安倍元首相へデジタル献花
2022.08.31
[国葬まで可能] ― 1週間で約10万人ベース ―
◆ 誰でも無料で献花と匿名でのメッセージが可能
【安倍元総理デジタル献花プロジェクト】
URL https://offering-flower.com/
安倍晋三元首相に対する弔意や感謝の気持ちを、ネット上で誰でも無料で行なえる「デジタル献花」が四十九日にあたる8月25日から始まりました。
20~30代の若手経営者らを中心とした有志が立ち上げたもので、国葬が行われる9月27日までです。
皆さまのメッセージ(匿名、年齢)は、昭恵夫人に届けられるとのことです。
25日の朝、ネットをタグってアクセスすると、すでに1名のかたが献花をされていました。
すると、その日のうちに1万を超え、月末の8月31日現在10万ベースで献花とメッセージが寄せられています。
【献花の仕方】
上記のURLにアクセスされると、BGM選択画面ののち、次のようなメイン画面が表示されます。

右上の丸い「献花する」のアイコンを直接クリックされてもいいし、その下の「デジタル献花プロジェクトとは?(趣意)」をクリックされて、読了後、その最下段にある「献花する」から進まれても可能です。
すると、下図のようなメッセージと下部から献花する花を選ぶことができる画面が出てきます。

メッセーなどをご自由にご記入され、献花する花を選ばれて「同意する」にチェックを入れ、最後に「入力内容を確認する」で完了です。
【メッセージを読む】
メイン画面で、献花されたそれぞれの花をクリックすると、個々のメッセージを読むことができます。
ざっと見たかぎり10代~80代まで多くのかたが献花をされ、メッセージを残されていました。
一部を以下ピックアップして記載いたしました。
台湾への友情と支援に感謝します
(以下匿名省略) 40歳
日本のため世界のためご尽力ありがとうございました。
必ず後輩がより良い社会を構築してくれると思いますので、背中を押してください
お疲れ様でした。
76歳
安倍さんの遺志を継いで、この日本を立派な国にしたい。困っている国を助けられるような、国際社会でリーダーシップを発揮できる国。どこかの国のように近隣諸国の富を狙わないまっとうな国。
59歳
トランプさんと安倍さんの時代がとても好きでした、左寄りのメディアばかり見ていて洗脳されてましたが今はネットで何が本当か分かりました、日本のために今までありがとうございました、安らかにお眠りください。
53歳
安倍元総理の種まきの成果が出るように日々を過ごしていきたいと思います。いつも暖かい笑顔ありがとうございました。
50歳
天上でのご活躍を祈願さいます。
感謝もうしあげます。
80歳
わたしの知っている もっとも信頼できる政治家でした
日本を取り戻すために 奔走してくださったこと忘れません
これからはわたしたちが よりよい未来のために力を尽くします
長いあいだありがとうございました どうぞ安らかに
58歳
安倍さんが亡くなられ、反安倍派が騒げば騒ぐほど、安倍さんがなさってくださったことが浮き彫りになり、感謝の気持ちでいっぱいになるとともにそれを知らずにいた自分が恥ずかしくなります。
ありがとうございました。
安らかにお休みください。
ピアノ演奏もありがとうございました。
62歳
貴方のおかげで、日はまた昇ることでしょう。感謝してもしきれません。
22歳
安倍さん、ありがとうございました。
私もあなたがいれば、この日本はなんとかなると思っていました。
しかしあなたはもういませんが、あなたが残してくださった道筋、この国が美しい国になる様、それを子供達に残せる様、出来ることをさせて頂こうと思います。
どうぞ見守っていてください。
55歳
安倍元総理は平成から令和にかけて、最も日本に尽くしてくださった方々の一人だと思います。
このような形でお亡くなりになったことは本当に残念でなりませんが、これからは次の世代の人間たちが日本を美しい国にするために闘っていくので、どうか天から見守っていてください。
27歳
安倍晋三様
政治に疎い私が、安倍元総理のお陰でこの先の日本をよく理解し勉強しようと思える事ができました。
安倍さんがいてくれたお陰でこれから先の日本にも希望を持つ事が出来ました。
人柄の良さ、国のトップに立つべき力を持った方、伝えたい事が沢山ありますがとにかく安らかに、ゆっくり疲れをとってお休みください。
ありがとうございました。
38歳
安倍総理が外交面で残した実績は計り知れません。また、gotoキャンペーンにより、コロナの影響でダメージを受けた観光業がどれほど救われたか、感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
25歳
僕にも希望を持つことが出来ましたよ。
42歳
……以下、皆さまでご確認ください。
【ご参考:Acquisition Information】
「安倍元総理デジタル献花プロジェクト」実行委員会(以下当会)が取得する情報について
1. 当会が取得する情報
・アカウント名、ニックネーム
・年齢
・弔辞 安倍元総理へのメッセージ
・IPアドレス
2. IPアドレスの利用について
複数回/連続投稿を制限する目的のみに利用致します。
当会が取得した情報は、ご親族へ皆さまからお預かりした弔意をお伝えし、当会のサイトを閉鎖した後に削除致します。
ご親族の方へ弔意をお伝えする日時とサイトの閉鎖期日については当会Twitterアカウント(@arigato_abesan)よりご案内いたします。
以上についてご不明な点がございましたら、 digital.flower.offering@gmail.com までご連絡下さい。
◆ 誰でも無料で献花と匿名でのメッセージが可能
【安倍元総理デジタル献花プロジェクト】
URL https://offering-flower.com/
安倍晋三元首相に対する弔意や感謝の気持ちを、ネット上で誰でも無料で行なえる「デジタル献花」が四十九日にあたる8月25日から始まりました。
20~30代の若手経営者らを中心とした有志が立ち上げたもので、国葬が行われる9月27日までです。
皆さまのメッセージ(匿名、年齢)は、昭恵夫人に届けられるとのことです。
25日の朝、ネットをタグってアクセスすると、すでに1名のかたが献花をされていました。
すると、その日のうちに1万を超え、月末の8月31日現在10万ベースで献花とメッセージが寄せられています。
【献花の仕方】
上記のURLにアクセスされると、BGM選択画面ののち、次のようなメイン画面が表示されます。

右上の丸い「献花する」のアイコンを直接クリックされてもいいし、その下の「デジタル献花プロジェクトとは?(趣意)」をクリックされて、読了後、その最下段にある「献花する」から進まれても可能です。
すると、下図のようなメッセージと下部から献花する花を選ぶことができる画面が出てきます。

メッセーなどをご自由にご記入され、献花する花を選ばれて「同意する」にチェックを入れ、最後に「入力内容を確認する」で完了です。
【メッセージを読む】
メイン画面で、献花されたそれぞれの花をクリックすると、個々のメッセージを読むことができます。
ざっと見たかぎり10代~80代まで多くのかたが献花をされ、メッセージを残されていました。
一部を以下ピックアップして記載いたしました。
台湾への友情と支援に感謝します
(以下匿名省略) 40歳
日本のため世界のためご尽力ありがとうございました。
必ず後輩がより良い社会を構築してくれると思いますので、背中を押してください
お疲れ様でした。
76歳
安倍さんの遺志を継いで、この日本を立派な国にしたい。困っている国を助けられるような、国際社会でリーダーシップを発揮できる国。どこかの国のように近隣諸国の富を狙わないまっとうな国。
59歳
トランプさんと安倍さんの時代がとても好きでした、左寄りのメディアばかり見ていて洗脳されてましたが今はネットで何が本当か分かりました、日本のために今までありがとうございました、安らかにお眠りください。
53歳
安倍元総理の種まきの成果が出るように日々を過ごしていきたいと思います。いつも暖かい笑顔ありがとうございました。
50歳
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感謝もうしあげます。
80歳
わたしの知っている もっとも信頼できる政治家でした
日本を取り戻すために 奔走してくださったこと忘れません
これからはわたしたちが よりよい未来のために力を尽くします
長いあいだありがとうございました どうぞ安らかに
58歳
安倍さんが亡くなられ、反安倍派が騒げば騒ぐほど、安倍さんがなさってくださったことが浮き彫りになり、感謝の気持ちでいっぱいになるとともにそれを知らずにいた自分が恥ずかしくなります。
ありがとうございました。
安らかにお休みください。
ピアノ演奏もありがとうございました。
62歳
貴方のおかげで、日はまた昇ることでしょう。感謝してもしきれません。
22歳
安倍さん、ありがとうございました。
私もあなたがいれば、この日本はなんとかなると思っていました。
しかしあなたはもういませんが、あなたが残してくださった道筋、この国が美しい国になる様、それを子供達に残せる様、出来ることをさせて頂こうと思います。
どうぞ見守っていてください。
55歳
安倍元総理は平成から令和にかけて、最も日本に尽くしてくださった方々の一人だと思います。
このような形でお亡くなりになったことは本当に残念でなりませんが、これからは次の世代の人間たちが日本を美しい国にするために闘っていくので、どうか天から見守っていてください。
27歳
安倍晋三様
政治に疎い私が、安倍元総理のお陰でこの先の日本をよく理解し勉強しようと思える事ができました。
安倍さんがいてくれたお陰でこれから先の日本にも希望を持つ事が出来ました。
人柄の良さ、国のトップに立つべき力を持った方、伝えたい事が沢山ありますがとにかく安らかに、ゆっくり疲れをとってお休みください。
ありがとうございました。
38歳
安倍総理が外交面で残した実績は計り知れません。また、gotoキャンペーンにより、コロナの影響でダメージを受けた観光業がどれほど救われたか、感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
25歳
僕にも希望を持つことが出来ましたよ。
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2. IPアドレスの利用について
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当会が取得した情報は、ご親族へ皆さまからお預かりした弔意をお伝えし、当会のサイトを閉鎖した後に削除致します。
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以上についてご不明な点がございましたら、 digital.flower.offering@gmail.com までご連絡下さい。
魚宮の“支配星”の変化
2022.08.29
[基本の基 #05] ― 古代の木星から現代の海王星へ ―
◆ 白羊宮時代の支配者(ルーラー)から生まれた支配星
“支配星”(ルーラー)の由来はどこにあるのでしょうか。
その働きも時代の真実も変わります。
かつては正しく、時代を席巻し、多大な影響力をもたらしてきた教えも、時代が変れば古くなるのみならず、次第に通用しなくなっていくことがあります。
“支配星”という言葉も、過ぎし日の時代に由来したものですが、その後のホロスコープ解釈に大きな影響をもたらしてきました。
ですが、人類歴史の進化に伴ない「自由民主主義社会」になった今日、もはや“支配/被支配”の時代ではなくなってきたのも事実です。
≪“支配星”の誕生≫
占星術には、“支配星”(ルーラー)という言葉があります。
時代にそぐわなくなりつつあるこの用語は、いつ、どのような背景のもとに生まれ、作用をもたらしてきたのでしょうか。
宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)の新しいアストロロジー「宝瓶星学」こと、通称:宝瓶宮占星学では、“支配星”ではなく、「共鳴星」という言葉を用います。
“支配星”は、ホロスコープが発祥した古代ギリシャ時代(BC30?-BC2)の末期に生まれました。
双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の影響圏に入った紀元前6世紀以降のことで、古代ギリシャ文明(BC8-BC2)が栄えた時期です。
白羊宮時代(はくようきゅう じだい)の末期でもあり、ローマ元老院の専制的統治の支配下にありました。
白羊宮時代、双魚宮時代、宝瓶宮時代というのは、「春分点」の移動によって遷りゆくプラトン月(約2,160年:計算値)をアストロロジカルに呼称したものです。
“占星学的な時代区分”とご理解されてかまいません。
【One Point】 ホロスコープの12サイン(宮)は、「春分点」を牡羊宮の0度の起点とします。
古代ギリシャ時代の春分点の位置からみると、現在の「春分点」はすでに1サイン(宮)分ほど移動しており、原12サイン(宮)でいう「宝瓶宮」の緒にあるゆえ現在を宝瓶宮時代といいます。
【牡羊宮は星座ではうお座の位置】
「春分点」は、約72年に1度ずつ移動しています。
そのため、ホロスコープの12サイン(宮)と黄道12(13)星座は、古代ギリシャ時代にくらべて約1サイン(宮)≒1星座分ほどズレています。
かつては同じ位置だった「牡羊宮」と「おひつじ座」でしたが、現在の「牡羊宮」はうお座の位置にあり、かつての「おひつじ座」の位置には、ホロスコープの牡牛宮がきています。
ということから、海外ではホロスコープのサイン(宮)と空の星座を区別しています。
アストロロジーでは、「おひつじ座」(Constellation Aries)ではなく、「牡羊宮」(Sign Aries)と、サイン(宮)で正しく呼称しています。
ところが、日本の占星術界隈では、牡羊宮(Sign)にもかかわらず、“牡羊座”(Constellation)と呼んでいます。
現代占星術は「海王星」の影響を受けており、“事実誤認”の一例になっています。
≪古代ギリシャ当時の社会常識≫

人類歴史は、→白羊宮時代→双魚宮時代→宝瓶宮時代というように、春分点歳差によるプラトン月に基づいて変遷しています。
一般的にはそう呼ばれることはないのですが、なんと、12サイン(宮)の本意(ほんとうの象意)に基づいて、それぞれの時代は営まれており、実際の人類歴史に段階的な発展をもたらしています。
詳しいお話は、宝瓶宮時代の新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)でお伝えしているとおりです。
白羊宮時代の前は、金牛宮時代、双児宮時代、巨蟹宮時代があるのですが、ご説明が長くなりますので省略させていただきます。
ホロスコープが発祥した古代ギリシャ文明期は、神とサタン、天国と地獄、善と悪、心と体(精神と肉体)といった「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代の影響圏にあり、「統一闘争論」(一元統治論)を歴史パラダイムとした白羊宮時代の末期でした。
白羊宮時代は「火星」の象意に基づいて、“こうあるべき”といった自己主張による闘いと統一の時代で、勝利したものが支配者(ルーラー)となって統治してきた時代でした。
【One Point】 今日のように、各自が対等かつ平穏に暮らすための「法」に基づいた自由民主主義の時代ではありません。
いわゆる「余がルールである」といった支配者(ルーラー)による一元統治が当然だった社会風潮の時代です。
≪ホロスコープの支配者≫
古代ギリシャ時代に誕生したホロスコープの解釈も時代を反映し同様でした。
世界は「熱冷湿乾」によって成り立ち、「火土風水」といった四つの元素によって構成されていると考えられていたのです。
そういった当時、最先端の学術的世界観によって解釈されたホロスコープもまた四角でした。
その際、ホロスコープを統治する“支配星”(ルーラー)という概念は、白羊宮時代に当然とされた社会統治を反映して誕生します。
四角いホロスコープ用いられた、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星の7つの星がそうでした。
【One Point】 土星外惑星(トランス・サタニアン)の天王星、海王星、冥王星はまだ発見されていません。
これらが正式に水瓶宮、魚宮、蠍宮の“支配星”に定められたのは、1930年の冥王星発見後のことになります。
【時間が止まった解釈】
「熱冷湿乾」に基づく「火地風水」といった四元素説は、古代ギリシャ当時の最先端科学で世界に大きな影響をおよぼしました。
しかし、近代科学が発達した近世以降は、疑似科学(迷信)として退けられることになります。
「熱冷湿乾」にせよ「火地風水」にせよ、地上の一つの現象にすぎません。
それをもって、宇宙の星の象意を解釈することは無謀であり、無理があるので当然です。
ですが、だれも気づくことができず、それまで“真実”だと思われていました。
もっとも、現代占星術では、今でも「火/地/風/水」を使っています。
≪木星から海王星へ≫
そういったことがありまして、海王星が発見されるまで、魚宮また双魚宮時代の“支配星”は「木星」でした。
古代ギリシャのアストロロジーや16世紀の古典占星術は、「木星」の象意の支配下にあったのです。
その後、魚宮また双魚宮時代の“支配星”となった「海王星」の象意に基づいてはじまったのが、皆さまご存じの現代占星術です。
現代占星術は、海王星発見の2年後に世界的に巻き起こった心霊ブーム(美称:近代スピリチュアリズム)の社会風潮のなか、理論なきオカルト占い(占星術)として誕生します。
古典占星術師らの参入がありつつ、「海王星」の代表的な象意“まだ見ぬ理想”によって「ホロスコープ占い」としてはぐまれていきました。
新旧“支配星”「木星」と「海王星」の象意の特徴的な違いは、次のようになります。
仏教やキリスト教など伝統的な“世界宗教”を象わす「木星」に対し、「海王星」は“新興宗教”を象わします。
また、“学問”や“学術”を象わす「木星」に対して、「海王星」は“神秘主義”(スピリチュアリズム)を象わします。
すなわち、「木星」を“支配星”として発祥し発展した古代ギリシャのアストロロジーならびに16世紀の古典占星術は、近世に疑似科学とされた当時最先端の“学術的理論”によってホロスコープ解釈を行ないました。
一方、「海王星」が“支配星”となった時代の現代占星術は、通用しなくなっていた学術的理論を捨て、象意解釈のみを受けついで、“当たる/当たらない”のオカルトチックな秘境占星術(神秘占星術)に変容していったのです。
【One Point】 仕方ありません。
海王星の象意に伴ない心霊ブームとともに感覚重視の神秘的な占いにならざるをえなかったのです。
現代占星術の父とされるアラン・レオ自身が、自らの占星術をオカルトチックな秘境占星術だと明言しています。
【新興宗教団体「神智学協会」】
「海王星」の発見後、その象意波動によって世界各地に新興宗教が雨後のタケノコのように生まれました。
日本でも同様で、一例を挙げれば金光教、御岳教、大本など、19世紀後半~20世紀初頭にかけて多くみられます。
そのほとんどは、「木星」の象意である世界宗教の仏教やキリスト教の亜流で、「海王星」の象意に基づくものです。
伝統的な教えを現代人が納得できるように解釈しなおしたものが多く、19世紀後半の現代占星術の母体となった「神智学協会」も、神を科学するという突飛なテーマを掲げた新興宗教団体です。
事実、霊媒師マダム・ブラヴァッキーが設立者の一人になっていて、かつ代表者として率いていたのです。
その神智学協会の占星術ロッジ(支部)に所属したのが“現代占星術の父”とされるアラン・レオでした。
≪“支配星”から共鳴星へ≫
ホロスコープを用いながら理論がなく、「占い」というジレンマに陥り、“混乱”を内包する現代占星術は、「海王星」の代表的な象意“まだ見ぬ理想”によってはぐくまれていきます。
それでも、双魚宮時代の末期にあった20世紀までは、海王星の理論理屈を越えた“直観”(霊感)がはたらき、本物の占星術師を輩出するなど“夢”や“理想”(幻想)を伴ない、素晴らしく発展することができたのです。
ですが、“まだ見ぬ理想”というのは、現状では実現不能ということを象わします。
結局、人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって、双魚宮時代が終わると海王星の“神通力”は、次第に弱まっていくことになったのです。
唯一の“希望”だったのは、2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまり、一時的な復活現象が起きたことで、それも来年2023年3月頃には一段落していきます。
では、どのようにしたらよいのかというと、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」によって現実化が可能になってまいります。
なぜなら、海王星は天王星の軌道計算によって発見された第8惑星だからです。
【One Point】 土星外惑星が発見された際のエピソードは、その星の象意に重なります。
意味が分からないというかたがいらっしゃると存じますが、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」や、最先端科学の「量子論」などからは、明白な事実で今後は漸次、常識となっていく共鳴作用だからです。
◆ 白羊宮時代の支配者(ルーラー)から生まれた支配星
“支配星”(ルーラー)の由来はどこにあるのでしょうか。
その働きも時代の真実も変わります。
かつては正しく、時代を席巻し、多大な影響力をもたらしてきた教えも、時代が変れば古くなるのみならず、次第に通用しなくなっていくことがあります。
“支配星”という言葉も、過ぎし日の時代に由来したものですが、その後のホロスコープ解釈に大きな影響をもたらしてきました。
ですが、人類歴史の進化に伴ない「自由民主主義社会」になった今日、もはや“支配/被支配”の時代ではなくなってきたのも事実です。
≪“支配星”の誕生≫
占星術には、“支配星”(ルーラー)という言葉があります。
時代にそぐわなくなりつつあるこの用語は、いつ、どのような背景のもとに生まれ、作用をもたらしてきたのでしょうか。
宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)の新しいアストロロジー「宝瓶星学」こと、通称:宝瓶宮占星学では、“支配星”ではなく、「共鳴星」という言葉を用います。
“支配星”は、ホロスコープが発祥した古代ギリシャ時代(BC30?-BC2)の末期に生まれました。
双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の影響圏に入った紀元前6世紀以降のことで、古代ギリシャ文明(BC8-BC2)が栄えた時期です。
白羊宮時代(はくようきゅう じだい)の末期でもあり、ローマ元老院の専制的統治の支配下にありました。
白羊宮時代、双魚宮時代、宝瓶宮時代というのは、「春分点」の移動によって遷りゆくプラトン月(約2,160年:計算値)をアストロロジカルに呼称したものです。
“占星学的な時代区分”とご理解されてかまいません。
【One Point】 ホロスコープの12サイン(宮)は、「春分点」を牡羊宮の0度の起点とします。
古代ギリシャ時代の春分点の位置からみると、現在の「春分点」はすでに1サイン(宮)分ほど移動しており、原12サイン(宮)でいう「宝瓶宮」の緒にあるゆえ現在を宝瓶宮時代といいます。
【牡羊宮は星座ではうお座の位置】
「春分点」は、約72年に1度ずつ移動しています。
そのため、ホロスコープの12サイン(宮)と黄道12(13)星座は、古代ギリシャ時代にくらべて約1サイン(宮)≒1星座分ほどズレています。
かつては同じ位置だった「牡羊宮」と「おひつじ座」でしたが、現在の「牡羊宮」はうお座の位置にあり、かつての「おひつじ座」の位置には、ホロスコープの牡牛宮がきています。
ということから、海外ではホロスコープのサイン(宮)と空の星座を区別しています。
アストロロジーでは、「おひつじ座」(Constellation Aries)ではなく、「牡羊宮」(Sign Aries)と、サイン(宮)で正しく呼称しています。
ところが、日本の占星術界隈では、牡羊宮(Sign)にもかかわらず、“牡羊座”(Constellation)と呼んでいます。
現代占星術は「海王星」の影響を受けており、“事実誤認”の一例になっています。
≪古代ギリシャ当時の社会常識≫

人類歴史は、→白羊宮時代→双魚宮時代→宝瓶宮時代というように、春分点歳差によるプラトン月に基づいて変遷しています。
一般的にはそう呼ばれることはないのですが、なんと、12サイン(宮)の本意(ほんとうの象意)に基づいて、それぞれの時代は営まれており、実際の人類歴史に段階的な発展をもたらしています。
詳しいお話は、宝瓶宮時代の新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)でお伝えしているとおりです。
白羊宮時代の前は、金牛宮時代、双児宮時代、巨蟹宮時代があるのですが、ご説明が長くなりますので省略させていただきます。
ホロスコープが発祥した古代ギリシャ文明期は、神とサタン、天国と地獄、善と悪、心と体(精神と肉体)といった「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代の影響圏にあり、「統一闘争論」(一元統治論)を歴史パラダイムとした白羊宮時代の末期でした。
白羊宮時代は「火星」の象意に基づいて、“こうあるべき”といった自己主張による闘いと統一の時代で、勝利したものが支配者(ルーラー)となって統治してきた時代でした。
【One Point】 今日のように、各自が対等かつ平穏に暮らすための「法」に基づいた自由民主主義の時代ではありません。
いわゆる「余がルールである」といった支配者(ルーラー)による一元統治が当然だった社会風潮の時代です。
≪ホロスコープの支配者≫
古代ギリシャ時代に誕生したホロスコープの解釈も時代を反映し同様でした。
世界は「熱冷湿乾」によって成り立ち、「火土風水」といった四つの元素によって構成されていると考えられていたのです。
そういった当時、最先端の学術的世界観によって解釈されたホロスコープもまた四角でした。
その際、ホロスコープを統治する“支配星”(ルーラー)という概念は、白羊宮時代に当然とされた社会統治を反映して誕生します。
四角いホロスコープ用いられた、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星の7つの星がそうでした。
【One Point】 土星外惑星(トランス・サタニアン)の天王星、海王星、冥王星はまだ発見されていません。
これらが正式に水瓶宮、魚宮、蠍宮の“支配星”に定められたのは、1930年の冥王星発見後のことになります。
【時間が止まった解釈】
「熱冷湿乾」に基づく「火地風水」といった四元素説は、古代ギリシャ当時の最先端科学で世界に大きな影響をおよぼしました。
しかし、近代科学が発達した近世以降は、疑似科学(迷信)として退けられることになります。
「熱冷湿乾」にせよ「火地風水」にせよ、地上の一つの現象にすぎません。
それをもって、宇宙の星の象意を解釈することは無謀であり、無理があるので当然です。
ですが、だれも気づくことができず、それまで“真実”だと思われていました。
もっとも、現代占星術では、今でも「火/地/風/水」を使っています。
≪木星から海王星へ≫
そういったことがありまして、海王星が発見されるまで、魚宮また双魚宮時代の“支配星”は「木星」でした。
古代ギリシャのアストロロジーや16世紀の古典占星術は、「木星」の象意の支配下にあったのです。
その後、魚宮また双魚宮時代の“支配星”となった「海王星」の象意に基づいてはじまったのが、皆さまご存じの現代占星術です。
現代占星術は、海王星発見の2年後に世界的に巻き起こった心霊ブーム(美称:近代スピリチュアリズム)の社会風潮のなか、理論なきオカルト占い(占星術)として誕生します。
古典占星術師らの参入がありつつ、「海王星」の代表的な象意“まだ見ぬ理想”によって「ホロスコープ占い」としてはぐまれていきました。
新旧“支配星”「木星」と「海王星」の象意の特徴的な違いは、次のようになります。
仏教やキリスト教など伝統的な“世界宗教”を象わす「木星」に対し、「海王星」は“新興宗教”を象わします。
また、“学問”や“学術”を象わす「木星」に対して、「海王星」は“神秘主義”(スピリチュアリズム)を象わします。
すなわち、「木星」を“支配星”として発祥し発展した古代ギリシャのアストロロジーならびに16世紀の古典占星術は、近世に疑似科学とされた当時最先端の“学術的理論”によってホロスコープ解釈を行ないました。
一方、「海王星」が“支配星”となった時代の現代占星術は、通用しなくなっていた学術的理論を捨て、象意解釈のみを受けついで、“当たる/当たらない”のオカルトチックな秘境占星術(神秘占星術)に変容していったのです。
【One Point】 仕方ありません。
海王星の象意に伴ない心霊ブームとともに感覚重視の神秘的な占いにならざるをえなかったのです。
現代占星術の父とされるアラン・レオ自身が、自らの占星術をオカルトチックな秘境占星術だと明言しています。
【新興宗教団体「神智学協会」】
「海王星」の発見後、その象意波動によって世界各地に新興宗教が雨後のタケノコのように生まれました。
日本でも同様で、一例を挙げれば金光教、御岳教、大本など、19世紀後半~20世紀初頭にかけて多くみられます。
そのほとんどは、「木星」の象意である世界宗教の仏教やキリスト教の亜流で、「海王星」の象意に基づくものです。
伝統的な教えを現代人が納得できるように解釈しなおしたものが多く、19世紀後半の現代占星術の母体となった「神智学協会」も、神を科学するという突飛なテーマを掲げた新興宗教団体です。
事実、霊媒師マダム・ブラヴァッキーが設立者の一人になっていて、かつ代表者として率いていたのです。
その神智学協会の占星術ロッジ(支部)に所属したのが“現代占星術の父”とされるアラン・レオでした。
≪“支配星”から共鳴星へ≫
ホロスコープを用いながら理論がなく、「占い」というジレンマに陥り、“混乱”を内包する現代占星術は、「海王星」の代表的な象意“まだ見ぬ理想”によってはぐくまれていきます。
それでも、双魚宮時代の末期にあった20世紀までは、海王星の理論理屈を越えた“直観”(霊感)がはたらき、本物の占星術師を輩出するなど“夢”や“理想”(幻想)を伴ない、素晴らしく発展することができたのです。
ですが、“まだ見ぬ理想”というのは、現状では実現不能ということを象わします。
結局、人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって、双魚宮時代が終わると海王星の“神通力”は、次第に弱まっていくことになったのです。
唯一の“希望”だったのは、2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまり、一時的な復活現象が起きたことで、それも来年2023年3月頃には一段落していきます。
では、どのようにしたらよいのかというと、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」によって現実化が可能になってまいります。
なぜなら、海王星は天王星の軌道計算によって発見された第8惑星だからです。
【One Point】 土星外惑星が発見された際のエピソードは、その星の象意に重なります。
意味が分からないというかたがいらっしゃると存じますが、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」や、最先端科学の「量子論」などからは、明白な事実で今後は漸次、常識となっていく共鳴作用だからです。
リーディングは料理と同じ
2022.08.20
[基本の基 #04] ― 食材となる基本の象意を学ぶ ―
◆ 象意解釈された結果ではなく素材がポイント
ホロスコープ・リーディングは「象意解釈」が重要です。
当たり前ですが、ただし象意解釈は、リーディングした結果のことです。
その象意解釈を学ぶのは必要なのですが、そのままホロスコープ・リーディングにお使いになられると、正しい解釈ができません。
なぜなら、すでに象意解釈されたものなので、つくられた「料理」と同じだからです。
つくられた「料理」は、食べるのには適しているのですが、「食材」とはなりません。
ホロスコープ・リーディングという象意解釈された「料理」をつくるために必要なのは、手つかずの新鮮な「食材」、すなわち素の象意(原意)のほうです。
≪料理人のスタンス≫

ホロスコープ・リーディングを「料理」にたとえると、次のようになります。
「料理」をつくるときに必要なのは、調理の腕はもちろん、材料となる「食材」がなければなりません。
最初のうちでこそ、完成されたたくさんの「料理」を試食されてみて、どれが美味しいのか知ることは必要です。
ですが、自分自身が料理をつくる「料理人」の立場になったとき、「食材」を入手しなければはじまりません。
ホロスコープ・リーディングも同じで、手つかずの材料となる素の象意がなければはじめられないのです。
最重要ポイントですが、今は誰も言及していない状況です。
【One Point】 将来は分かりません。
当サイトで学ばれたかたが、気づいて言及されていくようになる可能性が高いからです。
それはともかく、完成された「料理」は「食材」とはなりえないように、すでに象意解釈されたものは素の象意とは異なることをご理解ください。
≪必要な基本の象意「原意」や「本意」≫
繰り返しになります。
実際の料理例でご説明をさせていただきます。
たとえば、あるホロスコープを象意解釈し、完成した「料理」が“肉じゃが”だったとします。
その“肉じゃが”を「材料」にした場合、できそうな「料理」はなんでしょうか。
かなり限定されますが、潰してパン粉をまぶして揚げた“肉じゃがコロッケ”はいかがでしょうか。
あるいは、そのまま具材にして“肉じゃがカレー”などはどうでしょうか。
仮に、“肉じゃが”の具材となって煮込まれた肉やジャガイモや人参を取り出して、水洗いして、ほかの料理の材料にしたところで、美味しい「料理」ができるとは、とうてい思えません。
ホロスコープ・リーディングも同じです。
【One Point】 すでに象意解釈されたものは、ほかのホロスコープに展開しても限界があるのです。
リーディングに必要なのは、象意解釈されたものではなく、素の象意である「原意」(原拠となる象意)や「本意」(基本の象意、ほんとうの象意)です。
≪食材や素の象意の重要性≫
料理人は美味しい「料理」をつくるのが仕事です。
ホロスコープ・リーディングは世界に2つと同じものがないホロスコープをリーディングして“象意解釈”をするのが仕事です。
前者は材料となる「食材」が必要で、後者は素の象意となる“原意”や“本意”が必要で、なければ調理すなわち“象意解釈”を行なうことができません。
毎日、手作りされる家庭料理をみても、食材売り場に出かけて、味はどうだろうか、皮や肉厚はどうか、どの色のものがいいのかなど、一つひとつ食材を吟味されて選択購入します。
とくに、農薬が付着していないか、添加物は多過ぎないか、古くなった素材ではないかなど念入りにチェックします。
「食材」を誤れば、せっかく手間暇かけて調理しても、当然「料理」はNGだからです。
ホロスコープ・リーディングも同様で、素の象意が重要になってまいります。
【One Point】 自在に調理できる「食材」でなければ、多様な「料理」に適用できないように、世界に2つと同じものがないホロスコープに応じて象意解釈ができる素材が重要です。
それが原意や本意となる素の象意です。
≪複雑多岐な象意解釈≫
もう少し具体性をもって述べておきます。
一例ですが、「牡羊宮に太陽がある人は、“好闘的”」といった象意解釈が紹介されていたとします。
絶対に間違いとはいえないのですが、このように象意解釈をされたものを、素の象意かのように、単純に普遍化してご理解されると、ほかのケースもありますので、正しいリーディングができなくなります。
単純に考えても牡羊宮に太陽を持つ人は約12人に1人います。
実際的にも、すべて同じタイプではなく三者三様、十人十色、千姿万態、それぞれ異なっています。
なぜなら、同じ牡羊宮に太陽を持つ人でも、太陽が位置するハウス(室)が異なりますので、太陽サイン(宮)と太陽ハウス(室)の組み合わせだけでも144パターンがあります。
さらには、その太陽がどの星々とどのようなアスペクトを複雑多岐にとっているのかや、太陽以外の月やASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)などの重要な星や基本点(占星点:Astrological Point)が個々それぞれに異なることを組み合わせると、同じ牡羊宮の太陽でも、天文学的なパターンの象意解釈が存在することになるためです。
【One Point】 かといって、全部をリーディングする必要はありません。
なぜなら、要所となるポイントやホロスコープによって特徴がありますので、そこをメインに構成要素を見切った“象意解釈”と“共鳴リーディング”を行なえば、美味しい「料理」をつくることは充分に可能だからです。
≪基本三数と数理法則≫
ホロスコープ・リーディングは、12サイン(宮)や12ハウス(室)、また12アスペクト(座相)や12プラネット(星)のすべてを勘案する必要が生じます。
先の記事、基本の基#02「構成要素のすべてを学ぶ」でもお伝えしたとおり、星や12サイン(宮)だけを読んでも正しいリーディングはできないのです。
それだけではなく、実技講座や奥義講座で学ぶように、ホロスコープ自体の象意構造も視野に入れてリーディングを行なうほうが正確で早いのです。
ちなみに、ホロスコープや構成要素の原意や本意は、宇宙の根幹法則「基本三数」3(4)数とその展開の「数理法則」12数理から解き明かせば簡単です。
誰にでも理解でき、ご自身で応用展開することで、実際的な象意を見出していけるようになります。
【One Point】 いくぶんの経験や慣れは何でも必要です。
世界に2つと同じものがない個々のホロスコープに応じて、実際的な象意解釈を見出し、場数を踏んでいくほど、次第に縦横無尽にリーディングができるようになってまいりきます。
◆ 象意解釈された結果ではなく素材がポイント
ホロスコープ・リーディングは「象意解釈」が重要です。
当たり前ですが、ただし象意解釈は、リーディングした結果のことです。
その象意解釈を学ぶのは必要なのですが、そのままホロスコープ・リーディングにお使いになられると、正しい解釈ができません。
なぜなら、すでに象意解釈されたものなので、つくられた「料理」と同じだからです。
つくられた「料理」は、食べるのには適しているのですが、「食材」とはなりません。
ホロスコープ・リーディングという象意解釈された「料理」をつくるために必要なのは、手つかずの新鮮な「食材」、すなわち素の象意(原意)のほうです。
≪料理人のスタンス≫

ホロスコープ・リーディングを「料理」にたとえると、次のようになります。
「料理」をつくるときに必要なのは、調理の腕はもちろん、材料となる「食材」がなければなりません。
最初のうちでこそ、完成されたたくさんの「料理」を試食されてみて、どれが美味しいのか知ることは必要です。
ですが、自分自身が料理をつくる「料理人」の立場になったとき、「食材」を入手しなければはじまりません。
ホロスコープ・リーディングも同じで、手つかずの材料となる素の象意がなければはじめられないのです。
最重要ポイントですが、今は誰も言及していない状況です。
【One Point】 将来は分かりません。
当サイトで学ばれたかたが、気づいて言及されていくようになる可能性が高いからです。
それはともかく、完成された「料理」は「食材」とはなりえないように、すでに象意解釈されたものは素の象意とは異なることをご理解ください。
≪必要な基本の象意「原意」や「本意」≫
繰り返しになります。
実際の料理例でご説明をさせていただきます。
たとえば、あるホロスコープを象意解釈し、完成した「料理」が“肉じゃが”だったとします。
その“肉じゃが”を「材料」にした場合、できそうな「料理」はなんでしょうか。
かなり限定されますが、潰してパン粉をまぶして揚げた“肉じゃがコロッケ”はいかがでしょうか。
あるいは、そのまま具材にして“肉じゃがカレー”などはどうでしょうか。
仮に、“肉じゃが”の具材となって煮込まれた肉やジャガイモや人参を取り出して、水洗いして、ほかの料理の材料にしたところで、美味しい「料理」ができるとは、とうてい思えません。
ホロスコープ・リーディングも同じです。
【One Point】 すでに象意解釈されたものは、ほかのホロスコープに展開しても限界があるのです。
リーディングに必要なのは、象意解釈されたものではなく、素の象意である「原意」(原拠となる象意)や「本意」(基本の象意、ほんとうの象意)です。
≪食材や素の象意の重要性≫
料理人は美味しい「料理」をつくるのが仕事です。
ホロスコープ・リーディングは世界に2つと同じものがないホロスコープをリーディングして“象意解釈”をするのが仕事です。
前者は材料となる「食材」が必要で、後者は素の象意となる“原意”や“本意”が必要で、なければ調理すなわち“象意解釈”を行なうことができません。
毎日、手作りされる家庭料理をみても、食材売り場に出かけて、味はどうだろうか、皮や肉厚はどうか、どの色のものがいいのかなど、一つひとつ食材を吟味されて選択購入します。
とくに、農薬が付着していないか、添加物は多過ぎないか、古くなった素材ではないかなど念入りにチェックします。
「食材」を誤れば、せっかく手間暇かけて調理しても、当然「料理」はNGだからです。
ホロスコープ・リーディングも同様で、素の象意が重要になってまいります。
【One Point】 自在に調理できる「食材」でなければ、多様な「料理」に適用できないように、世界に2つと同じものがないホロスコープに応じて象意解釈ができる素材が重要です。
それが原意や本意となる素の象意です。
≪複雑多岐な象意解釈≫
もう少し具体性をもって述べておきます。
一例ですが、「牡羊宮に太陽がある人は、“好闘的”」といった象意解釈が紹介されていたとします。
絶対に間違いとはいえないのですが、このように象意解釈をされたものを、素の象意かのように、単純に普遍化してご理解されると、ほかのケースもありますので、正しいリーディングができなくなります。
単純に考えても牡羊宮に太陽を持つ人は約12人に1人います。
実際的にも、すべて同じタイプではなく三者三様、十人十色、千姿万態、それぞれ異なっています。
なぜなら、同じ牡羊宮に太陽を持つ人でも、太陽が位置するハウス(室)が異なりますので、太陽サイン(宮)と太陽ハウス(室)の組み合わせだけでも144パターンがあります。
さらには、その太陽がどの星々とどのようなアスペクトを複雑多岐にとっているのかや、太陽以外の月やASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)などの重要な星や基本点(占星点:Astrological Point)が個々それぞれに異なることを組み合わせると、同じ牡羊宮の太陽でも、天文学的なパターンの象意解釈が存在することになるためです。
【One Point】 かといって、全部をリーディングする必要はありません。
なぜなら、要所となるポイントやホロスコープによって特徴がありますので、そこをメインに構成要素を見切った“象意解釈”と“共鳴リーディング”を行なえば、美味しい「料理」をつくることは充分に可能だからです。
≪基本三数と数理法則≫
ホロスコープ・リーディングは、12サイン(宮)や12ハウス(室)、また12アスペクト(座相)や12プラネット(星)のすべてを勘案する必要が生じます。
先の記事、基本の基#02「構成要素のすべてを学ぶ」でもお伝えしたとおり、星や12サイン(宮)だけを読んでも正しいリーディングはできないのです。
それだけではなく、実技講座や奥義講座で学ぶように、ホロスコープ自体の象意構造も視野に入れてリーディングを行なうほうが正確で早いのです。
ちなみに、ホロスコープや構成要素の原意や本意は、宇宙の根幹法則「基本三数」3(4)数とその展開の「数理法則」12数理から解き明かせば簡単です。
誰にでも理解でき、ご自身で応用展開することで、実際的な象意を見出していけるようになります。
【One Point】 いくぶんの経験や慣れは何でも必要です。
世界に2つと同じものがない個々のホロスコープに応じて、実際的な象意解釈を見出し、場数を踏んでいくほど、次第に縦横無尽にリーディングができるようになってまいりきます。
人類歴史のショータイム
2022.08.16
[錯綜と混乱の時代] ― 今年2022年のピーク ―
◆ ソーシャル・プラネットが一斉に逆行に転じる時代の逆流傾向
――冥王星が順行へ戻り10月に変革の狼煙――
ノストラダムスの大予言ではありませんが、ショータイムの時間です。
すでにゆるやかに始まってはいるのですが、人類歴史の転換期となるピークの時期を迎えていくことになります。
木星以遠のソーシャル・プラネットの動きからそういえます。
夜明け前の暗闇といったトンネルを一時的に通過していくような時代の流れです。
そののちに新しい時代の黎明を漸次、迎えていくことでしょう。
≪ソーシャル・プラネットの揃いぶみ≫
トランシット(運行)の天王星は、今月8月24日に牡牛宮18度で逆行に転じます。
これで役者が揃ったことになります。
何のことかというと、重要な運勢変化や時代変化のディレクションを象わす木星以遠の星たちがすべて、逆行に入ることになるためです。
ホロスコープで用いる星たちは、太陽から火星まで5つの星パーソナル・プラネットと、次の小惑星帯(アステロイド・ベルト、メインベルト)のケレスをはさんで、木星以遠の星たちソーシャル・プラネットとがあります。
ソーシャル・プラネットは、太陽系外縁の星から冥王星、海王星、天王星、土星、木星の5つです。
パーソナル・プラネットのほうはその名のとおり、個人的な影響を象わす星たちですが、ソーシャル・プラネットは、個々人の運勢面を含めて、社会的な影響を象わします。
【One Point】 信じる信じないはどちらでもかまいません。
宇宙太陽系の星たちは「宇宙波動エネルギー」を象徴します。
結局のところ、宝瓶宮時代のアストロロジー通称:宝瓶宮占星学は、「基本三数」に基づいて、それらをリーディングするものになっています。
≪ソーシャル・プラネットの逆行≫
今年2022年におけるソーシャル・プラネットの逆行は、以下のとおりです。
【冥王星】…冥王星は、4月30日に山羊宮28度で逆行に転じました。水瓶宮の影響圏に完全に入った位置です。
【海王星】…海王星は、6月28日に魚宮25度で逆行に転じました。牡羊宮の影響圏ギリギリでの退行です。
【天王星】…天王星は上述したように今月24日に逆行に転じます。
【土星&木星】…土星は、6月4日に水瓶宮25度で逆行に転じ、木星は、7月29日に牡羊宮8度で逆行に転じました。
【One Point】 ソーシャル・プラネットの逆行は毎年のことです。
逆行そのものに深い意味象意はありません。
ただ、今年2022年のような重大な時代の転換期に、一斉に逆行するのは、一時的ながら時代の逆流の「星のディレクション」を象わすものになります。
≪ポイントは「海王星」≫

実際には、星は逆行せず、地球からの見た目でそう見えるだけです。
海王星を共鳴星とする現代占星術マニアや初学者のかたの一部が、逆行そのものに何らかの象意があるのではないかとトピを立てることがあります。
ですが、逆行そのものに意味象意は認められません。
ただ、個人的に逆行の位置がディレクション・ポイントに重なって起きた場合、その影響が続き、大きく現われることがあります。
その場合に、個人的に逆行の象意だと考えることがあるようです。
ご本人がそうだからといって、ほかの人も同様に逆行の影響を受けると、拡大解釈をされてしまうと占断ミスにつながりかねません。
19世紀後半に海王星の影響を受けて誕生し、はぐくまれてきた現代占星術は、海王星の象意の“幻想”や“事実誤認”から逃れることができない運命です。
“事実”かのような“勘違い”をされたり、誤認が多いのは致し方ないことなのです。
【One Point】 海王星を共鳴星とする「双魚宮時代」は終わりました。
また、一時的に双魚宮時代の復活を象わす「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも、もはや末期です。
来年2023年3月からは、一段落して新しいディレクションに移っていきます。
≪逆流傾向のピークアウト≫
本題に戻ります。
ソーシャル・プラネットが一斉に逆行に入ったことの意味は次のとおりです。
時代の逆流傾向です。
宝瓶宮時代に向かう歴史の大河の流れに逆巻く混迷や混乱が起きやすくなり、錯綜のピークの一時期を迎えます。
善悪や吉凶をはじめ「支配/被支配」といった双魚宮時代の歴史パラダイム「対立二元論」の逆流傾向がもたらされやすくなるのです。
ですが、逆行は一時的なものに過ぎません。
結果的に、その反作用として宝瓶宮時代へ進む歴史の大河の流れを強めることになっていきます。
ロシアのウクライナ侵攻に始まり、安倍元首相銃撃事件、中国ミサイルの日本EEZ内への落下、米中一触即発の危機などがそうですが、このような現状を是とすることはなく、反面教師として進んでいくのが歴史の常です。
【One Point】 10月9日に、まず冥王星が順行に戻ります。
その後、次々とソーシャル・プラネットが数か月をかけて順行に戻っていき、時代を推し進めていきます。
トンネルを抜けるかのように暗闇がピークアウトしていきますので、何を意識しておかれるのかが重要です。
≪歴史のタイミングを体験≫
宣伝になりますが、今年1月から期間限定で始めました「宝瓶宮時代を生きる:新時代」(旧星講座)は、およばずながらその知識化をお伝えするものです。
トランシット(運行)の冥王星が、昨年末2021年12月に水瓶宮の影響圏に入り、正式に「深層の精神意識の変革」のデレクションが始まりました。
重要な今後の時代を代表する「星のディレクション」です。
宝瓶宮時代の社会を実際的に築いていく「深層の精神意識」(霊性、深層心理)を漸次、培っていくことを象わします。
さらに、来年2023年3月には「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していきます。
代わって、「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のディレクションが宝瓶宮時代の友愛精神(和、絆、民度)の構築に向けて漸次、世界的に始まっていきます。
海王星が自らの共鳴サイン(宮)の魚宮25度を越えて、牡羊宮の影響圏に正式に入っていくためです。
気づく人は気づくのですが、気づく気づかないにかかわらず、大きなうねりを伴なう時代の変わり目にある現在です。
【One Point】 「宇宙波動エネルギー」の変化なので、気づきにくいことも多いと存じます。
いずれであっても、一大歴史イベントを観るだけでなく、体験していくことができる絶好のタイミングにあります。
心の片隅にでもテイク・ノートされておかれると、何かお役に立つでしょう。
◆ ソーシャル・プラネットが一斉に逆行に転じる時代の逆流傾向
――冥王星が順行へ戻り10月に変革の狼煙――
ノストラダムスの大予言ではありませんが、ショータイムの時間です。
すでにゆるやかに始まってはいるのですが、人類歴史の転換期となるピークの時期を迎えていくことになります。
木星以遠のソーシャル・プラネットの動きからそういえます。
夜明け前の暗闇といったトンネルを一時的に通過していくような時代の流れです。
そののちに新しい時代の黎明を漸次、迎えていくことでしょう。
≪ソーシャル・プラネットの揃いぶみ≫
トランシット(運行)の天王星は、今月8月24日に牡牛宮18度で逆行に転じます。
これで役者が揃ったことになります。
何のことかというと、重要な運勢変化や時代変化のディレクションを象わす木星以遠の星たちがすべて、逆行に入ることになるためです。
ホロスコープで用いる星たちは、太陽から火星まで5つの星パーソナル・プラネットと、次の小惑星帯(アステロイド・ベルト、メインベルト)のケレスをはさんで、木星以遠の星たちソーシャル・プラネットとがあります。
ソーシャル・プラネットは、太陽系外縁の星から冥王星、海王星、天王星、土星、木星の5つです。
パーソナル・プラネットのほうはその名のとおり、個人的な影響を象わす星たちですが、ソーシャル・プラネットは、個々人の運勢面を含めて、社会的な影響を象わします。
【One Point】 信じる信じないはどちらでもかまいません。
宇宙太陽系の星たちは「宇宙波動エネルギー」を象徴します。
結局のところ、宝瓶宮時代のアストロロジー通称:宝瓶宮占星学は、「基本三数」に基づいて、それらをリーディングするものになっています。
≪ソーシャル・プラネットの逆行≫
今年2022年におけるソーシャル・プラネットの逆行は、以下のとおりです。
【冥王星】…冥王星は、4月30日に山羊宮28度で逆行に転じました。水瓶宮の影響圏に完全に入った位置です。
【海王星】…海王星は、6月28日に魚宮25度で逆行に転じました。牡羊宮の影響圏ギリギリでの退行です。
【天王星】…天王星は上述したように今月24日に逆行に転じます。
【土星&木星】…土星は、6月4日に水瓶宮25度で逆行に転じ、木星は、7月29日に牡羊宮8度で逆行に転じました。
【One Point】 ソーシャル・プラネットの逆行は毎年のことです。
逆行そのものに深い意味象意はありません。
ただ、今年2022年のような重大な時代の転換期に、一斉に逆行するのは、一時的ながら時代の逆流の「星のディレクション」を象わすものになります。
≪ポイントは「海王星」≫

実際には、星は逆行せず、地球からの見た目でそう見えるだけです。
海王星を共鳴星とする現代占星術マニアや初学者のかたの一部が、逆行そのものに何らかの象意があるのではないかとトピを立てることがあります。
ですが、逆行そのものに意味象意は認められません。
ただ、個人的に逆行の位置がディレクション・ポイントに重なって起きた場合、その影響が続き、大きく現われることがあります。
その場合に、個人的に逆行の象意だと考えることがあるようです。
ご本人がそうだからといって、ほかの人も同様に逆行の影響を受けると、拡大解釈をされてしまうと占断ミスにつながりかねません。
19世紀後半に海王星の影響を受けて誕生し、はぐくまれてきた現代占星術は、海王星の象意の“幻想”や“事実誤認”から逃れることができない運命です。
“事実”かのような“勘違い”をされたり、誤認が多いのは致し方ないことなのです。
【One Point】 海王星を共鳴星とする「双魚宮時代」は終わりました。
また、一時的に双魚宮時代の復活を象わす「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも、もはや末期です。
来年2023年3月からは、一段落して新しいディレクションに移っていきます。
≪逆流傾向のピークアウト≫
本題に戻ります。
ソーシャル・プラネットが一斉に逆行に入ったことの意味は次のとおりです。
時代の逆流傾向です。
宝瓶宮時代に向かう歴史の大河の流れに逆巻く混迷や混乱が起きやすくなり、錯綜のピークの一時期を迎えます。
善悪や吉凶をはじめ「支配/被支配」といった双魚宮時代の歴史パラダイム「対立二元論」の逆流傾向がもたらされやすくなるのです。
ですが、逆行は一時的なものに過ぎません。
結果的に、その反作用として宝瓶宮時代へ進む歴史の大河の流れを強めることになっていきます。
ロシアのウクライナ侵攻に始まり、安倍元首相銃撃事件、中国ミサイルの日本EEZ内への落下、米中一触即発の危機などがそうですが、このような現状を是とすることはなく、反面教師として進んでいくのが歴史の常です。
【One Point】 10月9日に、まず冥王星が順行に戻ります。
その後、次々とソーシャル・プラネットが数か月をかけて順行に戻っていき、時代を推し進めていきます。
トンネルを抜けるかのように暗闇がピークアウトしていきますので、何を意識しておかれるのかが重要です。
≪歴史のタイミングを体験≫
宣伝になりますが、今年1月から期間限定で始めました「宝瓶宮時代を生きる:新時代」(旧星講座)は、およばずながらその知識化をお伝えするものです。
トランシット(運行)の冥王星が、昨年末2021年12月に水瓶宮の影響圏に入り、正式に「深層の精神意識の変革」のデレクションが始まりました。
重要な今後の時代を代表する「星のディレクション」です。
宝瓶宮時代の社会を実際的に築いていく「深層の精神意識」(霊性、深層心理)を漸次、培っていくことを象わします。
さらに、来年2023年3月には「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していきます。
代わって、「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のディレクションが宝瓶宮時代の友愛精神(和、絆、民度)の構築に向けて漸次、世界的に始まっていきます。
海王星が自らの共鳴サイン(宮)の魚宮25度を越えて、牡羊宮の影響圏に正式に入っていくためです。
気づく人は気づくのですが、気づく気づかないにかかわらず、大きなうねりを伴なう時代の変わり目にある現在です。
【One Point】 「宇宙波動エネルギー」の変化なので、気づきにくいことも多いと存じます。
いずれであっても、一大歴史イベントを観るだけでなく、体験していくことができる絶好のタイミングにあります。
心の片隅にでもテイク・ノートされておかれると、何かお役に立つでしょう。
国葬は自由へのメッセージ
2022.08.12
[故安倍晋三国葬儀] ― 日本は自由な世界を支持し守る ―
◆ 自由諸国の要人たちがこの時期に一堂に会する意味
故安倍晋三元首相の「国葬」が行われます。
ご存じのかたも多いように、先月7月22日に閣議決定され、来月9月27日に決まりました。
これは単に国葬が行なわれるということに留まりません。
故安倍元首相の偉業を受け継いで、日本は「自由と平和を守る」というメッセージを世界に発信する意味をもちます。
そのため世界覇権を握ろうとする意図に与(くみ)する一部の人々は、マスコミをはじめ国葬に強堅に反対しています。
≪開かれたインド太平洋≫
今日、自由諸国が“キャッチフレーズ”とするのは「自由で開かれたインド太平洋」です。
QUAD(クワッド:日米豪印戦略対話)のベースになっている考えです。
日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国のみならず、欧州諸国のイギリスなども賛同し、空母クイーン・エリザベスを南シナ海に派遣しています。
なぜなら、日本やアジアのみならず、世界の自由と安定また経済に不可欠な地域だからです。
ロシアのウクライナ侵攻の暴挙によって、世界の経済に支障が生じているのはご存じのとおりでしょう。

※アメリカによるFONOP(America's Freedom Of Navigation Operations)
【One Point】 各種衛星やネット・インフラを見るまでもなく、電波など波動によって象徴される宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとします。
そのため、一国主義は通用しません。
世界は政治的にも経済的にも関係し、協力せざるをえない時代を迎えています。
≪日本周辺は最重要地域≫
日本を含む東アジアは、その最重要地域になっています。
なぜなら、GNP(国民総生産)2位の中国と3位の日本のみならず、1位のアメリカが日米同盟また米韓同盟によって関与しているからです。
のみならず、ロシアまでもが日米中三国に国境を接している国です。
軍事力ランキング2022年版をみても、1位アメリカ、2位ロシア、3位中国をはじめ、5位にランクインした日本を含めて軍事的にも最重要地域になっていることもそうです。
まだあります。
中国の人口を追い抜いて1位になったインドは、軍事力ランキング4位で、「自由で開かれたインド太平洋」こそが世界の安定と平和の要となっていることは明白です。
このことを明らかにして「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を各国の首脳に説得したのが安倍元首相でした。
【One Point】 銃撃事件に際し、アメリカやブラジルは日本よりも早く半旗を掲げました。
イギリスやインドを含めて、自由諸国は故安倍元首相を高く評価しています。
逆に日本国内はマスコミをはじめ、古い社会通念のまま国葬に反対する定見の無さをさらけ出しています。
≪世界へのアピール≫
「故安倍晋三国葬儀」を行なうことは、日本国民が世界の自由と平和を支持し、促進し、守る意志をもつことを意味します。
世界にアピールする重要なイベントなのです。
単なる国葬とは異なります。
安倍氏個人を弔うだけでなく、この時期、自由と平和に向けた最重要のメッセージとなるのが「故安倍晋三国葬儀」です。
葬儀委員長を務める岸田文雄首相の決断でした。
凶弾に倒れたわずか6日後、法的根拠を探る岸田氏に内閣法制局から「法整備抜きの閣議決定も可能」との見解が示されたのです。
本当に間違いがないのか、何度も確認したのち、発表されたものです。
法治国家なので、内閣法制局の見解は重要です。
【One Point】 先の参院選の結果も、岸田氏の決定をうながしたといえます。
また、あまりにも完璧だった「安倍元首相銃撃事件」のホラリー・ホロスコープの星の配置は、安倍元首相の“レガシー”を受け継ぐ「国葬」であることを示唆しています。
≪「故安倍晋三国葬儀」のホロスコープ≫
国葬を行なうことが発表されたあと、開始時間をみて「故安倍晋三国葬儀」のホラリー・ホロスコープを作成しようと待っていました。
ですが、いまだにアナウンスがありません。
世界各国の要人が集まることから、セキュリティーの関係上、公表されないのかもしれません。
仕方がありません。
開始時間を必要としない「ソーラーチャート」で、異例のホラリー・ホロスコープを作成してみました。

【One Point】 来月9月27日の「日の出時刻」で作成しています。
サイン(宮)ハウス(室)ともに30度ずつに等分されたイコール・ハウスシステムです。
具体的な出来事というよりも、国葬の意図や内面性を重視したリーディングになります。
≪平和、追悼、栄誉、顕彰≫
“平和”を象徴する天秤宮に、太陽と月があります。
その太陽と、天秤宮の影響圏にある水星&金星は、三重合(トリプル・コンジャクション=0度)を形成しています。
奈辺は、故安倍晋三元首相の出生時の「太陽」(乙女宮27度)の位置でもあり、象意を共有する合=0度の範囲です。
また、国葬時の太陽は、安倍晋三氏を象徴する木星をジャストの衝(オポジション=180度)として“追悼”を象徴しています。
さらに、太陽&水星&金星の三重合=0/0/0度は、水瓶宮の影響圏にある冥王星を下三分(ロウアートライン=120度)として、最高度に“栄誉”を讃えています。
一方、月は誤魔化すことの出来ない現実を象わす水瓶宮の土星と双子宮の火星を三分(トライン=120度)として、大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成し、レガシーを“顕彰”することを象わしています。
【One Point】 上記のほかにも国葬儀が午後の時間であれば、月がYOD(ヨッド=150/150/60)の頂点をとることになり、否応なく新時代の幕開けを意味する国葬儀になります。
仮定のお話はともかく、この時期に自由諸国の要人たちが一堂に会するだけでも、大きなメッセージになるのです。
◆ 自由諸国の要人たちがこの時期に一堂に会する意味
故安倍晋三元首相の「国葬」が行われます。
ご存じのかたも多いように、先月7月22日に閣議決定され、来月9月27日に決まりました。
これは単に国葬が行なわれるということに留まりません。
故安倍元首相の偉業を受け継いで、日本は「自由と平和を守る」というメッセージを世界に発信する意味をもちます。
そのため世界覇権を握ろうとする意図に与(くみ)する一部の人々は、マスコミをはじめ国葬に強堅に反対しています。
≪開かれたインド太平洋≫
今日、自由諸国が“キャッチフレーズ”とするのは「自由で開かれたインド太平洋」です。
QUAD(クワッド:日米豪印戦略対話)のベースになっている考えです。
日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国のみならず、欧州諸国のイギリスなども賛同し、空母クイーン・エリザベスを南シナ海に派遣しています。
なぜなら、日本やアジアのみならず、世界の自由と安定また経済に不可欠な地域だからです。
ロシアのウクライナ侵攻の暴挙によって、世界の経済に支障が生じているのはご存じのとおりでしょう。

※アメリカによるFONOP(America's Freedom Of Navigation Operations)
【One Point】 各種衛星やネット・インフラを見るまでもなく、電波など波動によって象徴される宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとします。
そのため、一国主義は通用しません。
世界は政治的にも経済的にも関係し、協力せざるをえない時代を迎えています。
≪日本周辺は最重要地域≫
日本を含む東アジアは、その最重要地域になっています。
なぜなら、GNP(国民総生産)2位の中国と3位の日本のみならず、1位のアメリカが日米同盟また米韓同盟によって関与しているからです。
のみならず、ロシアまでもが日米中三国に国境を接している国です。
軍事力ランキング2022年版をみても、1位アメリカ、2位ロシア、3位中国をはじめ、5位にランクインした日本を含めて軍事的にも最重要地域になっていることもそうです。
まだあります。
中国の人口を追い抜いて1位になったインドは、軍事力ランキング4位で、「自由で開かれたインド太平洋」こそが世界の安定と平和の要となっていることは明白です。
このことを明らかにして「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を各国の首脳に説得したのが安倍元首相でした。
【One Point】 銃撃事件に際し、アメリカやブラジルは日本よりも早く半旗を掲げました。
イギリスやインドを含めて、自由諸国は故安倍元首相を高く評価しています。
逆に日本国内はマスコミをはじめ、古い社会通念のまま国葬に反対する定見の無さをさらけ出しています。
≪世界へのアピール≫
「故安倍晋三国葬儀」を行なうことは、日本国民が世界の自由と平和を支持し、促進し、守る意志をもつことを意味します。
世界にアピールする重要なイベントなのです。
単なる国葬とは異なります。
安倍氏個人を弔うだけでなく、この時期、自由と平和に向けた最重要のメッセージとなるのが「故安倍晋三国葬儀」です。
葬儀委員長を務める岸田文雄首相の決断でした。
凶弾に倒れたわずか6日後、法的根拠を探る岸田氏に内閣法制局から「法整備抜きの閣議決定も可能」との見解が示されたのです。
本当に間違いがないのか、何度も確認したのち、発表されたものです。
法治国家なので、内閣法制局の見解は重要です。
【One Point】 先の参院選の結果も、岸田氏の決定をうながしたといえます。
また、あまりにも完璧だった「安倍元首相銃撃事件」のホラリー・ホロスコープの星の配置は、安倍元首相の“レガシー”を受け継ぐ「国葬」であることを示唆しています。
≪「故安倍晋三国葬儀」のホロスコープ≫
国葬を行なうことが発表されたあと、開始時間をみて「故安倍晋三国葬儀」のホラリー・ホロスコープを作成しようと待っていました。
ですが、いまだにアナウンスがありません。
世界各国の要人が集まることから、セキュリティーの関係上、公表されないのかもしれません。
仕方がありません。
開始時間を必要としない「ソーラーチャート」で、異例のホラリー・ホロスコープを作成してみました。

【One Point】 来月9月27日の「日の出時刻」で作成しています。
サイン(宮)ハウス(室)ともに30度ずつに等分されたイコール・ハウスシステムです。
具体的な出来事というよりも、国葬の意図や内面性を重視したリーディングになります。
≪平和、追悼、栄誉、顕彰≫
“平和”を象徴する天秤宮に、太陽と月があります。
その太陽と、天秤宮の影響圏にある水星&金星は、三重合(トリプル・コンジャクション=0度)を形成しています。
奈辺は、故安倍晋三元首相の出生時の「太陽」(乙女宮27度)の位置でもあり、象意を共有する合=0度の範囲です。
また、国葬時の太陽は、安倍晋三氏を象徴する木星をジャストの衝(オポジション=180度)として“追悼”を象徴しています。
さらに、太陽&水星&金星の三重合=0/0/0度は、水瓶宮の影響圏にある冥王星を下三分(ロウアートライン=120度)として、最高度に“栄誉”を讃えています。
一方、月は誤魔化すことの出来ない現実を象わす水瓶宮の土星と双子宮の火星を三分(トライン=120度)として、大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成し、レガシーを“顕彰”することを象わしています。
【One Point】 上記のほかにも国葬儀が午後の時間であれば、月がYOD(ヨッド=150/150/60)の頂点をとることになり、否応なく新時代の幕開けを意味する国葬儀になります。
仮定のお話はともかく、この時期に自由諸国の要人たちが一堂に会するだけでも、大きなメッセージになるのです。
春分点歳差の仕組み
2022.08.11
[奥義講座のための基本の基 #03]― ホロスコープ作成ソフトの根本 ―
◆ 地球の首振り運動に伴ない「春分点」は移動している
知らなくても差し支えは少ないのですが、ホロスコープの作成において「春分点歳差」は根本中の根本です。
正確に理解しておかないと「ホロスコープ作成ソフト」のプログラムを正しく組めないからです。
なぜなら、12サイン(宮)は「春分点」を始点に12区分されていて、ややこしいことに「春分点」はわずかずつですが移動しているためです。
これを「春分点歳差」(歳差運動)と言います。
その仕組みをご紹介してまいります。
≪「春分点」は牡羊宮0度≫
ホロスコープは、黄道上の12星座やへびつかい座を入れた13星座ではなく、「春分点」を始点に30度ずつに等分された12サイン(宮)を用います。
「春分点」が12サイン(宮)のはじまりで、牡羊宮0度になっています。
空の星座(Constellation)、おひつじ座やおうし座などの名称のみを、12サイン(Sign=宮)が流用しているだけです。
空の星座というのは、地上からの見た目で、それぞれに距離がまったく異なる星を勝手につなげた想像の産物です。
しかも、人間が創作したギリシャ神話やローマ神話になぞらえて、イメージし命名したものでホロスコープ12サイン(宮)の象意とは関係がありません。
19世紀中ごろに発見された海王星の影響を受けてはじまりはぐまれてきた現代占星術は、海王星の象意に即して“誤解”や“勘違い”また“事実誤認”や“幻想”を、現実や事実かのように信じ込んでしまうケースが多々みられます。
【One Point】 夜空の星座は「Constellation」で、12サイン(宮)は「Sign」です。
Astrologyの内容だと分かっていれば、Signをつけずに表記されることがありますので、誤解も多いのですが、12サイン(宮)は、黄道12星座(Zodiac 12 Constellations)とは名称以外は関係がありません。
≪ホロスコープの春夏秋冬≫
では、「春分点」とは何でしょうか。
太陽が「春分点」を通過していく日が「春分の日」になりますが、地球の公転と自転とによって「春分点」は決まります。
地球が太陽を公転する面、すなわち地球からみれば太陽の通り道「黄道」と、地球の赤道を宇宙に投影した「天の赤道」とが、黄道上で交わる2点のうちの1つが「春分点」です。
もう1つが「秋分点」で、春分点の正反対の位置になります。
12サイン(宮)でいえば「春分点」は牡羊宮0度で、「秋分点」は天秤宮0度にあたります。
【One Point】 当サイトの「今週の運勢」で書いていますように、太陽が牡羊宮に入宮する日が「春分の日」で、太陽が天秤宮に入宮する日が「秋分の日」です。
ちなみに蟹宮に入宮する日が「夏至」で、山羊宮に入宮する日が「冬至」になります。
≪地球の歳差運動≫
「春分点」が動かなければ、お話は簡単です。
ですが、地球の「歳差運動」(首振り運動、すりこぎ運動)に伴なって、約72年に1度ずつ黄道上を太陽の移動方向とは逆向きに移動していきます。
12サイン(宮)を逆順に進むわけです。
たとえば、現在の牡羊宮0度(=魚宮30度)の「春分点」は、約72年前には魚宮29度だった位置にあたります。
そのため「春分点」が、黄道(360度)を1周していく期間は、約25,920年(計算値:72度×360度)になります。
実際はもう少し短いのですが、これを「プラトン年」(グレート・イヤー)と言います。
【One Point】 プラトン年を12等分したものが「プラトン月」(グレート・マンス)です。
約2,160年(計算値:72度×30度)になります。
古代ギリシャ当時の「春分点」は現在、「宝瓶宮29度」付近に進んできていますので、現代は宝瓶宮時代の緒にあります。
≪春分点の移動を図示≫
地球の自転軸の首振り運動こと「歳差運動」によって、地球の赤道を宇宙に投影した「天の赤道」も少しずつ動いていきます。
そのため、「天の赤道」と「黄道」との交点「春分点」&「秋分点」も、少しずつ移動しています。
次のようにです。

地球の自転軸は、地球の公転軸に対して約23・3度の傾きを保ったまま、ゆっくりと首を回すように約25,920年という長いときをかけて一回りします。
これを歳差運動(Precession)といいますが、それに伴なって交点の「春分点」も少しずつ黄道上を移動していくことになります。
「春分点歳差」とも呼ばれています。
それゆえ、地球の自転軸の延長上、北方向には現在「北極星」(polaris)が位置しており、地球の自転に伴なって星たちは北極星を中心に回っているかのように見えます。
ところが、約12,460年ほども経つと、地球の自転軸の延長上は上図の「ベガ」の付近に移っていきます。
【One Point】 ベガは、「こと座」の一等星で「夏の第三角」の1つです。
七夕の織姫星としても知られています。
つまり、現在の秋分点がある位置に、春分点が移動していくことになります。
ただし、12サイン(宮)は常にいつも「春分点」を牡羊宮0度とします。
≪トロピカルとサイデリアル≫
おまけの関連知識です。
西洋占星術は、今現在の「春分点」を12サイン(宮)の始点とする「トロピカル方式」を多くの場合、採用しています。
一方、インド占星術(ジョーテッシュ)は、古代ギリシャ時代の当時のままの春分点の位置を始点とする「サイデリアル方式」を採用しています。
夜空の星座でいえば、おひつじ座とうお座の境あたりになるため、サイデリアル方式は星座と12サイン(星座宮)がほぼ重なっています。
結果、トロピカル方式とは現在、1サイン分(1星座分)ほどズレることになりますが、この差を「アヤナムシャ」と呼んでいます。
【One Point】 「あなたはおひつじ座生まれね」(太陽)というとき、インド占星術では、そのままおひつじ座(Constellation)に位置する太陽ですが、西洋占星術の場合は、おひつじ座ではなく、うお座に位置する太陽になります。
正確には、ホロスコープの「牡羊宮」に位置する太陽です。
※宝瓶宮占星学では、混乱を避けるためホロスコープの12サイン(宮)は「漢字」で表記しています。空の星座は「ひらがな」です。春分点の移動に伴なうプラトン月は、伝統的な12サイン(宮)の呼称で「白羊宮」「双魚宮」「宝瓶宮」「磨羯宮」などと表記しています。
◆ 地球の首振り運動に伴ない「春分点」は移動している
知らなくても差し支えは少ないのですが、ホロスコープの作成において「春分点歳差」は根本中の根本です。
正確に理解しておかないと「ホロスコープ作成ソフト」のプログラムを正しく組めないからです。
なぜなら、12サイン(宮)は「春分点」を始点に12区分されていて、ややこしいことに「春分点」はわずかずつですが移動しているためです。
これを「春分点歳差」(歳差運動)と言います。
その仕組みをご紹介してまいります。
≪「春分点」は牡羊宮0度≫
ホロスコープは、黄道上の12星座やへびつかい座を入れた13星座ではなく、「春分点」を始点に30度ずつに等分された12サイン(宮)を用います。
「春分点」が12サイン(宮)のはじまりで、牡羊宮0度になっています。
空の星座(Constellation)、おひつじ座やおうし座などの名称のみを、12サイン(Sign=宮)が流用しているだけです。
空の星座というのは、地上からの見た目で、それぞれに距離がまったく異なる星を勝手につなげた想像の産物です。
しかも、人間が創作したギリシャ神話やローマ神話になぞらえて、イメージし命名したものでホロスコープ12サイン(宮)の象意とは関係がありません。
19世紀中ごろに発見された海王星の影響を受けてはじまりはぐまれてきた現代占星術は、海王星の象意に即して“誤解”や“勘違い”また“事実誤認”や“幻想”を、現実や事実かのように信じ込んでしまうケースが多々みられます。
【One Point】 夜空の星座は「Constellation」で、12サイン(宮)は「Sign」です。
Astrologyの内容だと分かっていれば、Signをつけずに表記されることがありますので、誤解も多いのですが、12サイン(宮)は、黄道12星座(Zodiac 12 Constellations)とは名称以外は関係がありません。
≪ホロスコープの春夏秋冬≫
では、「春分点」とは何でしょうか。
太陽が「春分点」を通過していく日が「春分の日」になりますが、地球の公転と自転とによって「春分点」は決まります。
地球が太陽を公転する面、すなわち地球からみれば太陽の通り道「黄道」と、地球の赤道を宇宙に投影した「天の赤道」とが、黄道上で交わる2点のうちの1つが「春分点」です。
もう1つが「秋分点」で、春分点の正反対の位置になります。
12サイン(宮)でいえば「春分点」は牡羊宮0度で、「秋分点」は天秤宮0度にあたります。
【One Point】 当サイトの「今週の運勢」で書いていますように、太陽が牡羊宮に入宮する日が「春分の日」で、太陽が天秤宮に入宮する日が「秋分の日」です。
ちなみに蟹宮に入宮する日が「夏至」で、山羊宮に入宮する日が「冬至」になります。
≪地球の歳差運動≫
「春分点」が動かなければ、お話は簡単です。
ですが、地球の「歳差運動」(首振り運動、すりこぎ運動)に伴なって、約72年に1度ずつ黄道上を太陽の移動方向とは逆向きに移動していきます。
12サイン(宮)を逆順に進むわけです。
たとえば、現在の牡羊宮0度(=魚宮30度)の「春分点」は、約72年前には魚宮29度だった位置にあたります。
そのため「春分点」が、黄道(360度)を1周していく期間は、約25,920年(計算値:72度×360度)になります。
実際はもう少し短いのですが、これを「プラトン年」(グレート・イヤー)と言います。
【One Point】 プラトン年を12等分したものが「プラトン月」(グレート・マンス)です。
約2,160年(計算値:72度×30度)になります。
古代ギリシャ当時の「春分点」は現在、「宝瓶宮29度」付近に進んできていますので、現代は宝瓶宮時代の緒にあります。
≪春分点の移動を図示≫
地球の自転軸の首振り運動こと「歳差運動」によって、地球の赤道を宇宙に投影した「天の赤道」も少しずつ動いていきます。
そのため、「天の赤道」と「黄道」との交点「春分点」&「秋分点」も、少しずつ移動しています。
次のようにです。

地球の自転軸は、地球の公転軸に対して約23・3度の傾きを保ったまま、ゆっくりと首を回すように約25,920年という長いときをかけて一回りします。
これを歳差運動(Precession)といいますが、それに伴なって交点の「春分点」も少しずつ黄道上を移動していくことになります。
「春分点歳差」とも呼ばれています。
それゆえ、地球の自転軸の延長上、北方向には現在「北極星」(polaris)が位置しており、地球の自転に伴なって星たちは北極星を中心に回っているかのように見えます。
ところが、約12,460年ほども経つと、地球の自転軸の延長上は上図の「ベガ」の付近に移っていきます。
【One Point】 ベガは、「こと座」の一等星で「夏の第三角」の1つです。
七夕の織姫星としても知られています。
つまり、現在の秋分点がある位置に、春分点が移動していくことになります。
ただし、12サイン(宮)は常にいつも「春分点」を牡羊宮0度とします。
≪トロピカルとサイデリアル≫
おまけの関連知識です。
西洋占星術は、今現在の「春分点」を12サイン(宮)の始点とする「トロピカル方式」を多くの場合、採用しています。
一方、インド占星術(ジョーテッシュ)は、古代ギリシャ時代の当時のままの春分点の位置を始点とする「サイデリアル方式」を採用しています。
夜空の星座でいえば、おひつじ座とうお座の境あたりになるため、サイデリアル方式は星座と12サイン(星座宮)がほぼ重なっています。
結果、トロピカル方式とは現在、1サイン分(1星座分)ほどズレることになりますが、この差を「アヤナムシャ」と呼んでいます。
【One Point】 「あなたはおひつじ座生まれね」(太陽)というとき、インド占星術では、そのままおひつじ座(Constellation)に位置する太陽ですが、西洋占星術の場合は、おひつじ座ではなく、うお座に位置する太陽になります。
正確には、ホロスコープの「牡羊宮」に位置する太陽です。
※宝瓶宮占星学では、混乱を避けるためホロスコープの12サイン(宮)は「漢字」で表記しています。空の星座は「ひらがな」です。春分点の移動に伴なうプラトン月は、伝統的な12サイン(宮)の呼称で「白羊宮」「双魚宮」「宝瓶宮」「磨羯宮」などと表記しています。
相性:高橋一生&飯豊まりえ
2022.08.09
[相性リーディング] ― 岸辺露伴は動かない ―
◆ ドラマのタイトルどおりに“動かない”お二人の相性
「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンアウト・ドラマ「岸辺露伴は動かない」(NHK)で主役のお二人の相性です。
2020年(第1~3話)と2021年(第4~6話)に続き、今年2022年8月に再放送(第4~6話)が控えているようです。
心身に記憶された過去を読む「ヘブンズ・ドアー」の特殊能力を持つ主人公のマンガ家岸辺露伴を演じるのは高橋一生さん。
担当編集者泉京香を演じるのは飯豊まりえさん。
おふたりの17歳差の恋愛観測記事がネットに掲載されていました。
≪お二人の相性ホロスコープ≫
事実はどうでもよいのですが、ご参考がてら、お二人の相性はどうなのかを見てみることにしました。
たぶん「話題づくり」の記事と思いつつ、縁もゆかりも無いのですがPRに一役かってみるのも悪くはありません。
下図が、お二人の相性ホロスコープです。

【One Point】 お二人とも出生時間は不明です。
レディ・ファーストではありませんが、飯豊まりえさんの太陽を起点とした「ソーラーチャート」をベースにして、高橋一生氏の星の配置を書き込んでみました。
≪ヘブンズ・ドアー! ホロスコープ≫
「ヘブンズ・ドアー!」
では、上掲のシナストリー・ホロスコープ(相性天球図)から、「ヘブンズ・ドアー」ばりに、お二人の異性運や相性全体また昨今の相性変化をリーディングしてみましょう。
結論的にみてありえません。
一般のかたでも分かりやすいように、上掲のホロスコープにはアスペクト・ラインに、◎、〇、△、□、■といった記号を付けておきました。
当サイトに「相性リーディング」(鑑定)をご依頼くださったかたなら、一目でご理解できると存じます。
相性において、避けたほうがよい黒四角(■)が4つもありますので、報道が本当でも、残念ながらいずれ破局は必至です。
逆に、必要な二重丸(◎)の相性もあるので、まったく惹かれないということはありませんが、黒四角(■)4つに対して、二重丸(◎)3つでは関係維持は難しいのです。
今、現在は、お二人にとってベストの夫婦相性の部分が強調される「相性変化のディレクション」を受けています。
そのため、惹かれあってもおかしくはない時期にありますが、時の流れもありますので、結果的にうまくいかない相性や異性運になっています。
【One Point】 “熱愛報道”の記事は、8月20日に控えた再放送、また19日の「私の岸辺露伴語り(再)」の話題づくりの可能性が大きいようです。
記事を書いた記者も当然そのことは知っていて、さりげに番組告知をされていますので、お手伝いさせていただきました。
≪二面性が強いご両人の恋愛相性≫
お二人の出生時間が分かりません。
もし、飯豊さんが朝8時以降のお生まれであれば、お二人には夫婦相性がみられます。
今現在は、その相性が最高度になる「星のディレクション」(運勢変化)を受けておられますので、何らかの動きがあってもおかしくはないでしょう。
「火のないところに煙は立たない」と言いますので、兆候がゼロではないと存じますが、ドラマどおりに岸辺露伴先生がつっけんどんにあしらう可能性が高く、お二人の距離が近づけば近づくほど合わない相性が際立っていくことになります。
確かに“夫婦相性”はみられるものの、同時に、お互いに“異性としては好みではない”といった恋愛相性の側面もあって、結局、入り口からして無理な確率も高いでしょう。
一方で、高橋氏は飯豊さんに寛大に許容される良い相性部分もありますが、逆に、束縛する相性もありますので、一つ屋根の下で暮らすほど破局まっしぐらとなっていきます。
【One Point】 恋愛相性は極度に悪くはないけれど、結婚相性となると課題が生じるという相性パターンは厄介です。
「恋は盲目(もうもく)」と昔から言われるように、冷静に客観視できなくなると、あとは傷ついて破局を迎えるしかなくなっていくためです。
≪相性変化のディレクション≫
お互いのホロスコープ(出生天球図)でみる相性は、実は一端にすぎません。
実際には、3つのリーディング・ポイントがあってお互いのホロスコープをベースに、トランシット(運行)の「星のディレクション」(運勢変化)の影響も大きく作用します。
つまり、相性はホロスコープ(出生天球図)によって決まりきった一定のものではなく、そのときどきによっても、大なり小なり変化し、波打つように作用しています。
気にもしていなかった相手なのに、急に好意を感じるようになったり…。
逆に、憑き物が落ちるように、なぜか急激に醒めていったなどというのも、もちろん人によってケース・バイ・ケースですが「星のディレクション」(運勢変化)が大きくかかわっているのです。
ドラマの世界だけでなく、案外と多く実際に起こりえます。
【One Point】 宝瓶宮占星学の共鳴リーディングから、確実にそういえるのです。
宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」によるホロスコープ・リーディングのノウハウの一つなのですが、相性においても「基本三数」による共鳴関係の変化は作用しています。
≪相性の根本はお互いに自分自身≫
もう少し書いておきましょう。
お二人とも出生時間が不明なので断定は避けざるをえませんが、「ソーラーチャート」からは、優れた役者ではあっても、“妻”としての女性を避けやすい高橋氏の側面がリーディングできます。
異性に夢を持ちすぎるのか、はたまた“妻”となる女性への期待値が大きすぎるのか、理想像が高く、現実の女性に希望を見出しにくいのではないでしょうか。
一方、飯豊さんも役者(女優)としてのアスペクト・パターンはあるのですが、お見掛けよりも個性が強いホロスコープ(出生天球図)で、人気運を持たれている女優さんゆえに、家庭にこもるのは不向きというか、若いときほどご夫婦運に課題が生じやすいようです。
お二人とも、まずは生まれもつ異性運や家庭運また夫婦運などの克服が先決になっているといえるでしょう。
それをどこまでクリアーされていかれるかどうか、それが相性を左右していくことにもなります。
【One Point】 いずれにしても、個性(キャラ)が活きていく今後の時代の流れにそったお二人です。
そういったこともあり、かつてのようにご結婚に夢を見ることも少なくなっていく時代です。
結果、過去の因習にとらわれなくなるケースが増えてまいりますので、相性においてもご考慮が漸次、必要になってきます。
◆ ドラマのタイトルどおりに“動かない”お二人の相性
「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンアウト・ドラマ「岸辺露伴は動かない」(NHK)で主役のお二人の相性です。
2020年(第1~3話)と2021年(第4~6話)に続き、今年2022年8月に再放送(第4~6話)が控えているようです。
心身に記憶された過去を読む「ヘブンズ・ドアー」の特殊能力を持つ主人公のマンガ家岸辺露伴を演じるのは高橋一生さん。
担当編集者泉京香を演じるのは飯豊まりえさん。
おふたりの17歳差の恋愛観測記事がネットに掲載されていました。
≪お二人の相性ホロスコープ≫
事実はどうでもよいのですが、ご参考がてら、お二人の相性はどうなのかを見てみることにしました。
たぶん「話題づくり」の記事と思いつつ、縁もゆかりも無いのですがPRに一役かってみるのも悪くはありません。
下図が、お二人の相性ホロスコープです。

【One Point】 お二人とも出生時間は不明です。
レディ・ファーストではありませんが、飯豊まりえさんの太陽を起点とした「ソーラーチャート」をベースにして、高橋一生氏の星の配置を書き込んでみました。
≪ヘブンズ・ドアー! ホロスコープ≫
「ヘブンズ・ドアー!」
では、上掲のシナストリー・ホロスコープ(相性天球図)から、「ヘブンズ・ドアー」ばりに、お二人の異性運や相性全体また昨今の相性変化をリーディングしてみましょう。
結論的にみてありえません。
一般のかたでも分かりやすいように、上掲のホロスコープにはアスペクト・ラインに、◎、〇、△、□、■といった記号を付けておきました。
当サイトに「相性リーディング」(鑑定)をご依頼くださったかたなら、一目でご理解できると存じます。
相性において、避けたほうがよい黒四角(■)が4つもありますので、報道が本当でも、残念ながらいずれ破局は必至です。
逆に、必要な二重丸(◎)の相性もあるので、まったく惹かれないということはありませんが、黒四角(■)4つに対して、二重丸(◎)3つでは関係維持は難しいのです。
今、現在は、お二人にとってベストの夫婦相性の部分が強調される「相性変化のディレクション」を受けています。
そのため、惹かれあってもおかしくはない時期にありますが、時の流れもありますので、結果的にうまくいかない相性や異性運になっています。
【One Point】 “熱愛報道”の記事は、8月20日に控えた再放送、また19日の「私の岸辺露伴語り(再)」の話題づくりの可能性が大きいようです。
記事を書いた記者も当然そのことは知っていて、さりげに番組告知をされていますので、お手伝いさせていただきました。
≪二面性が強いご両人の恋愛相性≫
お二人の出生時間が分かりません。
もし、飯豊さんが朝8時以降のお生まれであれば、お二人には夫婦相性がみられます。
今現在は、その相性が最高度になる「星のディレクション」(運勢変化)を受けておられますので、何らかの動きがあってもおかしくはないでしょう。
「火のないところに煙は立たない」と言いますので、兆候がゼロではないと存じますが、ドラマどおりに岸辺露伴先生がつっけんどんにあしらう可能性が高く、お二人の距離が近づけば近づくほど合わない相性が際立っていくことになります。
確かに“夫婦相性”はみられるものの、同時に、お互いに“異性としては好みではない”といった恋愛相性の側面もあって、結局、入り口からして無理な確率も高いでしょう。
一方で、高橋氏は飯豊さんに寛大に許容される良い相性部分もありますが、逆に、束縛する相性もありますので、一つ屋根の下で暮らすほど破局まっしぐらとなっていきます。
【One Point】 恋愛相性は極度に悪くはないけれど、結婚相性となると課題が生じるという相性パターンは厄介です。
「恋は盲目(もうもく)」と昔から言われるように、冷静に客観視できなくなると、あとは傷ついて破局を迎えるしかなくなっていくためです。
≪相性変化のディレクション≫
お互いのホロスコープ(出生天球図)でみる相性は、実は一端にすぎません。
実際には、3つのリーディング・ポイントがあってお互いのホロスコープをベースに、トランシット(運行)の「星のディレクション」(運勢変化)の影響も大きく作用します。
つまり、相性はホロスコープ(出生天球図)によって決まりきった一定のものではなく、そのときどきによっても、大なり小なり変化し、波打つように作用しています。
気にもしていなかった相手なのに、急に好意を感じるようになったり…。
逆に、憑き物が落ちるように、なぜか急激に醒めていったなどというのも、もちろん人によってケース・バイ・ケースですが「星のディレクション」(運勢変化)が大きくかかわっているのです。
ドラマの世界だけでなく、案外と多く実際に起こりえます。
【One Point】 宝瓶宮占星学の共鳴リーディングから、確実にそういえるのです。
宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」によるホロスコープ・リーディングのノウハウの一つなのですが、相性においても「基本三数」による共鳴関係の変化は作用しています。
≪相性の根本はお互いに自分自身≫
もう少し書いておきましょう。
お二人とも出生時間が不明なので断定は避けざるをえませんが、「ソーラーチャート」からは、優れた役者ではあっても、“妻”としての女性を避けやすい高橋氏の側面がリーディングできます。
異性に夢を持ちすぎるのか、はたまた“妻”となる女性への期待値が大きすぎるのか、理想像が高く、現実の女性に希望を見出しにくいのではないでしょうか。
一方、飯豊さんも役者(女優)としてのアスペクト・パターンはあるのですが、お見掛けよりも個性が強いホロスコープ(出生天球図)で、人気運を持たれている女優さんゆえに、家庭にこもるのは不向きというか、若いときほどご夫婦運に課題が生じやすいようです。
お二人とも、まずは生まれもつ異性運や家庭運また夫婦運などの克服が先決になっているといえるでしょう。
それをどこまでクリアーされていかれるかどうか、それが相性を左右していくことにもなります。
【One Point】 いずれにしても、個性(キャラ)が活きていく今後の時代の流れにそったお二人です。
そういったこともあり、かつてのようにご結婚に夢を見ることも少なくなっていく時代です。
結果、過去の因習にとらわれなくなるケースが増えてまいりますので、相性においてもご考慮が漸次、必要になってきます。