伊勢を遥拝した天武天皇
2019.11.30
今日につづく“万世一系”の天皇の系譜について重要な役割を果たしたのが第40代「天武天皇」(てんむ てんのう)とその正妃である第41代「持統天皇」(じとう てんのう)です。

里中満知子の「天上の虹」は、読んだことはありませんが持統天皇について書かれたもので、副題には「持統天皇物語」と書かれています。

事実、「数理法則」から「天皇史」をみても、『古事記』と『日本書紀』の編纂を命じ、“万世一系”の皇統を明示した天武天皇は、「1数=意志」の立場です。

それを夫「天武天皇」の遺志を継ぎ、2度と皇位争いが起きないように「男系嫡系」を天皇として実現させ、孫の珂瑠皇子(かるの みこ)を居並ぶ天皇候補を排して第42代「文武天皇」として即位させた持統天皇は、「万世一系の定着」からみたとき「2数=実体」にあたります。

ちなみに、「3数=関係」は第42代「文武天皇」(父:草壁皇子)です。

それはともかく、ほかにも持統天皇は「万葉集」(第1巻)を編纂したり、伊勢神宮を今日のように立派に建造するなど、歴史上、重要な業績を残した女帝なのですが、正鵠を射た文献が少ないのも事実です。

最近、『持統天皇』(副題:壬申の乱の「真の勝者」)と題する新書判を書店で見つけました。

これだけだったら手にとらなかったと思いますが、オビに「この国のかたちを決めた女帝」と書かれていたために購入してしまいました。

本文は、ときに著者の情緒的な主観が入るのが気になったのですが、相応に資料を調べておられるようで、そこが参考になると考えました。

実際、資料にもとづく客観的な記述の部分は参考になりました。

ただ、最大の問題は次の解釈です。

壬申の乱にさいして、大海人皇子(天武天皇)は、隠棲していた吉野から、わずかな供を連れて挙兵のために東国(桑名また不破:関ヶ原方面)にいたる途中、「朝明郡(あさけのこおり)の迹太川(とおかわ)のほとりで天照大神を遥拝された」と『日本書紀』(現代語訳)にあります。

著者は、これを否定し、拝んだのは伊勢や天照大神ではなく、朝日(太陽)だと記すのです。

『日本書紀』の原典となった書籍「安斗知徳日記」をあげて、東国に向かう途中、雷がなり雨も激しく黒雲におおわれたことから、辰の時の朝8時ころ大海人皇子は天候が回復して太陽が現われ、朝日を拝んだのだと解釈しています。

この解釈によほど自信があるのか、何度(3~4度)も記しているのです。

当時の伊勢は、立派なお社があるわけではなく、小さな祠(ほこら)でした。
それを、壬申の乱に勝利した天武天皇と持統天皇が、戦勝祈願成就のお礼に今のように立派に建造し、“天照大神”を祀ったというのが事実です。

補記しておきますと、そのころの“天照大神”は1柱にすぎず「皇祖」ではありませんでした。

なぜなら、『日本書紀』には、「皇祖の高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)は」と、皇祖は男性神であることが明確に記されているからです。

天照が素戔嗚尊をおしのけて天皇家の「皇祖」とされたのは、維新後、明治天皇からで、実際、明治天皇は持統天皇以来、約1,500年ぶりにのちの天皇としては初めて伊勢をご親拝しています。

大海人皇子(天武天皇)が遥拝し戦勝祈願をしたのは、伊勢(天照大神)に間違いはないのですが、女性神ではなく「男性神」としての“天照大御神”です。

それを著者は、そうではなく大海人皇子が拝んだんのは太陽(朝日)だと主張するのですが、これは明らかに間違いです。

なぜなら、客観的にみればわかりますが、大海人皇子が遥拝した「朝明郡の迹太川」からみて「伊勢」は、ほぼ真南にあたるためです。

辰の時(午前8時ころ)なので、太陽はまだ南にはありません。

それでも著者は、何度も太陽を拝んだのだと記していますが、その場合、伊勢方面ではなく東の知多半島方面もしくは、現在、草薙の剣が祀られている熱田神宮の方向になります。

それだと戦に勝った大海人皇子こと「天武天皇」と「持統天皇」が、熱田神宮ではなく「伊勢神宮」を今日のように立派に建造して当時の天皇として唯一、ご親拝した理由がみえてきません。




●天武天皇(大海人皇子)御遥拝の地と伊勢の位置関係







牡羊宮へのディレクション
2019.11.18
宝瓶宮占星学サイトの「今週の運勢」(牡羊宮)や、当ブログの「曺国(チョ・グク)氏の命運」などでも触れましたが、牡羊サイン(宮)の中盤から終盤に象意を持つ人はご注意が必要です。

生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)によって多少は異なってきますが、組織や社会で「権力」をえたり、立身出世など職場や社会で「地位」のアップが起きる人生期にあります。

ですが、その一方で、不法な行為や違法行為はもちろん、人倫道徳にもとる行為をすると、その立場を一気に失い、社会の“どん底”に落ちかねない両極端の「星のディレクション」(運勢変化)を受けているのです。

さらには、“誤魔化すことのできない現実”が表沙汰になるディレクションも受けているために、せっかく責任ある「長」の立場についても、社会的な「実力」や「見識」がともなわないと、一気に馬脚をあらわして底がバレていく出来事が起こりかねない人生期にあります。

ちなみに、全員ではありませんが天秤サイン(宮)に象意を持つ人の要注意です。

出来事自体は、それぞれに異なることになりますが、天秤宮に象意を持つ人の大半は、精神面や心理面といった内面性に課題を抱えたり、深く関心を寄せざるをえないことが起こる人生期です。

同時に、これまでの生き方が通用しにくくなり、結婚また離婚などのケースをふくめて、いずれにしても一から出なおさなければならない人生期をむかえている人が多いのです。

それはともかく、牡羊宮の中盤(10度~19度)また終盤(20度~29度)に象意を持つ人の昨今の一例をご紹介しておきます。

ただ、「出生時間」が分からないために、ASC(上昇点)が「牡羊宮」の人はここで一例として挙げることができません。

生年月日から、太陽サイン(宮)が上記に該当するかたのみになります。

1、
「曺国(チョ・グク)氏の命運」にも予言的に挙げたとおり、1965年4月6日生まれの曺国は、牡羊宮15度~16度の太陽を生まれ持ちます。

ご存じのとおり、“時期大統領候補”ぶくみの鳴り物入りで「法務部長官」(日本の法務大臣)に抜擢されたものの、わずか1か月あまりで辞任せざるをえなくなりました。

彼の“疑惑”だらけのなかで、就任は、その時点で“辞任”また“更迭”はリーディングの鉄板でした。

2、
次に、芸能人では徳井義実がそうです。

彼は、1975年4月16日生まれで牡羊宮25度の太陽です。

牡羊宮の性格上、“悪気”はなかったと思いますが、悪質な所得隠しにとられかねない「申告漏れ」が明らかになるなか、2億円前後の自宅を建てたことも明らかになって、人気も安定したなか、芸能活動を休止せざるをえくなりました。

3、
政治家では、小泉進次郎環境大臣もそうです。

今般の第4次安倍改造内閣で「環境大臣」に抜擢された小泉氏は、国連での「セクシー発言」や“30年後の自分は何歳か”など意味不明の「ポエム発言」などで人気に反して、内容がともなわないことが明らかになりました。

彼のホロスコープ(出生天球図)をみれば、もともとファンタジー気質で政治家向きではないものの、抜群の「人気運」を生まれもっています。

そこに、昨今の「社会運」の星のディレクションを受けて「将来は総理大臣か」などとモテはやされましたが、そう騒がれる運勢はもつもの現実感覚に乏しい「ホロスコープ」なので、現実に即した政策は期待で傷、“錯誤”が多くなってとても任せられる器ではありません。

逆にいえば、オバマのように大言壮語(ハッタリとも)でTOPについても、今以上のボロが出ますので、人気運を活用した“人寄せパンダ”に最適です。

4、
もう一人、ホットな芸能人を挙げておきます。

昨日11月17日に合成麻薬MDMAの所持があきらかになった沢尻エリカも、1986年4月8日の生まれで牡羊宮17度の太陽です。

彼女が芸能界の目標と公言していた大河ドラマの出演が決まり、すでに今年6月3日にクランクインして撮影が進むなか、“容疑者”の段階ながら、2か月後にはオンエアされるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の降板が視野に入り、第10話までの撮影やり直しが取り沙汰されています。

というか、星のディレクションから降板はほぼ確実です。


以上は、太陽サイン(宮)のみの最近の一例ですが、いずれのサイン(宮)であっても「出生時間」によるASC(上昇点)が該当されるかたは、ご用心が必要です。

「組織運営変革の深化」のディレクションは、今年8月以降、正式“ピークの時期”を告げており、「トップ・ディレクション」にむかって進んでいます。

牡羊宮にかぎらず、これらに関係する「ホロスコープ」(出生天球図)を生まれ持つかたは、言動には細心のご注意が必要な人生期です。







決定した文政権/韓国崩壊
2019.11.18
いよいよ今週末の11月23日(土)には、「GSOMIA」(ジーソミア=日韓軍事情報包括保護協定)の失効を迎えます。

先日、エスパー米国防長官は、文在寅大統領に直接GSOMIAの延長をうながしたものの、文在寅は「日本がホワイト国に戻さなければ延長はしない」という旨の発言をしたようです。

この言葉を、そのまま鵜呑みにしたりして、韓国の良識的な判断や撤回の可能性を云々したり、またGSOMIA破棄は文在寅の“メンツ”のためなどと理解していると間違います。

結論としては、文在寅は“日韓分断”に続いて“米韓分断”を画策しています。

なので、「日本がホワイト国からわが国を除外したからGSOMIAを破棄する」と、日本のせいにして、アメリカとの距離をおく、いい「口実」ができたと考えています。

つまり、文在寅は、日本が韓国をホワイト国に戻さないことを承知していますし、間違って戻せば、それでも国民にアピールできるので、現段階ではそれでもよく、ホンネはいち早くアメリカ離れをして、同床異夢ながら“中国北朝鮮陣営”の仲間入りを果たしたいのです。

そのうえで、軍事的には北朝鮮の「核ミサイル」を共用することによって、経済的には中国の「経済力」のバックアップを得ることによって、韓国のプレゼンスを立て直そうとしているわけです。

文在寅政権は、自由民主主義また日本人の常識からみれば、“バカ”なことばかりやっているように見えますが、弁護士でもあることから、それなりに考えていて、自分からではなく「止むをえず日米から離れた」という体(てい)で、いかに早く韓国の共産化を成し遂げるか考えて道を選択しています。

なので共産主義思想や主体思想に染まった側近や人民からみると、文在寅は“最高の大統領”であり韓国を立て直す“英雄”にしか映っていません。

一方、良識的な一部の韓国民からみると、“外交ベタ”で“経済オンチ”で韓国を“崩壊”に導く無能な大統領にみえますが、ある意味、日本からみても“真の韓国”の姿を、日本国民と世界にみせてくれる“素晴らしい大統領”なのには違いありません。

もっとも、アメリカもそんなことは分かっています。

なので、今回エスパー国防長官がわざわざ訪韓して、言外に“アメリカと中国のどちらを選ぶのか”と最終確認を文在寅に問うたわけです。

結果、“日本のせい”でという前置きながら「GSOMIAを破棄する」という言質をえたことで、もはやジ・エンドです。

白人を本気で怒らせるとコワイのです。

あらゆる手段をつかって、“韓国つぶし”正確には「文在寅政権つぶし」を画策することになります。

そのためには、まず“韓国”という国が地上からなくなって、それから“新しい国”をつくってもいいくらいの動きをみせていくこともありえます。

文在寅が読み誤まっているのは、北朝鮮金正恩委員長のはらのうちです。

金正恩は、主体思想を堅持して北朝鮮の存続が目的です。

なので、アメリカと中国の両方を天秤にかけて、あわよくばアメリカ(トランプ)を手を組んでもいいくらいに考えています。

なのに、今回、GSOMIA破棄によって、戦略を狭める結果をもたらし、南北統一の支障にもなるので、「文在寅のバカめ!」ぐらいに思っているわけです。

一方、中国は、文在寅が尻尾をふって従属国になる気がどこまであるのか、アメリカと完全に手を切るのか、わざと文在寅に冷たくして、試しています。

日本は、アメリカとの合意次第で、いつでも韓国経済を崩壊させる「最終カード」を握っていますので、スタンスを変えずに事態が“決定的”になるのを見守っている状態です。

もう、答えは出ていますので、あとは韓国崩壊の「ソフト・ランディング」がどこまでできるのか、韓国民の文政権に対する対応次第になっています。








明治神宮鎮座百年
2019.11.12
明治大帝(明治天皇)が明治45年(1912年)崩御されてから8年後、大正9年(1920年)11月1日に現在の代々木公園に隣接する「明治神宮」(正式名称:明治神宫)が創建されました。

ご祭神は、第122代天皇の明治天皇と昭憲皇太后です。

これは明治大帝の御誕生日とされる11月3日を2日後にひかえてのことでした。

創建から、来年令和2年(2020年)は、ちょうど100年になることから、「明治神宮鎮座百年大祭」が催されます。


来年の大祭を前に、今年令和元年(2019年)に「本殿修復工事」が竣功し、9月からは銅板の屋根が輝き、金飾も鮮やかな御本殿をご参拝できるようになりました。

また、本殿南神門前の白木(素木)の「三ノ鳥居」(正式名称:南玉垣鳥居)も、それまでの台湾産の桧にかわって、今回は木曽産の桧がもちいられ、用材調達から6年間の歳月をかけて建て替えられました。

今上天皇が本年5月1日に即位された直後、12日に明治神宮に訪れたときには、本殿も内拝殿も幕に覆われていて工事中でしたが、外拝殿(げはいでん)は改装済みでした。

まだ暑い盛りの9月上旬、時間が余ったついでに、“おのぼりさん”よろしく「靖国神社」から、武道館をとおって「皇居」に、そして東京に住んでいたころよく行っていた「明治神宮」を巡ってきました。

このときも真新しい拝殿の後方にクレーンが立っていて、やはり本殿には幕がかかっていました。

そして、今上陛下の祝賀パレードが今月11月10日に行なわれた翌日、11月11日に日帰りながら、今年三度めの明治神宮ご参拝となりました。


明治大帝は、廃仏毀釈などをすすめた明治元年(1868年)の「神仏分離令」によって、天智系天皇による、それまでのシナ式や仏式を一部にとりいれた様式を排して、天武天皇(正妃:持統天皇)による日本本来の神道様式に“戻し”て即位された近代の祖となる天皇です。

それゆえ“大帝”と表記しているのですが、今日に至る近代国家「日本」の新しい礎はここから築かれていったのです。

歴代天皇にかかわる詳しいお話は、「数理法則とクオリアル・ワールド 伝授講座」応用編で「基本三数」にもとづいてお伝えする予定です。

かんたんに近代のみ申し挙げておきます。

明治の御一新(明治維新)以降、明治、大正、昭和(戦前、戦後)と「基本三数」の天皇を経て、昭和天皇が崩御された1989年から、約2,160年続く新たな「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)がはじまりました。

現在の上皇(平成の天皇)は、その初代にあたり、今年2019年5月1日に即位された今上天皇は、「数理法則」から申し上げますと、日本的霊性をそなえた“精神性”と“自立”など「実体(現実)の国家」に今後、日本なっていくことを意味します。

19世紀に、近隣アジアへの西洋の植民地化が進むなか、日本は明治大帝のもと“殖産興業”と“富国強兵”といった文明開化を成し遂げ、日本が植民地化されることを防ぎ列強に負けない近代国家建設をめざし成功しました。

世界のだれもが「白人には勝てない」と思っていた時代に、明治大帝のもと“皇国の興廃”をかけた「日露戦争」に勝利し、アジアやアフリカなどの有色人種に希望をあたえたことは有名です。

それは、当時のロシア帝国に苦しめられていた北欧近隣諸国にも同様でした。

欧米には“イエロー・モンキー”でも、日本は世界の“希望”となったのです。


そして今日、当時と同じように、“資本侵出型国家”で一党独裁の共産主義「中国」が、アジアやアフリカはもちろん、日本をふくむ太平洋の西半分を領土にしようと、世界覇権の野望をむきだしにしてします。

詳しいお話は省きますが、日本に対するその手はじめが、NHKをはじめとする大手マスコミ、また琉球新報や沖縄タイムズなどの反日マスコミへの浸透工作です。

同時に、アメリカの“ポリティカル・コレクトネス”戦略を日本向けに活用した、沖縄こと“琉球”や北海道の“アイヌ”などをクローズアップさせた日本民族分断化工作です。

アイヌ民族を“先住民”とする「アイヌ新法」など、中国は、北海道の土地を買いあさっていますが、そのうち“アイヌ”だと偽って広大な北海道に、犯罪者的中国人民を送りこみ、拠点を築かせることにもなりかねません。

私たちは今、日本国の振興、発展、独立(自立)をつらぬいた「明治の精神」を新たにすべきときにあります。








対日姿勢を弱めてきた?
2019.11.06
最近、ちらほら韓国政府が「日本に折れてきた」とか、「対日姿勢を弱めてきた」と言われるようになりました。

そんなことは聞いていないというのならいいのですが、たしかに「自分もそう感じる」また「そう思う」というのなら、ご注意ください。

ことは、そう簡単ではありません。

純朴(お人好しとも…)な日本人がそのように反省しているのなら、素直に信じることができます。

ですが、周囲をロシア、シナ(中国)、満洲、日本と、長い間、歴史的に強国に囲まれてきた朝鮮族(韓国、北朝鮮)は、そのなかで生き延びるための手段は問いません。

これまでの歴史的朝鮮族(韓国、北朝鮮)のやり方を知っておられる方は、何を言おうとしているのかご理解できるはずです。

危機に陥ったときに朝鮮族の言質をそのまま素直に信じると、彼らの術中にまんまとはまります。

日本人は人を騙さないので半島人もそうだと考え、つい“情け”をもって受け入れようとします。

ですが、もはやこれまでの“強硬姿勢”が日本に通用しないとわかったために彼らは、意図するしないにかかわらず“戦術”を変えてきたにすぎないのです。

歴史的朝鮮族は、自国が有利なときは彼らの“水に落ちた犬は打て”とばかりに、徹底的に相手を責めますが、相手に叶わないとわかると、つまり昨今のように日本に対して“不利”になると、“停戦”や“和解”また“降伏”を提案するのです。

そして“条約”までも交わします。

たとえば、2世紀に半島人が後漢と戦ったときもそうですし、3世紀に魏と戦ったときも、また6~7世紀に隋と高句麗が戦ったときもそうでした。

大国相手に不利になると“休戦”や“降伏申し入れ”、和議を結びますが、それで相手が油断すると、そのスキに“約束”を破って攻撃を仕掛け、それで勝った将軍が「英雄」にまつりあげられるのが、歴史的朝鮮族(半島人)です。

今、韓国はそのときと同様に、日本に“和解”や“降伏”を申し入れる素振りをしています。
それを“本気”だととらえると間違いますので、彼らは、ことを有利に向かわせようと画策しているにすぎないことを見抜くべきです。

彼らにとってそれ“ウソ”が生き延びるための方策なので、相手を騙すことが“悪”だとは決して思っていません。

それで現在の危地を打開できれば、日本に勝った“英雄”と称賛されるのが歴史的朝鮮族で、現在の韓国政府も同様です。

それさえも通用しないとわかると、国民をおいてまっ先に逃げるのが歴代TOPでした。

一例をあげれば、朝鮮戦争のとき、まっ先に逃げたあと橋までも壊して国民や韓国軍をとり残したのが当時の初代大統領、李承晩(イ・スンマン)でした。

その後、半島の大半を共産軍(北朝鮮、中国)に占領されたとき、国連軍(アメリカ)は仁川(インチョン)上陸作戦によって北朝鮮(共産)軍を38度線まで推し戻し、有利に立ちました。

そのとき現在も続く「休戦」が国連軍と北朝鮮の間で結ばれますが、これに最も反対し「戦争継続」を訴えたのが、まっ先に逃げて戦わなかった李承晩でした。

こんなお話はザラです。

口では勇ましいことを言っても、うわべだけで、自分では戦わずまっ先に逃げるのが彼らのお家芸です。

そういった歴史的朝鮮族が、今、「折れてきた」とか「反日姿勢を弱めてきた」とみえても、その先を読んでどう対処するか、対韓国外交の真価が問われる秋(とき)です。








首里城炎上2019
2019.11.03
ニュースやネットでご存じのとおり、世界遺産の「首里城」が4日前の午前2時半頃から半日近く炎上しました。

報道では、幸い一般住宅に被害はなく、死傷者もいなかったものの、正殿、北殿、南殿、書院の主要な“4”つの建物を全焼し、全部で“7”か所が被害に遭い、合わせて“4,800”平方メートルを延焼したといいます。

この“数字”を聞いたとき、なにか意味があるのではないかと考え、ホラリー・ホロスコープからリーディングしてみようと思いました。

ときあたかも、「首里城祭2019」の真最中(10月27日〜11月3日)で、発火直前の夜中1時頃までイベント作業がなされていたということです。

このイベントは、正殿前で「中国への冊封儀式」を行なうなど、中国への恭順の意を示し、“中国隷属”を既成事実化しようとする側面があったようです。

さて、そんな正殿が発火元となった今回の火災は、この“事実”や“数字”をみても、見えない意味がありそうで、事実、当該ホラリー・ホロスコープにも強いメッセージとして象わされていました。

火災発生時の「ホラリー・ホロスコープ」は次のとおりです。



事件または事故の“意志”側、すなわち起因にかかわるASC(上昇点)は「乙女宮」です。

乙女宮は、この場合“テクニカル”なことが起因して、火災にいたったことを象わします。

つまり、「放火」などの人為ではなく、人がかかわったとしても何ら意図のない“ケアレスミス”が出火の原因です。

その理由は、ASC(上昇点)に「土星」が下三分(120度)であることをはじめ、ASC(上昇点)「乙女宮」の共鳴星の「水星」が、金星とジャストの合(0度)であること以外は、ほかにアスペクトをとっていないことが第1点にあげられます。

第2点は、“現場”を象わすMC(南中点)「双子宮」の共鳴星もまた「水星」になっていることです。
この意味は、“現場”自体が、発火の“意志”すなわち起因でもあることを象わしています。

さらに申し上げますと、第3点は、“被害側”を象わすDES(下降点)「魚宮」は、魚宮自身の共鳴星「海王星」を合(0度)としていることです。
これは、“被害”が自分自身によることを象わしています。

そのうえ、さらに“突発的”な事故などを象わす「天王星」を衝(180度)とする「太陽」までもが、「海王星」に上三分(120度)をとっているために、被害は“自分自身”によって、突発的に発生したことが読みとれるためです。

これらの意味は、出火の原因が「首里城」(正殿)自体にあることを示しています。

つまり、“意訳的”(擬人的)に解釈すれば、被害者である「首里城」(正殿)自身が、イベントを嫌って、沖縄を守るために犠牲となり、自ら“炎上”したことを、DES(下降点)に合(0度)の「海王星」や、上三分(120度)の「太陽」は象わしています。

それは、“事件”や“事故”などを象わすことがある「火星」が、“現場”を象わすMC(南中点)「双子宮」に下三分(120度)をとっていることもそうで、首里城(現場)自らが今回の“アクション”(被害)を起こしていることも同様です。

また、火星が「冥王星」と矩(90度)をとっていることも見逃せません。

冥王星は、ASC(上昇点)に下三分(120度)の“地元”(首里当蔵町また沖縄)を象わす「土星」と合(0度)でもあり、太陽と「五分(クインタイル=72度)」でもあることは重要です。

まず、冥王星は、立場としては“王様”や“TOP”を象わすことがあるために、今回のホラリー・ホロスコープでは、琉球王朝の“宮殿”である「首里城」自体を象わすことになります。

次に、「五分(72度)」は、ほとんど採用することがないのですが、今回の場合は、「第5ハウス(室)」の冥王星が、「太陽」と五分(72度)を形成しているために、無視することはできず、「首里城炎上」の隠された理由に大きくかかわってホロスコープ全体を左右するほど重要です。

一言でいうと、“首里城”(琉球王朝)自らが引き起こした“火災”を意味します。

なぜ、そのようにいえるのかというと、冥王星は立場としては“王様”(王朝)を象わすこともそうですが、「首里城炎上」の“起因”すなわち意志を象わすASC(上昇点)が、“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」を下三分(120度)として、出来事としては“運命”(宿命)などの見えない力(パワー)を象わす「冥王星」が、合(0度)をとっているからです。

そればかりではなく、上述のように“中心”(主体者)を象わす「太陽」までもが冥王星と「五分(72度)」をとって、自らの意志による“主体的”な「首里城炎上」としていることが決定的です。

「ASC(上昇点)」もまた人智を超えた“超越的”な働きをもつ「海王星」を衝(180度)として、“被害側”(首里城、琉球王朝)の見えざる働きを象わしています。

このような星の配置は、火災の原因が「首里城」(正殿)自体に起因することを象わしていて、その背景に“琉球王朝”の見えざる意図があるとリーディングできることからも、人智を超えた“運命的”なメッセージをともなって、今回の「首里城炎上」が起きたといえます。

たぶん、心ある沖縄民は、なにか感じているのではないでしょうか。








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