『日本書紀』の封印を解く
2024.01.31
[建国記念の日特別編3:古代史解明13] ― 饒速日命と瀬織津姫 ―
◆ 魚宮の日本的霊性と水瓶宮の“和”の精神の発動
かつて連載した「日本の原点」(2013-2016)シリーズでも触れておきました。
古代オリエント(古代イスラエル)の影響が古代日本に3度あります。
そのうえで、統一大和が成立した6世紀末は緊迫度を増してきた東アジア情勢に対応するため、早急に国家体制を整える必要がありました。
われ知らずとも「日本書紀史観」を信じ込んでおられ方は信じられないと存じますが、大陸の冊封下にあった九州倭国は、倭の五王の半島の支配権を認めてもらえず、結局、畿内国との合併によって冊封下から離れ、6世紀末に独立統一国家「大倭」(おおやまと)を建国します。
しかし、7世紀の紆余曲折を経て、九州倭国は排除され、万世一系を記した『日本書紀』の完成とともに新たに天皇のもとに「大和」として、「水瓶宮」に象徴される“和”の国体による統一国家を築いていきます。
《 つくられた日本書紀史観 》
“紀元前660年辛酉の年、初代「神武天皇」のご即位にはじまる万世一系”の日本書紀史観は額面どおりではなく創作神話です。
ただし、『日本書紀』が編纂されたした当時の国内外事情から、そうせざるをえない深い事由がありました。
初代「神武天皇」による神代からの独立統一国家「大和」を描いた理由は、万世一系を定着させ、早急に統一国家体制を築かなければならなかったからです。
従来の「ヤマト王権」や「九州倭国」ではなく、7世紀後半以降の「天皇」による大和政権が正統であると、プロパガンダ(政治宣伝)を展開する必要がありました。
当時の緊迫度を増す東アジアの情勢もあり、“統一大和”を早急に築かざるをえなかったこともあり悪いことではありません。
正当な理由や大義名分があったがゆえ、6世紀以前に畿内国を治めていた“ヤマト王権”の渡来系王族や日本各地の豪族たちも、「天皇」を受け入れて協力しています。
それはそれ、一方で豪族たちは、自分たちの“正しい歴史”や正当性を方便の多い『日本書紀』にならって「家伝」や「古史古伝」あるいは門外秘の口伝として残しています。
それらがオープンになった今日、逆に混乱して古代史の本筋が見えず、あれやこれやと混迷した見解が乱立状態です。
いずれでもいいのですが、720年に『日本書紀』が成立した事情を含め、「天運」が日本に働く歴史的意義をご理解しておくことは、今後の宝瓶宮時代を生きるのに重要です。
【One Point】 アストロロジカルに申し上げますと、日本人の民族性は「魚宮」で象わされ、国体は「水瓶宮」で象わされます。
これゆえ日本は時代の流れとともにある「天運」に守られ、今後の宝瓶宮時代に世界的な責務を持つのです。
【ご参考:超科学的な「共鳴関係論」】
●双魚宮時代のメイン・ストリームは宗教信仰でした。
宝瓶宮時代の影響圏(1630)に入ると、近代物理科学が発祥します。
宗教だけで人は生きられませんし、また科学だけでも生きる意味はありません。
今後の宝瓶宮時代は、宗教だとか科学だとかを超えた超科学「共鳴関係論」を歴史パラダイムとしていきます。
ということで、『日本書紀』が封印した古代史の要諦をご紹介いたします。
《 『日本書紀』の編纂意図 》
『日本書紀』の最後は、次のような一文で締めくくられています。
●『日本書紀』 最終巻「持統天皇紀」より抜粋
原文:「八月乙丑朔 天皇 定策禁中 禪天皇位於皇太子」
読み:「8月1日、天皇は宮中での策(みはかりごと)を決定され、皇太子(ひつぎのみこ)に天皇の位をお譲りになられた」
すごい一文です。
「あ、そう」と読み飛ばされそうですが、この一文に『日本書紀』の編纂意図のすべてが集約されています。
男系による「万世一系」の皇統が、名実ともに定着していくことになったためです。
当初からの“万世一系”で統一大和だったとする日本書紀史観に我知らず洗脳されていると首肯できないでしょう。
信用してもらえないかもしれませんが、6世紀以前の「ヤマト王権」と、7世紀後半以降の「統一大和政権」は同じように畿内国が舞台ですが異なります。
そのため、阿波も九州も出雲も協力していますので、まったく無関係ではありませんが、いずれも排斥された側なので“我こそがルーツ”と声高に主張すると間違います。
6世紀以前のヤマト王権は、“万世一系の皇統”だったかのように『日本書紀』に組み込まれてしまいましたが実情は異なります。
【One Point】 壬申の乱(672年)に勝利し『日本書紀』の編纂を発意された第40代「天武天皇」は、草壁皇子への皇位継承を願ったものの皇子は即位することなく薨られます。
妃の持統天皇がリリーフで即位し、孫の珂瑠皇子(かるのみこ)への皇位継承に命がけで取り組むことになります。
【ご参考:双魚宮時代と宝瓶宮時代】
●双魚宮時代や宝瓶宮時代というのは、「春分点歳差」に基づく“アストロロジカル・エイジ”の一つです。
アストロロジカル・エイジというのは、「春分点」が黄道上を逆回りに1周する「プラトン年」(グレート・イヤー=約25,920年:計算値)を12等分した「プラトン月」(グレート・マンス=約2,160年:計算値)のことです。
「春分点歳差」が発見されたのは、古代ギリシャ時代の末期(紀元前2世紀)で、そこが“春分原点”になります。
そこから約2,160年(計算値)におよぶ双魚宮時代がはじまり、今日、宝瓶宮に「春分点」が移動(1989年)したため、現在は「宝瓶宮時代」の緒にあって双魚宮時代から宝瓶宮時代へ「パラダイム・シフト」が起きる混乱期にあります。
今年2024年は、その“分水嶺”のピークのときです。
《 イスラエルとアストロロジーの起源 》
『旧約聖書』を知っている人が『日本書紀』を読むと、何となく類似性に気づきます。
創世記にはじまる『旧約聖書』は、ユダヤ教やキリスト教の正典です。
そこには信仰の祖「アブラハム」の孫「ヤコブ」にはじまる古代イスラエルの12氏族の歴史が記されています。
その中の2氏族、南ユダ王国のユダ族と祭祀を司るレビ族によって、後年「ユダヤ教」と呼ばれるようになります。
聖書によれば、信仰の祖「アブラハム」は、カルデアのウル(ハランとも)から神が示した約束の地カナン(現在のイスラエル界隈)を目指すことになります。
ちなみに、イスラム教も「アブラハム」を信仰の祖とすることから、カナンの地は「パレスチナ問題」を抱えています。
それはともかく、アブラハムが旅立った「カルデア」は、当時から東の地平線上に昇る天体観測を行ないホロスコポスと呼ばれ、「アストロロジー」(天体の学問、星の学)の原点となった知的集団でもありました。
彼らはのちに「カルデア王国」(新バビロニア:前7世紀)を建国しています。
【One Point】 カルデア人の天体観測は、古代ギリシャに伝わります。
双魚宮時代の影響圏(前6世紀~前2世紀)に入ると、当時の世界観「四大元素説」(熱冷乾湿/火土風水)によって解釈された四角いホロスコープの発祥とともに、古典アストロロジーが誕生していきます。
【ご参考:“ヤマト王権”と新天皇による大和】
●6世紀以前の畿内国は、カタカナで“ヤマト”(王権)と記しています。
九州倭国と畿内国との合併による「大倭」(おおやまと)以前です。
7世紀の「乙巳の変」(645)によって、蘇我本宗家は滅ぼされ、大倭の名称を引き継ぐかたちで7世紀後半以降にはじまったのが「統一大和」です。
皇親政治を行なった第40代「天武天皇」を含めてもいいのですが、8世紀になると藤原摂関家による大和朝廷の時代へと移っていきます。
《 ヤマト王権を改ざんした『日本書紀』 》
連載「日本の原点」でも触れたとおりです。
「日ユ同祖論」は間違いですが、古代日本の国づくりには、古代イスラエルをはじめとした古代オリエントの一団がかかわっています。
しかし、『日本書紀』が、初代「神武天皇」から万世一系の独立統一国家「大和」としたため封印され、彼らをはじめ“ヤマト王権”は、創作された万世一系の皇統の中に巧妙に組み込まれていきます。
日本国の維持存続のため必要だったので、彼らは“和”をもって協力し、統一大和へと進んでいきます。
キッカケとなったのは、6世紀末の「九州倭国」と「畿内国」の合併による「大倭」の成立です。
それまで畿内国「ヤマト」を治めていたのは、海人族の物部氏、出雲系の“大国主”、また大王“大物主”をはじめ“八咫烏”(やたがらす)と称される古代オリエント系の人々でした。
結局、“八咫烏”は国づくりの功績もあって、『日本書紀』神話では、紀元前7世紀の神武東征を助けたと記されます。
年代はウソですが、統一大和に至るまで秦氏や賀茂(鴨)氏が国づくりに大きく貢献してきたのは事実です。
それゆえ、秦氏とも縁が深い宇佐八幡宮(宇佐神宮)より、第38代「称徳天皇」に対して「道鏡が皇位に就くべし」との託宣が下され、本当かどうか確認するという「宇佐八幡宮神託事件」(769年)が起きています。
隠されていますが秦氏と縁が深い「宇佐八幡宮」(左)と 賀茂御祖神社こと「下賀茂神社」(右)
【One Point】 6世紀後期の「丁未の乱」(ていびのらん:587年)は、仏教の導入を推める蘇我氏と神道を維持する物部+中臣連合の戦いのように矮小化して『日本書紀』に記されています。
実際は九州倭国王「阿毎多利思比孤」系と畿内国「ヤマト王権」との戦いのようです。
【ご参考:独立統一国家「大和」の成立】
●九州倭国系の蘇我氏による「丁未の乱」は事実上の東征です。
勝利した九州倭国王「阿毎多利思比孤」(あめのたりしひこ)は、倭国の首都を大宰府から、より安全な内陸の畿内ヤマトに移します。
一方、『日本書紀』に記されることは決してありませんが、隋の高祖文帝に第1次「遣隋使」を派遣し、『隋書』に残されるように“日が昇れば弟に政務を譲る”(よろしく)と、冊封下から離れる旨、仁義をきっています。
このときの文帝の言葉は「はなはだ義理無し」です。
これは、1世紀の奴国の時代、3世紀の卑弥呼の時代、また今日まで冊封下にあって恩義を受けておきながら、義理がないではないかという意味です。
「丁未の乱」に勝利し九州倭国優位で合併したのち、第2次「遣隋使」を派遣したとき、国書に記されたのが有名な「日出ずる処の天子」です。
独立統一国家「大倭」(のちの大和)の成立によって、阿毎多利思北孤大王(おおきみ)から、対等の立場で隋王にご挨拶したもので事実上の独立宣言です。
こののち仏教寺院のいくつかが、九州倭国から大和に移されています。
《 隠された饒速日命と瀬織津姫 》
もう一つ書いておきます。
神武からの万世一系による統一大和を創作したため、事実上の古代国づくりをした“大国主”の一人「饒速日尊」(にぎはやひのみこと)と「瀬織津姫」(せおりつひめ)の存在は封印されることになります。
夫の天武天皇の依頼を受けて、7世紀に持統天皇が伊勢の祠を今日のように神宮として立派にし式年遷宮を定めます。
当初、男性神「天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊」(あまてるくにてるひこ あまのほあかり くしたま にぎはやひのみこと)こと天照大御神の正宮と並んで、荒祭宮に祀られていたご祭神は「八十枉津日神」(やそまがつひのかみ)こと一名「瀬織津姫」でした。
ですが、8世紀720年に完成した『日本書紀』の編纂にあたって、藤原不比等の発案によって「持統天皇」を女性神「天照大御神」になぞらえ、孫の「瓊瓊杵尊」(ににぎのみこと)への天孫降臨を創出します。
天武と持統の孫、第42代「文武天皇」への皇位継承による万世一系を定着させるためです。
そのあおりを受けたかっこうで、饒速日命を助けて共に国づくりをし荒祭宮に祀られていた正妃「瀬織津姫」がいては都合が悪いことこのうえありません。
そのため、ご祭神を「天照大御神荒御魂」(あまてらすおおみかみ あらみたま)に変えられ記録から消されてしまいます。
【One Point】 唯一、中臣神道の祝詞「大祓詞」(おおはらえのことば)の中に、祓戸大神(はらえどのおおかみ:祓戸四神)の筆頭に瀬織津姫の名前が残されています。
「さくなだりに落ちたぎつ速川の瀬にます瀬織津姫という神、大海原に持ち出でなむ」。まるでレムリアのごとく、津波とともに海に消えた生命を暗示するかのようです。
◆ 魚宮の日本的霊性と水瓶宮の“和”の精神の発動
かつて連載した「日本の原点」(2013-2016)シリーズでも触れておきました。
古代オリエント(古代イスラエル)の影響が古代日本に3度あります。
そのうえで、統一大和が成立した6世紀末は緊迫度を増してきた東アジア情勢に対応するため、早急に国家体制を整える必要がありました。
われ知らずとも「日本書紀史観」を信じ込んでおられ方は信じられないと存じますが、大陸の冊封下にあった九州倭国は、倭の五王の半島の支配権を認めてもらえず、結局、畿内国との合併によって冊封下から離れ、6世紀末に独立統一国家「大倭」(おおやまと)を建国します。
しかし、7世紀の紆余曲折を経て、九州倭国は排除され、万世一系を記した『日本書紀』の完成とともに新たに天皇のもとに「大和」として、「水瓶宮」に象徴される“和”の国体による統一国家を築いていきます。
《 つくられた日本書紀史観 》
“紀元前660年辛酉の年、初代「神武天皇」のご即位にはじまる万世一系”の日本書紀史観は額面どおりではなく創作神話です。
ただし、『日本書紀』が編纂されたした当時の国内外事情から、そうせざるをえない深い事由がありました。
初代「神武天皇」による神代からの独立統一国家「大和」を描いた理由は、万世一系を定着させ、早急に統一国家体制を築かなければならなかったからです。
従来の「ヤマト王権」や「九州倭国」ではなく、7世紀後半以降の「天皇」による大和政権が正統であると、プロパガンダ(政治宣伝)を展開する必要がありました。
当時の緊迫度を増す東アジアの情勢もあり、“統一大和”を早急に築かざるをえなかったこともあり悪いことではありません。
正当な理由や大義名分があったがゆえ、6世紀以前に畿内国を治めていた“ヤマト王権”の渡来系王族や日本各地の豪族たちも、「天皇」を受け入れて協力しています。
それはそれ、一方で豪族たちは、自分たちの“正しい歴史”や正当性を方便の多い『日本書紀』にならって「家伝」や「古史古伝」あるいは門外秘の口伝として残しています。
それらがオープンになった今日、逆に混乱して古代史の本筋が見えず、あれやこれやと混迷した見解が乱立状態です。
いずれでもいいのですが、720年に『日本書紀』が成立した事情を含め、「天運」が日本に働く歴史的意義をご理解しておくことは、今後の宝瓶宮時代を生きるのに重要です。
【One Point】 アストロロジカルに申し上げますと、日本人の民族性は「魚宮」で象わされ、国体は「水瓶宮」で象わされます。
これゆえ日本は時代の流れとともにある「天運」に守られ、今後の宝瓶宮時代に世界的な責務を持つのです。
【ご参考:超科学的な「共鳴関係論」】
●双魚宮時代のメイン・ストリームは宗教信仰でした。
宝瓶宮時代の影響圏(1630)に入ると、近代物理科学が発祥します。
宗教だけで人は生きられませんし、また科学だけでも生きる意味はありません。
今後の宝瓶宮時代は、宗教だとか科学だとかを超えた超科学「共鳴関係論」を歴史パラダイムとしていきます。
ということで、『日本書紀』が封印した古代史の要諦をご紹介いたします。
《 『日本書紀』の編纂意図 》
『日本書紀』の最後は、次のような一文で締めくくられています。
●『日本書紀』 最終巻「持統天皇紀」より抜粋
原文:「八月乙丑朔 天皇 定策禁中 禪天皇位於皇太子」
読み:「8月1日、天皇は宮中での策(みはかりごと)を決定され、皇太子(ひつぎのみこ)に天皇の位をお譲りになられた」
すごい一文です。
「あ、そう」と読み飛ばされそうですが、この一文に『日本書紀』の編纂意図のすべてが集約されています。
男系による「万世一系」の皇統が、名実ともに定着していくことになったためです。
当初からの“万世一系”で統一大和だったとする日本書紀史観に我知らず洗脳されていると首肯できないでしょう。
信用してもらえないかもしれませんが、6世紀以前の「ヤマト王権」と、7世紀後半以降の「統一大和政権」は同じように畿内国が舞台ですが異なります。
そのため、阿波も九州も出雲も協力していますので、まったく無関係ではありませんが、いずれも排斥された側なので“我こそがルーツ”と声高に主張すると間違います。
6世紀以前のヤマト王権は、“万世一系の皇統”だったかのように『日本書紀』に組み込まれてしまいましたが実情は異なります。
【One Point】 壬申の乱(672年)に勝利し『日本書紀』の編纂を発意された第40代「天武天皇」は、草壁皇子への皇位継承を願ったものの皇子は即位することなく薨られます。
妃の持統天皇がリリーフで即位し、孫の珂瑠皇子(かるのみこ)への皇位継承に命がけで取り組むことになります。
【ご参考:双魚宮時代と宝瓶宮時代】
●双魚宮時代や宝瓶宮時代というのは、「春分点歳差」に基づく“アストロロジカル・エイジ”の一つです。
アストロロジカル・エイジというのは、「春分点」が黄道上を逆回りに1周する「プラトン年」(グレート・イヤー=約25,920年:計算値)を12等分した「プラトン月」(グレート・マンス=約2,160年:計算値)のことです。
「春分点歳差」が発見されたのは、古代ギリシャ時代の末期(紀元前2世紀)で、そこが“春分原点”になります。
そこから約2,160年(計算値)におよぶ双魚宮時代がはじまり、今日、宝瓶宮に「春分点」が移動(1989年)したため、現在は「宝瓶宮時代」の緒にあって双魚宮時代から宝瓶宮時代へ「パラダイム・シフト」が起きる混乱期にあります。
今年2024年は、その“分水嶺”のピークのときです。
《 イスラエルとアストロロジーの起源 》
『旧約聖書』を知っている人が『日本書紀』を読むと、何となく類似性に気づきます。
創世記にはじまる『旧約聖書』は、ユダヤ教やキリスト教の正典です。
そこには信仰の祖「アブラハム」の孫「ヤコブ」にはじまる古代イスラエルの12氏族の歴史が記されています。
その中の2氏族、南ユダ王国のユダ族と祭祀を司るレビ族によって、後年「ユダヤ教」と呼ばれるようになります。
聖書によれば、信仰の祖「アブラハム」は、カルデアのウル(ハランとも)から神が示した約束の地カナン(現在のイスラエル界隈)を目指すことになります。
ちなみに、イスラム教も「アブラハム」を信仰の祖とすることから、カナンの地は「パレスチナ問題」を抱えています。
それはともかく、アブラハムが旅立った「カルデア」は、当時から東の地平線上に昇る天体観測を行ないホロスコポスと呼ばれ、「アストロロジー」(天体の学問、星の学)の原点となった知的集団でもありました。
彼らはのちに「カルデア王国」(新バビロニア:前7世紀)を建国しています。
【One Point】 カルデア人の天体観測は、古代ギリシャに伝わります。
双魚宮時代の影響圏(前6世紀~前2世紀)に入ると、当時の世界観「四大元素説」(熱冷乾湿/火土風水)によって解釈された四角いホロスコープの発祥とともに、古典アストロロジーが誕生していきます。
【ご参考:“ヤマト王権”と新天皇による大和】
●6世紀以前の畿内国は、カタカナで“ヤマト”(王権)と記しています。
九州倭国と畿内国との合併による「大倭」(おおやまと)以前です。
7世紀の「乙巳の変」(645)によって、蘇我本宗家は滅ぼされ、大倭の名称を引き継ぐかたちで7世紀後半以降にはじまったのが「統一大和」です。
皇親政治を行なった第40代「天武天皇」を含めてもいいのですが、8世紀になると藤原摂関家による大和朝廷の時代へと移っていきます。
《 ヤマト王権を改ざんした『日本書紀』 》
連載「日本の原点」でも触れたとおりです。
「日ユ同祖論」は間違いですが、古代日本の国づくりには、古代イスラエルをはじめとした古代オリエントの一団がかかわっています。
しかし、『日本書紀』が、初代「神武天皇」から万世一系の独立統一国家「大和」としたため封印され、彼らをはじめ“ヤマト王権”は、創作された万世一系の皇統の中に巧妙に組み込まれていきます。
日本国の維持存続のため必要だったので、彼らは“和”をもって協力し、統一大和へと進んでいきます。
キッカケとなったのは、6世紀末の「九州倭国」と「畿内国」の合併による「大倭」の成立です。
それまで畿内国「ヤマト」を治めていたのは、海人族の物部氏、出雲系の“大国主”、また大王“大物主”をはじめ“八咫烏”(やたがらす)と称される古代オリエント系の人々でした。
結局、“八咫烏”は国づくりの功績もあって、『日本書紀』神話では、紀元前7世紀の神武東征を助けたと記されます。
年代はウソですが、統一大和に至るまで秦氏や賀茂(鴨)氏が国づくりに大きく貢献してきたのは事実です。
それゆえ、秦氏とも縁が深い宇佐八幡宮(宇佐神宮)より、第38代「称徳天皇」に対して「道鏡が皇位に就くべし」との託宣が下され、本当かどうか確認するという「宇佐八幡宮神託事件」(769年)が起きています。
隠されていますが秦氏と縁が深い「宇佐八幡宮」(左)と 賀茂御祖神社こと「下賀茂神社」(右)
【One Point】 6世紀後期の「丁未の乱」(ていびのらん:587年)は、仏教の導入を推める蘇我氏と神道を維持する物部+中臣連合の戦いのように矮小化して『日本書紀』に記されています。
実際は九州倭国王「阿毎多利思比孤」系と畿内国「ヤマト王権」との戦いのようです。
【ご参考:独立統一国家「大和」の成立】
●九州倭国系の蘇我氏による「丁未の乱」は事実上の東征です。
勝利した九州倭国王「阿毎多利思比孤」(あめのたりしひこ)は、倭国の首都を大宰府から、より安全な内陸の畿内ヤマトに移します。
一方、『日本書紀』に記されることは決してありませんが、隋の高祖文帝に第1次「遣隋使」を派遣し、『隋書』に残されるように“日が昇れば弟に政務を譲る”(よろしく)と、冊封下から離れる旨、仁義をきっています。
このときの文帝の言葉は「はなはだ義理無し」です。
これは、1世紀の奴国の時代、3世紀の卑弥呼の時代、また今日まで冊封下にあって恩義を受けておきながら、義理がないではないかという意味です。
「丁未の乱」に勝利し九州倭国優位で合併したのち、第2次「遣隋使」を派遣したとき、国書に記されたのが有名な「日出ずる処の天子」です。
独立統一国家「大倭」(のちの大和)の成立によって、阿毎多利思北孤大王(おおきみ)から、対等の立場で隋王にご挨拶したもので事実上の独立宣言です。
こののち仏教寺院のいくつかが、九州倭国から大和に移されています。
《 隠された饒速日命と瀬織津姫 》
もう一つ書いておきます。
神武からの万世一系による統一大和を創作したため、事実上の古代国づくりをした“大国主”の一人「饒速日尊」(にぎはやひのみこと)と「瀬織津姫」(せおりつひめ)の存在は封印されることになります。
夫の天武天皇の依頼を受けて、7世紀に持統天皇が伊勢の祠を今日のように神宮として立派にし式年遷宮を定めます。
当初、男性神「天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊」(あまてるくにてるひこ あまのほあかり くしたま にぎはやひのみこと)こと天照大御神の正宮と並んで、荒祭宮に祀られていたご祭神は「八十枉津日神」(やそまがつひのかみ)こと一名「瀬織津姫」でした。
ですが、8世紀720年に完成した『日本書紀』の編纂にあたって、藤原不比等の発案によって「持統天皇」を女性神「天照大御神」になぞらえ、孫の「瓊瓊杵尊」(ににぎのみこと)への天孫降臨を創出します。
天武と持統の孫、第42代「文武天皇」への皇位継承による万世一系を定着させるためです。
そのあおりを受けたかっこうで、饒速日命を助けて共に国づくりをし荒祭宮に祀られていた正妃「瀬織津姫」がいては都合が悪いことこのうえありません。
そのため、ご祭神を「天照大御神荒御魂」(あまてらすおおみかみ あらみたま)に変えられ記録から消されてしまいます。
【One Point】 唯一、中臣神道の祝詞「大祓詞」(おおはらえのことば)の中に、祓戸大神(はらえどのおおかみ:祓戸四神)の筆頭に瀬織津姫の名前が残されています。
「さくなだりに落ちたぎつ速川の瀬にます瀬織津姫という神、大海原に持ち出でなむ」。まるでレムリアのごとく、津波とともに海に消えた生命を暗示するかのようです。
ホラリー:羽田空港衝突事故
2024.01.07
[ケアレス・ミス] ― 土星外惑星が絡んだ事故 ―
◆ 「土星外惑星」と「月」と「水星」が絡んだ運命的な事故
事故原因は、手前味噌ながら事実なので書いておきますと、当初リーディングしていたとおりの結果が、その後の調査によって明らかになりつつあります。
ご存じ「基本三数リーディング」による要点のご紹介です。
「快気御礼! スーパー講座」や「基本三数リーディング講座」をご受講くださった方へのアフターフォローともなる内容を心掛けたものです。
当該ホラリー・リーディングの一例です。
「基本三数リーディング」は“簡にして要”、プライベイトな実生活にも役立ちます。
《 超簡単な基本三数リーディング 》
何でも「陰暴論」によって解釈するのはいかがなものでしょうか。
マレに事実の一端を示唆することがあるのですが、アクセス数稼ぎに有効だとしても論拠は必要でしょう。
前日の1月1日に「能登半島地震」が起きたこともあって、当初「羽田空港衝突事故」はスルーしていました。
ですが事故原因はなんだったのか、急遽、見てみることにしました。
ポン、ポン、ポンと「基本三数」から要点のみをみれば、衝突事故の深層を含めた「真相」が見えてきます。
【One Point】 パソコンが普及する以前は、室項表や天文暦とにらめっこしながら手計算でホロスコープを作成していました。
それに比べれば「ホロスコープ作成ソフト」はラクなのですが、下図のように正しいホロスコープにハンドメイドで毎回、作成しなおしています。
《 羽田空港衝突t事故のホロスコープ 》
「羽田空港衝突事故」の瞬間のホロスコープは次のとおりです。
事故の現場は明らかなので、その部分は参考にとどめ、事故の“原因”と“理由”また“深層”は何か。
次項から、その他の要点を含めてご紹介いたします。
【One Point】 富山に救援物資を運搬するため、羽田空港から離陸しようとする海上保安庁の機体と、千歳から羽田に到着し着陸しようとする日本航空のエアバスA350の滑走路での思わぬ衝突事故です。
どちらも「管制塔」の指示に従ったと述べています。
《 「海王星」が象わす“勘違い” 》
ホロスコープを出してみて「事故原因」はすぐに分かりました。
コミュニケーション・ミスによる思い込みや“勘違い”です。
理由は、蟹宮27度の「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)が、魚宮25度の“事実誤認”や“勘違い”また“幻想”を象わす「海王星」を上三分(アッパー・トライン=120度)としているためです。
しかも、「海王星」は、乙女宮22度に位置する「月」と衝(オポジション=180度)で、“感性”や“感受性”にモロに影響を与えています。
その「月」が、射手宮22度で“知性”や“コミュニケーション”を象わす「水星」とスタンスを異にする矩(スクエア=90度)をとっています。
水星には「火星」と「ケレス」が合(コンジャクション=0度)で、“有無”をもたらし、二極性を伴なっています。
さらに、良し悪しはともかく「月」は、山羊宮29度の「冥王星」を下三分(ロウアートライン=120度)として、感性的には“両極端”で、冷静さを欠きやすい状況でした。
【One Point】 どちらの機長や管制官というわけではありませんが、客観的なご判断をわれ知らず失しやすい無自覚の心理状態にあったことが判断ミスを招いたようです。
DES=下降点に合=0度の「冥王星」は後述いたします。
《 DES=下降点の「冥王星」 》
“支配的”な象意を秘める「冥王星」は、当該ホロスコープでは管制官を象わします。
DES=下降点に合=0度ゆえで、どちらの機長にしても管制塔の指示に従い、信じて、ご自分の目で確認ができなかった(しなかった)ことが一因しています。
なぜなら、事故の深層にかかわる「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)「天秤宮」の共鳴星「金星」は、牡牛宮で第10ハウス(室)の「木星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)をとっているからです。
機長が管制塔の指示に従うことは当然ですが、“楽天的”で“イージー”な“怠慢”が象わされており、自らの目で安全確認をしなかったこと、また前述のようにコミュニケーション・ミスや判断ミスなど“勘違い”が重なったことが、今回の事故の深層です。
【One Point】 「金星」と「木星」の交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)は、個人が持つ分にはイージーで安穏として楽しいのですが、ホラリーなど他者が絡むと、ご本人も周囲も“吉星”の交歓(M.R.)などと構えていられなくなることが今回の事故のように起こりえます。
《 「天王星」を頂点とするYOD 》
上掲のホラリー・ホロスコープの中に「航空機事故」が示唆されています。
牡牛宮19度の「天王星」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)がそれです。
底辺を構成する2つの星は、IC=北中点に合=0度の「ドラゴンヘッド」天秤宮20度と、射手宮22度のくだんの「水星」です。
頂点の「天王星」は、ここでは“事故現場”における“突発的なトラブル”を象わします。
また、航空機など“飛翔体”を象わすことからも、今回の「羽田空港衝突事故」を如実に物語るYOD(ヨッド=150/150/60度)になっています。
まるで“自分であって、自分でない”かのように、コミュニケーション・ミスを伴なう“勘違い”のケアレス・ミスによって、否応なく起きた事故ということが深層にあります。
にわかには信じられない真因ゆえに“陰謀説”が起きてもおかしくはないのですが、実際の陰謀の場合は「ホロスコープ」に象わされますし、何らかの証拠となる事象が目撃されていたりします。
【One Point】 YOD=150/150/60度の頂点の「天王星」に対して、機長などを象わす「太陽」は上三分=120度です。
また一般乗客などを象わす「月」は下三分=120度です。
その「月」と「冥王星」の三分=120度は“大惨事”か“奇跡的救出”か“両極端”を象わしていたことになります。
◆ 「土星外惑星」と「月」と「水星」が絡んだ運命的な事故
事故原因は、手前味噌ながら事実なので書いておきますと、当初リーディングしていたとおりの結果が、その後の調査によって明らかになりつつあります。
ご存じ「基本三数リーディング」による要点のご紹介です。
「快気御礼! スーパー講座」や「基本三数リーディング講座」をご受講くださった方へのアフターフォローともなる内容を心掛けたものです。
当該ホラリー・リーディングの一例です。
「基本三数リーディング」は“簡にして要”、プライベイトな実生活にも役立ちます。
《 超簡単な基本三数リーディング 》
何でも「陰暴論」によって解釈するのはいかがなものでしょうか。
マレに事実の一端を示唆することがあるのですが、アクセス数稼ぎに有効だとしても論拠は必要でしょう。
前日の1月1日に「能登半島地震」が起きたこともあって、当初「羽田空港衝突事故」はスルーしていました。
ですが事故原因はなんだったのか、急遽、見てみることにしました。
ポン、ポン、ポンと「基本三数」から要点のみをみれば、衝突事故の深層を含めた「真相」が見えてきます。
【One Point】 パソコンが普及する以前は、室項表や天文暦とにらめっこしながら手計算でホロスコープを作成していました。
それに比べれば「ホロスコープ作成ソフト」はラクなのですが、下図のように正しいホロスコープにハンドメイドで毎回、作成しなおしています。
《 羽田空港衝突t事故のホロスコープ 》
「羽田空港衝突事故」の瞬間のホロスコープは次のとおりです。
事故の現場は明らかなので、その部分は参考にとどめ、事故の“原因”と“理由”また“深層”は何か。
次項から、その他の要点を含めてご紹介いたします。
【One Point】 富山に救援物資を運搬するため、羽田空港から離陸しようとする海上保安庁の機体と、千歳から羽田に到着し着陸しようとする日本航空のエアバスA350の滑走路での思わぬ衝突事故です。
どちらも「管制塔」の指示に従ったと述べています。
《 「海王星」が象わす“勘違い” 》
ホロスコープを出してみて「事故原因」はすぐに分かりました。
コミュニケーション・ミスによる思い込みや“勘違い”です。
理由は、蟹宮27度の「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)が、魚宮25度の“事実誤認”や“勘違い”また“幻想”を象わす「海王星」を上三分(アッパー・トライン=120度)としているためです。
しかも、「海王星」は、乙女宮22度に位置する「月」と衝(オポジション=180度)で、“感性”や“感受性”にモロに影響を与えています。
その「月」が、射手宮22度で“知性”や“コミュニケーション”を象わす「水星」とスタンスを異にする矩(スクエア=90度)をとっています。
水星には「火星」と「ケレス」が合(コンジャクション=0度)で、“有無”をもたらし、二極性を伴なっています。
さらに、良し悪しはともかく「月」は、山羊宮29度の「冥王星」を下三分(ロウアートライン=120度)として、感性的には“両極端”で、冷静さを欠きやすい状況でした。
【One Point】 どちらの機長や管制官というわけではありませんが、客観的なご判断をわれ知らず失しやすい無自覚の心理状態にあったことが判断ミスを招いたようです。
DES=下降点に合=0度の「冥王星」は後述いたします。
《 DES=下降点の「冥王星」 》
“支配的”な象意を秘める「冥王星」は、当該ホロスコープでは管制官を象わします。
DES=下降点に合=0度ゆえで、どちらの機長にしても管制塔の指示に従い、信じて、ご自分の目で確認ができなかった(しなかった)ことが一因しています。
なぜなら、事故の深層にかかわる「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)「天秤宮」の共鳴星「金星」は、牡牛宮で第10ハウス(室)の「木星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)をとっているからです。
機長が管制塔の指示に従うことは当然ですが、“楽天的”で“イージー”な“怠慢”が象わされており、自らの目で安全確認をしなかったこと、また前述のようにコミュニケーション・ミスや判断ミスなど“勘違い”が重なったことが、今回の事故の深層です。
【One Point】 「金星」と「木星」の交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)は、個人が持つ分にはイージーで安穏として楽しいのですが、ホラリーなど他者が絡むと、ご本人も周囲も“吉星”の交歓(M.R.)などと構えていられなくなることが今回の事故のように起こりえます。
《 「天王星」を頂点とするYOD 》
上掲のホラリー・ホロスコープの中に「航空機事故」が示唆されています。
牡牛宮19度の「天王星」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)がそれです。
底辺を構成する2つの星は、IC=北中点に合=0度の「ドラゴンヘッド」天秤宮20度と、射手宮22度のくだんの「水星」です。
頂点の「天王星」は、ここでは“事故現場”における“突発的なトラブル”を象わします。
また、航空機など“飛翔体”を象わすことからも、今回の「羽田空港衝突事故」を如実に物語るYOD(ヨッド=150/150/60度)になっています。
まるで“自分であって、自分でない”かのように、コミュニケーション・ミスを伴なう“勘違い”のケアレス・ミスによって、否応なく起きた事故ということが深層にあります。
にわかには信じられない真因ゆえに“陰謀説”が起きてもおかしくはないのですが、実際の陰謀の場合は「ホロスコープ」に象わされますし、何らかの証拠となる事象が目撃されていたりします。
【One Point】 YOD=150/150/60度の頂点の「天王星」に対して、機長などを象わす「太陽」は上三分=120度です。
また一般乗客などを象わす「月」は下三分=120度です。
その「月」と「冥王星」の三分=120度は“大惨事”か“奇跡的救出”か“両極端”を象わしていたことになります。
結党記者会見を読む
2023.10.21
[日本保守党] ― 名実とものスタートの成功 ―
◆ 「ASC=上昇点」が変わってバブルから現実の政党へ
当日は、午後4時半ころから「日本保守党結党記者会見」がはじまりました。
どんなものか「ホラリー・ホロスコープ」でみてみました。
河村たかし名古屋市長が共同代表に就任するというサプライズがあり、ご本人登場となった午後5時前後に、ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)が「牡羊宮」から「牡牛宮」に変わったことが、結党の成功であり今回のリーディングでは最重要です。
なぜなら、元国会議員で現役市長が共同代表として登場したことによって、実体なき“バブル人気”の政党から、名実ともの“現実政党”へのスタートになったためです。
同時に、“政権”を狙えるとともに“既成権力”から敵対視されることが象わされたホロスコープに変わりました。
《 最初は“バブリー”だった 》
百田新党(仮)が発表された際のホラリー・ホロスコープ「「百田新党」(仮)ってどうよ」には、あえて書きませんでしたが“バブル政党”が象わされていました。
旧ツイッターこと「X」のフォロワー数が「20万を超えたら党名を発表する」という百田氏お得意の“あおり”もあって、フォロワー数はうなぎ上りに増え続け、既存の政党をあっというまに超えて自民党に迫る勢いです。
まだ、政党としての実体はないので“バブル人気”でしかありませんでした。
その後、「日本保守党」の正式党名発表とともに、党員募集を募ると、これまた「初めて政治に参加し党員になった」という方々を含めて、17日の「結党パーティー券」は1時間で売り切れ、記者会見の時点で党員は4万8千人となっていました。
リベラル化した“岸田自民”への失望が大きく、「日本保守党」への期待が大きいことが分かります。
【One Point】 下掲の記者会見が始まった時点のホロスコープは、期待は高くても“バブル感”が否めませんでした。
ただ、主催者側をリーディングすると、現実に根づいた構想や計画を持っていることが象わされていたのです。
《 会見当初のホロスコープ 》
5時ころを境に、ASC=上昇点が「牡羊宮」から「牡牛宮」に変わりはじめました。
「基本三数リーディング」をご存じの方はお分かりだと存じますが“現実味”を増してきたのです。
ちょうど、共同代表に就任する河村たかし氏と名古屋市元副市長の広沢一郎氏が登壇した時間帯です。
まずは「結党記者会見」がはじまった時点(4時30分)のホロスコープをご高覧ください。
先の記事「「百田新党」(仮)ってどうよ」に掲載したホロスコープと同じように「太陽」がYOD(ヨッド=150/150/60度)の頂点です。
先回は、IC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)に合(コンジャンクション=0度)の「冥王星」とともに、百田氏らの“やむにやまれぬ”「新党立ち上げ」の想いがリーディングできました。
底辺の星は、土星外惑星(トランス・サタニアン)のコンビで「海王星」と「天王星」です。
これは双魚宮時代から宝瓶宮時代への変化を象徴しています。
【One Point】 当サイトに掲載しているオリジナルのホロスコープは、「ホロスコープ作成ソフト」をベースにしつつも現実どおりに、MC=南中点とIC=北中点を結ぶラインを垂直に作成しなおしています。
ハウスホイールです。
《 会見のメインイベントタイム 》
上掲のホロスコープは、内面にファイトを秘めつつも、穏やかに広く実社会にご理解を求める記者会見の意図が示されています。
現実の結果が求められる政治の世界へ進出する“強く忍耐強い意志”を伴なっています。
「牡羊宮」のASC=上昇点は“意志”や“ファイト”を象わし、「牡牛宮」のASC=上昇点に変わったことで“実体”や身近な“現実”を象わすことになります。
一方、有権者大衆側は、現実よりも“夢”を記者会見当初は描いており、まだ“バブリー気分”だったことがリーディングできます。
ところが、記者会見がはじまって30分ほど経った5時ごろから、様相が変わってきました。
ASC=上昇点が「牡羊宮」から「牡牛宮」の影響圏へと移りはじめたからです。
「結党記者会見」のメイン・イベントのお時間です。
【One Point】 時間とともに変化する「ホラリー・リーディング」は、初めての公開になります。
当該イベントの開始時のディレクションを引き継ぎつつ、案外と重要なリーディング・ポイントとなることが多々あります。
《 会見終盤のホロスコープ 》
5時15分には、ASC=上昇点は完全に「牡牛宮」に変わりました。
その後、会見終盤となった“宴たけなわ”の5時30分のホロスコープが下掲です。
開始時のホラリー・ホロスコープとの大きな違いは、「火星&DES=下降点」の合=0度で、“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」が下三分(ロウアートライン=120度)をとりはじめたことです。
バブリーから“実体”を伴なった政党への志向が象わされはじめたのです。
すなわち、“やむをえない衝動”による“夢”や“願望”に留まることなく、現実を変えていく目的がリーディングできるようになりました。
【One Point】 上掲の2つのホロスコープを見比べれば一目瞭然です。
わずか30分から1時間の違いですが、“理念”から“実体”へ名実ともの結党記者会見となりました。
このような時間帯を選出したことは、“天運”が働いていることを象わしています。
《 既成権力との暗闘も在り 》
さらに、お二人もおっしゃっていたように、5年後10年後を見据えて地に足が着いていることを象わします。
もう一つの大きな変化は、「冥王星」がMC(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)に合(コンジャクション=0度)をとりはじめたことです。
「現実政治」の“テッペン”が視野に入ったことを象わします。
同時に「冥王星」を軸に、「太陽&水星&ドラゴンテール」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)と「ドラゴンヘッド」の衝(オポジション=180度)とのT矩(Tスクエア=90/90/180度)が、顕著になりました。
“国家権力”すなわち政権与党との明確なスタンスの違いが象わされており、“バブルからバトル”へと試合開始のゴングが鳴ったかのようです。
既成権力による“日本保守党潰し”や“妨害”の動きが、陰に陽に行なわれていくことになります。
もっとも、陰ながら一般大衆有権者の支持や応援が「月/海王星/IC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点) 」の位置関係などから示唆されています。
【One Point】 偏向マスコミや左翼政党は、現在、黙認的に静観中です。なぜなら“保守分裂”や“自民党弱体化”を願う思惑を秘めているためです。
もちろん、奈辺の考えなど承知の百田氏や有本氏です。
◆ 「ASC=上昇点」が変わってバブルから現実の政党へ
当日は、午後4時半ころから「日本保守党結党記者会見」がはじまりました。
どんなものか「ホラリー・ホロスコープ」でみてみました。
河村たかし名古屋市長が共同代表に就任するというサプライズがあり、ご本人登場となった午後5時前後に、ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)が「牡羊宮」から「牡牛宮」に変わったことが、結党の成功であり今回のリーディングでは最重要です。
なぜなら、元国会議員で現役市長が共同代表として登場したことによって、実体なき“バブル人気”の政党から、名実ともの“現実政党”へのスタートになったためです。
同時に、“政権”を狙えるとともに“既成権力”から敵対視されることが象わされたホロスコープに変わりました。
《 最初は“バブリー”だった 》
百田新党(仮)が発表された際のホラリー・ホロスコープ「「百田新党」(仮)ってどうよ」には、あえて書きませんでしたが“バブル政党”が象わされていました。
旧ツイッターこと「X」のフォロワー数が「20万を超えたら党名を発表する」という百田氏お得意の“あおり”もあって、フォロワー数はうなぎ上りに増え続け、既存の政党をあっというまに超えて自民党に迫る勢いです。
まだ、政党としての実体はないので“バブル人気”でしかありませんでした。
その後、「日本保守党」の正式党名発表とともに、党員募集を募ると、これまた「初めて政治に参加し党員になった」という方々を含めて、17日の「結党パーティー券」は1時間で売り切れ、記者会見の時点で党員は4万8千人となっていました。
リベラル化した“岸田自民”への失望が大きく、「日本保守党」への期待が大きいことが分かります。
【One Point】 下掲の記者会見が始まった時点のホロスコープは、期待は高くても“バブル感”が否めませんでした。
ただ、主催者側をリーディングすると、現実に根づいた構想や計画を持っていることが象わされていたのです。
《 会見当初のホロスコープ 》
5時ころを境に、ASC=上昇点が「牡羊宮」から「牡牛宮」に変わりはじめました。
「基本三数リーディング」をご存じの方はお分かりだと存じますが“現実味”を増してきたのです。
ちょうど、共同代表に就任する河村たかし氏と名古屋市元副市長の広沢一郎氏が登壇した時間帯です。
まずは「結党記者会見」がはじまった時点(4時30分)のホロスコープをご高覧ください。
先の記事「「百田新党」(仮)ってどうよ」に掲載したホロスコープと同じように「太陽」がYOD(ヨッド=150/150/60度)の頂点です。
先回は、IC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)に合(コンジャンクション=0度)の「冥王星」とともに、百田氏らの“やむにやまれぬ”「新党立ち上げ」の想いがリーディングできました。
底辺の星は、土星外惑星(トランス・サタニアン)のコンビで「海王星」と「天王星」です。
これは双魚宮時代から宝瓶宮時代への変化を象徴しています。
【One Point】 当サイトに掲載しているオリジナルのホロスコープは、「ホロスコープ作成ソフト」をベースにしつつも現実どおりに、MC=南中点とIC=北中点を結ぶラインを垂直に作成しなおしています。
ハウスホイールです。
《 会見のメインイベントタイム 》
上掲のホロスコープは、内面にファイトを秘めつつも、穏やかに広く実社会にご理解を求める記者会見の意図が示されています。
現実の結果が求められる政治の世界へ進出する“強く忍耐強い意志”を伴なっています。
「牡羊宮」のASC=上昇点は“意志”や“ファイト”を象わし、「牡牛宮」のASC=上昇点に変わったことで“実体”や身近な“現実”を象わすことになります。
一方、有権者大衆側は、現実よりも“夢”を記者会見当初は描いており、まだ“バブリー気分”だったことがリーディングできます。
ところが、記者会見がはじまって30分ほど経った5時ごろから、様相が変わってきました。
ASC=上昇点が「牡羊宮」から「牡牛宮」の影響圏へと移りはじめたからです。
「結党記者会見」のメイン・イベントのお時間です。
【One Point】 時間とともに変化する「ホラリー・リーディング」は、初めての公開になります。
当該イベントの開始時のディレクションを引き継ぎつつ、案外と重要なリーディング・ポイントとなることが多々あります。
《 会見終盤のホロスコープ 》
5時15分には、ASC=上昇点は完全に「牡牛宮」に変わりました。
その後、会見終盤となった“宴たけなわ”の5時30分のホロスコープが下掲です。
開始時のホラリー・ホロスコープとの大きな違いは、「火星&DES=下降点」の合=0度で、“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」が下三分(ロウアートライン=120度)をとりはじめたことです。
バブリーから“実体”を伴なった政党への志向が象わされはじめたのです。
すなわち、“やむをえない衝動”による“夢”や“願望”に留まることなく、現実を変えていく目的がリーディングできるようになりました。
【One Point】 上掲の2つのホロスコープを見比べれば一目瞭然です。
わずか30分から1時間の違いですが、“理念”から“実体”へ名実ともの結党記者会見となりました。
このような時間帯を選出したことは、“天運”が働いていることを象わしています。
《 既成権力との暗闘も在り 》
さらに、お二人もおっしゃっていたように、5年後10年後を見据えて地に足が着いていることを象わします。
もう一つの大きな変化は、「冥王星」がMC(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)に合(コンジャクション=0度)をとりはじめたことです。
「現実政治」の“テッペン”が視野に入ったことを象わします。
同時に「冥王星」を軸に、「太陽&水星&ドラゴンテール」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)と「ドラゴンヘッド」の衝(オポジション=180度)とのT矩(Tスクエア=90/90/180度)が、顕著になりました。
“国家権力”すなわち政権与党との明確なスタンスの違いが象わされており、“バブルからバトル”へと試合開始のゴングが鳴ったかのようです。
既成権力による“日本保守党潰し”や“妨害”の動きが、陰に陽に行なわれていくことになります。
もっとも、陰ながら一般大衆有権者の支持や応援が「月/海王星/IC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点) 」の位置関係などから示唆されています。
【One Point】 偏向マスコミや左翼政党は、現在、黙認的に静観中です。なぜなら“保守分裂”や“自民党弱体化”を願う思惑を秘めているためです。
もちろん、奈辺の考えなど承知の百田氏や有本氏です。
どうなの? DJ SODA問題
2023.09.28
[セクハラタッチ] ― 日本ではありえない“行動” ―
◆ ご判断は皆さまでご自由にされてください
興味はなかったのですが事実はどうなのか知りたいと思って、ホロスコープを出してみました。
“問題”となったシーンの現場の画像もあげておきます。
ご判断は、どちらのスタンスからみるかで、いろいろとあるので分かれますが、深層/真相はホラリー・ホロスコープから見えてきました。
“ミニ日韓問題”の一面が読み取れますので、軽い気持ちでのって“加害者”側にされないよう“民度”を保っておくことが必要なようです。
《 問題のあらまし 》
いろいろと噂のある「日本維新の会」の地元、大阪府の泉南市が入札によらず、毎年1億円もの随意契約をしている某会社が、泉南りんくう公園(SENNAN LONG PARK)で行なった10周年目のイベントでのことです。
開催3日目の出演者で、フォロワー数500万ともいわれる人気の「DJ SODA」(牡羊宮:ファン・ソヒ)なる女性に対して会場でセクハラ・タッチが起きた問題です。
SNSで発信したらしく、騒ぎが起きると突如、主催者側が犯人不特定のまま8月21日に刑事告発をして騒ぎが大きくなりました。
心当たりのある若い男性二人が警察に出頭し釈放されているものの、法的措置と同時に損害賠償請求も示唆していたことから、世間の風潮もふまえた今後の成り行きにも注目でしょう。
例えは悪いのですが、某国側が騒ぐ俗称“従軍慰安婦問題”や“徴用工問題”に似た匂いがしてきたことから、ますます賛否両論、自分の見解を述べる人も増えたようです。
【One Point】 それぞれに一理があるので事実はどうなのか、みてみようと思いました。
ただ、どうも東京都のコラボ問題に似た公金注入構造も根底にあるようで、事情は複雑です。ご判断は皆様に委ねるとして、ご参考にホロスコープと一連の画像を掲載いたします。
《 出演時のホロスコープ 》
3日目8月13日のイベントは朝10時のはじまりで、DJ SODAさんの出演は夕方5時~6時の1時間になっていました。
実際に問題が起きた正確な時間は分かりませんが、プログラム上はそうで時間は絞られてきますので、夕方5時40分でホロスコープを出しました。
【One Point】 夕方5時40分からASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)が「水瓶宮」に変わるためです。
「基本三数」による「ホラリー・リーディング」からみて、いったい事実はどうだったのか、重要なポイントとなる時間だからです。
《 “問題”のシーン画像 》
ホロスコープの解説とヒントは後述いたします。
次は、イベント会場でセクハラ・タッチ問題が起きたときの一連の流れの画像をご覧ください。
まずは、「DJブース」から。
※赤丸内がパフォーマンス中のDJ SODAさんです。
※「DJブース」から観衆との垣根を設けた平場の柵のところまで降りてきて、ファンとのハイタッチやスキンシップなどをはじめます。
なぜ、運営側がここに「はしご」を設けているのか不明ですが、一段登ってファンと密接したところで、問題のセクハラ・タッチが起きています。
【One Point】 柵内、ステージ側には複数のカメラマンや警備などスタッフがいます。
ですがDJ SODAさんを制止するスタッフは写っていません。
これがもし、昭和の80年代アイドルの時代だったら、観客席に引き込まれたり、ズタボロにされる案件で、ホロスコープからいえるのは、彼女にとって“ハイテンション”な時間帯になっていました。
《 解説とリーディングのヒント 》
上掲のホラリー・ホロスコープのリーディングのヒントとミニ解説です。
仕組まれた“セクハラ事件”か、それとも偶発的な“事故”(アクシデント)なのか。
「JAL123便墜落事故」に似た“位置関係”がみられることから、“未必の故意”や“突発的なアクシデント”による事件に近い事故だといえそうです。
なぜなら、「天王星」が“イベント(出来事)の深層/真相”にかかわっていて、牡羊宮生まれ(太陽)の“DJ SODA”を象徴する「火星」と三分(トライン=120度)をとっています。
なので、どちらが悪いかではありませんが、観客の行動はもちろん、トラブルの“起因”は間違いなく彼女にあることが象わされています。
また、「天王星」が位置する牡牛宮の共鳴星「金星」が、DES(Desendant:ディセンダント=下降点)「獅子宮」の共鳴星「太陽」と当該第7ハウス(室)において、ジャストの合(コンジャクション=0度)であることも、このイベント(出来事)のホロスコープの場合、類似の側面があることになります。
根因は、どちらか一方の問題(悪い)といった二者択一の安易な“○×”式ではなく、運営を含めた三者三様の問題です。
当該ホロスコープをみても、「太陽&金星」が「MC=南中点」と「IC=北中点&天王星」の軸となって、T矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成していることからも、立場や考えの相違が両者の間にあったことが分かります。
【One Point】 両者側に悪意はみられません。
「MC=南中点」と「IC=北中点&天王星」に、「冥王星」と「海王星」が2か所から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけていることもその一つです。
《 どこかで見た“構図” 》
DJパフォーマンス中は、ほぼ「冥王星」がASC=上昇点に合=0度で、感情が昂ぶっていた“ハイテンション”状態になっています。
また「海王星」がDES=下降点に三分=120度ですし、「月」がMC=南中点に三分=120度です。
上述から、“感情的なヒートアップ”と“サービス精神”さらには“感覚的な非現実性”といったエキサイト状態にあったことが読みとれます。
SNSに悪気なくアップしたことが、リツイートなど波紋を呼ぶことになります。
そこに主催者側への批判もあり、彼らも責任を回避しなければならず、犯人不特定のまま刑事告発に至ったようです。
ついでに、慰謝料なのか示談金なのか損害賠償請求をすることで、自分たちこそが“被害者”側であることを強調したいという“被害者ビジネス”ならぬ、どこかで見た“構図”が推測できます。
ホロスコープを読める方は、掲載画像もご参考にされて、ご自分なりにご判断をされていただければと存じます。
【One Point】 なぜ“セクハラ・タッチ”が起きたのかは、上掲の画像から容易に理解できます。
アーティストを含めてもいいのですが、人気スターやアイドルのコンサートなどでは避けるべきありえない「場面」(シーン)が、善意を含め意図するしないにかかわらず生じています。
◆ ご判断は皆さまでご自由にされてください
興味はなかったのですが事実はどうなのか知りたいと思って、ホロスコープを出してみました。
“問題”となったシーンの現場の画像もあげておきます。
ご判断は、どちらのスタンスからみるかで、いろいろとあるので分かれますが、深層/真相はホラリー・ホロスコープから見えてきました。
“ミニ日韓問題”の一面が読み取れますので、軽い気持ちでのって“加害者”側にされないよう“民度”を保っておくことが必要なようです。
《 問題のあらまし 》
いろいろと噂のある「日本維新の会」の地元、大阪府の泉南市が入札によらず、毎年1億円もの随意契約をしている某会社が、泉南りんくう公園(SENNAN LONG PARK)で行なった10周年目のイベントでのことです。
開催3日目の出演者で、フォロワー数500万ともいわれる人気の「DJ SODA」(牡羊宮:ファン・ソヒ)なる女性に対して会場でセクハラ・タッチが起きた問題です。
SNSで発信したらしく、騒ぎが起きると突如、主催者側が犯人不特定のまま8月21日に刑事告発をして騒ぎが大きくなりました。
心当たりのある若い男性二人が警察に出頭し釈放されているものの、法的措置と同時に損害賠償請求も示唆していたことから、世間の風潮もふまえた今後の成り行きにも注目でしょう。
例えは悪いのですが、某国側が騒ぐ俗称“従軍慰安婦問題”や“徴用工問題”に似た匂いがしてきたことから、ますます賛否両論、自分の見解を述べる人も増えたようです。
【One Point】 それぞれに一理があるので事実はどうなのか、みてみようと思いました。
ただ、どうも東京都のコラボ問題に似た公金注入構造も根底にあるようで、事情は複雑です。ご判断は皆様に委ねるとして、ご参考にホロスコープと一連の画像を掲載いたします。
《 出演時のホロスコープ 》
3日目8月13日のイベントは朝10時のはじまりで、DJ SODAさんの出演は夕方5時~6時の1時間になっていました。
実際に問題が起きた正確な時間は分かりませんが、プログラム上はそうで時間は絞られてきますので、夕方5時40分でホロスコープを出しました。
【One Point】 夕方5時40分からASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)が「水瓶宮」に変わるためです。
「基本三数」による「ホラリー・リーディング」からみて、いったい事実はどうだったのか、重要なポイントとなる時間だからです。
《 “問題”のシーン画像 》
ホロスコープの解説とヒントは後述いたします。
次は、イベント会場でセクハラ・タッチ問題が起きたときの一連の流れの画像をご覧ください。
まずは、「DJブース」から。
※赤丸内がパフォーマンス中のDJ SODAさんです。
※「DJブース」から観衆との垣根を設けた平場の柵のところまで降りてきて、ファンとのハイタッチやスキンシップなどをはじめます。
なぜ、運営側がここに「はしご」を設けているのか不明ですが、一段登ってファンと密接したところで、問題のセクハラ・タッチが起きています。
【One Point】 柵内、ステージ側には複数のカメラマンや警備などスタッフがいます。
ですがDJ SODAさんを制止するスタッフは写っていません。
これがもし、昭和の80年代アイドルの時代だったら、観客席に引き込まれたり、ズタボロにされる案件で、ホロスコープからいえるのは、彼女にとって“ハイテンション”な時間帯になっていました。
《 解説とリーディングのヒント 》
上掲のホラリー・ホロスコープのリーディングのヒントとミニ解説です。
仕組まれた“セクハラ事件”か、それとも偶発的な“事故”(アクシデント)なのか。
「JAL123便墜落事故」に似た“位置関係”がみられることから、“未必の故意”や“突発的なアクシデント”による事件に近い事故だといえそうです。
なぜなら、「天王星」が“イベント(出来事)の深層/真相”にかかわっていて、牡羊宮生まれ(太陽)の“DJ SODA”を象徴する「火星」と三分(トライン=120度)をとっています。
なので、どちらが悪いかではありませんが、観客の行動はもちろん、トラブルの“起因”は間違いなく彼女にあることが象わされています。
また、「天王星」が位置する牡牛宮の共鳴星「金星」が、DES(Desendant:ディセンダント=下降点)「獅子宮」の共鳴星「太陽」と当該第7ハウス(室)において、ジャストの合(コンジャクション=0度)であることも、このイベント(出来事)のホロスコープの場合、類似の側面があることになります。
根因は、どちらか一方の問題(悪い)といった二者択一の安易な“○×”式ではなく、運営を含めた三者三様の問題です。
当該ホロスコープをみても、「太陽&金星」が「MC=南中点」と「IC=北中点&天王星」の軸となって、T矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成していることからも、立場や考えの相違が両者の間にあったことが分かります。
【One Point】 両者側に悪意はみられません。
「MC=南中点」と「IC=北中点&天王星」に、「冥王星」と「海王星」が2か所から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけていることもその一つです。
《 どこかで見た“構図” 》
DJパフォーマンス中は、ほぼ「冥王星」がASC=上昇点に合=0度で、感情が昂ぶっていた“ハイテンション”状態になっています。
また「海王星」がDES=下降点に三分=120度ですし、「月」がMC=南中点に三分=120度です。
上述から、“感情的なヒートアップ”と“サービス精神”さらには“感覚的な非現実性”といったエキサイト状態にあったことが読みとれます。
SNSに悪気なくアップしたことが、リツイートなど波紋を呼ぶことになります。
そこに主催者側への批判もあり、彼らも責任を回避しなければならず、犯人不特定のまま刑事告発に至ったようです。
ついでに、慰謝料なのか示談金なのか損害賠償請求をすることで、自分たちこそが“被害者”側であることを強調したいという“被害者ビジネス”ならぬ、どこかで見た“構図”が推測できます。
ホロスコープを読める方は、掲載画像もご参考にされて、ご自分なりにご判断をされていただければと存じます。
【One Point】 なぜ“セクハラ・タッチ”が起きたのかは、上掲の画像から容易に理解できます。
アーティストを含めてもいいのですが、人気スターやアイドルのコンサートなどでは避けるべきありえない「場面」(シーン)が、善意を含め意図するしないにかかわらず生じています。
「百田新党」(仮)ってどうよ
2023.09.04
[ホラリーで読む] ― 10月17日「立上げ」の予定 ―
◆ 緊急アップ/時間がわからない1か月半後のホラリーってあり?
まだ立ち上がっていませんが、9月1日の「あさ8」で発表があったようです。
売れっ子作家百田尚樹氏を党首に、ジャーナリストの有本香氏を幹事長に、真の保守を目指して「百田新党」(仮)を来月10月17日に立ち上げ結党するということです。
当日、旧ツイッターこと「X]にアカウントが開設されています。
すると、たちどころに真の保守政治を期待する人々などフォロワーが続出、半日で5万、40時間で12万5千、9月3日現在「共産党」の13万台を超え、14万直前の「れいわ」をも超えそうな勢いです。
時間が未定ですが10月17日のホラリー・チャートから、実際はどうなのか、リーディングしてみることにしました。
《 「百田新党(仮)」結党発表 》
2日前(執筆時点)の9月1日の「あさ8」での正式発表。
その後、「X」にアカウント「百田新党(仮)」が開設され次のようにツイートされました。
【 (前略) 10月17日に正式な結党発表(記者会見)と「結党の集い」を行ないます。詳細は改めて発表します 】
翌2日、今度は「百田尚樹」の個人アカウントで次のようにあおっています。
【 ★重大秘密告知★
(中略)
そこで!
フライングで党名を発表します!
「百田新党(仮)」のフォロワーが20万を超えたら、有本さんに内緒でこっそり発表します 】
【One Point】 この“あおりツイート”もあってか、フォロワーは爆増。
それだけ「百田新党(仮)」に期待している人も多いということでしょう。
でも、実際はどうなのか? ちょっと“ホラリ”ってみようと思いました。
《 来月17日のホラリー・チャート!? 》
「記者会見」の時間も、「結党の集い」の時間も分かりません。
なので、「太陽」をASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置におく、ソーラーチャートで前代未聞のホラリー・リーディングになります。
ご参考です。
【One Point】 動きの早い「月」は、当日、蠍宮14度から27度を24時間で移動します。
いくら何でも夜中には行ないませんので、朝8時~夕方6時の間だと、蠍宮18度~24度を移動する「月」になります。
《 アスペクト・パターンがいっぱい 》
17日、日中の蠍宮の「月」は、許容度数(オーブ)10度でみると、早朝ではギリギリながら魚宮25度の「海王星」と三分(トライン=120度)です。
さらに、天秤宮23度の太陽に上方矩(アッパースクエア=90度)の「蟹宮23度」とも三分=120度に位置する「月」で、大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しています。
当日、会場(現場)は一般大衆の人気も含めて“大盛況”が心象風景で象わされています。
「水星」と「ドラゴンテール」を交えて三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)の「太陽」は、山羊宮23度の「冥王星」を下方矩(ロウアー・スクエア=90度)としています。
また、「太陽」に、牡羊宮24度の「ドラゴンヘッド」が衝=180度です。
上述の大三角=120度×3の1角、「蟹宮23度」を交えれば大十字(グランドクロス=90度×4)です。
準備に追われ、対処すべき課題も多そうです。
一方、天秤宮の「水星」は乙女宮の「金星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)で、新党立ち上げは百田氏の“理想像”となっていることが分かります。
さらに「太陽」を頂点に、「天王星」と「海王星」を底辺とするYOD(ヨッド=150/150/60度)までも形成されています。
【One Point】 一般的なハウスシステムによるホラリー・ホロスコープではなく、ソーラーチャートです。
表わす分野が根本的に異なります。ですが「基本三数リーディング」のセオリーは変わりませんので、同じようにリーディングできます。
《 自民党“リベラル”偏向への憂い 》
カンタンに解説いたします。
太陽に下方矩=90度の「冥王星」は、現在の自民党“リベラル”偏向政治への深い憂慮が深層にあり、また「百田新党(仮)立ち上げ」の真相ともなっていることがリーディングできます。
「山羊宮」また共鳴星「土星」は“誤魔化すことのできない現実”や“組織”や“実務”(運営)、つまりここでは政治への深く強い情動が根底にあることが象わされ、“衝動”や“アクション”を象わす「火星」が、「土星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとっていることからも、確実にそうリーディングできます。
さらに「火星」は、百田氏らが“新党結成”の目的やターゲットを象わす「牡羊宮」の共鳴星ですので、ウラの意図はなく、純粋かつ単純に「新党結成」そのものが意図されたものになっています。
【One Point】 「快気御礼! スーパー講座」は、“基本三数ホラリー・リーディング講座”ともなっています。
スカイプご受講の方でも、ペーパーご受講の方でも、セオリーを当てはめられてみられれば、案外とカンタンに分かると存じます。
《 現実に落とし込めれるか 》
天秤宮の「水星」が、天秤宮の共鳴星「金星」と交歓(M.R.)で、天秤宮の「太陽」に合=0度なのも、百田氏の「新党結成」の“意志”にウラがないことを象わしています。
悪くいえば、単純で純粋です。
あ、「ホメ言葉」ですよ。
また、「太陽」が、百田氏の太陽サイン(宮)「魚宮」の共鳴星「海王星」と、新しい宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」を底辺の星として、YOD=150/150/60度の頂点となっているのも、やむにやまれず否応なく「新党結成」を企図したことが象わされています。
総合的に見て、“夢”や“ビジョン”また茫漠とした“膨張”が、良し悪しはともかく随所に読みとれますので、どこまで“深層/真相”にそいつつ「現実」に落とし込めるかが成否を決めます。
【One Point】 それさえうまくいけば、“ランニング・ホームラン”も期待できる大ヒットが象わされたホラリー・チャートになっています。
“夢”や“ビジョン”を現実化できるサポートがあれば、成功するチャートになっています。
◆ 緊急アップ/時間がわからない1か月半後のホラリーってあり?
まだ立ち上がっていませんが、9月1日の「あさ8」で発表があったようです。
売れっ子作家百田尚樹氏を党首に、ジャーナリストの有本香氏を幹事長に、真の保守を目指して「百田新党」(仮)を来月10月17日に立ち上げ結党するということです。
当日、旧ツイッターこと「X]にアカウントが開設されています。
すると、たちどころに真の保守政治を期待する人々などフォロワーが続出、半日で5万、40時間で12万5千、9月3日現在「共産党」の13万台を超え、14万直前の「れいわ」をも超えそうな勢いです。
時間が未定ですが10月17日のホラリー・チャートから、実際はどうなのか、リーディングしてみることにしました。
《 「百田新党(仮)」結党発表 》
2日前(執筆時点)の9月1日の「あさ8」での正式発表。
その後、「X」にアカウント「百田新党(仮)」が開設され次のようにツイートされました。
【 (前略) 10月17日に正式な結党発表(記者会見)と「結党の集い」を行ないます。詳細は改めて発表します 】
翌2日、今度は「百田尚樹」の個人アカウントで次のようにあおっています。
【 ★重大秘密告知★
(中略)
そこで!
フライングで党名を発表します!
「百田新党(仮)」のフォロワーが20万を超えたら、有本さんに内緒でこっそり発表します 】
【One Point】 この“あおりツイート”もあってか、フォロワーは爆増。
それだけ「百田新党(仮)」に期待している人も多いということでしょう。
でも、実際はどうなのか? ちょっと“ホラリ”ってみようと思いました。
《 来月17日のホラリー・チャート!? 》
「記者会見」の時間も、「結党の集い」の時間も分かりません。
なので、「太陽」をASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置におく、ソーラーチャートで前代未聞のホラリー・リーディングになります。
ご参考です。
【One Point】 動きの早い「月」は、当日、蠍宮14度から27度を24時間で移動します。
いくら何でも夜中には行ないませんので、朝8時~夕方6時の間だと、蠍宮18度~24度を移動する「月」になります。
《 アスペクト・パターンがいっぱい 》
17日、日中の蠍宮の「月」は、許容度数(オーブ)10度でみると、早朝ではギリギリながら魚宮25度の「海王星」と三分(トライン=120度)です。
さらに、天秤宮23度の太陽に上方矩(アッパースクエア=90度)の「蟹宮23度」とも三分=120度に位置する「月」で、大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しています。
当日、会場(現場)は一般大衆の人気も含めて“大盛況”が心象風景で象わされています。
「水星」と「ドラゴンテール」を交えて三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)の「太陽」は、山羊宮23度の「冥王星」を下方矩(ロウアー・スクエア=90度)としています。
また、「太陽」に、牡羊宮24度の「ドラゴンヘッド」が衝=180度です。
上述の大三角=120度×3の1角、「蟹宮23度」を交えれば大十字(グランドクロス=90度×4)です。
準備に追われ、対処すべき課題も多そうです。
一方、天秤宮の「水星」は乙女宮の「金星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)で、新党立ち上げは百田氏の“理想像”となっていることが分かります。
さらに「太陽」を頂点に、「天王星」と「海王星」を底辺とするYOD(ヨッド=150/150/60度)までも形成されています。
【One Point】 一般的なハウスシステムによるホラリー・ホロスコープではなく、ソーラーチャートです。
表わす分野が根本的に異なります。ですが「基本三数リーディング」のセオリーは変わりませんので、同じようにリーディングできます。
《 自民党“リベラル”偏向への憂い 》
カンタンに解説いたします。
太陽に下方矩=90度の「冥王星」は、現在の自民党“リベラル”偏向政治への深い憂慮が深層にあり、また「百田新党(仮)立ち上げ」の真相ともなっていることがリーディングできます。
「山羊宮」また共鳴星「土星」は“誤魔化すことのできない現実”や“組織”や“実務”(運営)、つまりここでは政治への深く強い情動が根底にあることが象わされ、“衝動”や“アクション”を象わす「火星」が、「土星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとっていることからも、確実にそうリーディングできます。
さらに「火星」は、百田氏らが“新党結成”の目的やターゲットを象わす「牡羊宮」の共鳴星ですので、ウラの意図はなく、純粋かつ単純に「新党結成」そのものが意図されたものになっています。
【One Point】 「快気御礼! スーパー講座」は、“基本三数ホラリー・リーディング講座”ともなっています。
スカイプご受講の方でも、ペーパーご受講の方でも、セオリーを当てはめられてみられれば、案外とカンタンに分かると存じます。
《 現実に落とし込めれるか 》
天秤宮の「水星」が、天秤宮の共鳴星「金星」と交歓(M.R.)で、天秤宮の「太陽」に合=0度なのも、百田氏の「新党結成」の“意志”にウラがないことを象わしています。
悪くいえば、単純で純粋です。
あ、「ホメ言葉」ですよ。
また、「太陽」が、百田氏の太陽サイン(宮)「魚宮」の共鳴星「海王星」と、新しい宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」を底辺の星として、YOD=150/150/60度の頂点となっているのも、やむにやまれず否応なく「新党結成」を企図したことが象わされています。
総合的に見て、“夢”や“ビジョン”また茫漠とした“膨張”が、良し悪しはともかく随所に読みとれますので、どこまで“深層/真相”にそいつつ「現実」に落とし込めるかが成否を決めます。
【One Point】 それさえうまくいけば、“ランニング・ホームラン”も期待できる大ヒットが象わされたホラリー・チャートになっています。
“夢”や“ビジョン”を現実化できるサポートがあれば、成功するチャートになっています。
無謀? ホラリー乙巳の変
2023.08.26
[時間不詳]― 首謀者/中臣鎌足の狙い ―
◆ 蘇我入鹿が弑逆されたのは大極殿ではなかった!
“ホラリー占星術”は「ホラリー」(時点、設時)の名のとおり、イベントが起きた瞬間のホロスコープからリーディングをします。
古代日本を大きくレジーム・チェンジさせた一大事件「乙巳の変」(いっしの へん)をリーディングしてみようと思いました。
『隋書』なども参考にすると、九州倭国は大陸の冊封下から離れて独立し、畿内の小国に自ら吸収合併されるカタチで、7世紀初頭に「統一大和」を形成させています。
そのとき、現在の「首相」に相当する「大臣」(おおおみ)として『日本書紀』に記される、事実上の最高権力者“蘇我大王家”の三代目が入鹿(いるか)で、「乙巳の変」というのは、中臣鎌子(なかとみの かまこ:藤原鎌足)と事件から約23年後に天智天皇となる中大兄(なかの おおえ)らに蘇我入鹿が弑逆(しいぎゃく)されたクーデター事件です。
その日付は『日本書紀』に記されているものの、肝心の時間が不明です。
それでもホラリー・リーディングは可能なのでしょうか?
《 初のソーラーチャートによるホラリー 》
「時間が分からない? それでホラリー・リーディング? バカを言うな!」
“ホラリー占星術”に詳しい方ほど、そうおっしゃるかもしれません。
一般に「時間」が分からなければホラリー・ホロスコープの作成も占断もできないのは常識だからです。
それでも、どうしても「乙巳の変」の真相を確認したいという想いがありました
そこで「快気謝恩!スーパー講座」(基本三数ホラリー・リーディング講座)のついでに「ホラリー・リーディング」をしてみることにしました。
「基本三数」理論を駆使すれば、「太陽」をASC=上昇点の位置におく「ソーラーチャート」から「基本三数リーディング」によって首謀者「中臣鎌子」(藤原鎌足)がなぜ乙巳の変を起こしたのかがみえてきます。
無謀と思われるかもしれませんが「基本三数」理論から可能です。
【One Point】 やってみるだけの価値があるのです。なぜなら、鎌足の子、天才藤原不比等(ふひと)が実質的に編纂を主導した『日本書紀』に記述される、父が起こした「乙巳の変」の記述に不審な点が散見できるからです。
【ご参考:皇極大王(女帝)は実在しない?】
夫、舒明天皇のあとを継いだのが皇極天皇(和風諡号:天豊財重日足姫天皇:あめ とよ たから いかし ひ たらし ひめの すめらみこと)です。
翌8世紀の淡海三船(おうみのみふね)は、『日本書紀』に記される和風諡号を歴代天皇の業績や人となりから、漢字2文字の漢風諡号に改めました。
皇極天皇は推古天皇につぐ歴史上2人めの女帝になります。
「天皇」という号は、当時はまだありませんので大王(女帝)です。
皇極大王(女帝)は初の「譲位」と、斉明大王(女帝)として「重祚」をしていますが、そのわりには業績や人となりが見えません。
一方、重祚後の斉明大王は、土木工事が大好きで、人々から“たわむれ心の溝工事”と謗(そし)られています。
同一人物であるはずなのですが、キャラが違いすぎます。
《 「乙巳の変」のソーラーチャート 》
下図が、古代日本を大きく変えた歴史的大事件「乙巳の変」のソーラーチャートです。
【One Point】 「乙巳の変」が起きたのは、実在が疑われる皇極天皇(こうぎょく てんのう)の御世です。“皇極”という漢風諡号は、約100年後に付けられたもので、“最後の大王(天皇)”といった意味解釈ができます。
【ご参考:蘇我氏は“三代大王”だった】
7世紀初頭に「統一大和」が成立した直後、実権を握っていたのは、『日本書紀』に天皇を輔弼する大臣(おおおみ)と記されている蘇我馬子(そがの うまこ)です。
ただし、そのような事実は万世一系を旨とする『日本書紀』には書けません。
そのため、倭の女王「卑弥呼」を共立して“和”がもたらされた故事にならって、統一大和に際して立てられた「推古女帝」を初の女性天皇として描き、実力者蘇我馬子の業績は、通称「聖徳太子」を創作して摂政として描いたようです。
九州倭国が自ら畿内国に吸収合併されるかたちで、統一大和を成立させたため、初期の事実上の大王(おおきみ)は、九州倭国を出自とする“よそ者”「蘇我氏」だったわけです。
その三代目が入鹿です。
元畿内国の人間にとっては面白いわけがなく、蘇我氏を滅ぼして、政権奪取を謀ったのが「乙巳の変」です。
そんなことは神代(かみよ)の昔から独立国家「統一大和」で「万世一系」だったとする『日本書紀』に書けるはずもありません。
天武天皇の発案による『日本書紀』の意図からしても、早急に国家の体制を整える必要があった編纂当時の国内外の情況からは、藤原不比等のシナリオは正解でした。
ちなみに、統一大和の初代大王「蘇我馬子」の代わりが推古女帝で、三代目大王「入鹿」の代わりが皇極女帝を創作して「乙巳の変」を作文したとすれば、すべての辻褄が合います。
《 『日本書紀』に記される乙巳の変 》
『日本書紀』に、「乙巳の変」は次のように記されています。
●『日本書紀』「皇極天皇紀」より抜粋
6月8日、中大兄は(中略)ついに入鹿を斬ろうという謀(はかりごと)を述べた。
12日、天皇は大極殿にお出ましになった。
古人大兄(ふるひとの おおえ)が傍に侍した。
中臣鎌子連(なかとみの かまこの むらじ:鎌足)は、蘇我入鹿臣の人となりが疑い深くて、昼夜剣を帯びていたのを知っていたので、俳優(わざひと)に教えてだまし剣を解かせた。
(中略)
中大兄は自ら長槍をとって大極殿の脇に隠れた。[注:脇って?]
中臣鎌子連は弓矢をもって護衛した。
(中略)
中大兄は小麻呂らが入鹿の威勢に恐れたじろいでいるのを見て、「ヤア」と掛声もろとも小麻呂らとともに、おどりだし、剣で入鹿の頭から肩にかけて斬りつけた。
[注:長槍ではなかったんだ]
(中略)
入鹿は御座の下に転落し、頭を振って、「日嗣(ひつぎ)の位においでになるのは天子である。私にいったい何の罪があるのか。そのわけをいえ」と言った。
[注:日嗣=天皇のお立場を敬って言う辞。
それはそうと、なぜ、当たり前のことをここで入鹿に言わせる必要が…?]
(中略)
天皇は立って殿舎の中に入られた。
佐伯連小麻呂・稚犬養連網田は入鹿臣を斬った。
[注:ふつう天皇直属の臣下をその目前で許可なく斬殺することはない]
【One Point】 本当っぽく描写されていますが、随所に違和感があります。入鹿の「首塚」は“大極殿”があったとされる「飛鳥板蓋宮」から600mも離れた飛鳥寺の近くです。当時、大極殿がすでにあったのかどうか不明です。
《 ホラリー・チャートのポイント解説 》
上掲の「ホラリー・チャート」のポイント解説です。
細かな部分を除いて、ポイントは次の3点です。
【ポイント1:入鹿の不徳】
弑逆された蘇我入鹿は、最高権力者の地位にあり、実力者だったことが「土星&冥王星&ドラゴンヘッド」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)などからリーディングできます。
「太陽」に「火星」が衝(オポジション=180度)で、火星がこの三重合=0/0/0度を下三分(ロウアートライン=120度)としていることは、「売り家と唐様で書く三代目」ではありませんが、『日本書紀』の記述とほぼ同じで入鹿の権力と傲慢さを象わしワンマンまた横暴さのある三代目だったようです。
【ポイント2:中臣一族の危機】
首謀者、のちの藤原鎌足こと中臣鎌子は、そんな入鹿に中臣一族の危機を感じ、国や一族を守るために「乙巳の変」を策謀しました。
蟹宮の「太陽&金星」の合(コンジャクション=0度)、また「金星」は運命的なアスペクト・パターンYOD(ヨッド=150/150/60度)の頂点になっていて、その底辺の「木星」と「天王星」が交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)をとっており、なおかつ天王星もまたYOD=150/150/60度の頂点といった複合パターン、さらにMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)の上三分(アッパー・トライン=120度)が「天王星」であることからも、革命すなわちクーデターであったことを象わしています。
九州倭国に奪われた機内国大和の政権を奪取するためにも、また中臣一族防衛のためにも、中大兄らをたきつけ、やむをえず「乙巳の変」を策謀したことがリーディングできます。
【One Point】 ハウスシステムによる通常の「ホラリー・ホロスコープ」が何をメインに意味し、「太陽」による「ソーラーチャート」が何を意味するのか。「基本三数」から違いが分かっていれば、ホラリー・チャートは相応に可能です。
《 捏造される運命の「乙巳の変 》
最後に、3つめのポイントです。
【ポイント3:事件の現場は大極殿ではない】
『日本書紀』では蘇我入鹿大臣を弑逆した場所は“大極殿”に設定されています。
ですが、上掲のホラリー・チャートをみるかぎり、そのような兆候すらありません。
実際は「本能寺の変」のように護衛の少ない蘇我入鹿を、軍隊をもって襲撃し戦いの末に殺害した軍事クーデターであったことが読みとれます。
「太陽」に衝=180度の山羊宮の「火星」になっており、太陽の上方矩(アッパースクエア=90度)が「火星」の共鳴サイン(宮)「牡羊宮」19度となっていることからもそういえます。
事件現場は“軍事組織”(軍隊)が示唆されており、建物の中ではなく外であることからも、太極殿ではなく「首塚」の近辺のようです。
結局、「乙巳の変」は、統一大和の成立に多大な功績のあった蘇我氏を悪者に仕立てて、畿内政権の奪取と入鹿の横暴から一族を守るための軍隊による“クーデター”だったことが象わされています。
【One Point】 上掲のホラリーチャートからは、乙巳の変の真相は“事実誤認”され“誤解”されるものになっています。そのため、史実が明らかになることはありません。策謀によって迷宮入りとなることが象わされていることからも、『日本書紀』による「乙巳の変」は捏造です。
◆ 蘇我入鹿が弑逆されたのは大極殿ではなかった!
“ホラリー占星術”は「ホラリー」(時点、設時)の名のとおり、イベントが起きた瞬間のホロスコープからリーディングをします。
古代日本を大きくレジーム・チェンジさせた一大事件「乙巳の変」(いっしの へん)をリーディングしてみようと思いました。
『隋書』なども参考にすると、九州倭国は大陸の冊封下から離れて独立し、畿内の小国に自ら吸収合併されるカタチで、7世紀初頭に「統一大和」を形成させています。
そのとき、現在の「首相」に相当する「大臣」(おおおみ)として『日本書紀』に記される、事実上の最高権力者“蘇我大王家”の三代目が入鹿(いるか)で、「乙巳の変」というのは、中臣鎌子(なかとみの かまこ:藤原鎌足)と事件から約23年後に天智天皇となる中大兄(なかの おおえ)らに蘇我入鹿が弑逆(しいぎゃく)されたクーデター事件です。
その日付は『日本書紀』に記されているものの、肝心の時間が不明です。
それでもホラリー・リーディングは可能なのでしょうか?
《 初のソーラーチャートによるホラリー 》
「時間が分からない? それでホラリー・リーディング? バカを言うな!」
“ホラリー占星術”に詳しい方ほど、そうおっしゃるかもしれません。
一般に「時間」が分からなければホラリー・ホロスコープの作成も占断もできないのは常識だからです。
それでも、どうしても「乙巳の変」の真相を確認したいという想いがありました
そこで「快気謝恩!スーパー講座」(基本三数ホラリー・リーディング講座)のついでに「ホラリー・リーディング」をしてみることにしました。
「基本三数」理論を駆使すれば、「太陽」をASC=上昇点の位置におく「ソーラーチャート」から「基本三数リーディング」によって首謀者「中臣鎌子」(藤原鎌足)がなぜ乙巳の変を起こしたのかがみえてきます。
無謀と思われるかもしれませんが「基本三数」理論から可能です。
【One Point】 やってみるだけの価値があるのです。なぜなら、鎌足の子、天才藤原不比等(ふひと)が実質的に編纂を主導した『日本書紀』に記述される、父が起こした「乙巳の変」の記述に不審な点が散見できるからです。
【ご参考:皇極大王(女帝)は実在しない?】
夫、舒明天皇のあとを継いだのが皇極天皇(和風諡号:天豊財重日足姫天皇:あめ とよ たから いかし ひ たらし ひめの すめらみこと)です。
翌8世紀の淡海三船(おうみのみふね)は、『日本書紀』に記される和風諡号を歴代天皇の業績や人となりから、漢字2文字の漢風諡号に改めました。
皇極天皇は推古天皇につぐ歴史上2人めの女帝になります。
「天皇」という号は、当時はまだありませんので大王(女帝)です。
皇極大王(女帝)は初の「譲位」と、斉明大王(女帝)として「重祚」をしていますが、そのわりには業績や人となりが見えません。
一方、重祚後の斉明大王は、土木工事が大好きで、人々から“たわむれ心の溝工事”と謗(そし)られています。
同一人物であるはずなのですが、キャラが違いすぎます。
《 「乙巳の変」のソーラーチャート 》
下図が、古代日本を大きく変えた歴史的大事件「乙巳の変」のソーラーチャートです。
【One Point】 「乙巳の変」が起きたのは、実在が疑われる皇極天皇(こうぎょく てんのう)の御世です。“皇極”という漢風諡号は、約100年後に付けられたもので、“最後の大王(天皇)”といった意味解釈ができます。
【ご参考:蘇我氏は“三代大王”だった】
7世紀初頭に「統一大和」が成立した直後、実権を握っていたのは、『日本書紀』に天皇を輔弼する大臣(おおおみ)と記されている蘇我馬子(そがの うまこ)です。
ただし、そのような事実は万世一系を旨とする『日本書紀』には書けません。
そのため、倭の女王「卑弥呼」を共立して“和”がもたらされた故事にならって、統一大和に際して立てられた「推古女帝」を初の女性天皇として描き、実力者蘇我馬子の業績は、通称「聖徳太子」を創作して摂政として描いたようです。
九州倭国が自ら畿内国に吸収合併されるかたちで、統一大和を成立させたため、初期の事実上の大王(おおきみ)は、九州倭国を出自とする“よそ者”「蘇我氏」だったわけです。
その三代目が入鹿です。
元畿内国の人間にとっては面白いわけがなく、蘇我氏を滅ぼして、政権奪取を謀ったのが「乙巳の変」です。
そんなことは神代(かみよ)の昔から独立国家「統一大和」で「万世一系」だったとする『日本書紀』に書けるはずもありません。
天武天皇の発案による『日本書紀』の意図からしても、早急に国家の体制を整える必要があった編纂当時の国内外の情況からは、藤原不比等のシナリオは正解でした。
ちなみに、統一大和の初代大王「蘇我馬子」の代わりが推古女帝で、三代目大王「入鹿」の代わりが皇極女帝を創作して「乙巳の変」を作文したとすれば、すべての辻褄が合います。
《 『日本書紀』に記される乙巳の変 》
『日本書紀』に、「乙巳の変」は次のように記されています。
●『日本書紀』「皇極天皇紀」より抜粋
6月8日、中大兄は(中略)ついに入鹿を斬ろうという謀(はかりごと)を述べた。
12日、天皇は大極殿にお出ましになった。
古人大兄(ふるひとの おおえ)が傍に侍した。
中臣鎌子連(なかとみの かまこの むらじ:鎌足)は、蘇我入鹿臣の人となりが疑い深くて、昼夜剣を帯びていたのを知っていたので、俳優(わざひと)に教えてだまし剣を解かせた。
(中略)
中大兄は自ら長槍をとって大極殿の脇に隠れた。[注:脇って?]
中臣鎌子連は弓矢をもって護衛した。
(中略)
中大兄は小麻呂らが入鹿の威勢に恐れたじろいでいるのを見て、「ヤア」と掛声もろとも小麻呂らとともに、おどりだし、剣で入鹿の頭から肩にかけて斬りつけた。
[注:長槍ではなかったんだ]
(中略)
入鹿は御座の下に転落し、頭を振って、「日嗣(ひつぎ)の位においでになるのは天子である。私にいったい何の罪があるのか。そのわけをいえ」と言った。
[注:日嗣=天皇のお立場を敬って言う辞。
それはそうと、なぜ、当たり前のことをここで入鹿に言わせる必要が…?]
(中略)
天皇は立って殿舎の中に入られた。
佐伯連小麻呂・稚犬養連網田は入鹿臣を斬った。
[注:ふつう天皇直属の臣下をその目前で許可なく斬殺することはない]
【One Point】 本当っぽく描写されていますが、随所に違和感があります。入鹿の「首塚」は“大極殿”があったとされる「飛鳥板蓋宮」から600mも離れた飛鳥寺の近くです。当時、大極殿がすでにあったのかどうか不明です。
《 ホラリー・チャートのポイント解説 》
上掲の「ホラリー・チャート」のポイント解説です。
細かな部分を除いて、ポイントは次の3点です。
【ポイント1:入鹿の不徳】
弑逆された蘇我入鹿は、最高権力者の地位にあり、実力者だったことが「土星&冥王星&ドラゴンヘッド」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)などからリーディングできます。
「太陽」に「火星」が衝(オポジション=180度)で、火星がこの三重合=0/0/0度を下三分(ロウアートライン=120度)としていることは、「売り家と唐様で書く三代目」ではありませんが、『日本書紀』の記述とほぼ同じで入鹿の権力と傲慢さを象わしワンマンまた横暴さのある三代目だったようです。
【ポイント2:中臣一族の危機】
首謀者、のちの藤原鎌足こと中臣鎌子は、そんな入鹿に中臣一族の危機を感じ、国や一族を守るために「乙巳の変」を策謀しました。
蟹宮の「太陽&金星」の合(コンジャクション=0度)、また「金星」は運命的なアスペクト・パターンYOD(ヨッド=150/150/60度)の頂点になっていて、その底辺の「木星」と「天王星」が交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)をとっており、なおかつ天王星もまたYOD=150/150/60度の頂点といった複合パターン、さらにMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)の上三分(アッパー・トライン=120度)が「天王星」であることからも、革命すなわちクーデターであったことを象わしています。
九州倭国に奪われた機内国大和の政権を奪取するためにも、また中臣一族防衛のためにも、中大兄らをたきつけ、やむをえず「乙巳の変」を策謀したことがリーディングできます。
【One Point】 ハウスシステムによる通常の「ホラリー・ホロスコープ」が何をメインに意味し、「太陽」による「ソーラーチャート」が何を意味するのか。「基本三数」から違いが分かっていれば、ホラリー・チャートは相応に可能です。
《 捏造される運命の「乙巳の変 》
最後に、3つめのポイントです。
【ポイント3:事件の現場は大極殿ではない】
『日本書紀』では蘇我入鹿大臣を弑逆した場所は“大極殿”に設定されています。
ですが、上掲のホラリー・チャートをみるかぎり、そのような兆候すらありません。
実際は「本能寺の変」のように護衛の少ない蘇我入鹿を、軍隊をもって襲撃し戦いの末に殺害した軍事クーデターであったことが読みとれます。
「太陽」に衝=180度の山羊宮の「火星」になっており、太陽の上方矩(アッパースクエア=90度)が「火星」の共鳴サイン(宮)「牡羊宮」19度となっていることからもそういえます。
事件現場は“軍事組織”(軍隊)が示唆されており、建物の中ではなく外であることからも、太極殿ではなく「首塚」の近辺のようです。
結局、「乙巳の変」は、統一大和の成立に多大な功績のあった蘇我氏を悪者に仕立てて、畿内政権の奪取と入鹿の横暴から一族を守るための軍隊による“クーデター”だったことが象わされています。
【One Point】 上掲のホラリーチャートからは、乙巳の変の真相は“事実誤認”され“誤解”されるものになっています。そのため、史実が明らかになることはありません。策謀によって迷宮入りとなることが象わされていることからも、『日本書紀』による「乙巳の変」は捏造です。
木原副官房長官を読む
2023.08.07
[運勢頼み]― 「策士策に溺れる」にご注意を ―
◆ “イケイケどんどん”のソーラーチャートが意味するもの
あまり気が進まないのですが、話題の木原副官房長官のホロスコープ(出生天球図)をみてみようと思い立ちました。
出生時間が分かりませんので、例によって便利な「ソーラーチャート」によるリーディングです。
“総理官邸を動かしている”ということから、さぞ特徴のあるホロスコープかと思いきや、期待外れで、運勢頼みといえるソーラーチャートでした。
昨今は、社会的な地位が上がる“立身出世”の運勢期にあるものの、中身が伴わなければ“誤魔化すことのできない現実”が露呈していく時期でした。
《 木原氏のソーラーチャート 》
下図が出生時の「太陽」を始点とした木原氏のソーラーチャートです。
トランプ元大統領や習近平主席と同じ双子宮生まれ(太陽)だったとは…。
ただ、どこにでもありそうなホロスコープ(出生天球図)で、以下、簡単にポイントのみリーディングをお届けいたします。
【One Point】 “イケイケどんどん”のホロスコープです。
運勢が良いときには、ご自身の妄想絡みどおりにどんどんと事が運びやすいのですが、運勢が低下し、内面性が伴なっていないと、“策士策に溺れる”の例えどおりになりかねません。
《 人徳さえあればいい人です 》
主なポイントは、次の3点です。
1、「太陽と木星」「月と海王星」「水星と冥王星」の三分(トライン=120度)。
2、「太陽」に「冥王星」、「月」に「木星」、「火星」に「天王星」がそれぞれ下方矩(ロウアー・スクエア=90度)。
3、「太陽」を軸に「ドラゴンヘッド&ドラゴンテール」のT矩(Tスクエア=90/90/180度)、ならびに共鳴リーディングによって「金星」を軸に「ケレス」と「木星」を交えたT矩=90/90/180度があります。
吉凶や良し悪しは関係がなく、人徳を含め、活かせるか活かせないかが重要です。
当たり前ですが、“人徳”さえあれば“情動”も深く、いい人なんですよね。
【One Point】 もう一つ書いておきます。
蟹宮の「月(朝6時半頃までの生まれの場合)/金星/火星」で、火星を除いて第2ハウス(室)に位置します。
どちらかといえば補佐役タイプです。
ただし、「獅子宮」の象意を伴なった「月」なので、どうしても“中心志向”が出てきます。
《 正反対の海王星と土星のディレクション 》
「冥王星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとる「水星」は、許容度数(オーブ)6度のギリギリながら「土星」と合(コンジャクション=0度)です。
この秀逸なところは、「太陽」に下方矩=90度の「冥王星」を持たれることから情動が強く深いのですが、知に働き過ぎたり“論理”や“知性”に優れていることから、裏切らない補佐役や参謀タイプになれる策士の側面が強いことを象わします。
すでにピークは過ぎましたが、2015年~アバウトで今年2023年まで、約9年間は例えば中国の一帯一路のように、“大望”(見果てぬ夢“理想”)を抱いてまい進する人生期になっています。
また昨年2021年3月以降は、トランシットの土星によって、逆に現実への着地が可能な「星のディレクション」(運勢変化)を受けていた時期でしたし、今年2023年は“社会的な地位向上”が可能な立身出世の運勢期にありました。
ただし当該ディレクションは、内実が伴わないと誤魔化すことなく現実が露呈されてしまうことが起こります。
なぜなら、土星は“誤魔化すことのできない現実”を象わすためです。
【One Point】 当サイトでは、太陽と月のみ許容度数(オーブ)10度をとり、それ以外はマイナー・アスペクトを除いて、6度を標準としています。
実際には、当該ホロスコープの共鳴関係を加味して微調整します。
《 ご参考:星のディレクション 》
下図は、上掲の木原氏の「ソーラーチャート」に昨今の「星のディレクション」(運勢変化:アスペクト)をご参考に記したものです。
ソーラーチャートなので、出生時の「太陽」とのアスペクトです。
これによって“運勢頼み”といえる木原氏に、昨今、働いている「星のディレクション」(運勢変化)を知ることができます。
【One Point】 「太陽」のほかに代表的なディレクション・ポイントに「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)があります。
ですが、出生時間が不明なので確定できず今回は割愛させていただきました。
《 “大望”(幻想)と“立身出世” 》
トランシットの「海王星」は、今年2023年前半の一時期を除いて、木原氏の出生時の「太陽」に2015年以来の上方矩(アッパースクエア=90度)を投げかけています。
もともと、出生時の「月」と「海王星」の三分=120度を生まれ持つ木原氏は、気づくと気づかないとにかかわず、当該ディレクションによって人並み以上に“大望”(幻想)を抱く人生期にありました。
どこまで実現可能かは、彼の“現実”次第ですが、優れた「知性」と強い「情動」とによって活動の“原動力”となります。
“大望”(幻想)が現実化しやすかったのが、トランシットの「土星」の上三分=120度のディレクションを受けた期間で、一昨年2021年3月からでした。
引き続き“社会的な地位向上”がもたらされる、その後の上方矩=90度のディレクションにつながっていきますが、“誤魔化すことのできない現実”を象わす土星はシビアなので木原氏の“実体”が問われていくことになります。
現在、ネットで話題の「木原妻の元夫“不審死”」にまつわる大問題がそうです。
さらにこの8月は、トランシットの「水星&火星」が彼の出生時の「太陽」に下方矩=90度をとり、また「ケレス」が下三分(ロウアートライン=120度)をとっていくために、パワー・ダウンを余儀なくされるでしょう。
【One Point】 彼には、他人には計り知れない“情動”の強さと深さがあります。
“情けは他人のためならず”も起こりえますが、計算知(打算)に走りがちな彼の知性は逆に、“策士策に溺れる”といった方向に働きかねないのでご注意も必要です。
◆ “イケイケどんどん”のソーラーチャートが意味するもの
あまり気が進まないのですが、話題の木原副官房長官のホロスコープ(出生天球図)をみてみようと思い立ちました。
出生時間が分かりませんので、例によって便利な「ソーラーチャート」によるリーディングです。
“総理官邸を動かしている”ということから、さぞ特徴のあるホロスコープかと思いきや、期待外れで、運勢頼みといえるソーラーチャートでした。
昨今は、社会的な地位が上がる“立身出世”の運勢期にあるものの、中身が伴わなければ“誤魔化すことのできない現実”が露呈していく時期でした。
《 木原氏のソーラーチャート 》
下図が出生時の「太陽」を始点とした木原氏のソーラーチャートです。
トランプ元大統領や習近平主席と同じ双子宮生まれ(太陽)だったとは…。
ただ、どこにでもありそうなホロスコープ(出生天球図)で、以下、簡単にポイントのみリーディングをお届けいたします。
【One Point】 “イケイケどんどん”のホロスコープです。
運勢が良いときには、ご自身の妄想絡みどおりにどんどんと事が運びやすいのですが、運勢が低下し、内面性が伴なっていないと、“策士策に溺れる”の例えどおりになりかねません。
《 人徳さえあればいい人です 》
主なポイントは、次の3点です。
1、「太陽と木星」「月と海王星」「水星と冥王星」の三分(トライン=120度)。
2、「太陽」に「冥王星」、「月」に「木星」、「火星」に「天王星」がそれぞれ下方矩(ロウアー・スクエア=90度)。
3、「太陽」を軸に「ドラゴンヘッド&ドラゴンテール」のT矩(Tスクエア=90/90/180度)、ならびに共鳴リーディングによって「金星」を軸に「ケレス」と「木星」を交えたT矩=90/90/180度があります。
吉凶や良し悪しは関係がなく、人徳を含め、活かせるか活かせないかが重要です。
当たり前ですが、“人徳”さえあれば“情動”も深く、いい人なんですよね。
【One Point】 もう一つ書いておきます。
蟹宮の「月(朝6時半頃までの生まれの場合)/金星/火星」で、火星を除いて第2ハウス(室)に位置します。
どちらかといえば補佐役タイプです。
ただし、「獅子宮」の象意を伴なった「月」なので、どうしても“中心志向”が出てきます。
《 正反対の海王星と土星のディレクション 》
「冥王星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとる「水星」は、許容度数(オーブ)6度のギリギリながら「土星」と合(コンジャクション=0度)です。
この秀逸なところは、「太陽」に下方矩=90度の「冥王星」を持たれることから情動が強く深いのですが、知に働き過ぎたり“論理”や“知性”に優れていることから、裏切らない補佐役や参謀タイプになれる策士の側面が強いことを象わします。
すでにピークは過ぎましたが、2015年~アバウトで今年2023年まで、約9年間は例えば中国の一帯一路のように、“大望”(見果てぬ夢“理想”)を抱いてまい進する人生期になっています。
また昨年2021年3月以降は、トランシットの土星によって、逆に現実への着地が可能な「星のディレクション」(運勢変化)を受けていた時期でしたし、今年2023年は“社会的な地位向上”が可能な立身出世の運勢期にありました。
ただし当該ディレクションは、内実が伴わないと誤魔化すことなく現実が露呈されてしまうことが起こります。
なぜなら、土星は“誤魔化すことのできない現実”を象わすためです。
【One Point】 当サイトでは、太陽と月のみ許容度数(オーブ)10度をとり、それ以外はマイナー・アスペクトを除いて、6度を標準としています。
実際には、当該ホロスコープの共鳴関係を加味して微調整します。
《 ご参考:星のディレクション 》
下図は、上掲の木原氏の「ソーラーチャート」に昨今の「星のディレクション」(運勢変化:アスペクト)をご参考に記したものです。
ソーラーチャートなので、出生時の「太陽」とのアスペクトです。
これによって“運勢頼み”といえる木原氏に、昨今、働いている「星のディレクション」(運勢変化)を知ることができます。
【One Point】 「太陽」のほかに代表的なディレクション・ポイントに「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)があります。
ですが、出生時間が不明なので確定できず今回は割愛させていただきました。
《 “大望”(幻想)と“立身出世” 》
トランシットの「海王星」は、今年2023年前半の一時期を除いて、木原氏の出生時の「太陽」に2015年以来の上方矩(アッパースクエア=90度)を投げかけています。
もともと、出生時の「月」と「海王星」の三分=120度を生まれ持つ木原氏は、気づくと気づかないとにかかわず、当該ディレクションによって人並み以上に“大望”(幻想)を抱く人生期にありました。
どこまで実現可能かは、彼の“現実”次第ですが、優れた「知性」と強い「情動」とによって活動の“原動力”となります。
“大望”(幻想)が現実化しやすかったのが、トランシットの「土星」の上三分=120度のディレクションを受けた期間で、一昨年2021年3月からでした。
引き続き“社会的な地位向上”がもたらされる、その後の上方矩=90度のディレクションにつながっていきますが、“誤魔化すことのできない現実”を象わす土星はシビアなので木原氏の“実体”が問われていくことになります。
現在、ネットで話題の「木原妻の元夫“不審死”」にまつわる大問題がそうです。
さらにこの8月は、トランシットの「水星&火星」が彼の出生時の「太陽」に下方矩=90度をとり、また「ケレス」が下三分(ロウアートライン=120度)をとっていくために、パワー・ダウンを余儀なくされるでしょう。
【One Point】 彼には、他人には計り知れない“情動”の強さと深さがあります。
“情けは他人のためならず”も起こりえますが、計算知(打算)に走りがちな彼の知性は逆に、“策士策に溺れる”といった方向に働きかねないのでご注意も必要です。