クオリアルな社会に向かう歴史的ホロスコープ／宝瓶星学

どうしても確認しておきたいことがあって、ネットで『秋田｢物部文書｣伝承』を購入しました。

ネットでの書籍購入は、５０％が失敗です。
とくに５つ星評価が並んでいる場合、だいたいは「ヤラセ」が多いのでとくに注意します。

事実、同時に購入した「出雲」に関する書籍は２冊とも大失敗でした。

著者の名前が、学者など通常の名前ではなく気になったのですが、調べたい内容でもあったのと、５つ星評価が多かったので購入しました。

結果は最悪。

どこまでが事実で、どこまでが著者の考えなのか、まったく分からない文章です。
小説はそれでいいのですが、歴史書としての体裁をとっていたために、「歴史書」としては致命的な欠陥です。

結局、あとで著者を調べたら、仏教系なのか宗教団体の教祖的存在らしく、要は信者たちが「５つ星」をつけていたもようです。

こういったことはネットでのコメント欄でもみられます。

先の「天才科学者」また「洗脳の専門家」という怪しげな人物が出演する動画には、ズラリと発言を評価するというより絶賛するコメントばかりが並んでいました。
これも、彼の発言をまったく無批判に受け入れる信者たちのコメントです。

なぜなら、宗教は上司やＴＯＰを批判できない“不文律”をもちますので、そういった書籍や発言への評価はまったく参考にならないことを改めて確認できました。


ちなみに、『秋田｢物部文書｣伝承』は資料は資料、著者の意見は著者の意見と明確にわけられていました。

さすがは、宗教家ではなく研究家の文章で、歴史的ファクト（事実）を知るにはデータも多くたいへんに参考になる一冊でした。

もちろん、だからといってご興味のない方には評価以前のお話です。