占星学の変容 新しい時代
2021.09.20
 
次の文章は、「奥義講座」の序「基礎編A#2」を、奥義講座の内容紹介を兼ねて掲載する第2回です。

内容は抜粋、また一部リライトしています。


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こんばんは、宝瓶宮占星学のセイ☆ジミトです。

先回、ご紹介いたしましたように「占星学」(Astrology:アストロロジー)は、人類文明が萌芽した古代オリエントのメソポタミア地方で、4,000以上前にはじまった白羊宮時代(はくようきゅう じだい)に発祥しました。

チグリス/ユーフラテス両河川の氾濫の時期を知るために、カルデア人の「天体観測」によって“カレンダー”としてはじまったといっても過言ではありません。

なので、昨今のような「占い」ではなく、時を知り地上のできごとや変化を予測して生活に役立てる実学として「占星学」は重要だったのです。

それが、今日のように占いに変わったのは、「魚宮」に規定される次の双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)になってからです。

ご説明は、少々こみ入りますが、約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)は、占星学からみると、大きく2つにわけられます。

古代ギリシャにはじまる「木星」を共鳴星とする哲学また学問だった「古典占星学」の時代と、「海王星」が発見された19世紀中ごろ以降に、完全に占いにシフト・チェンジした昨今の「西洋占星術」の時代です。

「海王星」は、「土星」が象わす“誤魔化すことのできない現実”や“実体”ではなく、“夢”や“ビジョン”など、現実実体がともないにくい形而上世界(けいじじょう せかい)の事象を象わします。

そのため、「海王星」を“支配星:ルーラー”(宝瓶宮占星学では「共鳴星」と呼びます)とする昨今の西洋占星術は、形而下の“現実”からいくぶんなりとも離れた解釈をしやすくなっています。

西洋占星術師のすべてがそうだとは言いません。

しかし、「海王星」を共鳴星とする19世紀後半以降の西洋占星術は、「木星」を支配星とした「古典占星学」とは異なります。

西洋占星術が昨今、混迷を深めているのも、「海王星」の象意である“混乱”や“混迷”に基づき、その根因は古典占星術の理論的根拠を19世紀に捨象したからです。

昨今の西洋占星術の“混迷”や“混沌”また迷走は、占星学をまじめに詳しく探究してこられた術師や研究家ほど知る事実です。

そのような双魚宮時代は、昭和天皇が崩御されて「平成」がはじまった1989年に終わりました。

過去の慣例として、新たに「占星学的な時代区分」がはじまると、「占星学」も改まります。

「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)が1989年に正式にはじまった以上、「宝瓶宮時代の占星学」へと変わっていくのです。

それが宇宙この世界をつらぬく「数理法則」を新たに理論的根拠(基礎理論)とした、宝瓶宮時代の新しい占星学「宝瓶宮占星学」の黎明です。

以降、引き続き、「数理法則」に基づいて、どなたでも理論的な解釈が可能な「ホロスコープ・リーディングの奥義」を漸次、ご紹介してまいります。


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一般に、ホロスコープ・リーディングがむずかしいのは、象意をどのように当てはめたらよいのか分からないためです。

そのため、結局、一部の優れた本物の感性や直観力をもったごく一部のアストロロジャー(占星術師)か、自分なりに思い込んで占断をする、ちまたの多くのあやふやな占星術師が増えることになります。

そうではなく、宇宙この世界をつらぬく根本の理論「数理法則」に基づいて解釈すれば、だれでも占断やリーディングができるのです。

なぜなら、宇宙太陽系の星の動きや配置を写しとったものがホロスコープだからです。

「数理法則」をもって、象意を当てはめれば、感性や直観だけにたよることなく、またあやふやな占星術師のように、適当に思いついた象意をもちいることなく、宇宙この世界の根本法則にもとづいてホロスコープが読めるようになっていきます。








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