以降、また悪あがきをしても旧体制を続ける以上、今年2023年3月以降、徐々に衰退していかざるをえないですが、昨今の「ロシア/中国/北朝鮮」またグレーゾーンながら“儒教的対立二元論”の「韓国」の現状がそれを物語るものになっています。

ポリコレと言われる過度なマイノリティー優遇の考えや、LGBTまたBLMなどもそうですが、方向性は一見、宝瓶宮時代的ですが、目的や意図は正反対に異なり、共産主義的な“権力闘争”をあおるものになっています。

ですが、双魚宮時代の終末とともに、化けの皮がはがされる運命です。


【One Point】 )何かのご参考にされていただければと存じます。

また、心霊ブーム(近代スピリチュアリズムのなか霊媒師マダム・ブラヴァッキーが率いる当時の神智学協会から広まったのが、皆さまご存じの現代占星術こと“ホロスコープ占い”のはじまりです。











無謀? ホラリー乙巳の変
2023.08.26
[時間不詳]― 首謀者/中臣鎌足の狙い ―


蘇我入鹿が弑逆されたのは大極殿ではなかった!



“ホラリー占星術”は「ホラリー」(時点、設時)の名のとおり、イベントが起きた瞬間のホロスコープからリーディングをします。

古代日本を大きくレジーム・チェンジさせた一大事件「乙巳の変」(いっしの へん)をリーディングしてみようと思いました。

『隋書』なども参考にすると、九州倭国は大陸の冊封下から離れて独立し、畿内の小国に自ら吸収合併されるカタチで、7世紀初頭に「統一大和」を形成させています。

そのとき、現在の「首相」に相当する「大臣」(おおおみ)として『日本書紀』に記される、事実上の最高権力者“蘇我大王家”の三代目が入鹿(いるか)で、「乙巳の変」というのは、中臣鎌子(なかとみの かまこ:藤原鎌足)と事件から約23年後に天智天皇となる中大兄(なかの おおえ)らに蘇我入鹿が弑逆(しいぎゃく)されたクーデター事件です。

その日付は『日本書紀』に記されているものの、肝心の時間が不明です。

それでもホラリー・リーディングは可能なのでしょうか?





《 初のソーラーチャートによるホラリー 》

「時間が分からない? それでホラリー・リーディング? バカを言うな!」

“ホラリー占星術”に詳しい方ほど、そうおっしゃるかもしれません。

一般に「時間」が分からなければホラリー・ホロスコープの作成も占断もできないのは常識だからです。

それでも、どうしても「乙巳の変」の真相を確認したいという想いがありました

そこで「快気謝恩!スーパー講座」(基本三数ホラリー・リーディング講座)のついでに「ホラリー・リーディング」をしてみることにしました。

「基本三数」理論を駆使すれば、「太陽」をASC=上昇点の位置におく「ソーラーチャート」から「基本三数リーディング」によって首謀者「中臣鎌子」(藤原鎌足)がなぜ乙巳の変を起こしたのかがみえてきます。

無謀と思われるかもしれませんが「基本三数」理論から可能です。


【One Point】 やってみるだけの価値があるのです。なぜなら、鎌足の子、天才藤原不比等(ふひと)が実質的に編纂を主導した『日本書紀』に記述される、父が起こした「乙巳の変」の記述に不審な点が散見できるからです。




【ご参考:皇極大王(女帝)は実在しない?】

夫、舒明天皇のあとを継いだのが皇極天皇(和風諡号:天豊財重日足姫天皇:あめ とよ たから いかし ひ たらし ひめの すめらみこと)です。

翌8世紀の淡海三船(おうみのみふね)は、『日本書紀』に記される和風諡号を歴代天皇の業績や人となりから、漢字2文字の漢風諡号に改めました。

皇極天皇は推古天皇につぐ歴史上2人めの女帝になります。

「天皇」という号は、当時はまだありませんので大王(女帝)です。

皇極大王(女帝)は初の「譲位」と、斉明大王(女帝)として「重祚」をしていますが、そのわりには業績や人となりが見えません。

一方、重祚後の斉明大王は、土木工事が大好きで、人々から“たわむれ心の溝工事”と謗(そし)られています。

同一人物であるはずなのですが、キャラが違いすぎます。




《 「乙巳の変」のソーラーチャート 》

下図が、古代日本を大きく変えた歴史的大事件「乙巳の変」のソーラーチャートです。




【One Point】 「乙巳の変」が起きたのは、実在が疑われる皇極天皇(こうぎょく てんのう)の御世です。“皇極”という漢風諡号は、約100年後に付けられたもので、“最後の大王(天皇)”といった意味解釈ができます。




【ご参考:蘇我氏は“三代大王”だった】

7世紀初頭に「統一大和」が成立した直後、実権を握っていたのは、『日本書紀』に天皇を輔弼する大臣(おおおみ)と記されている蘇我馬子(そがの うまこ)です。

ただし、そのような事実は万世一系を旨とする『日本書紀』には書けません。

そのため、倭の女王「卑弥呼」を共立して“和”がもたらされた故事にならって、統一大和に際して立てられた「推古女帝」を初の女性天皇として描き、実力者蘇我馬子の業績は、通称「聖徳太子」を創作して摂政として描いたようです。

九州倭国が自ら畿内国に吸収合併されるかたちで、統一大和を成立させたため、初期の事実上の大王(おおきみ)は、九州倭国を出自とする“よそ者”「蘇我氏」だったわけです。

その三代目が入鹿です。

元畿内国の人間にとっては面白いわけがなく、蘇我氏を滅ぼして、政権奪取を謀ったのが「乙巳の変」です。

そんなことは神代(かみよ)の昔から独立国家「統一大和」で「万世一系」だったとする『日本書紀』に書けるはずもありません。

天武天皇の発案による『日本書紀』の意図からしても、早急に国家の体制を整える必要があった編纂当時の国内外の情況からは、藤原不比等のシナリオは正解でした。

ちなみに、統一大和の初代大王「蘇我馬子」の代わりが推古女帝で、三代目大王「入鹿」の代わりが皇極女帝を創作して「乙巳の変」を作文したとすれば、すべての辻褄が合います。




《 『日本書紀』に記される乙巳の変 》

『日本書紀』に、「乙巳の変」は次のように記されています。

●『日本書紀』「皇極天皇紀」より抜粋

6月8日、中大兄は(中略)ついに入鹿を斬ろうという謀(はかりごと)を述べた。
12日、天皇は大極殿にお出ましになった。
古人大兄(ふるひとの おおえ)が傍に侍した。
中臣鎌子連(なかとみの かまこの むらじ:鎌足)は、蘇我入鹿臣の人となりが疑い深くて、昼夜剣を帯びていたのを知っていたので、俳優(わざひと)に教えてだまし剣を解かせた。
(中略)

中大兄は自ら長槍をとって大極殿の脇に隠れた。[注:脇って?]
中臣鎌子連は弓矢をもって護衛した。
(中略)

中大兄は小麻呂らが入鹿の威勢に恐れたじろいでいるのを見て、「ヤア」と掛声もろとも小麻呂らとともに、おどりだし、剣で入鹿の頭から肩にかけて斬りつけた。
[注:長槍ではなかったんだ]
(中略)

入鹿は御座の下に転落し、頭を振って、「日嗣(ひつぎ)の位においでになるのは天子である。私にいったい何の罪があるのか。そのわけをいえ」と言った。
[注:日嗣=天皇のお立場を敬って言う辞。
それはそうと、なぜ、当たり前のことをここで入鹿に言わせる必要が…?]
(中略)

天皇は立って殿舎の中に入られた。
佐伯連小麻呂・稚犬養連網田は入鹿臣を斬った。
[注:ふつう天皇直属の臣下をその目前で許可なく斬殺することはない]


【One Point】 本当っぽく描写されていますが、随所に違和感があります。入鹿の「首塚」は“大極殿”があったとされる「飛鳥板蓋宮」から600mも離れた飛鳥寺の近くです。当時、大極殿がすでにあったのかどうか不明です。




《 ホラリー・チャートのポイント解説 》
上掲の「ホラリー・チャート」のポイント解説です。

細かな部分を除いて、ポイントは次の3点です。

【ポイント1:入鹿の不徳】
弑逆された蘇我入鹿は、最高権力者の地位にあり、実力者だったことが「土星&冥王星&ドラゴンヘッド」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)などからリーディングできます。
「太陽」に「火星」が衝(オポジション=180度)で、火星がこの三重合=0/0/0度を下三分(ロウアートライン=120度)としていることは、「売り家と唐様で書く三代目」ではありませんが、『日本書紀』の記述とほぼ同じで入鹿の権力と傲慢さを象わしワンマンまた横暴さのある三代目だったようです。

【ポイント2:中臣一族の危機】
首謀者、のちの藤原鎌足こと中臣鎌子は、そんな入鹿に中臣一族の危機を感じ、国や一族を守るために「乙巳の変」を策謀しました。
蟹宮の「太陽&金星」の合(コンジャクション=0度)、また「金星」は運命的なアスペクト・パターンYOD(ヨッド=150/150/60度)の頂点になっていて、その底辺の「木星」と「天王星」が交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)をとっており、なおかつ天王星もまたYOD=150/150/60度の頂点といった複合パターン、さらにMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)の上三分(アッパー・トライン=120度)が「天王星」であることからも、革命すなわちクーデターであったことを象わしています。
九州倭国に奪われた機内国大和の政権を奪取するためにも、また中臣一族防衛のためにも、中大兄らをたきつけ、やむをえず「乙巳の変」を策謀したことがリーディングできます。


【One Point】 ハウスシステムによる通常の「ホラリー・ホロスコープ」が何をメインに意味し、「太陽」による「ソーラーチャート」が何を意味するのか。「基本三数」から違いが分かっていれば、ホラリー・チャートは相応に可能です。




《 捏造される運命の「乙巳の変 》

最後に、3つめのポイントです。

【ポイント3:事件の現場は大極殿ではない】
『日本書紀』では蘇我入鹿大臣を弑逆した場所は“大極殿”に設定されています。
ですが、上掲のホラリー・チャートをみるかぎり、そのような兆候すらありません。
実際は「本能寺の変」のように護衛の少ない蘇我入鹿を、軍隊をもって襲撃し戦いの末に殺害した軍事クーデターであったことが読みとれます。
「太陽」に衝=180度の山羊宮の「火星」になっており、太陽の上方矩(アッパースクエア=90度)が「火星」の共鳴サイン(宮)「牡羊宮」19度となっていることからもそういえます。
事件現場は“軍事組織”(軍隊)が示唆されており、建物の中ではなく外であることからも、太極殿ではなく「首塚」の近辺のようです。

結局、「乙巳の変」は、統一大和の成立に多大な功績のあった蘇我氏を悪者に仕立てて、畿内政権の奪取と入鹿の横暴から一族を守るための軍隊による“クーデター”だったことが象わされています。


【One Point】 上掲のホラリーチャートからは、乙巳の変の真相は“事実誤認”され“誤解”されるものになっています。そのため、史実が明らかになることはありません。策謀によって迷宮入りとなることが象わされていることからも、『日本書紀』による「乙巳の変」は捏造です。











木原副官房長官を読む
2023.08.07
[運勢頼み]― 「策士策に溺れる」にご注意を ―


“イケイケどんどん”のソーラーチャートが意味するもの



あまり気が進まないのですが、話題の木原副官房長官のホロスコープ(出生天球図)をみてみようと思い立ちました。

出生時間が分かりませんので、例によって便利な「ソーラーチャート」によるリーディングです。

“総理官邸を動かしている”ということから、さぞ特徴のあるホロスコープかと思いきや、期待外れで、運勢頼みといえるソーラーチャートでした。

昨今は、社会的な地位が上がる“立身出世”の運勢期にあるものの、中身が伴わなければ“誤魔化すことのできない現実”が露呈していく時期でした。



《 木原氏のソーラーチャート 》

下図が出生時の「太陽」を始点とした木原氏のソーラーチャートです。



トランプ元大統領や習近平主席と同じ双子宮生まれ(太陽)だったとは…。

ただ、どこにでもありそうなホロスコープ(出生天球図)で、以下、簡単にポイントのみリーディングをお届けいたします。

【One Point】 “イケイケどんどん”のホロスコープです。

運勢が良いときには、ご自身の妄想絡みどおりにどんどんと事が運びやすいのですが、運勢が低下し、内面性が伴なっていないと、“策士策に溺れる”の例えどおりになりかねません。




《 人徳さえあればいい人です 》

主なポイントは、次の3点です。

1、「太陽と木星」「月と海王星」「水星と冥王星」の三分(トライン=120度)。

2、「太陽」に「冥王星」、「月」に「木星」、「火星」に「天王星」がそれぞれ下方矩(ロウアー・スクエア=90度)。

3、「太陽」を軸に「ドラゴンヘッド&ドラゴンテール」のT矩(Tスクエア=90/90/180度)、ならびに共鳴リーディングによって「金星」を軸に「ケレス」と「木星」を交えたT矩=90/90/180度があります。

吉凶や良し悪しは関係がなく、人徳を含め、活かせるか活かせないかが重要です。

当たり前ですが、“人徳”さえあれば“情動”も深く、いい人なんですよね。


【One Point】 もう一つ書いておきます。

蟹宮の「月(朝6時半頃までの生まれの場合)/金星/火星」で、火星を除いて第2ハウス(室)に位置します。

どちらかといえば補佐役タイプです。

ただし、「獅子宮」の象意を伴なった「月」なので、どうしても“中心志向”が出てきます。




《 正反対の海王星と土星のディレクション 》

「冥王星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとる「水星」は、許容度数(オーブ)6度のギリギリながら「土星」と合(コンジャクション=0度)です。

この秀逸なところは、「太陽」に下方矩=90度の「冥王星」を持たれることから情動が強く深いのですが、知に働き過ぎたり“論理”や“知性”に優れていることから、裏切らない補佐役や参謀タイプになれる策士の側面が強いことを象わします。

すでにピークは過ぎましたが、2015年~アバウトで今年2023年まで、約9年間は例えば中国の一帯一路のように、“大望”(見果てぬ夢“理想”)を抱いてまい進する人生期になっています。

また昨年2021年3月以降は、トランシットの土星によって、逆に現実への着地が可能な「星のディレクション」(運勢変化)を受けていた時期でしたし、今年2023年は“社会的な地位向上”が可能な立身出世の運勢期にありました。

ただし当該ディレクションは、内実が伴わないと誤魔化すことなく現実が露呈されてしまうことが起こります。

なぜなら、土星は“誤魔化すことのできない現実”を象わすためです。


【One Point】 当サイトでは、太陽と月のみ許容度数(オーブ)10度をとり、それ以外はマイナー・アスペクトを除いて、6度を標準としています。

実際には、当該ホロスコープの共鳴関係を加味して微調整します。




《 ご参考:星のディレクション 》

下図は、上掲の木原氏の「ソーラーチャート」に昨今の「星のディレクション」(運勢変化:アスペクト)をご参考に記したものです。



ソーラーチャートなので、出生時の「太陽」とのアスペクトです。

これによって“運勢頼み”といえる木原氏に、昨今、働いている「星のディレクション」(運勢変化)を知ることができます。


【One Point】 「太陽」のほかに代表的なディレクション・ポイントに「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)があります。

ですが、出生時間が不明なので確定できず今回は割愛させていただきました。




《 “大望”(幻想)と“立身出世” 》

トランシットの「海王星」は、今年2023年前半の一時期を除いて、木原氏の出生時の「太陽」に2015年以来の上方矩(アッパースクエア=90度)を投げかけています。

もともと、出生時の「月」と「海王星」の三分=120度を生まれ持つ木原氏は、気づくと気づかないとにかかわず、当該ディレクションによって人並み以上に“大望”(幻想)を抱く人生期にありました。

どこまで実現可能かは、彼の“現実”次第ですが、優れた「知性」と強い「情動」とによって活動の“原動力”となります。

“大望”(幻想)が現実化しやすかったのが、トランシットの「土星」の上三分=120度のディレクションを受けた期間で、一昨年2021年3月からでした。

引き続き“社会的な地位向上”がもたらされる、その後の上方矩=90度のディレクションにつながっていきますが、“誤魔化すことのできない現実”を象わす土星はシビアなので木原氏の“実体”が問われていくことになります。

現在、ネットで話題の「木原妻の元夫“不審死”」にまつわる大問題がそうです。

さらにこの8月は、トランシットの「水星&火星」が彼の出生時の「太陽」に下方矩=90度をとり、また「ケレス」が下三分(ロウアートライン=120度)をとっていくために、パワー・ダウンを余儀なくされるでしょう。


【One Point】 彼には、他人には計り知れない“情動”の強さと深さがあります。

“情けは他人のためならず”も起こりえますが、計算知(打算)に走りがちな彼の知性は逆に、“策士策に溺れる”といった方向に働きかねないのでご注意も必要です。











木原妻の元夫“不審死”を読む
2023.07.20
[新ホラリー占星学] ― イベントの時刻が未確定 ―


ホラリー・ホロスコープからイベントの時刻を絞り込む



話題の木原官房副長官の奥様の元ご主人が12年前の2006年に“不審死”した件がネットで話題沸騰しています。

1か月ほど前の「週刊文春」のスクープに端を発した話題ですが、不思議なことにオールド・メディアは現在まで取り上げようとしませんでした。

7月20日に遺族の涙の記者会見があって、現時点ではサンケイがようやく記事にしたようです。

一報に接した数週間前の時点で、本当はどうなのか、実状をリーディングしてみようと思ったのですが、調べてみても時刻が分かりませんでした。

しかし、これだけネットで話題になっていますので、推定できる範囲内でご参考に見てみることにしました。



≪当該ホラリー・ホロスコープ≫

「週刊文春」の記事では「2006年4月10日の未明」の出来事です。

深夜3時ごろに、木原氏の奥様X子さんの元夫安田種雄さん(享年28歳)に貸していた車「ハイエース」を取りに来た安田さんの父親によって、血まみれで倒れているのが発見され、妻のX子さんと子供は隣の部屋で寝ていたということです。

以上から深夜0時の前後~3時頃までの“イベント”(出来事)に絞られます。

正確な時刻は確定できませんので、まずは当日深夜0時のホラリー・ホロスコープを出してみました。



占いではない「基本三数」から申し上げますと、“イベント(出来事)の発端(意志)”を象わす「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)は、上掲のホロスコープでは、山羊宮こと「第10サイン(宮)」です。

ASC=上昇点が次の水瓶宮こと「第11サイン(宮)」に移るのは1時10分頃です。

【One Point】 参考に、ASC=上昇点「水瓶宮」の時刻のホロスコープを見てみましたが、迫力がなく、イベントの割には重要な4つのポイントへのアスペクトが弱いのです。

上掲の深夜0時のホロスコープのほうが、圧倒的にイベントが起きた可能性は高いものになっています。



【ご参考:当該“イベント”のあらまし】 

当該ホラリー・ホロスコープのイベント(出来事)のあらましです。

正確な時間は不明です。

木原誠二さんの奥様(X子さん)は、当該イベントで亡くなられた故安田種雄さんと2001年に結婚しました。

亡くなる半年ほど前に、安田種雄さんの友人Yさんと親密になり、子供2人を連れて家を出ます。

亡くなった前日の4月9日に安田種雄さんは、妻X子さんを家に連れ戻しました。

種雄さんは「離婚届」を書いたと、遺体発見者であり、本日7月20日に涙ながらの記者会見をしたお父さんに電話で話したそうです。

電話から数時間後、お父さんは種雄さんに貸していた車を返してもらおうと自宅に行くと首を切られ倒れていた息子さんを発見します。

警察は、種雄さんの体内から致死量の覚せい剤が検出されたことから「自殺」と見立てましたが、家族が納得していないことを考慮して“未解決事件”となっていたようです。



≪0時20分以前に発生≫

もう一つ、「基本三数」からみてイベントの“深層”を象わす「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)をみると、「牡羊宮」24度で、こちらは0時20分頃に「牡牛宮」に変わります。

そうなると、やはり当該イベントの情況に合致しにくくなりますので、IC=北中点「牡羊宮」の時間の出来事のようです。

理由を簡単に申し述べておきますと次のとおりです。

1、
イベントの“深層”を象わすIC=北中点が「牡羊宮」の場合、そこに“闘争性”や“攻撃性”また“衝動”などがベースにあったことになります。

また、「牡羊宮」の共鳴星は「火星」なので、これは首から肺にまで達していたという“凶器”(ナイフ)を象わしますのでビンゴ!です。

ここでの最大のポイントは、当該ホラリー・ホロスコープにおいて、イベントがターゲットとする“被害者”などを象わす「DES」(Desendant:ディセンダント=下降点)近くに「火星」があって、“凶器”によるイベントまたターゲットとのかかわりが明示されていることです。

2、
一方、もしIC=北中点が「牡牛宮」の場合、“忍耐強さ”や“穏やかさ”がベースになり、当該イベントにマッチしません。

「牡牛宮」の共鳴星は「金星」で、金星は魚宮に位置し、「牡牛宮」の共鳴ハウス(室)「第2ハウス(室)」にあり、自損にせよ事故にせよ事件にせよ“狂気”が見えないのです。


【One Point】 重要なのは、「金星」はいずれの時刻においても「月」と衝(オポジション=180度)ということです。

第8ハウス(室)の「月」で、第8ハウス(室)の共鳴星「冥王星」と「火星」も衝=180度であることから“痴情のもつれ”で間違いありません。



【ご参考:書けない内容も多々あります】

掲載したホラリー・ホロスコープからリーディングできる内容は多々あります。

ですが、全部はご紹介できません。

解説を交えてこのまま掲載していくと、膨大になるためです。

何より、法的に“事件”を断定されたわけではありませんので、どうしても先走りして書くことはできません。

本文に書けるのは示唆となる一部のみなのでご了承いただきたく存じます。



≪“妻”を象わす「月」が語るもの≫

さらに重要なアスペクトがあります。

「金星」は、イベントのターゲットを象わす「DES」=下降点に上三分(アッパー・トライン=120度)のアスペクトをとっていて、スムーズに関連しています。

確定的ですね。

“浮気”など“痴情のもつれ”によるイベント(出来事)です。

しかも、なんと「金星」は、「土星」と「ドラゴンテール」を底辺とする特異なアスペクト・パターンのYOD=150/150/60度の頂点になっています。

もう一つは、その「土星」もまた「ASC=上昇点」と「金星」を底辺とするYOD=150/150/60度の頂点になっていて、避けがたく必然的に起きたイベント(出来事)だったことが象わされています。

少し謎解きのヒントです。

「月」は家庭においては“妻”などを象わし、その「月」が衝=180度をとっている“情愛”や当該ホロスコープでは“痴情のもつれ”にかかわる「金星」は、許容度数(オーブ)ギリギリながら“凶器”を象わす「火星」や“ターゲット”を象わす「DES=下降点」に上三分=120度をとってスムーズに関わっていることが状況を見事に象わしています。


【One Point】 詳しい時刻が分かりませんので、断定は避けざるをえません。

また夫婦関係では“妻”一般的には“感情”などを象わす「月」は、イベントの“意志”を象わす「ASC=上昇点」にも上三分=120度をとってスムーズに関わっています。




要点:「基本三数」の仕組み概説≫

「基本三数」による新ホラリー・リーディングのノウハウを少し解説しておきます。

「基本三数」の「1数=時間」は“意志”を原意とし、ホラリー・ホロスコープでは「ASC=上昇点」が象徴します。

「2数=空間」は“実体”を原意とし、「3数=人間」は“関係”や“作用”を原意とします。

詳細は講座などでご確認ください。

そのため宇宙この世界は、「1数」「2数」「3数」の一体不可分な「基本三数」を“光の三原色”などに見られるように根幹法則として成り立っているという事実があります。

「時間」の推移に伴なう「空間」の変化や「人間(関係性)」によって、さまざまなイベント(出来事)が生じ、宇宙的(運命的)にもたらされているのです。

この「基本三数」を知っておくことで、宇宙この世界の事実も、また“宇宙数理模式図”である本来のホロスコープもみえてきます。

そこにおいて、世界に2つと同じものがない位置関係(アスペクト)を「基本三数」から正しく解釈しリーディングしていけば“宇宙の意図”が見えてくる寸法になっています。


【One Point】 重要な事実は、ホロスコープに強制力はないということです。

最終的にはその方向に流れて抗しがたいのですが、基本は「基本三数」に伴なう時空を超越した「宇宙波動エネルギー」との共鳴関係によってイベントは相応にもたらされます。




≪ホラリーとネイタルの共通性≫

その瞬間、その場所、そのイベントを“宇宙数理模式図”から「基本三数」の適用によってリーディングする「新ホラリー・アストロロジー」は占いではなく「実学」です。

信じられないかもしれません。

受け入れられないかもしれません。

皆さまのご自由ですが知っておいて損はありません。

何にでもベースとなる多少の知識や、慣れ、またコツといった経験は必要ですが、シンプルさに驚かれ奥深さに気づくでしょう。

ちなみに、ホラリー・リーディングは基礎のリーディングなので、イベントを「個人の出生」に置き換えると、そのままネイタル・ホロスコープのリーディングに転用できます。

「基本三数」を伴なった人間個人そのもののリーディングですので、解釈の仕方は少し異なってきます。

人間は「宇宙波動エネルギー」の受容体となる“深層の精神意識”(霊性、潜在意識、深層心理)を併せ持つゆえです。


【One Point】 7月18日新月から正式にはじまった第3章「宇宙波動編」は、通称「宝瓶宮占星学」第2章「実技編」と並行して展開してまいります。

どちらにウエイトをおいてもいいのですが、宝瓶星学は前人未到ゆえ、ホロスコープ・リーディングに特化するなら「宝瓶宮占星学」でしょう。









突如反転-プリゴジンの乱
2023.07.07
[ワグネル] ― クーデター中止のワケを読む ―


進軍中止のホラリーとプリゴジンのネイタルとの共通点



驚愕のニュースが先月6月22日に飛び込んできました。

「ロシアの崩壊か?」といった論調で、大概はウクライナと戦闘中の民間傭兵部隊「ワグネル」を率いるプリゴジン氏がプーチン大統領に“反旗”をひるがえして、モスクワを目指して進軍しておりロシアが分裂しているといった内容です。

一報に接して、戦争中のありえざる“反乱”に「何をバカな!」と思いました。

翌23日(土)になって、モスクワへ約200キロメートルまで迫ったところで、突如、プリゴジン氏のワグネル部隊は進軍を停止。

「引き返している」との報道が流れ、大騒がせとなった国家反逆への大乱は1日で中止に至り、マスコミではその理由が不明という状況でした。



≪ターゲットは報道どおり軍部トップ≫

ロシア正規軍は、昨年2022年、ウクライナへの侵攻に及んだものの戦闘意欲はうすいように思われます。

これに対して「プーチンの料理人」といわれたプリゴジン氏が率いるビジネス傭兵部隊「ワグネル」の活躍は、一定の評価を得てきました。

ただし、世界各国がロシアへの経済制裁を続けていることから、長引く戦闘に弾薬や物資など兵站(へいたん)の不足が深刻なようです。

ロシアの正規軍は知りませんが、前線に立つ傭兵部隊「ワグネル」への補給が滞りがちなようで、戦死者が増えると補償も大きくなるためプリゴジン氏は、ロシア国防省の大臣ショイグに怒り心頭だったと伝えられています。

事実、今回の「プリゴジンの乱」のターゲットは、下掲の「ホラリー・ホロスコープ」を読むと軍事関係で、国防大臣をはじめロシア軍のトップだったことが象わされています。

では、なぜクーデター勃発のニュースからわずか24時間後の翌日、23日土曜日の夜になって進軍を中止し、引き返したのでしょうか。

ネットやマスコミでも分からず、理由が不明なのでホロスコープから出してみようと思いました。


【One Point】 のちのニュースでは、ベラルーシのフルシェンコ大統領が仲介に乗り出し、身の安全を保障してプリゴジンを説得したという報道がなされています。

表向きはそうであっても、水面下の本当のお話ではありません。




≪ホラリーは“設時”を意味する≫

戦闘中だったウクライナの東方から、モスクワへ向けて約1,000キロ近くも進軍し、地域住民から英雄のように歓迎されるワグネルやプリゴジン氏の映像が流れていました。

ところが、モスクワまで約200キロメートルまで迫りながら、急遽、進軍をやめ、反転して引き返しはじめたのです。

「なぜ?」と理由が気になってホロスコープから確認しようと思いましたが、反転した「時間」が分かりません。

「ホラリー・ホロスコープ」は、その名のとおり「その時間において」といった“設時天球図”(by 宝瓶宮占星学)なので、イベントが起きた時間が分からなければお手上げです。

ところが、ひょんなことから夜8時半頃だと分かりました。

それならあとは簡単です。

「ホラリー・ホロスコープ」を作成して、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」を当てはめて解釈していけば理由はもちろんのこと、深層が見えてきます。





【One Point】 西洋占星術では用いられませんが、現実に基づいた「基本三数」はホロスコープの卓越した根本理論です。

宇宙この世界もホロスコープも「基本三数」から成り立っているため当然で、隠された“深層”を明らかにできます。




≪反転時のホラリー・ホロスコープ≫

下図はワグネルが反転したときのホラリー・ホロスコープです。

「時間」は6月23日20時半頃、「場所」はモスクワの南約200キロメートルのトゥーラ州、イベントこと「関係や作用」は、ワグネル軍の進軍停止(反転)です。



上掲のホロスコープを見ても「意味不明!」というのがふつうですし、「そんなもので世の中の出来事などが読めるはずがない!」という古い物理科学の発想による観念的な方が大半です。

また、既存の占術師の中にも「基本三数? 新ホラリー占星学? ワケ分からん!」と古い“占い”の観点から抜け出れない方も多いのです。


【One Point】 もはや旧態依然の物理科学オンリーでも、心理に偏した神秘占星術(秘境占星術)でも、現実からズレていく時代です。

量子論のように「波であり粒である」といった超越的な実際解釈が必要です。




≪プーチン親分との心の絆≫

「ホラリー・ホロスコープから事件や事故をはじめ、地上の出来事の深層が分かる」などというとまゆつばものに思われるでしょう。

ですが「基本三数」を知れば、実在の宇宙に根差していて、時空を超越した働きが実在する以上、「なるほど、そうだったのね!」とご納得せざるをえないのです。

主観的な解釈の“ホロスコープ占い”ではなく、見えざる世界を含めた実在の「クオリアル宇宙」に基づいた本質的なリーディングを行なうべき宝瓶宮時代です。

プリゴジン氏は、1961年6月1日の双子宮生まれ(太陽)です。

彼のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)と、上掲のホラリー・ホロスコープ(事件事故天球図、設時天球図)には共通点があり、そこに進軍中止と反転の深層が見事に象わされていました。

予定分量の残りが少ないので、結論のみを書きます。

“親分”プーチン大統領への反乱ではなく、ショイグ国防相への激怒であることに間違いはなく、むしろ“プーチン親分”との“心の絆”を確認できて鉾を収めたものです。


【One Point】 「何を言ってるの?」と首肯いただけないかもしれません。

プリゴジン氏は見かけとは異なり、プーチンと“親分子分”といった深い情動に根差し、裏切られれば激怒しますが、情愛や理解を確認できれば鉾を納めます。

それがフルシェンコの仲介によって確認できたのです。




≪想像以上の義兄弟の絆≫

プリゴジン氏は、なぜ「プーチンの料理人」と呼ばれていたのでしょうか?

いつ毒をもられるか分からないロシアで、用心深いプーチンが「料理」を任せられるほどビジネス絡みとはいえ信頼していたプリゴジン氏だったからです。

それゆえロシアの危機に立ち上がり、ウクライナでの戦闘に加わったものの、満足に武器弾薬を供給しないモスクワに反旗をひるがえしたものの“親分”プーチン大統領の意向ではないことが確認できたようです。

信じがたいと存じますが『イワンのばか』(ロシア民話:トルストイ)を生んだロシアでもあり、男どうし友情の深いベロキスを行なうほどのお国柄でもあり、プーチンとプリゴジンは信頼の絆で結ばれていたということです。

事実「天秤宮生まれ」(太陽)のプーチンですが「蠍宮」が上昇宮であり、プリゴジンは「双子宮生まれ」(太陽)ながら「蠍宮」に通じる強い情動や連帯の絆を心の奥底に持っています。

皆さまご存じの『三国志演義』になぞらえれば、“桃園の誓い”ともいえる義兄弟の絆で結ばれ、それによってクーデターを未遂に終わらせたものです。


【One Point】 未遂に終わらせても、“誤解”とはいえクーデターを起こした以上、プーチンがプリゴジンを許すかは分かりません。

そんなことは百も承知のプリゴジン氏で、それでも鉾を収めた“親分に従う子分”のような関係性があったようです。









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