“破棄”は文政権の思いどおり
2019.08.25
GSOMIAの“破棄”決定が話題です。

ですが、文在寅政権の「韓国共産化」の目的からみれば、ごく当然のことです。

多くのコメンティターや識者が勘違いしているのは、韓国はともかく「文在寅政権」が、今も日米と同じような自由民主主義国家を維持しようと考えていると、誤まった固定観念をもっていることです。

違います。

文在寅政権の目的と手順は、まず日韓関係を悪化させることです。

ことあるごとに問題を起こし、日本のせいにして“反日感情”を韓国民の拡大させ、最終的には日本との関係を断つことです。

そのうえで、親北の方向にもっていくことです。

日本人と同じように自由民主主義体制の維持を考えていません。

それを日本人が、従来の「韓国」のままだと思い同じ“自由”を求める国家だと文在寅政権を判断していくと、それが間違いなのです。

このことは日韓関係にとどまりません。

いずれはアメリカとの関係を断つことを視野に入れています。

もちろん急にはできませんし、文在寅政権から米韓同盟の破棄はもちろんアメリカとの関係を断てば、国民からの反発はもちろん、アメリカからどんな難題をふっかけられるかわかりません。

なので、アメリカ側から自主的に、在韓米軍の撤退はもちろん、韓国と縁を切っていく方向にもっていくもとを目論見、現在、1歩ずつ着実に手を打っています。

ご納得いただけますでしょうか。

韓国自体は、レベルに大きな問題があるとはいえ、一応は「自由民主主義国家」の体裁をとっておりますが、肝心の文在寅政権は、もはや完全に「共産主義政権」(主体思想による社会主義政権)に変わっているということに気づかなければなりません。

共産主義政権(主体思想による社会主義)政権の特徴は、一党独裁であることはもちろん、財閥や大企業の弱体化また解体をして、国有化を進めていくことです。

日本の「ホワイト国優遇解除」によって、北朝鮮や中国またイランへVXガスやウラン濃縮に必要なエッチングガス(フッ化水素)などの戦略物資を横流しできなくなることは痛いのですが、反面、サムスンやLGなどの大企業が痛手をこうむり弱体化するのは、文在寅「社会主義政権」としては願ったり叶ったりで“思うツボ”なのです。

こういった、文在寅政権の本質を知れば、日本からみれば方向性は間違っているのですが、文在寅政権としては、韓国共産化ならびに北朝鮮主導の南北連合や統一への道を賢くしかも着実にすすめているのです。

韓国大統領府「青瓦台」は文在寅派で固められていますし、韓国政府もかつての「魔の民主党政権」(日本)のときのような、政治経験や外交経験のないシロウト左派官僚で固められています。

韓国大法院(最高裁判所)もすでにご存じのように、共産主義者・文在寅と志を同じくする裁判長になっていますので、民主主義の根幹をなす司法も握られていて、法にのっとった自由民主主義の運営などはまともにできません。

そればかりか、韓国軍さえも親日派や親米派のトップが次々と排除されています。

さすがにプロ軍人で親北派は少ないとはいえ、親北派への入れ替えが進んでいますので、親日米派の軍人の発言力は弱体化しています。

結局、日本やアメリカが、文在寅政権に期待をしても、かろうじて体は残しているとはいえ、もはや心はともにあらず、共産主義政権になっていますので、従来どおり「韓国」が動くことはありません。

知らぬは、感情に動かされ、誤まった歴史認識を刷り込まれ、自由民主主義国家の民度さえもともなわない韓国民です。

今なら、文在寅政権を倒せば、まだギリギリ後戻りできるかもしれませんが、日本との関係を断って政権基盤と国家権力を完全に文在寅が確立してしまうと、国体「牡羊宮」の韓国はとんでもない窮状に立たされることに、自由を愛する韓国民は早く気づかなければなりません。

一方、現体制「牡牛宮」の日本は、現在、自由と個性また独立や民主主義を象わす天王星が2年ほど前から影響力を投げかけ、さらには「令和」とともに、正式に牡牛宮をトランシットしはじめましたので、強い信念と主体性を持ちつつ、安全な自由主義国家へと改革をすすめていくことになります。
















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