「今週の運勢」の見方
2023.05.02
[事情と背景] ― 私の「運勢サイン(宮)」は何? ―


12サイン(宮)で行なうのは“無謀”合点承知の助です



「今週の運勢」の事情についてです。

12サイン(宮)別にお届けしている「今週の運勢」は“無謀”を承知ではじめたものです。

不特定多数の方々に向けてお届けしていますので、ホロスコープの性質上、不確実性は避けられません。

念のために書いておきますと、ホロスコープ(出生天球図)は個々人の個性と同じように世界に2つと同じものがないために、12サイン(宮)ごとの“運勢”に分けてお届けするのはムリがあります。

そのあたりの事情や背景と、「今週の運勢」の見方を今年2023年5月で丸16年になるのを機に要点のみですが触れておきます。



≪星に運命を“支配”されたくない!≫

「星占い」(12星座占い)と異なり、「ホロスコープ」は単純に12サイン(宮)で分けることはできません。

これ事実(真実)です。

それを敢えて12サイン(宮)に分けてお届けしているのは、部分的なご参考に留まるのが「今週の運勢」のいいところでもあるからです。

誰であっても星に運命を“支配”されたら生きている意味がありません。

なぜなら、ご自分のフリーな意志でもってご判断をして言動をしていくところに、深層の精神意識(深層心理、霊性)の成長を伴なうからです。

人々は無意識でもそのことを感し、実際にも宇宙は、個々人を“支配”することなどありません。

かといって、まったく無関係ではないという事実があるのも、アストロロジー「星学」の面白いところです。


【One Point】 “ホロスコープ占い”と「アストロロジー」は明確に異なります。

同じようにホロスコープを用いますが“当たる/当たらない”は関係がありません。

宇宙が象わす運勢変化や方向性を知って、前向きにご参考にされればいいものです。






≪構成要素の組み合わせ≫

さて、少し小難しいお話をしなければなりません。

本来の「ホロスコープ」は宇宙森羅の最小象徴数=12数に基づきます。

12数のサイン(宮)、ハウス(室)、プラネット(星)、基本のアスペクト(位相、座相、位置関係)が組み合わさって、世界に2つと同じものがないホロスコープが形成されています。

「春分点」を始点にした12サイン(宮)、「ASC=上昇点」を始点にした不動の12ハウス(室)、両者のベーシックな組み合わせだけだと、わずか144通りにしかなりません。

それに十大惑星(メイン・プラネット)ではなく、12個のプラネット(星)が加わったとしても1,728通りです。

世界人口に比べれば、あまりにも寡少です。


【One Point】 “星読み”を実際に行なってみれば分かります。

「牡羊宮」に「火星」がある場合は云々といったところで、深い内実は見えてきません。

人によっては牡羊宮に星がなく該当しないケースもあって、早晩、行き詰まってしまうのです。



≪リーディングの要諦≫

では、世界に2つと同じものがない「ホロスコープ」はどのように成り立っているのでしょうか。

無形有形の“存在的”な構成要素:サイン(宮)やハウス(室)やプラネット(星)ではなく、“関係的”な構成要素:アスペクト(位相、座相)によって多種多様に成り立っています。

たとえば「太陽」の三分(トライン=120度)を一例にみてみましょう。

まず、「太陽」と残り11個の星との三分=120度が単独とはかぎらず、複数の星や基本点ととっているケースがあります。

「太陽」にかぎらず、ほかの11個の星が同様に多彩にとる三分=120度のケースを含めて計算すると、何とざっと約5億通り。

加えてホロスコープのどの位置で三分=120度なのか、仮に広めに許容度数(オーブ)10度をとって360度を分けたとしても、アバウトで上の36倍の計算になります。

さらに、三分=120度だけでなく、6種類の主要な単独アスペクトが同様の数ほどあって、そのうえ単独アスペクトが種々に組み合わさった複合アスペクトがケース・バイ・ケースで形成されていくことを考えると、天文学的な数の象意が生じていくことになります。


【One Point】 この意味は「アスペクト」が個々のホロスコープの象意の大概をもたらしていて、その象意を知れば90%以上はホロスコープ・リーディングが可能になることを意味します。

逆に申し上げますと、アスペクトの正しい象意を知らなければ、表層に留まり不可能です。



【ご参考:初期のアスペクト体験談】

西洋占星術を学びはじめた初学の頃、12サイン(宮)に星がある場合は云々といった狭義の“星読み”に行き詰まりを感じました。

そこで、小惑星やアラビックパーツにまで数を広げてみましたが、そもそも象意があやふやで定まっておらず、かえって混乱を深めるなど、効果はありませんでした。

次に、当時は充分だとはいえませんでしたが、出生時間が不明でも相応に可能なアスペクト(位相、座相)に目をつけたのです。

すると、解釈の幅が広がり、判断の信ぴょう性も高まっていきました。

実際にアスペクトを用いて、友人や知人の恋愛や結婚の相性また相性変化などを鑑定してあげると、後日、多くのカップルから当たっていると評価を賜わりました。

当時はそんなレベルだったのです。

もはや「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代になりました。

関係性を象意とするアスペクトは、今後ますますホロスコープ・リーディングン要諦になっていくでしょう。




≪太陽サイン(宮)とはかぎらない≫

「太陽」や「水星」などのプラネット(星)が象わすのは、実際的な象意というより、ありていに申し上げますと、個々人の特定の分野です。

「太陽」であれば、性質や性格など“個性の核”といった中心分野で、「水星」であれば、神経系統や脳内シナプスなど“関係性”の分野で、具体的に知性やコミュニケーションを象わすと言い換えてもかまいません。

重要なのは、それがどのような“状態”や“運勢”などを伴なって現われるのかで、サイン(宮)やハウス(室)や他のプラネット(星)を交えたアスペクト(位相、座相)すなわち位置関係によって決まっていきます。

「太陽」が「牡羊宮」にあるという場合は、太陽と牡羊宮の「合」(コンジャクション=0度)という意味です。

なので、「今週の運勢」も同様に、少々分かりづらい表現になるかもしれませんが、サイン(宮)やハウス(室)やプラネット(星)たちの象意ではなく、アスペクト(位相、座相)を含めた全体をみて、代表的に「12サイン(宮)」の名称でもって運勢をお伝えしているということです。


【One Point】 たとえば、必ずしも「太陽サイン(宮)」がご本人の性質や運勢を代表しているとはかぎらず、まれに他の「サイン(宮)」のほうが強いケースさえあります。

もっとも「星占い」や「占星術」に強くご興味を持たれた方はそのようなケースはありません。



【ご参考:そんなことあり?】

どのサイン(宮)でもいいのですが、仮に「双子宮生まれ」(太陽)だとしましょう。

その場合ても、生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)によっては、「双子宮」の象意が相対的ながら弱いケースや時期があります。

象意がないということはありえず、相応にお持ちになるのですが、他の「サイン(宮)」の象意のほうが強いケースです。

その場合、当然、「双子宮の運勢」を読まれても、該当しにくいことが起こります。

逆に、例えば「牡羊宮」に「太陽」を持っていなくても、ホロスコープ全体でみて、牡羊宮に共鳴する象意が強い場合は、ときに「牡羊宮の運勢」のほうが該当するケースがあるということです。




≪「運勢サイン(宮)」について≫

一般的に申し上げますと「太陽」がプラネット(星)たちの中心なので、やはり「太陽サイン(宮)」が他のサイン(宮)に比べて平均的に影響力が大きくなります。

次に、一般的なホロスコープの始点である東の地平線上「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)が位置する「上昇サイン(宮)」です。

ただし、それが絶対だと言っているのではなく、ホロスコープによっては相対的ながら影響力が小さいケースがあるために、その場合は他の「運勢サイン(宮)」の影響力が強まるケースがありますよということです。

レア・ケースですが、女性や若い方に比較的に多いのが「月サイン(宮)」です。

次に可能性として挙げられるのは、「上昇星」(Ascending Planet)の「共鳴サイン(宮)」のケースで、たとえば「太陽」が上昇星であれば「獅子宮」です。

さらに強いて挙げますと、太陽サイン(宮)の共鳴星が位置する名づけて「(個性共鳴)サイン(宮)」や、上昇サイン(宮)の共鳴星が位置する「(人生共鳴)サイン(宮)」が予備的ながら、ときに「運勢サイン(宮)」になるケースも見受けられます。


【One Point】 「???」とお感じの方は、通称:宝瓶宮占星学の「共鳴リーディング」をご理解いただけれますと相応にご納得いただけるでしょう。

「基本三数」に伴なう「宇宙波動エネルギー」の共鳴作用がそのようになっているためです。









日本覚醒のディレクション
2023.03.20
[海王星と新時代] ― 幻想と従属から自主性へ ―


ふつうに伝統的な“日本的霊性”でOK!



日本にとって重要な岐路に立つときが訪れました。

といっても、私たちはふつうにやるべきことをやればいいだけでご心配はいりません。

ふつうに日本人として言動をされればOKです。

以前にも少し触れましたが、時代の“宇宙的背景”が変わってきたからです。

そのあたりの事情を日本を取りまく「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からご紹介させていただきます。



≪時代の“回天”のお話≫

先の「夢から醒めて現実を認識」や「新しい霊性意識の覚醒[1]」の続きともなるお話です。

今後は次のようなことが起きていくようになります。

「これまで真実だと思っていたことがどうやら“夢”だったみたいだ」

何のことか分かりにくいかもしれません。

極論いたしますと、“夢見る”ことが当然だった時代の流れの中にいたけれども、時代が変わってきたということです。

もっとも、現在は、人知れず起きた1989年の“波動変化”「宝瓶宮時代のビックバン」によって目覚めておられる方が増えています。

それ以前は、歴史波動の真っ只中にいるため気づくことは難しいのですが、双魚宮時代末期の海王星の古い象意“まだ見ぬ理想”の影響を、陰に陽にまた大なり小なり気づかずに誰もが受けていました。

なぜなら、1846年に海王星が発見されて以来、19世紀後半の「マルキシズム」(共産主義)運動や心霊ブームこと「近代スピリチュアリズム」の影響のもとに社会風潮や“常識”が培われてきたからです。


【One Point】 海王星のディレクションの特徴は、自分が“夢想”の中にいるとは気づきにくいことです。

紛(まご)うことなき“事実”や“真実”だと、主観的に思い込んでしまう象意を持つためです。





【ご参考:海王星による“混迷”の20世紀】

海王星の発見は、ディレクション的にみますと、日本をはじめ世界に「新興宗教」を林立させました。

また、宗教を否定する「マルキシズム」も同様で、プロレタリアートによる「共産主義理想社会」の到来を信じ、ブルジョアジーまた国家権力との対立闘争こそが“歴史の真実”であり“正義”だと信じ込んでいる点で、新興宗教と似たりよったりです。

両者がベースとなった世界的な「対立二元論」によって、20世紀は“混迷”を深め、“戦争の世紀”と呼ばれました。

第1次世界大戦や第2次世界大戦、続く東西冷戦と呼ばれる事実上の第3次世界大戦がそれです。

しかし、人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって、「対立二元論」の双魚宮時代はいったん終わりを迎えます。

米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」が同年12月に出されたのも、それゆえです。

ところが、発見後、ホロスコープを1周した海王星が、2009年に魚宮の影響圏またその後、魚宮に入宮していくことによって「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まりました。

一例ですが、2009年頃以降、ロシアや中国が世界覇権の野望をむき出しにしはじめ、世界を再び混乱に陥れていったのです。




≪日本人らしい精神意識≫

もう少し正しく申し上げます。

実際は“夢想”半分、“現実”半分なのですが、すべてが現実だと思い込んでしまいやすいのです。

歴史の流れには、実は深い“宇宙意志”の計らいがあるために、良し悪しの問題ではなく、必然的にそのような人類歴史を経ざるをえませんでした。

気づくと気づかないとにかかわらず、とくに日本人は“夢想”しやすくなります。

なぜなら、日本人の“民族性”は、海王星を共鳴星とする「魚宮」で象徴されているからです。

そのため、魚宮と共鳴する「双魚宮時代」の歴史パラダイム「対立二元論」によって、二律背反的な思いや考えを持つことになります。

一方では、伝統的な日本的霊性に通じる「スピリチュアリズム」の感性を根底に持ち、もう一方では、近年の共産主義による「唯物論的合理主義」といった非合理的な影響をわれ知らずとも強く受けていても気づくことはできませんでした。


【One Point】 海王星が魚宮25度を通過していった今年2023年3月前後から、時代の“宇宙波動”は変わりました。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの一段落です。

ネットで話題の“Colabo問題”や“小西文書”などの出来事は“夢想”から“現実”にめざめていくための一例です。




≪新しい霊性意識の覚醒≫

海王星のディレクション(運勢変化、時代変化)の影響は、ゆるやかに現われます。

魚宮25度を通過したから急激に変わるというのではなく、すでに昨年末から徐々に変化の兆しが現われはじめ、今年3月13日以降は、もはや後戻りすることなく進んでいくことになります。

2009年以降、約13年間続いた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくためで、これは古代ギリシャ文明の紀元前2世紀以降、約2,160年間(計算値)続いた「双魚宮時代」の終焉となる歴史的エポック・メイキングです。

今後、約16年間近く続く「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションのはじまりともなっています。

ちなみに“新しい霊性意識”というのは、10年以上前に伝授講座こと「数理法則とクオリアル・ワールド」において「今後30年間のメイン・ディレクション」の中で使った言葉です。

当時は、既存の単語を用いて表現しないと伝わりにくかったため“新しい霊性意識”という言葉を用いました。

海王星の古い象意“心霊”や一部の“お花畑スピリチュアリズム”とは異なる概念です。

「霊識」や「クオリチュアル」への“次元拡張”(次元上昇)を意味します。


【One Point】 海王星による「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションには、次のような意味があります。

冥王星による「深層の精神意識の変革」のデレクションと並行して、日本また日本人の覚醒をもたらしていく複合ディレクションになります。



【ご参考:重要ポイント】

現代は、約2,160年(計算値)ぶりの歴史的なアストロロジカル・エイジ(占星学的な時代区分)の転換期です。

そのため、今後の流れや方向性を何となくでも意識的にインプットしておくことは重要です。

「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)がそうで、時代の流れとともにある「天運」と共鳴しやすく、知らないうちにご判断やヒラメキやが誤りにくくなります。

もし、従来どおりの「対立二元論」の慣習や社会通念のまま、神秘主義やマルキシズムといった観念論による言動を続けられると、歴史の流れに逆行するように渦巻いていくことになります。




≪日本人の命運の分岐点≫

冥王星は、今月2023年3月23日に一時的ながら水瓶宮に入宮します。

すでに昨年2022年(正確には2021年末)から始まっているのですが、いよいよ「深層の精神意識の変革」のデレクションが本格化していくことになります。

同時に、日本においては“繁栄か滅亡”かといった“両極端”の命運を投げかけていく冥王星のディレクションになっていきます。

なぜなら、日本の“国体”を象徴する水瓶宮に“両極端”の出来事を象わす冥王星が入宮していき、今後約20年間をかけてトランシットしていくからです。

さらに申し上げますと、現在、水瓶宮と宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」は、水瓶宮の下方矩(ロウアー・スクエア=90度)の牡牛宮をトランシットしており、日本に新たなスタートをうながす重大な時期となるディレクションを投げかけています。


【One Point】 かといって、難しく深刻に考える必要はありません。

日本人らしくふつうであることに、勇気をもてばいいのです。

なお、天王星は今年2023年1月に順行に戻り、今月3月に牡牛宮15度を超えて、次のステップへと移っていきます。



【ご参考:日本の「天運」と現在】

日本は、この時のために有史以来「天運」に守られてきました。

他国に侵略されることなく、国体が護持されてきたのはそれゆえです。

縄文時代以来、平和的な国民性と大自然に恵まれ、日本的霊性(精神性)がしぜんとはぐくまれてきました。

人間が教団など組織の維持と拡大のために作った教理や教義とは相容れなかったのです。

昨今、神学ゆえの弱者保護また正当ではない歪められた人為的なLGBT政策や、異様な食料政策などはもとより日本には馴染みません。

大自然をありのままに崇敬し、受け入れる「かんながら」の道による日本に人為的な政策は不要です。

「深層の精神意識の変革」や「新しい霊性意識の覚醒」のディレクションが始まっていくために、ふつうに日本的霊性(精神)によって、「友愛精神」(和、絆、民度)や「共鳴関係論」を伴なえばことたりるお話です。






≪建設的な日常生活へ≫

天王星の牡牛宮デレクションについてです。

牡牛宮に天王星が影響圏を含めて2019年から入宮することで、「日常生活の変化」のディレクションが日本などをメインにもたらされました。

「新型コロナ」にかかわる日常生活の変化や、身体の安全に関心が深まり、過度に生活や人生が脅かされてきました。

なぜなら、牡牛宮の象意は、“衣食住”をはじめとした“身体”や“日常生活の安全や安定”、また生活環境の“快適性”を特徴とするからです。

結果、当然のように知らずに“ワクチン接種”を受けることになりますが、美食や安全にこだわる牡牛宮を“現体制”とする以上、さすがに“コオロギ食”は相当に無理が生じます。

トランシットの天王星が今年2023年3月に牡牛宮15度を正式に越えたことで、「日常生活の変化」のディレクションが後半期に進むことから、今後は建設的な方向でのご応対が可能になってまいります。

「新型コロナ」に一段落がもたらされ、国民の一人ひとりが多様な考えや意見をもたれていたとしても、ネットの活用とともに「友愛精神」や「共鳴関係論」によって、宝瓶宮時代の新たな国民社会を築いていくことが可能になります。


【One Point】 かつてのように、政府や専門家やマスコミなど、お上の一部がトップダウン式に“支配的”に物事を進めるのではなく、ネットなどの活用を含めて国民の一人ひとりが主体的に、ボトムアップ式に行なっていく宝瓶宮時代になります。



【ご参考:昨今の「天王星」の動き】

ご参考に、昨今の「天王星」の動きを記載しておきます。

宝瓶宮時代の共鳴星と同時に日本の“国体”を象徴する水瓶宮の共鳴星でもある天王星は、現在、日本の“現体制”を象徴する牡牛宮をトランシットしています。

2018年5月 牡牛宮に一時入宮。
2018年11月 逆行により牡羊宮に戻る。
2019年3月 牡牛宮に正式に入宮。
2022年5月 牡牛宮15度を一時的に通過し、その後、逆行。
2023年3月 再度、牡牛宮15度を通過。
 ※後半期のディレクションに移行。
2025年7月 双子宮に一時入宮。
2026年4月 双子宮に正式に入宮。

今回のディレクションは、15度を通過する前半期は「新型コロナ」による混乱や変化がもたらされました。

一方、15度を過ぎた後半期は、いくぶんの“後遺症”は残るものの、衣食住など日常生活の安全や安定性を築いていくことになります。


※注) すべてのサイン(宮)で「15度」が分岐点になるものではありません。









夢から醒めて現実を認識
2023.02.19
[チェンジ] ― 店じまいと新装開店の準備 ―


水瓶宮25度を通過した土星の魚宮入宮と海王星“回天”



「あれ? わたし“夢”をみていたの?」

「そう、何だか“幻想”を抱いて生きてきたみたい」

新たな運命の季節がはじまりました。

お花畑めいた“妄想”から、クオリアルな“現実”をふまえた季節の到来です。

「土星」が魚宮に入宮し、魚宮から「海王星」が去っていく方向に進むためです。



≪土星と海王星の交錯≫

昨今のクオリアルな動き」に書いた最後の部分の概説を兼ねて土星と海王星のディレクションをお届けいたします。

「えーっ、ウソー」と言われそうな「エネルギー宇宙」のお話でした。

その最後の項目9、土星の魚宮(影響圏を含む)入宮と「建国記念の日」における転換、ならびに項目10、「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションの始まりの概説です。

前者、項目9は、先月2023年1月25日に「土星」が水瓶宮25度を通過し「魚宮」の影響圏に入ったことによるもので、来月3月7日に魚宮に正式に入宮していきます。

後者、項目10は、その1週間後の3月13日に「海王星」が魚宮25度を通過して、ついに「店じまい」をはじめる歴史的変化に関する概要です。

そして2年後の「春分点」通過に向けた「新装開店」の準備へと移っていきます。



【One Point】 項目10は、単なる海王星のディレクションに留まらず、約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の幕引きにつながるものです。

歴史的なエポック・メイキングの瞬間に立ち会える面白き時代を楽しみください。



≪深層の精神意識との共鳴≫

さて、皆々様は昨今の動きをどうお感じでしょうか。

社会の表層的な出来事も重要ですが、見える世界すなわち「物理宇宙」をインボルブ(伴う、包む)するように時空を超越した「エネルギー宇宙」が実在します。

で、物理宇宙の太陽系の星たちの動きを写しとった「ホロスコープ」です。

ですが、そのリーディングにおいては、物理宇宙の背後にある「エネルギー宇宙」の働き、すなわち“象意”を解釈するものになっています。

当サイトでいう「星のディレクション」も同様です。

目に見える「物理宇宙」のみならず、時空を超越した「エネルギー宇宙」を含めたクオリアル宇宙全体の根幹法則「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”をリーディングするものだととらえれば分かりやすいでしょう。

個々人の「深層の精神意識」(霊性、深層心理)は、宇宙波動エネルギーの受容体ともなっています。

海王星が、来月3月13日に魚宮25度を通過することによって「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションが始まります。

このディレクションは、昨年2022年(厳密には2021年12月直前)から始まった「深層の精神意識の変革」のデレクションとも相まって、従来の概念ですが“霊性意識”を本物へと覚醒をうながしていくことになります。


【One Point】 「にわかには信じられない!」とお感じの方もいらっしゃると存じます。

宇宙波動エネルギーに関しましては「ホロスコープ基本三数講座」(別サイト)でお伝えしています。

宝瓶宮時代の新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」WEB版もご参考にご高覧いただける講座です。



≪歴史的なパラダイム・シフト≫

さて、魚宮に入宮する「土星」は、起床ラッパのような現実認識のディレクションをもたらします。

たとえば、お昼休みについウトウトして夢見ごこちでいたら、午後の始業開始のベルが鳴りひびくように、仕事など現実に戻っていくことになります。

さらに、直後の3月13日には「海王星」が魚宮25度を超えて2009年以来の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していきます。

同時に、宝瓶宮時代の実際的な社会に向けた「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションが始まっていくのです。

旧い双魚宮時代の「対立二元論」の考えは、漸次、廃れていき、新しい宝瓶宮時代の「共鳴関係論」の考えや言動が今後は次第に当たり前の社会通念に変わっていきます。

昨今の時代の変化や動きを仔細に見ていけば、どこまでご確信が持てるかは別にして、多くの方が相応に感じておられると存じます。


【One Point】 これまでは“支配/被支配”や宗教的“善/悪”など「対立二元論」の時代でした。

そのリバイバルのディレクションが一段落し、タテからヨコへ、市井の一般人が主人公となっていく「共鳴関係論」が常識となっていく時代への移行です。




≪偽善、欺瞞、勘違い、事実誤認≫

もう少し、具体的に書いておきます。

どのような個人や組織や国家が、かつての「双魚宮時代のリバイバル」による“逆流天運”を失い、今後は衰退していくのか。

左巻きの考えやスタンスの方、“支配/被支配”の権力志向や宗教的“善/悪”など単純な「対立二元論」によって言動されておられる方、また根拠のない主観的なスピリチュアリズムを信奉されている方々などで、なおかつ違法や非道な言動をわれ知らずともされておられる場合です。

総じて、ホロスコープにおいて「海王星」の古い象意の影響を強く受けていたり、自ら発揮されておられる人々や組織、つまりは“まだ見ぬ理想”を掲げ信じ込んでいる方々ほど顕著に現われやすくなります。

“偽善”を善意かのように装い、ご自身でも“勘違い”に気づかずに、“欺瞞”を働いている組織や団体などで、国家においては、独裁支配や強権政治を行なう覇権国家もそうですし、何でも自国が一番と考えるのはいいとしても、排他的になり“事実誤認”や“勘違い”を乱発する国家などです。


【One Point】 海王星の古い象意に加えて、違法や非道などを行なう場合が該当します。

“逆流天運”のディレクションは終わりましたので、かつてのようにスルーしてもらえなくなります。

ましてや“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」が魚宮に入宮するのでなおさらです。



≪大陸国家の首席さまの例≫

もう少し続けさせていただきます。



ディレクション・リーディングから申し上げますと、双子宮に象意を持つ人は、今年2023年~来年2024年とこの前後、土星が魚宮をトランシットしていくこともあって、社会的な地位や役割などがアップしていきます。

双子宮生まれ(太陽)だけでなく「星のディレクション」が働く象意ポイントを双子宮に生まれ持つ方々も同じです。

たとえば、お隣の“偉大”な大陸国家の総書記さまは、出生日時が不明ですが、6月生まれなのでそうなります。

土星が魚宮に入宮する3月から異例の3期めに入り、昨年10月の党大会(代表大会)で周囲をイエスマンで固めた「一強体制」が決定しましたので、ワンマン支配が確立したうえでの船出です。

ところが、危うくも“強固”な地位は、ご本人によくても、組織的また国家的には上述の「星のディレクション」によって、ますます“天運”に見放されていき、ほころびを見せていかざるをえないものになっています。

また、ウクライナを侵攻をしたロシアも類似で、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最後のピークを迎えた昨年2022年の遅くない時期に、和解でも何でも決着をつけるべきでした。

ですが、この時期までもつれ込んだ以上、どちらが良い悪いではないのですが、もはや“逆流天運”は失われました。

今後は、今まで以上に攻勢や好転は難しくなりますので、ドンパチを回避していく友愛精神(和、絆、民度)による宝瓶宮時代の方向に向わざるをえません。


【One Point】 いかがでしょうか。

組織や団体また国家を事例にすれば分かりやすいと考え、一例として挙げてみました。

上述の内容は、個々人においても類似です。

ホロスコープ(出生天球図)はもちろん言動の内容が上述に類似される方は、セルフチェックをされておかれることをお奨めいたします。









双魚宮時代を終わらせた!
2023.01.28
[欺瞞の逆説] ― 海王星が果たした役割 ―


二重スパイのような秘密の天命を持っていた「海王星」



そろそろ書いてもいい頃です。

というか真相をお伝えしておきます。

海王星の歴史的な使命は「双魚宮時代」を終わらせることでした。

自らの“勘違い”や“欺瞞”の象意によって、20世紀に「対立二元論」を燃え上がらせ、ついには自滅的に爆死させる“二重スパイ”(工作員)のような役割です。

このことによって新時代を迎える緒に着きました。



≪海王星がもたらした“逆行天運”≫

カラクリは次のとおりです。

双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の末期、1846年に発見された海王星の象意を伴なって「共産主義運動」と心霊ブームこと「近代スピリチュアリズム」が立ち上がりました。

両者は、新たに“支配星”となった海王星の波動によって天運を伴ない、20世紀に一大ムーブメントを巻き起こします。

とはいえ、当時の海王星の象意“まだ見ぬ理想”に基づいて、実現不可能な幻想世界の到来を夢みて信じたのです。

海王星の“勘違い”や“事実誤認”また“欺瞞”といった古い象意に基づいて、それが必然だと信じた壮大な社会実験でした。

今、話題のColabo問題に代表される“公金チューチュー疑惑”にたとえれば、21世紀は“逆行天運”に守られてオモテに出ることはなかったのです。

出ても大きく問題視されることはなく、もみ消されることが起こります。


【One Point】 「天運」とはそういうものです。

しかし“逆行天運”をもたらしてきた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは、昨年2022年を最後のピークに、今年2023年には一段落していきます。




≪秘密裏の活動復活≫

波動的とはいえ、1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって歴史の大河は流れはじめています。

そこに逆流する渦巻きのように生じたのが、2009年から始まった「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションです。

歴史の大河のなかでの逆流なので、限度があるのですが、左巻きの共産主義的な活動がカタチを変えて“秘密裏”に復活していったのです。

同様に心霊ブームも、ヒーリングやパワースポットなどに姿を変えて復活しています。

政界においては2009年の選挙で自民党が大敗し、旧民主党による左翼政権が誕生しています。

しかし、政権運営の経験がないことから、結局は左巻きの官僚の暗躍によって行政も歪められていきました。


【One Point】 その後、分裂した旧民主党の流れを最も強く受け継ぐのが、立憲民主党であることはご存じのとおりです。

それはともかく、宝瓶宮時代が波動的とはいえ正式に始まることによって、オモテ向きの活動が難しくなった彼らは地下茎のように潜行していったといえます。




≪守られたゆえの“欺瞞”≫

右でも左でも何であっても、天運が伴えば、その時期は多少の不正があってもオモテに出にくく守られることが起こります。

事実、2009年以降のこの時期は、左巻きグループや組織にかかわる疑惑や怪しげな活動は、お仲間のマスコミによってスルーされたばかりか、逆に素晴らしい活動かのように報道されるなど、善意の国民は欺むかれてきたのです。

ただし、逆説的に述べますと、このことは「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの一環として必要だったのです。

なぜなら、マスコミのお墨付きをもらった彼らは、何をしても許されると“勘違い”をして、いっそう“事実誤認”を深めて“欺瞞”のかぎりを尽くしていくようになったからです。

何のことかというと、宝瓶宮時代の歴史の大河の流れの中にありながら、そのことで逆流する渦巻の中で踊り狂い良識ある大衆の疑念を深めていったことを、やがて知ることになるからです。


【One Point】 渦中にいると、近視眼的に身の周りしか見えなります。

ですが、天から俯瞰するように宇宙の根幹法則から見ていくと、歴史の大河の全体の流れも、またどこに流れていくのか地平線までも見えてきます。

彼らは“逆行天運”を失ったとき、すべてが暴露されることに思いもよりませんでした。





≪近代スピリチュアリズムも類似≫

もし、木星が双魚宮時代の“支配星”のままであれば、精神的かつ学術的な木星の象意によって、“勘違い”や“事実誤認”また“欺瞞”に至らず双魚宮時代の社会体制は続いていたでしょう。

ですが、それだと人類歴史の発展が止まってしまいます。

宇宙プログラムに沿って海王星が発見され、双魚宮時代末期の“支配星”に変わったのです。

海王星は、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」の軌道計算によって外側に第8惑星の存在が推測され、実際に観測することで発見されました。

これは、宝瓶宮時代をもたらすための「海王星」だったことを意味します。

当時の「海王星」の古い象意“まだ見ぬ理想”を思い描き踊らされたのが「共産主義思想」や「近代スピリチュアリズム」だったのです。

時代の天運に乗って20世紀を駆け抜けたものの、結局は海王星の象意“欺瞞”に自らも取り込まれ、歴史的な役目をいずれ終えていくことになります。


【One Point】 もっとも、海王星自体は消滅することはありません。

今後は「春分点」(牡羊宮)の影響圏へと進んでいき、新しい象意の海王星へと生まれ変わっていきます。

このことは機会をみて取り上げます。




≪新興宗教とホロスコープ占い≫

最後に、ポルターガイスト現象による“心霊ブーム”こと美称「近代スピリチュアリズム」に触れておきます。

対立二元論に基づいて「共産主義」から完全否定される「スピリチュアリズム」ですが、“まだ見ぬ理想”(世界)を思い描いた点で両者は同じ側面をともなっています。

後者は見えない世界ゆえに問題は表層化しにくいのですが、今後は「深層の精神意識の変革」のデレクションが本格化し、同時に「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションへと移行していくほどに、心霊世界の“勘違い”や“欺瞞”がただされていくことになります。

もう一つ、新興宗教も海王星の霊界的な象意によって誕生したものです。

“神を科学する”という不可能な名目で、霊媒師マダム・ブラヴァッキーらによって設立された19世紀の神智学協会ですが、その占星術ロッジから普及したのが、昨今の“ホロスコープ占い”です。

秘境占星術による「現代占星術」がそうで狭義の「西洋占星術」を意味します。


【One Point】 「天網恢恢 疎にして漏らさず」。

宇宙の計らいは人知を超え秀逸です。

「クオリアル・シンキング」(基本三数思考)によって時代の流れは相応ながら見えてくることになります。









天王星の順行転換を読む
2023.01.23
[1月23日 Part3] ― 常識はタテからヨコへ ―


権力構造から一般個人の共鳴関係への変化の時代



歴史が変わる面白い時代です。

昨年2022年は新旧が交錯する不安定な大混乱の時代でした。

今年2023年は一転、分水嶺を超えて坂道を下るように新しい宝瓶宮時代へと突入していきます。

私たち現代人は、約2,160年(計算値)に一度の歴史変化の舞台にナマ出演しています。

変化を恐れずに楽しんみましょう。




≪常識は常識でなくなる≫

今年2023年1月23日に天王星が牡牛宮14度で順行に戻りました。

現代物理科学の常識にどっぷりと浸っておられるかたは、次のようにおっしゃるかもしれません。

「それがどうした? はるか遠くの天王星が見た目、逆行から順行に戻ったからといって地上とは無関係でしょ!」

はい、これまでは“正解”ですね。

神秘的な宗教や物理科学によって常識とされた模範解答です。

ただ、そういった過去の常識が、今後、次第に通用しなくなっていく社会へと変化していくとしたらどうでしょう?

今回の天王星の順行への転換は、そのような時代へ方向転換していくことを象わします。





【One Point】 物理科学は物質的な現象しか解明できません。

精神エネルギー世界はアンタッチャブルだからです。

ですが、今後は物理科学を超えた見えない宇宙波動エネルギーの共鳴作用といった「超科学」的な分野をテーマとしていかないともはや限界を迎えていきます。




≪クオリアル宇宙の実在≫

今後の社会の方向性は、天王星の象意を正しく知ればご理解が可能です。

天王星を共鳴星とする宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)へと進んでいるからです。

昨年10月の冥王星の順行転換にはじまり、土星→木星→海王星と次々に順行に戻っていきました。

宝瓶宮時代のアストロロジーでいう歴史的に大きな影響力を象わす「ソーシャル・プラネット」のすべてが、この4か月間に次々と順行に戻って「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)の進展が象わされているからです。

もちろん星が物理的な影響力を地上にもたらすわけではありません。

星は、時空を超越した宇宙波動エネルギーの変化を象わすにすぎないからです。

それを宇宙の根幹法則「基本三数」によって「ホロスコープ」からリーディングすることによって、宇宙この世界がどのような方向に時代の共鳴波動といった運勢をもたらしていくのか、案外と明確に知ることができます。

宝瓶宮時代のアストロロジーの共鳴リーディングの一環です。


【One Point】 宇宙は、エネルギー宇宙と法則宇宙といった見えない「本質宇宙」と、俗称宇宙と呼ばれる「物理宇宙」から成り立ちます。

クオリアル宇宙(クオリアル・ワールド)です。

物理科学では片手落ちなのです。現在は量子論によって、ようやく「宇宙波動」の扉の前に立ったところです。




≪友愛精神(和、絆、民度)≫

天王星の代表的な象意をご紹介いたします。

ご存じの方が多いのは、天王星発見当時のアメリカ独立戦争の「独立」(自立)といった象意や、フランス革命のスローガン「自由、平等、博愛」、またこれらの流れを総称した「改革」でしょう。

ですが、これらは古い双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の象意です。

宝瓶宮時代の象意は、個々人では、「自由」「個性」(才能)「友愛精神」(和、絆、民度)がメインです。

バラバラではなく一体不可分であることにご留意ください。

また、双魚宮時代の「友愛」と、宝瓶宮時代の「友愛精神」(和、絆、民度)とは、180度ほどにも内容が異なる一面があります。


【One Point】 頭がお花畑と揶揄されたどこかの国の元首相がおっしゃる「友愛」は、敵対的な意味を持つ仲間内の連帯(同胞愛)を意味しています。

そうではなく日本古来の伝統精神(日本的霊性)に通じる「和」や「絆」また現代日本人の「民度」が今後の友愛精神です。




≪天王星の自転軸とリング≫

全体的な特質としての天王星は「タテ」のものを「ヨコ」にするような象意をもちます。

代表的には、権力的なタテ社会や序列による“支配/被支配”といった「対立二元論」の社会から、個々人の波動的な「共鳴関係論」によるヨコ構造のつながりです。

詳しくは、いずれご説明することになると存じますが、ほぼ全分野でまったく異なるものになってまいります。

これまでの概念を用いて分かりやすいように表現すると、タテに対するヨコという言葉を用いてご説明を差し上げたもので、本来はタテではなくヨコでもない、いわばフリー状態です。

物質的にみたときに、それが手相や人相のように「相」(そう、すがた)として現われたのが、天王星のみ太陽系惑星の中で横倒しになった奇妙な自転軸です。

もう一つ揚げますと薄いながら土星のようなリングがあって、それまた垂直方向になっていることです。

ほかの太陽系惑星は公転軸も自転軸もともに天の北極方向を向いて並行していますが、天王星のみ98度も傾いていて公転面に並行した自転軸になっていることです。


【One Point】 「異端児」や「変人」また「改革者」といった標準とは異なる象意を持つ天王星です。

今後の宝瓶宮時代も類似で、これまでの双魚宮時代の社会常識とは根本が異なる社会になってまいります。




≪日本がモデルとなる世界≫

天王星の象意を「基本三数」またその展開である12数(数理法則)から垣間見ると時代の方向性も見えてきます。

一例を挙げますと、タテ型の権力構造による“支配/被支配”や、「マスコミ」(マス・コミュニケーション)といったトップダウン方式による一律的な偏向報道や情報提供の仕方は、時代遅れになっていきます。

宝瓶宮時代は、国民お一人ひとりが自立的に個性や才能を発揮されつつ友愛精神(和、絆、民度)によって社会を築いていくようになります。

なぜなら、その方向に時代の「天運」が働き、宇宙波動エネルギーの共鳴作用が伴なうからです。

象徴的なインフラ(社会基盤)は、インタラクティブ(双方向)なネット社会のあり方です。

アンチ・マスコミといえるパソコミ(パーソナル・コミュニケーション)による情報発信や、友愛社会を形成していく社会改革の方向性です。

そこでの「深層の精神意識」の変革によって、あるべき未来社会を自覚し体得していけば、事実上の宝瓶宮時代の世界が日本をモデルに「共鳴関係論」を伴ない広がっていくようになっています。


【One Point】 昨年2022年にイーロン・マスク氏がツイッター改革を行ないました。

とくに日本において古い権力サイドやマスコミなどに「おかしければオカシイのでは?」などと声を上げてみれば、自浄的なチェック機能ととともに社会が動いていきます。












天王星の順行と今後について
2023.01.15
[1月23日 Part2] ― 分水嶺を超え復生へ ―


古い「海王星」の終わりと新しい「天王星&海王星」



今後の天王星の順行転換は、どのような社会変化をもたらすのでしょうか。

18世紀末の天王星の発見は、それまでの宗教による精神支配や、専制君主による大衆支配の世の中に今日に通じる個人の「自由」と「独立」(自立)へと向かう歴史変化の道筋を象徴しました。

当時は、すでに「春分点」が双魚宮の25度を超えていたために、1630年から宝瓶宮時代の影響圏に入っていたのですが、まだ双魚宮時代であることに変わりはありません。

時代の宇宙波動エネルギーは、宝瓶宮時代ではなく、全面的な展開にはいたっていなかったのです。

しかし、今年の天王星の順行転換は、日本の自立とネット版大衆革命など、全面的な展開すなわち社会への定着化をうながしていくことになります。




≪海王星の「まだ見ぬ理想」≫

当記事は1週間ほど前にアップいたしました「天王星の順行転換と新時代」のPart2です。



かいつまんでご説明しますと、天王星が発見されたのは「アメリカ独立戦争」(1775-1783)の最中で、その直後に「フランス革命」(1789-1795)が起きています。

この時代の「独立」(自立)また「自由/平等/博愛」といった新しい歴史的な動きは、天王星の象意によるものです。

続く1801年に最初の小惑星「ケレス」(準惑星)が発見され、さらには天王星の軌道計算によって、1846年に「海王星」が発見されました。

天王星や海王星といった「土星外惑星」(トランス・サタニアン)の発見によって、人類歴史は大きく変わっていくことになります。


【One Point】 それまで魚宮や双魚宮時代の支配星は「木星」でした。

しかし、天王星に続く海王星の発見によって「海王星」へと変わります。

その後の時代は、天王星や海王星そして1930年に発見された冥王星の象意に基づいて、変化や混迷また混乱がもたらされていくことになります。



【ご参考:「宝瓶宮時代のビッグバン」】

詳しいお話はともかく、日本では元号が平成に変わった1989年、人知れず「宝瓶宮時代のビッグバン」が起きました。

新しい「宝瓶宮時代」が正式にはじまっていったのです。

この意味は「春分点」が、古代ギリシャ時代当時の「宝瓶宮」(水瓶宮)の位置に移っていったことをあらわします。

これによって時代の宇宙波動が変わり、宝瓶宮時代の宇宙波動へと変化していきました。

それが地上の現実変化となっていくのは、人々の深層の精神意識の変化を待たなければなりません。

また、2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまったことで、実際的に動き出していくのは今年2023年からになっています。




≪正しいホロスコープ解釈≫

余談ながら重要なサジェスチョンを書いておきます。

「空の星が地上に影響をもたらすことなどありえない!」

唯物的な科学的思考による戦後の学校教育や、偏向した新聞テレビなどマスコミの論調にどっぷりとつかった方は、そうおっしゃるかもしれません。

確かに星が直接、物理的な影響を地上にもたらすことはありません。

ただし、時計の針自体が「時間」をもたらすものではなく、時間を示したものに過ぎないように、ホロスコープ(天球図)の中の星たちは、地上に直接の影響はもたらしませんが、見えないながら「時間」に類似して時空を超越した「宇宙波動エネルギー」(運勢作用)を象わします。

誰もご説明していませんが、現実宇宙の根幹法則「基本三数」によってホロスコープを正しく解釈していくことで、個々人の性質や運勢また人類歴史の未来を相応にリーディングしていくことが可能なのです。


【One Point】 過去の常識や社会通念が通用しなくなっていくのが今後の宝瓶宮時代です。

現代は約2,160年(計算値)ぶりに歴史的な大転換期を迎えていて、昨年2022年を新旧交錯の混迷のピークの1年として、今年2023年は分水嶺を超えていくことになります。



【ご参考:「天王星」と「海王星」の象意と影響】

天王星は「市民革命」など、個々人の自由と権利(平等)を象わします。

これを“共産革命”の前触れと見るのは間違いで、正しくは新しい友愛精神(和、絆、民度)による宝瓶宮時代に向かう必然的な歴史の流れをもたらします。

一方、海王星は、まだ見ぬ理想(まだ見ぬ世界)を象わします。

そのため見果てぬ夢(幻想)による勘違いや事実誤認を伴ない、世界は混乱を深めていくことになります。

“夢”や“ビジョン”また“妄想”(幻想)や“現実錯誤”さらには“欺瞞”は、古い海王星の象意なのです。

このことを知れば、19世紀中頃以降、海王星の象意を色濃く受けた思想や新興宗教また組織や国家、さらには事象などには、善意か偽善かはともかくご注意が必要なことが分かります。




≪双魚宮時代の完全終了≫

お話を天王星の順行転換に戻します。

20世紀は、海王星が“妄想”(幻想)をもたらし、冥王星が獅子宮をトランシット(運行)していくことで、1938年以降は“世界覇権”をめぐる争いによる大混乱が人類にもたらされました。

世界的な「対立二元論」の現われで双魚宮時代を締めくくる最後の戦いです。

「第1次世界大戦」(1914-1918)、冥王星発見直後の「第2次世界大戦」(1939-1945)、さらには戦後の第3次世界大戦となった「東西冷戦」(1945-1989)と、3次にわたる世界的な対立二元論によって「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀がそれです。

さらには、共産主義革命思想による「壮大な社会実験」とも呼ばれた時代です。

結局のところ、海王星の発見は心霊ブーム(近代スピリチュアリズム)や理論なきホロスコープ占い(現代占星術)といった神秘主義のみならず、武力革命を世界的に繰り広げた共産主義(マルクス・レーニン主義)といった“まだ見ぬ理想”をもたらしたのです。


【One Point】 もう一つ、世界宗教の「仏教」や「キリスト教」などは木星にかかわりますが、そこから派生した「新興宗教」は海王星にかかわります。

事実上の新興宗教団体・神智学協会の占星術支部に所属したアラン・レオらから「現代占星術」が誕生したのもそれゆえです。



【ご参考:神秘主義と共産主義】

「海王星」の発見当時の代表的な象意は“まだ見ぬ理想”(まだ見ぬ世界)でした。

発見当時に起きた心霊ブームの美称「近代スピリチュアリズム」も、また『共産党宣言』による「マルキシズム」(理想的共産主義)も同様です。

後者は、20世紀に入ると観念的な理想論ではなく、武力(軍事力)によってしか共産革命は成しえないとする「マルクス・レーニン主義」(共産主義)に変わっていきます。

いずれも現実を超えて“幻想”や“妄想”また“事実誤認”や“欺瞞”を事実かのように正当化しやすい海王星の象意に基づくためにご注意が必要です。

もう一つ、神秘的な“ホロスコープ占い”として19世紀後半に誕生した「現代占星術」(秘境占星術、狭義の西洋占星術)も、また海王星の象意を色濃く内包したものになっていることをご留意ください。




≪海王星がもたらしたもの≫

「海王星」の発見による歴史的な動きを少し詳しくご説明いたします。

発見から2年後、1848年に起きたフォックス姉妹事件(ポルタ―ガイスト現象)によって、世界的な「近代スピリチュアリズム」(心霊ブーム)が沸き起こりました。

同年、マルクスらによる『共産党宣言』が上梓され、「共産主義運動」(マルキシズム)が全世界を巻き込んだ武力革命の嵐を引き起こしていくようになります。

前者は、唯心的な精神分野で後者は唯物的な現実分野といったように、一見、正反対にご理解できます。

確かに一般的にみればジャンルが異なりますが、海王星の象意に基づいて“まだ見ぬ理想”(まだ見ぬ世界)を想い描いた点で同じです。

「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代なので、海王星の発見は対立するカテゴリーと一見、思える両者を生み出したもので同じ穴のムジナです


【One Point】 共産主義思想の本質をここにみることができます。

後日、冥王星が絡んでくることで武力革命の政治思想になりましたが、その根底には“共産主義ユートピア社会”が必然的に訪れるという海王星の象意に基づいた“幻想”(妄信)が横たわっています。




≪新しい時代の流れ≫

結論的に、次のようになります。

今年2023年の天王星の順行転換は、双魚宮時代の社会態勢が完全終了に向かっていくことを象わします。

昨年は「冥王星」と「土星」が10月に順行に戻り、11月に「木星」が戻り、射手宮によって「民族性」が象徴されるアメリカの中間選挙(11月8日)において、トランプ共和党の勝利が下院(日本でいう衆議院)にもたらされました。

12月には「海王星」が順行に戻り、今年3月には魚宮25度を超えていくことで「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落し、新しい海王星へと生まれ変わっていきます。

天王星の順行転換によって歴史が進んでいくことになるわけです。

何ごとも相応の時間が現実化には必要ですが、一例を挙げますと「日本の自立」に向けた動きや、ネット版フランス革命といえる「大衆による革命」の動きが生じていくことになります。

海王星の象意による「共産主義」(左翼活動)やその「フロント市民組織」また「マスコミ」をはじめ、国際的には旧共産主義国「専制国家」などは、時代の運勢が漸次、伴わなくなるために衰退が避けられなくなっていきます。


【One Point】 古い海王星の終わりと新しい「天王星&海王星」の象意による新時代の幕開けです。

天王星は“逆転”や想定外の変化を象わすためです。

いずれにしましても、歴史の分水嶺を越えて古い海王星の象意からの転換がはじまります。



※ご参考

上述は「基本三数」をベースとした「宝瓶宮時代のアストロロジー」(宝瓶星学)による最新のホロスコープ解釈で「基本三数」に伴なう「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)すなわち時空を超越した宇宙波動エネルギーと人類歴史との共鳴関係をリーディングしたものです。

現実化には個々人の自由な意志判断によって相応のタイムラグが生じることがありますが、人類の総意としてみた場合、歴史はその方向に確実に動いていきます。









天王星の順行転換と新時代
2023.01.08
[1月23日] ― 通念を超えた変化と改革 ―


流れを変える天王星の発見と今後の世界 Part1



「天王星」は1月23日に順行に戻ります。

これによってすべてのソーシャル・プラネットが順行に戻り、流れが変わって時代が進んでいくことになります。

星の動きに詳しいかたなら、「そうはいっても、逆行は毎年のことなので、また戻るんじゃないの?」とおっしゃるかもしれません。

これまでは確かにそうでした。

惑星は毎年、見た目ながら逆行します。

ですが「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からみたとき、逆止弁(逆流防止弁)を超えたような昨今ですので、戻ることなく進んでいくことになります。





≪個々人が主人公≫

ご説明のため、恐縮ですが「天王星」の発見からお話を進めます。

土星外惑星(トランス・サタニアン)の最初の星「天王星」が発見されたのは18世紀も末の1781年です。

当時はどのような時代だったのか、大まかには中世から近代への転換期でした。

それまでの社会は、キリスト教や王様(専制君主)が主役で、宗教的には“神とサタン”“善と悪”といった宗教規範、また世俗的には“支配/被支配”といった「対立二元論」を歴史パラダイムとして運営されてきた社会でした。

当時の「双魚宮時代」において、王の権力や権威は神によって与えられたとする「王権神授説」によって支配の正当化が宗教によってもたられていたのです。

結局のところ、王や聖職者による専制支配のもと大衆は従うしかなかった時代です。

そういった時代に「自由」と「独立」(自立)の機運が高まってきたのが、天王星が発見される前夜の世情です。


【One Point】 歴史的には、当時7つの海にまたがる大英帝国からの独立を求めた「アメリカ独立戦争」や、その直後の自由/平等/博愛のスローガンのもと民衆が蜂起し「フランス革命」が起きた時代です。




【ご参考:混乱をもたらす古い「海王星」】

天王星の発見から20年後、小惑星番号1番が付与された「ケレス」が発見され、双魚宮時代の終わりが暗示されます。

さらに、その45年後に発見(1846年)されたのが「海王星」です。

海王星の発見は、心霊的な「近代スピリチュアリズム」と「共産主義思想」の台頭とういうまだ見ぬ理想をもたらしました。

後者は、反権力/反国家の革命思想を掲げて、二元対立を“正当化”し、必然的に独裁支配をもたらしていくことになります。




≪トップダウンからボトムアップへ≫

では、今年2023年1月23日に「天王星」が順行に戻っていく意味は何でしょうか。

すでに宝瓶宮時代は1989年に正式にはじまっており、2009年からはじまった時代の逆流をもたらしてきた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも、ようやく一段落していきますので、天王星が発見された当時の時代背景と類似の社会状況がみてとれるようになる今後です。

一般大衆や個々人が、実質的に社会の“主人公”(深層の精神意識)に躍り出てくる時代です。

また、牡牛宮をトランシットする天王星のディレクション(運勢変化、時代変化)から申し上げますと、23日に14度で順行に戻り、直後に15度を超えていくために「日常生活の変化」のディレクションが方向転換をするかのように終盤へと向かっていくことになります。

その後「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落をしていくこともあって、“支配”や“欺瞞”から「自由」や「公正」(平等)へと、まるで「ゲームチェンジャー」のような役割をもたらしていくことになる今後の天王星です。

言論空間を一例に挙げますと、トップダウン式によって機能不全に陥ったオールド・メディア(新聞、テレビ)など第4権力の「マスコミ」から、ボトムアップ式に大衆や個々人の自由と個性(キャラ、才能)によるインタラクティブ・メディア「ネット」への移行です。


【One Point】 組織や国家のトップといった役割は必要ですが、支配的な権力や身びいきまた不正などは不要です。

立場に関係なく法のもとに平等に運営され「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする社会へと移行していくことになるためです。




【参考:「星のディレクション」の影響】

「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)を「基本三数」からみてみましょう。

両者は「宇宙波動エネルギー」を伴なって成り立ちます。

三者は表裏一体の関係で、車の両輪というに留まらずドライバーを含めて目的も動きも早さも同じ、切っても切り離せない関係です。

強制力はありませんが、時代の“空気”(ニューマ)がそうなっていく以上、次第にディレクションの方向に動いていくことになります。




≪混迷した昨年2022年≫

「ご納得できる/ご納得できない」「信じられる/信じられない」は、皆さまのご自由です。

昨年2022年がなぜ歴史に残る混迷の1年になったのか、星の動きからおさらいをしておきます。

2021年の12月直前に「冥王星」が水瓶宮の影響圏をトランシットしはじめることによって「深層の精神意識の変革」のデレクションがはじまりました。

一方、同12月末には「木星」が魚宮に入宮し、2009年から魚宮をトランシットする「海王星」によってもたらされている「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが、パワ-をアップしていきました。

なぜなら、木星の象意もさることながら、両星は魚宮また双魚宮時代の新旧の支配星だからです。

古巣の魚宮で木星は最大級にパワーを発揮し、さらに海王星と合(コンジャクション=0度)をとりはじめた4月以降をメインに象威を増して最後のピークを迎えていったのです。

結局、宝瓶宮時代に向かう「深層の精神意識」の変革と、双魚宮時代へ逆流をもたらす「実際的な出来事」といった一見、相反するディレクションによって、心ある人々に葛藤がもたらされる1年になっていったのです。


【One Point】 加えて、すべてのソーシャル・プラネットが逆行に転じるに及んで、拍車がかかりました。

しかし、10月に入ってまず「冥王星」と「土星」が順行に戻っていくことで、年末にかけて時代が動き出していきます。




【ご参考:無力感を深めたマスコミ】

ロシアによるウクライナ侵攻は、日本のマスコミに“無力感”をもたらしました。

ふだんは戦争反対を叫びながらも手も足も出ず、情報さえままならなかったからです。

かつては戦地に取材に出向いたのです。

ですが昨今は、どのテレビ局も新聞社も記者を派遣することはありません。

なぜなら、人命が第一なのはもちろん、万が一被害に遭ったときの世論や経済的な補償が大きいからです。

スパイ衛星の情報にしても、その展開や精度は軍事機密であるために、明らかにされません。

それどころか、当事国や関係諸国は、自国を有利にするためにディス・インフォメーション(偽情報)を流すからです。

日本はそういった分野の情報センスに乏しいといえます。




≪逆流ゆえに新しい動き≫

以前の記事でも書いたとおり、歴史の“分水嶺”の秋(とき)を迎えた昨今です。

昨年は、いつもにも増してワイドショーや新聞などマスコミの偏ったコメントや恣意的な報道といった“欺瞞”が「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが、最後のピークを迎えたことでとくに目立ちました。

そのため、テレビや新聞を見なくなったかたも多いようです。

良識ある日本国民は、偏向したマスコミ論調を苦々しく思いつつも、サイレント・マジョリティー(物言わぬ大衆)の立場によって、玉石混交ながら多彩な意見や情報があふれるネットをタグって真相をうかがっていたようです。

結果、マスコミ不信が増長され、テレビの視聴率は穴が空いたように下げ止まらず、新聞も購読者が大幅に減少していった2022年でした。

そして、11月に木星が順行に戻り、12月に海王星が順行に戻ると新しい動きが生じます。

一般社団法人「Colabo」(コラボ)の不正受給疑惑問題です。

東京都に住民監査請求を行ない、逐一、情報をネットにアップしてきた暇空茜氏(ハンドルネーム)に、良識あるネット市民らが賛同し、裁判費用として7千万円近い寄付が集まり、1月4日の住民監査請求報告のライブでは、70万円もの投げ銭が集まったといいます。

自主的に市民や個人が古い組織や社会の在り方に疑義を投げかけ、自由に個性(才能)を発揮していく動きは、友愛精神や共鳴関係を伴なう新しい時代の方向性を象徴します。


【One Point】 昨年は「Colabo問題」をスルーしていたマスコミでしたが、今年1月4日に「サンスポ」が先鞭を切ると、一部の一般紙も東京地方版ながら続きました。

ですが、Colabo問題は序の口にすぎません。本丸に向かっていくことになりますので、新時代の序章になっていきそうです。




【ご参考:偏向マスコミは工作機関】

「Colabo」(コラボ)の不正受給疑惑は、Youtubeやツイッターなどネットをタグっていただければ、バズリまくっています。

一般市民(暇空茜氏)による住民監査請求が珍しいことに認められて、東京都監査委が問題ありとの見解を示すなど、ニュースバリューは高いのですが“お仲間”だったりするのか、二の足を踏まざるをえないマスコミであることが明らかになりました。

国民の知る権利を脇において、報道しない自由を選択するのは、もはやマスコミではなく、どこぞの「工作宣伝機関」であることが明らかです。




≪民の声は“神”の声≫

天王星が順行に戻ることで、今後、宝瓶宮時代に向けた実質的な動きが加速していくことになります。

マスコミは、古い「海王星」の象意が強く、“幻想”や“欺瞞”、また冥王星の一方の象意である世俗の“権力”や“目的のためには手段を選ばない”といった傾向を有します。

そのような象意に身を染めた左巻きの価値観を持つエセインテリがマスコミには多いためです。

なぜなら、戦後の共産主義運動が華やかりし頃、左翼学生活動家としてならし、それゆえ大学を卒業しても著名企業に就職できなかった人々が、新聞や出版界など大挙してマスコミに流れ込み、その残滓によって、現在も反日/反国家の組織や某国などの関与が散見できるからです。

結局、政治がらみの報道は偏りやすく、事実が阻害されている実状があります。

昨年11月に矢継ぎ早のツイッター改革を行ない、言論の自由と公平をネットにもたらしたオーナー兼新CEOとなったイーロン・マスク氏の功績は、Colabo問題をみても大きいと言うしかありません。

彼がモットーとする「民の声は神の声」という比喩は「神」という表現はともかく、歴史の流れからみて的を射ています。


【One Point】 「天王星の順行転換 Part1」として小解説をさせていただきました。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくということの歴史的な意味を知れば、古い社会通念や常識を超えた予想外の動きのはじまりです。




【ご参考:宝瓶宮時代とポピュリズム】

宝瓶宮時代は、ポピュリズム(大衆主義)が重要な時代です。

古いエリート主義を掲げるマスコミ人のなかには、自分たちが一般人を指導するとばかりに、正しいポピュリズムまでも否定する人々がいます。

ですが、ご存じのとおりネットの発達によって、今やヘタなマスコミ人よりも、一般人に賢い人が多く、今後ますますそうなっていく時代です。

もはや一般人が自らの個性や才能を発揮して、友愛精神(和、絆、民度)や共鳴関係を伴ないつつ、社会の方向性を見出していく国民主権の時代だといえます。









- CafeNote -