とある「結婚発表」と文春砲
2017.06.19
どうでもいいお話で恐縮ですが、今回のAKB選抜総選挙での「結婚発表」についてです。

一連の流れは次のとおりでした。


AKB48の姉妹グループ「NMB48」でセンターもつとめたことのある若手メンバーが“お泊りデート”。
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文春が取材…メンバーサイドは返事なし。
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AKB選抜総選挙に合わせ、いくつか“スクープ”があると文春が予告。
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17日(土)の選抜総選挙で20位になったメンバーが突如、ステージで「結婚発表」。
※数日前に文春からの取材もあり、メンバー本人と一部スタッフは当然、知っていた。
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同総選挙で2位のメンバーが卒業を発表。
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同夜、文春LIVEで「結婚発表」をしたメンバーの“お泊りデート”などがネットでオンエアーされる。
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各メンバー、卒業生、オタクたちが、悲喜こもごもの意見やリプライをツイート。
マスコミは当然、卒業発表より前代未聞の「結婚発表」に話題沸騰。


以上の流れから、突然の「結婚発表」の理由はハッキリしています。

自身のスキャンダルが選挙にあわせて流されることを知ったメンバーと一部スタッフが、ファンへの裏切りともとられかねない“お泊りデート”を、ウソかホントか「結婚発表」で正当化しようと手を打ったというお話です。

まあ、暗黙のルールとして“恋愛禁止”のグループですが、5年ほど前に秋元Pは「恋愛禁止とは言っていない」と発言していますし、恋愛は「個人の自由」なので、「哲学者」を自負し「処女」を公言した当該メンバーが“お泊りデート”をしても自由、社会的には問題はありません。

ただ当該グループがファンを巻き込んで行なう「一大イベント」(ビジネス)の場であるステージ上で、プライベートな「結婚」を発表してしまう、あるいはスタッフが発表を許可するのは、いずれもお門違い。

実際、名実ともにAKB48を支えてきた2位メンバーの「卒業発表」を結果的に台無しにしたのは、グループにたいする“業務妨害”。

2位メンバーの卒業発表を知らない20位の時点とはいえ、もしスタッフが卒業発表があることを知ってたうえで結婚発表を許可したのならなおさら、文春砲を前に「自己保身」を図ろうとしたメンバー本人も所属事務所もスタッフも浅薄でレベルが低すぎ。それなら“AKBグループ”に将来はない。

もっとも「結婚発表」の直後に11位の高橋朱里と9位の岡田奈々といった次世代メンバーが、“結婚発表”や“スキャンダル商法”に批判的なコメントをしたことは、時期リーダーとしての自覚をもつゆえで、同グループにとっては希望でしょう。

芸能界は「話題」になってナンボという部分もありますが、今回の「結婚発表」は、場所もタイミングもよくない。
そうでなくても落雷予報ゆえにコンサートが中止になり、入場券をもって沖縄に来たファンが参加ができない会場に変更になるなど、ファンにも、開催地の沖縄にも、関係業界にも多大な迷惑をかけた今回のイベント。

ここは正面からいさぎよく文春砲を受け止めて、イベントの前に正々堂々と「結婚宣言」をすれば、まだポリシーがあったといえます。
まあ、20歳なのでしかたありませんが、とても「哲学者」の中身も片鱗もありません。

むしろ今回6位の須田亜香理のほうがよほど人生を“哲学”していました。
本人いわく、「ネットでエゴサーチをすると、“なぜ人気”や“ブス”と出てくる。まとめると指原さんのようにブスでも人気があるのが不思議ということになるが、そこに意義がある」という趣旨を語り、なかなかの頭の良いメンバーです。

今回、「結婚発表」をしたメンバーのホロスコープ(出生天球図)もみてみましたが、指原のように太陽と冥王星が合(0度)なのはともかく、指原とは逆に、自分を捨てきれない“計算高さ”や“小賢しさ”が目立つ星をもっていました。

運営サイド(スタッフ)がどう反省し判断するのかわかりませんが、一般の会社なら“寿退社”でも、世間一般の社会常識が通用しない側面がある芸能界なら、“卒業”という名の“解雇”に相当する、ことの顛末でした。

♪ チャン、チャン♪



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