横審も評議会も「ムジナ」
2017.12.23
「日馬富士暴行問題」で横審に期待しましたが、結局は「横綱審議委員会」も「相撲協会評議員会」も、相撲協会(理事会)と同じ穴のムジナでした。

期待した自分がバカでした。

ただこれで、いっそう貴乃花親方が、角界の旧い「隠蔽体質」を信用していないことがハッキリしました。
外からみてもわかるのですから、理事会のなかにいたらもっと身につまされてヒドイはずです。

20日の臨時「横綱審議委員会」では、横綱白鵬に甘めながら減給処分をくだしました。

その軽重はともかく、驚いたのは、北村正任委員長が「貴乃花親方の今回の言動は非難に値する。これは横審全員の意見」と語ったことです。

おい、ちょっとまてよ。

“横綱昇進”を審査する諮問機関の横審が、なんで横綱でもない一理事を非公式ならともかく、公式な記者会見の場で避難するの。

白鵬以前に、横審自らが分をわきまえるべきではないか。
白鵬もおかしいが、理事会も横審も小粒化しています。

かとおもえば、翌21日の「暴力問題の再発防止について」と題した研修会では、「相撲協会評議員会」議長の池坊なんとかいうオバちゃんが全力士の前で、「(貴乃花親方が)速やかに報告していたら、理事長も対応のしようもあったと思うと残念」と、なんとも“再発防止”とは場違いな発言を展開して、識者からあきれられる始末。

12月17日の「たけしのTVタックル」で、ビートたけしがオバちゃんに“マジおこ”したのも理解できるというもの。

このオバちゃん、おもてむきは“自分は公平です”と言いながら、理事長や相撲協会絶対主義の立場で角界のパワハラや暴行事件を容認しています。

なぜなら、理事でありながら報告しなかった貴乃花親方が悪いと決め付けているからです。

もし、相撲協会を「会社」にたとえたら、「専務」の部下の社員が社員代表の先輩や先輩社員から、仲間に入らないからとパワハラを受けていて、あげくは暴行されて“頭部裂傷”のケガまで負っているのに、それを「社長」である理事長に報告しないで先に警察に届け出て事情聴衆を受けたから、「専務」の貴乃花親方が一方的に悪いといっているようなもの。

おいおい。

それって、一般企業でいうと、社員が「犯罪」を犯したのに、警察に届けるな、社長に先に報告しろ、そしたら社長も対応のしようがあったじゃないかといっているようなもの。

一見、すじがとおっているようですが、貴乃花親方は、報告したら隠蔽されて、両横綱にはおとがめなしのうやむやにされるのが、現在の相撲協会の体質からわかっていたから公表しただけのこと。

結局、昨今、社会問題になっている「コンプライアンス」のない隠蔽企業と同じことを、このオバちゃんは貴乃花親方にまずしろと?

オバちゃんはいつもの調子で公平をよそおって否定するでしょうが、そう言っているのと同じ。

ごまかして言いくるめるのは、旧い体質の元国会議員と同じというべきか、安倍総理のもとでは政界を引退して当然というべきか、今上天皇の再従妹という以上、陛下に迷惑がかからないように、神技の「大相撲」をちゃんと守る立場で考えて発言してほしいのは自分だけではないと思いますが。

こんな状態では、貴乃花親方に理事長に就任してもらって、本来の日本人らしい「相撲道」に立ち返ってほしいと願わざるをえません。




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