深層の精神意識の時代
2024.01.28
[ガリレオの果てに] ― 冥王星の水瓶宮入宮の天意 ―


近代物理科学の発達と精神意識の変革の黎明



過去の双魚宮時代にあって、宝瓶宮時代の影響圏に入った1630年は、ガリレオ(1564-1642)の生存中でした。

双魚宮時代の25度にあたる時代で、以降360年以上が経ち、宝瓶宮時代の0度にあたる今日、今年2024年1月21日に冥王星が水瓶宮に入宮し、「深層の精神意識の変革」のデレクションの本格的なスタートの時代を迎えました。

「深層の精神意識」というのは、いわば“霊性”や“深層心理”のことですが、ガリレオがひらいた「近代物理科学」とどうかかわり、何の関係があるの? と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

宝瓶宮時代は、1989年に起きた宇宙波動の変化「宝瓶宮時代のビッグバン」によって波動的ながら正式にはじまりました。

その本格的なスタートが「深層の精神意識の変革」のディレクションです。

宇宙を“空間域”とする共鳴星「天王星」によって「最先端物理科学」と「深層の精神意識」は深くかかわっていきます。



《 宝瓶宮時代の本格的なはじまり 》

科学的合理思考が強い方から「ちょっと待て!」という声が聞こえてきそうです。

主観的な“信じる/信じない”による中世の宗教信仰の時代から、客観的な実験による近代科学思考の時代を切り拓いたガリレオです。

それが宝瓶宮時代の影響圏のはじまりだというのなら、科学とは正反対に「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革が、なぜ宝瓶宮時代の本格的なスタートになるのか、おかしいではないかという疑義です。



まったくおかしくありません。

「メビウスの輪」のような一面を持つ人類歴史の発展の経緯を知れば、当然の流れです。

また、今後の宝瓶宮時代は双魚宮時代の古い社会通念ではとらえることができない社会が築かれていくことをみても、そういえます。


【One Point】 最先端科学の「量子論」(量子力学)をみてもお分かりのとおりです。

これまでの常識「ニュートン力学」(古典力学)が通用しないのです。なぜなら、宝瓶宮時代は科学であって科学を超えた共鳴波動科学「共鳴関係論」を歴史パラダイムとしていくためです。




《 実在宇宙(クオリアル・ワールド) 》

知性が発達した現代人のモデル、“科学的合理思考”の先駆けとなったのはガリレオです。

ただし、宗教信仰もそうですが、科学思考のみが宇宙この世界のすべてではありません。

現代の科学文明に留まらず、今後の宝瓶宮時代はかつて人類が体験したことのない世界に進みます。

身近な一例を挙げますと、IT化やAIといった先端技術と並行しつつ、それらを超えた「共鳴関係論」による宇宙的な次元に進んでいきます。

宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」は“宇宙”を空間域とする象意を持つためです。

ここでいう宇宙は、「共鳴関係論」を含み「物理宇宙」に留まりません。

信じられない方も多いと存じますが、“和、絆、民度”といった心性面や霊性面にかかわる“波動エネルギー”を伴なった“宇宙”も意味します。

本来の実在宇宙、クオリアル・ワールドです。


【One Point】 通称:宝瓶宮占星学の真髄をお伝えする「伝授講座」こと“宝瓶宮時代の新しい宇宙観”「数理法則とクオリアル・ワールド」を2012年にはじめました。

その「今後30年間の星のディレクション」の中で、「深層の精神意識の変革」のデレクションもご紹介しています。




《 単純労働からの解き放ち 》

「近代物理科学」の発祥は、快適な生活を享受できる科学技術の発展をもたらしました。

産業分野では、人力による労働から、蒸気機関(外燃機関)による機械化にはじまり、ガソリンや電気エネルギーによるオートメーション化や大量生産、また単調な労働からの解放などをもたらしたのです。

現代では、1989年の「宝瓶宮時代のビックバン」とともに、ワールド・ワイド・ウエブ(ネット)やパソコンなどIT(情報技術)がもたらされ、今ではAI(人工知能)が日常生活化しつつあります。

賛否は多々あると存じますが、人類を単純労働からますます解き放ち、日常的に手間暇がかかる案外と重労働だったりする家事からの解放も相応にもたらされています。

戦後復興期に電化製品の“三種の神器”と言われた「白黒テレビ/洗濯機/冷蔵庫」などもそうですが、今日ではIT化が進んだことでさらに便利になっています。


【One Point】 近ごろは電話オペレーターもIT化やAI技術の導入が進んでいます。

スーパーのレジ打ちなども、コロナの影響もあって今や客自身が商品の読み取りから支払いまでセルフで行なうありさまです。




《 深層の精神意識の重要度 》

科学技術文明の発展は、産業構造はもちろん消費行動や職業選択にも大きな変化をもたらします。

ただし、いつの世も社会の変化によって職を失うことは起こります。

このようなIT化やAI技術の時代に、人間に求められるスキルは機械でやれることはますます機械化(IT化)が進んでいくことから、創造性(想像性)やハートフルなサービスなど、機械にはできない精神意識面が重要度を増していくのは自明です。

「深層の精神意識の変革」のデレクションは、ここにもかかわり、“分水嶺”のピークの今年2024年1月に正式にスタートしました。

ただし、2025年までは「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが続きますので、当面は心理的精神性やお花畑スピリチュアリズムといった残滓がみられます。

人々が気づかないうちにシームレスに「深層の精神意識」が重要度を増していきます。

「深層の精神意識」については順次、述べていくことになると存じますが、まずは“宇宙波動エネルギー”の受容体となっている「深層の精神意識の変革」のディレクションが正式にはじまったことをご承知していただければと存じます。


【One Point】 誰もが生まれながらに持っている「深層の精神意識」です。

双魚宮時代末期の科学的合理思考が強いと、人によっては知らずに封印していることもあるでしょう。それはそれでいいのですが、それでも「深層の精神意識」の変革は個々に生じてまいります。



【ご参考:ディレクションの共時性(シンクロ)】

ディレクション・リーディングではよく体験します。

冥王星の「深層の精神意識の変革」のディレクションと、ほぼ同時期に始まる海王星による「新しい霊性意識の目覚め」(覚醒)のディレクションもそうです。

従来の“ホロスコープ占い”による未来予測では決して見えてきません。

宇宙の根幹法則「基本三数」によるディレクション・リーディングによって、シンクロニシティー(共時性)に気づけます。

宇宙意志波動による人類歴史の方向性が分かるためです。

また「春分点歳差」による宇宙的な時代区分「アストロロジカル・エイジ」によって、宝瓶宮時代への流れがリーディングできます。

いずれも、人の主観によらず、宇宙の根幹法則によって時代の流れや天運の方向性が読めるためです。




《 2043年頃まで約24年間続く 》

ご参考です。

「深層の精神意識の変革」のデレクションをもたらす冥王星のディレクションは、ふだんは深く静かに潜行して働きます。

そのため気づかないことも多いのですが、あるとき火山の噴火や地震のように、突如として表層化し、人生を一変させていくことが起こります。

「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)は、順行と逆行を繰り返してもたらされるために若干時期が前後して生じますが、「深層の精神意識の変革」のデレクションは、2022年からの影響圏を含めて、今から約20年後の2043年まで、約24年間続きます。

星のディレクションを促す“宇宙波動エネルギー”は強制力を持ちませんので、これだけだと不確実になりますが、類似ディレクションも並行してもたらされるために、確実に促されていくことが起こります。

何度かお伝えしてまいりました、今年2024年1月に魚宮25度を越えて正式に影響圏入りした、海王星による「新しい霊性意識の目覚め」(覚醒)のディレクションがそれです。


【One Point】 海王星の当該ディレクションは、双魚宮時代が完全終了する2026年1月から本格的にスタートします。

宝瓶宮時代は、過去の常識ではとらえることができない前人未到の時代になっていきますが、今年2024年はそこに至る“分水嶺”のピークとなっています。











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