アスペクトらしくない五分
2023.09.02
[Quantile=72度]― 第5回「アスペクト完璧講座」 ―


★ 構成要素を選ぶ特別な72度のアスペクト ★




最もアスペクトらしくないカテゴリーに属するのが「五分(クインタイル=72度)」です。

逆に、アスペクトらしい象意を持つのは、7月にご紹介しました三分(トライン=120度)です。

今月9月の第5回「アスペクト完璧講座」のテーマは、五分(クインタイル=72度)です。

現代占星術では“マイナー・アスペクト”に区分されます。

その理由は、アスペクトらしからぬ象意を持つためで、その反面、特定の構成要素には強力に作用します。



《 局所的に重要なアスペクト 》

先回、第4回のテーマは、宇宙の深奥に関わるアスペクト「矩(スクエア=90度)」でした。

ご受講された方は“吉凶解釈”では見えてこない矩=90度の奥深さをご理解いただけたと存じます。

「基本三数」による「基本アスペクト」は、第1回テーマの「合=0度」、第2回の「衝=180度」、第3回の「三分=120度」、第4回の「矩=90度」の4つです。

「五分=72度」は、基本アスペクトのようにどの構成要素にも強い象意をもたらすわけではなく、「六分(セクスタイル=60度)」のように多くのアスペクト・パターンを輔弼するわけでもありませんが、単独アスペクトの中で異彩を放つ部分的に重要な象意をもたらします。

詳しくは、下掲の「CONTENTS」のように、「数理法則」の本意(基本の象意、ほんとうの象意)などとともに「アスペクト完璧講座」の中でお伝えいたします。

いずれにしましても、重要なことは「ホロスコープ・リーディングはアスペクト・リーディング」といえるほどリーディングの90%以上を占めることです。


【One Point】 次のように言えます。

「アスペクトを解読せずして、ホロスコープを語るなかれ」。

本当です。

たとえば、ハウスシステムが間違っていても、アスペクトは変わらないために、ウソをつきません(笑)。




《 千姿万態の位置関係 》

アスペクトを正しくご理解していなければ、ホロスコープ・リーディングはできません。

どなたであっても、考えれば分かることです。

たとえば、「12サイン(宮)」や「12ハウス(室)」またメインプラネットをはじめとした「12プラネット」は、個々に単独の象意を持つだけなのです。

これらの構成要素は、どのホロスコープにおいても、必ず1つずつあります。

では、それぞれのホロスコープにおける“個性”や“運勢”の違いというのは、どこから生じるのでしょうか。

“位置関係”≒アスペクトです。

最重要ポイントなのですが、誰も意識していないようです。

ネイタル・ホロスコープ(出生天球図)をみても“出生時間”と“出生場所”のデータから作成されるように、「基本三数」で解き明かしているように、「時間」と「空間」(場所)に伴なう構成要素の「関係」(配置)から、どのような象意なのかをリーディング解釈するものになっているためです。


【One Point】 構成要素の千態万様の位置関係(アスペクト)の組み合わせによって、ホロスコープは成り立っています。

同じ配置は2つとありません。そこに唯一の“個性”や“運勢”また“局面”(出来事)が象わされています。




《 Aspect(アスペクト)は“局面” 》

そのため、「アスペクト完璧講座」は必須です。

「私は牡羊宮生まれよ」というとき、その“性質”や“運勢”は、牡羊宮や太陽にあるのではなく、「牡羊宮」と「太陽」の合(コンジャクション=0度)というアスペクトによって象わされたものです。

英語のAspect(アスペクト)には、“局面”という意味があります。

アスペクトを“座相”と訳してしまうと単なる角度のことになってしまいます。

それで間違いではないのでいいのですが、本意的には位置関係による”局面”を象わします。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」からみましも、関係性によって“意味象意”が派生していくというのは、宇宙この世界の事実です。


【One Point】 宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」は、根幹法則「基本三数」を基礎理論として、本来の「ホロスコープ」を解釈します。

主観的な“占い”ではなく、事実に基づいた「実学」が可能になってまいります。







《 「はじめに」より引用 》

「アスペクト完璧講座」って何? という方に、先回8月の第4回講座の「はじめに」の一部と、「コンテンツ」を以下、ご参考に掲載させていただきます。

●「はじめに」より抜粋

当講座は、アスペクトを完璧に理解して、ホロスコープ・リーディングを先鋭化するためのメール講座になっています。

6種類の「単独アスペクト」と、同じく6種類の主要な「アスペクト・パターン」(複合アスペクト)の合計12種類を毎月1回、それぞれのアスペクトごとに1年間12講座をお送りいたします。

ホロスコープ・リーディングは“アスペクト・リーディング”と言い換えることができます。

なぜなら、ホロスコープはすべて“位置関係”によって成り立っているためです。

具体的には、「時間」の経過にともなって「空間」が変化していき、地上のある1点(出生地などのイベント・ポイント)から見た12サイン(宮)や12プラネットの“位置関係”「アスペクト」が構成され、そこに“象意”すなわち個々の「運勢」(局面)が象わされていくためです。

…以下、略


【One Point】 アスペクトを一部分ではなく、実践的にリーディングに即応できるように多角的に掲載しています。

“占い解釈”に依存することなくご自身の頭と感性によるリーディングが可能であることを次の「CONTENTS」コンテンツからご推察いただければと存じます。




《 第4回講座の「CONTENTS」 》

第4回「矩(スクエア=90度)」のコンテンツです。

CONTENTS
1◇ はじめに
2◇ 数理法則「4数」:矩(スクエア=90度)
3◇ 矩=90度の象意解釈
  【矩=90度の本質】
  【矩=90度と“生みの苦しみ”】
  【“新生/成長”が矩=90度の本意】
  【矩=90度のリーディングをどう伝えるか】
4◇ 矩=90度の「相性」リーディング
  【「太陽」と「月」の矩=90度】
  【相手の火星との矩=90度】
  【相手の土星との矩=90度】
  【矩=90度の相性の不思議】
5◇ 矩=90度の「星のディレクション」
  【上方矩=90度の土星のディレクション:MC=南中点に共鳴】
  【下方矩=90度の土星のディレクション:IC=北中点に共鳴】
6◇ ご自身のホロスコープにおける矩=90度


【One Point】 必要なアスペクトを単発でチョイスされてもご受講可能です。残り全講座をまとめて、割引でのご受講も可能です。

ご自身のホロスコープ(出生天球図)の当該アスペクトの“解釈例”を含めて毎月25日~月末にお届けしています。




【「アスペクト完璧講座」のテーマと配信スケジュール】

第1回 合(コンジャクション=0度) …5月25~31日 配信済み
第2回 衝(オポジション=180度) …6月25~30日 配信済み
第3回 三分(トライン=120度) …7月25~31日 配信済み
第4回 矩(スクエア=90度) …8月25~31日 配信済み
第5回 五分(クインタイル=72度) …9月25~30日 ※次回配信
第6回 六分(セクスタイル=60度) …10月25~31日
第7回 調停(メディエーション=60/120/180度) …11月25~30日
第8回 YOD(ヨッド=150/150/60度) …12月25~31日
第9回 大三角(グランドトライン=120度×3) …1月25~31日
第10回 大十字(グランドクロス=90度×4) …2月25~29日
第11回 神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120) …3月25~30日
第12回 大六角(グランド・セクスタイル=60度×6) …4月25~31日


※お申込みは「「講座お申込みフォーム」」から可能です。










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