大津綾香/政治家女子48党
2023.03.23
[最年少党首] ― 平成生まれのゆとり世代 ―


従来の政治家にはない身の丈で動けるか?



「NHKから国民を守る党」所属のガーシーこと東谷義和参議院議員が去る3月15日に除名になりました。

これに先立つ8日、責任をとるかたちで立花孝志党首が辞任を表明しています。※)

同時に党名を「政治家女子48党」に変更しました。

そして最年少党首に就いたのが元子役で池上彰氏の“娘役”として3年間ほど「週刊こどもニュース」(NHK)に出演していた大津綾香(おおつ あやか)氏です。

平成生まれ初の党首でもあることから「ソーラーチャート」を作成してみました。


※)元「NHKから国民を守る党」党首/立花孝志氏の執行猶予付きの有罪が3月23日に最高裁で確定しました。
当該判決を予測しての辞任だったともいえるでしょう。



≪大津綾香のソーラーチャート≫


「ソーラーチャート」は、出生時の「太陽」を通常のホロスコープ(出生天球図)の左端、ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置においたものです。

出生時間が不明でも作成できます。



「出生時間」が分からなければ作成できなかったり、リーディングできないということではありません。

ASCハウスシステムによる一般的なホロスコープとは異なり、「ソーラーチャート」なりの独自の象意やリーディングが可能です。


【One Point】 上掲の「ソーラーチャート」は、サイン(宮)とハウス(室)を30度ずつにしたハウスホイールです。

「太陽」が中心のソーラーチャートなので、日の出の時刻で作成しています。ただし、「月」のみは1日に動く度数を記しています。






≪時宜を得た「政治家女子48党」≫

「政治家女子48党」は、NHKから国民を守る党の議員はそのままに、地方議会への立候補を予定しているアラサー女性たちによる政党になっています。

これが時宜を得ているのは、宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとし、国民の一人ひとりが“主人公”になっていく時代だからです。

「政治家」のための政治ではなく、国民の一人ひとりがそれぞれの立場で相応に関与していくことに意味があります。

男性でも女性でも老熟でも若輩でも、また貴賤の別なく社会的な立場があろうとなかろうと同じです。

政治に数は重要ですが、もはや「対立二元論」の時代ではないことから、古臭い二大政党の時代ではなく、さまざまな政党があってもいいのです。

最近の例でいえば、知られたところでは「参政党」「ごぼう(護防)の党」「政治家女子48党」などがみかけられます。


【One Point】 「政治家女子48党」などというと、“支配/被支配”の既成概念のまま「政治家らしくない!」「何のおふざけ?」とお感じの方がいらっしゃるかもしれません。

ですが、現在の「政治家らしい」議員の在り方にどれくらいの国民が満足しているのでしょうか?



【ご参考:一般的な等身大の候補者】

何をもって「政治家らしさ」とするのかのご判断はご自由です。

かつての双魚宮時代と今後の宝瓶宮時代は大きく異なってきます。

いずれにしても、ご自分に代わる「議員」(政治家)を選ぶ「議会制民主主義」の日本です。

「当選」するための口先だけの公約や、給料また権力のためだけの議員ではなく、同じ身の丈で考えて動く“国民の代弁者”のご自覚や意識を持った人が相応しいでしょう。

特定の主義主張を持たれる方は、もちろん同じ主義や思想の候補者を選ぶ自由があります。

逆に、それらに関係なく一般的な等身大の候補者を選ぶ自由もあります。

必ずしも法的な知識をもった専門家である必要はもはやないのは、法や条例は専門家のアドバイスを正しく受ければ何とかなるからです。




≪平成生まれのゆとり世代≫

大津綾香党首は「平成生まれ」で「ゆとり世代」に当たります。

元号が「平成」に改まった1989年に人知れず起きた「宝瓶宮時代のビッグバン」によって宝瓶宮時代は正式に始まりました。

そのため、平成生まれの人々は生まれながらに宝瓶宮時代の「宇宙波動エネルギー」を受けていて、何かしら従来とは異なる感性を持っています。

立花元党首が「政治家女子48党」の党首に最終的に白羽の矢を立てたのが、平成4年(1992年)生まれの大津綾香氏です。

「街頭演説でメロンパンをかじるな!」「党首らしくない!」と非難されたこともあるようですが、かつての政治家の概念ではなく一般的であることが重要で、立花氏は「立場が人をつくる」といったことからも党首就任を依頼したようです。

実際に、「ソーラーチャート」を見れば分かるのですが、大津綾香氏は相応の“TOP運”をお持ちです。


【One Point】 矛盾や葛藤を感じやすい性質や気質も読めます。

それらは政治活動に活かせばよいものです。

蠍宮生まれの多くが持つ、深刻さや本質を見抜く感性を真っ直ぐに持つことからも党首を打診されたのではないでしょうか。




≪全天的なアスペクト・パターン≫

上掲のホロチャートの最大の特徴は、蠍宮の「太陽&冥王星」の合(コンジャクション=0度)が、蟹宮の「火星」を上三分(アッパー・トライン=120度)としていることです。

強い活動パワーを秘めていて、性格的にも運勢的にも“パワフル”です。

一見、そのように見えないのは、「冥王星&太陽&水星」の連続合(ローリング・コンジャクション=0/0度)が、乙女宮の「月」を上方矩(アッパースクエア=90度)として対外的に“受け身的”で“ナイーブさ”を発揮されるためです。

また、精神的に矛盾や葛藤を体験されたり感じやすいようです。

ほかにも「水星」を頂点に「木星」と「土星&ケレス」の小三角(ミニトライン=60/60/120度)や、「海王星」を合=0度とする「天王星」と「土星」の交歓(ミューチュアル・レセプション)を形成していることなど、“現実感覚”も併せて活性化していることも特徴です。

これらは、運勢的に影響力が強いソーシャル・プラネット(冥王星、海王星、天王星、土星、木星)のすべてが、パーソナル・プラネット(太陽、月、水星、金星、火星)をそれぞれに交えて、全天的なアスペクト・パターン(複合アスペクト)を形成していることが最大の特徴になっています。

「出生時間」が不明ながら4つの基本点(ASC=上昇点、IC=北中点、DES=下降点、MC=南中点)も、これらにかかわる可能性が高く、人生経験を積むほどに大化けする可能性を秘めた「ホロチャート」だといえます。


【One Point】 ふつうに見えても常人ならざる運勢パワーを秘めています。

ご本人の自覚次第ですが、立場や政治環境に馴染んできたときに、どのように動かれて、頂点に立つかウラに回るか“両極端”に分かれます。




≪SJJ48の関係性≫

立花元党首は獅子宮生まれ(太陽:以下同じ)で、同党の浜田聡議員は牡牛宮生まれで、ガーシー元議員は天秤宮生まれです。

そこに蠍宮生まれの大塚綾香党首が加わって「牡牛宮+獅子宮+蠍宮」のT矩(Tスクエア=90/90/180度)+天秤宮の位置関係の主要メンバーで構成されることになります。

このT矩=90/90/180度を“凶座相”と解釈すると、表面的な解釈になります。

お互いに見識や良識があって目的を一にした場合、課題を伴ないつつも今後の時代に沿った新しい方法論や方向性を生みだしていくことが可能になります。

また、ホリエモンこと堀江氏も蠍宮生まれですが、詳細は不明ながら立花氏は堀江氏とのYouTubeをはじめとした対談のなかでSJJ48を思いついたようです。

堀江氏も時代に即したSJJ48のアイデアや戦略を評価しておられるようです。


【One Point】 立花氏の言動からは、かなり“蠍宮”もしくは“冥王星”の象意を持っていることが推測できます。

その点では蠍宮とはご理解し合える共通点があり、牡牛宮生まれの浜田聡議員とは役割分担した活動ができることになります。









新しい霊性意識の覚醒[1]
2023.02.04
[海王星] ― 魚宮25度のディレクション ― 230206 部分リライト


個々人が主体となる方向に時代の天運は動きます



海王星が今年3月に魚宮25度を通過していきます。

「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションのはじまりです。

これによって旧い社会通念の時代が徐々に終わっていくことになります。

昨年2022年を最後のピークとした「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくことになるためです。

何のことかと申し上げますと、これからの時代は深層の精神意識(霊性意識)の変化を伴ないながら、各自の主体的な意識が強まっていく“クオリアル・ムーブメント”へとわれ知らずながら移行してまいります。



≪13年前ほど前に「霊識元年」≫

これらに至る発端は次のとおりです。

海王星の古い象意“まだ見ぬ理想”が当然だったこれまでの時代は、われ知らずとも見果てぬ夢を人類に描き続けさせてまいりました。

そのような傾向が強い人や組織また国家(一例:ナニカ、左傾、中国など)は、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくことで、今後は次第に通用しにくくなってまいります。

さて、お話は変わりますが、13年ほど前に天王星と海王星のシンクロした動きによって2010年~2012年に「霊識元年」が始まりました。

もっとも、前年の2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまっています。

これは海王星がホロスコープを1周して、発見時の水瓶宮25度を通過していったことによるもので、上述の勘違い傾向が強い彼ら(一例:ナニカ、左傾、中国など)に“天運”をもたらし、結果的に“勘違い”を冗長させて、いいように踊らせていくことになったのは、先の記事「双魚宮時代を終わらせた!」に書いたとおりです。

それはともかく「霊識」などと霊の字が付くと、中にはうさん臭く感じられる方がいらっしゃるかもしれません。

既知の単語を用いないと、イメージしにくい新しい概念もあるためでご了承をお願いいたします。


【One Point】 海王星が発見された19世紀中頃以降、心霊ブームこと「近代スピリチュアリズム」は、フォックス姉妹のポルターガイスト現象事件によって“霊”の実在が証明されたとして、降霊術などの一大ブームを巻き起こしました。

ちなみに、そういった古い霊の概念ではないということです。



【ご参考:「霊識元年」の星の動き】

「霊識元年」は次の星々の動きによります。

順行と逆行を繰り返しながら、まず天王星が「春分点」を通過していきます。

2010~2011年のことです。

同時期に、海王星が影響圏を含めて「魚宮」に入宮していきました。

上述の天王星をインボルブ(巻き込む)するかのような、2009年~2012年にかけての動きでした。

これら「天王星と春分点」また「海王星と魚宮」の時代的な象意解釈による「霊識元年」です。






≪近未来ディレクション≫

「霊識元年」の直後、2012年から「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)が始まりました。

宇宙の根幹法則「基本三数」に基づく“宝瓶宮時代の新しい宇宙観”によるメール講座です。

その冒頭に「今後30年間のメイン・ディレクション」があります。

昨年2022年の直前に始まった「深層の精神意識の変革」のディレクションと、今年2023年3月からの「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションが予め記載されています。

ご受講された方はご存じのとおりです。

かつての「社会改革」をうながす一般的なディレクションから、個々人の内面の「精神意識」がメイン・ステージとなる“個人ディレクション”の時代に入っていくのです。

そうしないと実際的な宝瓶宮時代が始められないためです。

個々人の内面の「友愛精神」(和、絆、民度)といった、深層の精神意識(霊性意識)が今後は重要になってまいります。


【One Point】 「星のディレクション」というのは、既存の占星術にはない「基本三数」に伴なう「宇宙波動エネルギー」をリーディングしたものです。

人生の“天気予報”となるものです。

個々人の運勢変化や、社会変化の方向性などがリーディングできます。




≪新しい現実「クオリアル」≫

中には、それでも「何だ、実学だと思ってたのに“霊識”だとかスピリチュアルなの?」と思う方がいらっしゃるかもしれません。

現実のクオリチュアルです。

従来の「物理科学」ではとらえきれないクオリアルな霊識なので、どこまでご納得いただけるかは人それぞれにならざるをえませんが、本質的で実際的な宝瓶宮時代の新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」に基づきます。

現代物理科学の最先端「量子論」でも明らかなように、粒(物質)と波(波動:エネルギー)の両者を考慮しなければならず、加えて「共鳴関係論」を視野に入れたものです。

時空を超越した宇宙波動エネルギーは、太陽系の星々や地上を“ナチュラル・パワー”(大自然の力)として動かしていることにご留意ください。

重要なことは、物質的な宇宙だけではなく、波動エネルギーを含めたクオリアルな宇宙を視野に、ものごとをとらえ、かつ生命存在を考えなければなりません。

どちらか一方に偏ると、単純思考の「対立二元論」に陥り、宇宙と人生の本質を見失ってしまいます。


【One Point】 直覚的にそのことをご理解しておられるかたは案外と多くいらっしゃいます。

唯物的な固定観念や偏向した知識は、クオリアル・シンキング(基本三数思考)を妨げ、見果てぬ夢を抱き続けて、今後は、時代の流れとともにある天運から見放されていくことになります。




≪個々人の主体意識≫

模式的に申し上げますと、これまでは“タテ”の構造を常識としてきた双魚宮時代の社会でした。

今後は“ヨコ”の共鳴関係を常態とする分け隔てしない宝瓶宮時代へと進んでいきます。

既存の考えかたが強い方にとっては、「ありえない」「アンビリーバボー!」といった社会になっていくでしょう。

あえて年代的に分けますと、人知れず「宝瓶宮時代のビッグバン」が起きた1989年の平成元年生まれ以降よりも、古い時代の方ほど、新時代の方向性を学び直すことが必要になるでしょう。

権力による“支配/被支配”の考えかたをはじめ、“神仏と悪魔”、“天国(極楽浄土)と地獄”、“善と悪”といった「対立二元論」またこれまでの「タテ構造」を常識とされてきた時代的概念は通用しにくくなっていくからです。

十把一絡げ的に「こうあらねばならない!」というのではなく、個々人の主体性によるウエイトが大きくなっていく時代です。


【One Point】 自らの強迫観念に縛られずに、「個性」や「友愛精神」(和、絆、民度)を伴なった「自由」へと向かっていく時代です。

ただし、ご注意ください。

これらは「基本三数」に伴なう一体不可分の関係なので、どれか一つだけを言いつのると、双魚宮時代特有の“事実誤認”や“勘違い”に陥り、どこか間違えてしまいます。


≪一般人に働く天運≫

当たり前のことをご説明するのは面倒なので、以下、テキトーに書いておきます。

断片をつなげて適切にご賢察ください。

今なぜ、ネットを賑わす「Colabo問題」のようなことが起きるのかは「双魚宮時代を終わらせた!」などで示唆したとおりです。

さらに3月から「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションがはじまっていくと「深層の精神意識の変革」を含めて「霊識開元」の時代に入っていきます。

実在の宇宙は、天空の「物理宇宙」と、内在の深層の精神意識を受容体とする「エネルギー宇宙」を含め、共鳴関係をもって成り立っています。

時空を超越した「宇宙波動エネルギー」が、天空の物理宇宙(星や太陽系)と内面のエネルギー宇宙(深層の精神意識世界)との両世界の根幹にあって、変化発展をダイナミックにもたらしています。

「基本三数」によるホロスコープ・リーディング(「奥義講座」ご参照)が可能な所以です。


【One Point】 「霊識開元」は、ブッダやイエスなどの聖人や権威また支配層ではなく、市井の個々人が主体となる方向に時代の天運が動いていることを意味します。

それゆえ、個々人の深層の精神意識の変革であり、新しい霊性意識の覚醒(目覚め)のディレクションです。









不思議系のお話/四題
2023.01.30
[クオリチュアル] ― 深層の精神意識との関係 ―


神/宇宙人/霊言/輪廻転生とクオリアルの関係



「エネルギー宇宙」にかかわる事象の真偽についてです。

一例を挙げますと、俗称「神さま」や「宇宙人」また「霊言」や「生まれ変わり」(輪廻転生、前世)など事実確認が難しいお話です。

クオリアルな「エネルギー宇宙」から真相を明らかにしてお届けいたします。

これらは非科学的と考えられていますが、物理科学の範疇に収まらないというだけで、時空を超越した未開の「宇宙エネルギー科学」の分野に属します。

上述の四題は、当サイトでいう「宇宙波動エネルギー」にかかわっています。





≪双魚宮時代の遺物≫

プラトン年(グレート・イヤー)を12等分したプラトン月(グレート・マンス)こと「アストロロジカル・エイジ」(占星学的な時代区分)からみていくと、面白いことがみえてきます。

私たちが最先端と思っている現代物理科学は、何のことはない双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の遺物です。

古来からの二元論によって、人間を「心(霊)と身体(肉)」や「精神と肉体」とに分けられるのは事実ですが、それらを対立する概念としてとらえてきたのが、西洋における双魚宮時代の宗教で近年では共産主義思想でした。

今後の宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとしていきますので、大和心や和の精神でとらえたほうがふつうです。

結局、見えざるエネルギー宇宙の真相を除外して、物理宇宙のみを研究対象にしても限界を迎えざるをえません。


【One Point】 「物理科学」を絶対だと勘違いすると、共鳴関係をもたらす宇宙波動エネルギー世界を捨象することになります。

「井の中の蛙」状態を避けて、本物の科学者のように物理科学には限界があることを知ればいいのです。



【ご参考:クオリアル・ワールド】

聞きなれない言葉だと存じますが、宝瓶宮時代は「クオリアル・ワールド」の社会です。

本質的な「エネルギー宇宙」と「物理宇宙」の共鳴関係によって、この宇宙はクオリアルに成り立っているためです。

「数理法則」による宝瓶宮時代の新しい宇宙観です。

見えざる超越エネルギー世界を含むクオリアルな本質的な実在宇宙のことで、宇宙の根幹法則「基本三数」とその展開の「数理法則」から明らかになりました。

宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」通称:宝瓶宮占星学が成り立つ、本来の宇宙の姿です。





≪結論はこうです≫

前口上はこれくらいに前出の四題について、クオリアルな観点から簡潔に結論のみを申し述べさせていただきます。

1、「神さま」は、白羊宮時代(はくようきゅう じだい)までは生きて働かれましたが、双魚宮時代以降は人の責任時代になりましたので、もはや直接的に働くことはなくなりました。

2、「宇宙人」は、少なくとも現在の地球人類と同時代に、観測交流できる宇宙空間には存在せず、物理的な交流は起こりません。

3、「霊言」は、生きた人間も含めてありえますが、その内容やレベルが重要ですので、翻訳でいう誤訳や勘違いが生じやすく、ご注意が必要です。また、神の霊言や神との対話といった人間的な観点は矛盾します。

4、「生まれ変わり」は、輪廻転生にみえる“前世現象”は起こりえますが、両者はまったくの別の人格で現世人側が成長すれば、現象は解消されます。

信じるか信じないかはあなた次第?


【One Point】 これらは物理宇宙を超えた「エネルギー宇宙」にかかわる事象です。

波動共鳴が根因で、私たち常識人にしてみれば、非日常的な現象なので、何かスゴイことのように感じますが“正体みたり枯れ尾花”のたぐいです。



≪「神」の時代から人の時代へ≫

ここからは、一つひとつ簡単にご説明をさせていただきます。

紀元前2世紀までの白羊宮時代は、誤解されることを承知でいえば「神さま」による時代でした。

直接的ではないのですが、俗にいう「神の使い」や「神の代理者」によって陰に陽に人類歴史の発展がもたらされてきた時代です。

ところが、紀元前2世紀から双魚宮時代に入ると、人間自身による人類歴史の進展と個々人の成長責任の時代に入っていきました。

ご家庭でもそうでしょ。

誕生前の胎内期間は大自然の営みに基づいて成長しますが、出産後はお母さんやご家族の責任で育児をし、自我意識が芽生える反抗期頃からは、次第に自分自身のご判断による成長責任の人生へと移行していきます。


【One Point】 白羊宮時代の末期、紀元前6世紀に「ブッダ」が遣わされ、双魚宮時代がはじまった直後の紀元0年頃に「イエス」が誕生しています。

信仰上のイエス像と実際の人間イエスは異なりますが、いずれも後世のモデルとなった聖人です。



≪「宇宙人」の有無について≫

地球上に生命が誕生した35億年前からみると、現生人の先祖となる発祥は最古の化石で確認されているケースでは約30万年前です。

さらに高度な科学技術が可能になっていく文明文化の発祥からみると、わずか5千年程度の人類歴史にすぎません。

138億年の歴史を持つ宇宙からみると、瞬きのような一瞬です。

このようなタイムスパンのなかで、人類のような宇宙生命体が同時期に宇宙に発祥存在する確率は、何十兆もの銀河が存在するとはいえ、まずありえません。

なぜなら、生命にとって超過酷な大宇宙の中で、太陽光や宇宙線からも守られた地球生命体のようなガイア環境が偶然に生成するには、気が遠くなるほどの条件が重なることが必要で想像以上に困難だからです。

さらには、地球から観測交流できる宇宙のはるか先まで、物理的に高度な文明をもった宇宙人が存在することは、確率的に難しいことが計算されています。

ただし、物理的ではなくエネルギー的宇宙人がいれば、時空を超えたコンタクトは不可能ではないため、否定はいたしません。


【One Point】 「UFO」は、未確認飛行物体のことなので、確認できない飛行体に見えるものは案外と多くあります。

それが物質的な“宇宙人の乗り物”で、地球に飛来するということはありえず、エネルギー現象なら否定まではできないということです。



≪玉石混交の誤訳「霊言」≫

次に「霊言」です。

霊視、霊言、霊聴などは、時空を超越した波動エネルギーの共鳴関係をベースとします。

生まれながらに、霊が見える、他人の心の声が聞こえるといった方がいるように、深層の精神意識は宇宙波動エネルギーの受容体なので当然、起こりえます。

そういった人々を一般的にいえば“霊心質”(霊媒体質)といえますが、深層の精神意識を持つ以上、程度の差はあれ、誰でも無自覚のうちに波動エネルギーを送受信しています。

それをご自身の意志でもって相応にコントロールできる技能者を「霊能者」と呼びます。

お話を霊言に戻しますと、重要なのは俗に“霊格”といった波長のレベルです。

自分よりも高振動の“霊波長”との同調(共鳴)はできないのがエネルギー宇宙の原則なので、推して知るべしです。

地上人である以上、神レベルの霊言はありえませんし、もし神レベルの“霊格”をお持ちなら、ご自身の言葉で語ればこと足りるお話です。


【One Point】 宇宙波動エネルギーからみればそういうことです。

ただし、古来から死者の口寄せを行なう「いたこ」のようなケースは“ご本人の霊”かどうかの真贋を別にすれば充分に起こりえます。



≪「生まれ変わり」の真相≫

“前世を語る子供”といった現象が起こるのは、生まれ変わりではなく、単なるエネルギー憑依です。

自我意識が確立されていない子供に多く、前世現象そのものは否定できませんが、両者は別の人格で、時空を超越したいわゆる心霊エネルギーの共鳴作用にすぎません。

その証拠に、主体的な自我意識や深層の精神意識が確立されて、大人へと成長していくとパタリと止まることが見られます。

過去生(前世)の人物の関与を受けなくなって、宇宙の真理であるご自分本来の人生を自分の意志で歩むようになっていくためです。

以上をまとめますと、個々人の深層の精神意識は、「宇宙波動エネルギー」の受容体になっていて、時空を超越したエネルギー宇宙や他のエネルギー体との共鳴関係が可能です。

「宇宙波動エネルギー」は、宇宙の根幹法則「基本三数」に伴なうもので、量子論で「量子は“粒”と“波”とからできている」というときの“波”のような実在です。


【One Point】 深層の精神意識は自覚が難しい世界です。

宇宙波動エネルギーの受容体になっているだけでなく、われ知らずとも発信体ともなっていますので、十分なコントロールが必要です。









荻生田光一のホロチャート
2023.01.25
[人情番長の正体]― 政治を抜きに個人を読む ―


一見こわもての意外に用心深く慎重な感受性



安倍氏亡き後の「清和会」を誰が引き継ぐのか。

候補の一人に挙がっているのが現岸田内閣の政調会長萩生田光一氏です。

ただし、安倍氏の後ろ盾がなくなった以上、予断は許しません。

今般の防衛費増税をめぐる自民党の特命委員会の委員長に政調会長自らが就いて注目を集めています。

どんなタイプなのか「ソーラーチャート」からリーディングをしてみました。



≪荻生田氏のソーラーチャート≫

出生時間が不明なのでソーラーチャートです。

出生時の「太陽」をASC=上昇点の位置においた日の出の時刻で作成しています。

下図が荻生田光一氏のソーラーチャートです。



サイン(宮)もハウス(室)も30度ずつのイコールハウス(ハウスホイール)で、出生時の「月」のみ1日に動く度数を記しています。


【One Point】 当サイトの講座をご受講の方、またリーディングのご依頼をくださった方はご存じのとおりのチャートの仕様です。

どんな人物なのか、出生時間が不明でも見ることができるので便利です。




≪ソーラーチャートの本質≫

いかが読まれますでしょうか。

慣れなていないと、ワケの分からない記号(サインや星のマーク)や線が引かれた「暗号図形」のように見えることでしょう。

“ホロスコープ占い”(占星術)を学ばれていても、「ソーラーチャート」の本質を理解していなければ、深いリーディングはむずかしいかもしれません。

「ホロスコープは出生時間が分からなければムリだよ」(分かっていても難しいのに…)と思われているかもしれません。(w)

でも、「基本三数」(宇宙の根幹法則)によって、ソーラーチャートの何たるかを知れば、オモテには出にくい隠れた本質面をリーディングできます。

それでは上掲のソーラー・チャートに“マスターキー”(基本三数)を差し込んで、秘密の扉を開けてまいりましょう。


【One Point】 「ホロスコープ・マスター奥義講座」をご受講された方は、ご存じのとおりです。

以下のリーディング解説で「何でそうなの?」という部分がありましたら、“マスター・キー”となる「基本三数」また12数の「数理法則」による共鳴関係を視野にご照合いただければと存じます。





≪乙女宮&牡羊宮&山羊宮≫

荻生田氏の内面性の特徴を12サイン(宮)で象わしますと、代表的には「乙女宮」と「牡羊宮」と「山羊宮」になります。

そう書くと、乙女宮生まれ(太陽)だから「乙女宮」は首肯できるとしても、なぜ「牡羊宮」と「山羊宮」が含まれのか、山羊宮は「月」が位置するので許容できるとしても、「牡羊宮」はまったく意味不明とお考えになるかもしれません。

荻生田氏が持つ「牡羊宮」の象意の側面は、戦闘的またリーダー的な開拓者精神など、“漢(おとこ)荻生田”といった一面を持つことです。

その反面、山羊宮の側面も持つために、案外と慎重で用心深く四方八方を配慮されるクールな感性面や感受性を持つことになります。

そのどちらもが荻生田氏です。

なので、平時は冷静でクールに周囲の状況に気を配る萩生田氏ですが、「太陽&金星&天王星&冥王星」の四重合(クワドラプル・コンジャクション=0度)によって、優しさを伴なった激しい情動と信念といった熱血的な本質面を持たれ、学生の頃“人情番長”と呼ばれていたことはうなづけます。

果敢な牡羊宮と逆に現実をみて用心深い山羊宮のどちらが出るのかは、相手との関係性やその時々の状況に応じて、ケース・バイ・ケースです。


【One Point】 山羊宮は“社会秩序”を重んじるサイン(宮)です。

かつてのボス安倍氏に情恩をもって忠誠心を発揮されます。

一方で、牡羊宮の象意を持つため、それが発露されると上司に対抗する側面が生じ、山羊宮とは対照的になります。



【ご参考:「大十字」は凶座相とはかぎらず】

「太陽&金星&天王星&冥王星」の四重合=0度の一方で、萩生田氏は「月&ドラゴンヘッド」の合=0度を1角とした大十字(グランドクロス=90度×4)を持っています。

ドラゴンテールを除いても、「月」を軸として「火星」と「木星」とのT矩(Tスクエア=90/90/180度)を持つことになります。

これらを単純に“吉凶”で解釈すると本質を見失います。

もし、本当に大十字=90度×4やT矩=180/90/90度が凶座相で凶運なら、現在のように政権与党の政調会長といった政策の要職に抜擢されることはありません。

若いころはともかく、さまざまな人生体験を通じて見識を深め、人格や実力また見識を高めていくことで、むしろ次代のリーダーやトップが可能な氏のソーラーチャートになっています。




≪運勢ディレクションを読む≫

荻生田氏のソーラーチャートからは、トップ運やリーダー運を持つことが読みとれます。

その一方で、相手の意志を尊重する情愛なども読みとれます。

さらには、社会改革などの信念や対抗意識も強くお持ちです。

身長180cmの巨漢からそのパワーは想像できるでしょう。

慎重で用心深い感性面を備えつつ、オモテ向きソフトで、周囲の状況を推し量る“内剛外柔”タイプだともいえます。

いずれにしても、出生時の運勢を読むだけでは片手落ちで、今後の運勢変化のリーディングは必須です。

現在、出生時の「太陽」に強い「星のディレクション」(運勢変化)は受けていませんが、今年2023年2月以降、5月前後を最初のピークとしていっそう政治活動に邁進していく活動の転換期がはじまります。

社会で果たすべき使命や責任を内心に思い描かれて“立志”また“方向転換”の人生期を迎えていくのです。


【One Point】 そして再来年、2025年以降は“改革”に向かう自己発現のディレクション(運勢変化)を受けていきます。

そのため、今年はその準備やスタートのときにされて、実績や基盤づくりを進めておかれるとよいでしょう。




≪心性による意志決定≫

今年1月23日に天王星が順行に戻って、歴史が前へ進みはじめました。

岸田首相も「太陽&天王星」の合=0度をお持ちですが、荻生田氏は岸田氏のように世襲議員ではなく、生え抜きなので、まだ庶民感覚に近いでしょう。

そのような時代にそった改革力を発揮されれば「天運」が伴いやすくなります。

逆に、古い権力構造や社会通念によって、一般大衆を無視した自利優先や省益優先の政策は、次第に運勢を落としやすくなっていきます。

なぜなら、天王星が順行に戻り、海王星が3月に魚宮25度を超えていくためです。

理由は、既存の記事に書いたとおりで、今後の記事においても述べることがあると存じます。

もっとも、個人の場合は自由なご判断や意志決定に任されていますので、自分次第です。

ただし、最終的に社会全体の流れは「星のディレクション」の方向へと動いていきます。

それゆえ「天運」が伴なうかどうかは時代変化と無関係ではありません。


【One Point】 新成人の頃、「新人類」と呼ばれた1960年代生まれの多くの方々は、独自のスキルや知識によって時代に変革をもたらすことが可能です。

荻生田氏もその一人で、次代の自民党の命運ともかかわっていくでしょう。









現実を見抜くホロスコープ
2023.01.20
[原点回帰] ― 新しいアストロロジー[宝瓶星学] ―


不思議な宇宙この世界をリーディングする方途



これまでの生き方や社会通念が通用しなくなりつつあります。

私たちが生きている世界が現在、流れを大きく変えようとしているからです。

時代が大きく変化していることは、昨今の世情から見抜いておられるかたがいますし、また直覚的に感知されておられるかたもいます。

新しい時代の方向性を知ることは、これからの社会を生き抜くうえで重要なので、宇宙の現実を見抜く本来の「ホロスコープ」(天球図)をご参考にされるのも一つの方途です。




≪「宇宙波動エネルギー」って何?≫

無意識ながら、昨今の時代変化に気づいておられるかたは案外と多くいらっしゃいます。

どこまで現実的にご認識されておられるのかはともかくとしてです。

どういうことかというと、昨年2022年から、「宇宙波動エネルギー」が変わったからです。

当サイトで述べてきた「深層の精神意識の変革」のディレクション(運勢変化、時代変化)がはじまったことが一つの要因です。

気づきにくいかたがいらっしゃるかもしれませんが、多くのかたが新しい時代の流れに対峙しはじめている昨今です。

当該ディレクションは、世界に先駆けて日本人のメンタリティーに共鳴し作用しやすいからです。



【One Point】 ご参考に「日本は何座宮?」(宝瓶宮占星学サイト)をご一瞥いただきたく存じます。

日本人の民族性はホロスコープでいう「魚宮」の霊性的な象意を持ち、国体は「水瓶宮」の友愛精神(和、絆、民度)などによって象徴されています。

そのため、双魚宮時代から宝瓶宮時代への時代変化は感知しやすくなっています。




【ご参考:科学万能主義時代の終わり】

「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代は、20世紀(1989年)を最後に終わりました。

19世紀中頃に海王星の象意を伴なって誕生した「共産主義思想」は、同じく海王星の象意を伴なった「近代スピリチュアリズム」の心霊世界や精神意識を完全否定してきました。

共産主義思想は、自らを科学的とする唯物的弁証論によります。

いまだ発展途上にある科学を万能かのように誤認し、妄信的に傾倒しているのです。

そういった「科学万能主義」の遺物によって、現代科学では証明できないスピリチュアルや心霊(深層心理)などを“非科学的”として排斥してきたのです。

むしろ、そのほうが非科学的な対応であることの自己矛盾や欺瞞にはお気づきになれないようです。




≪クオリアル・ワールド≫

新しい宝瓶宮時代の方向性の一つは、聞きなれない言葉だと存じますが「クオリアル」な時代になっていくことです。

宇宙の本質に通じるクオリティーと地上のリアルな現実との共鳴関係が進む時代です。

図式的にいえば、形而上的な象意の「魚宮」と形而下的な「山羊宮」の中間に位置するサイン(宮)が、宝瓶宮時代に共鳴する「水瓶宮」だからです。

宝瓶宮時代が1989年にはじまる直前の「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀は、唯物的な共産主義思想が台頭し、精神的なスピリチュアルや心霊は否定されてきました。

19世紀中頃にはじまった共産主義思想は、直前に発見された海王星の象意“事実誤認”や“勘違い”を内包していてよくいえば純粋ですが、単純な「対立二元論」を観念的な弁証論によって妄想し正当化したものになっています。



【One Point】 すべてを「資本家vs労働者」や「国家権力vs市民組織」といった対立と闘争的観点からとらえます。

ですが、1989年に人知れず起きた「宝瓶宮時代のビックバン」によって、共産主義は衰退しはじめました。

同年12月の「東西冷戦の終結宣言」はその一例です。




≪アストロロジカル・エイジ≫

「宝瓶宮時代のビッグバン」というのは、時空を超越して人知れず地上に影響をもたらされている「宇宙波動エネルギー」の変化によるものです。

これによって「アストロロジカル・エイジ」(占星学的な時代区分)が大きく歴史的に「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)から「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)に変わっていきました。

これに伴って「アストロロジー」もまた、当該時代の象意に基づいて、新たに生まれ変わっていきます。

“ホロスコープ占い”の「現代占星術」は、双魚宮時代の末期、共産主義思想の直後となる19世紀後半に誕生しました。

それゆえ、古い海王星の象意“勘違い”や“事実誤認”また“欺瞞”をわれ知らずとも伴なっています。

一例を挙げますと、サイン(宮)を“星座”と呼称したり、ホロスコープの南中点(天頂側)と北中点(天底側)の軸が右に左にブレて垂直でなかったり、4,000年もの伝統があるかのように偽ったりしていることもそうです。

お好きにご選択されてかまわないのですが、宝瓶宮時代への進展とともに古い海王星の象意による事象は、衰退していくことが「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からリーディングできます。


【One Point】 古代ギリシャの天文学者ピッパルコス(BC190頃-BC120頃)は、当時、双魚宮時代のはじまりの時期に、すでに「宝瓶宮時代」の到来について言及していました。

また、現代日本にホロスコープを広めたルル・ラブア師は、その著書の中で「宝瓶宮時代への突入」に触れています。




【ご参考:ピッパルコスと「春分点歳差」】

「アストロロジカル・エイジ」(占星学的な時代区分)は「プラトン年」(グレート・イヤー)に基づきます。

約25,920年(計算値)の宇宙的周期をもつプラトン年を12等分した「プラトン月」(グレート・マンス)がアストロロジカル・エイジです。

古典アストロロジー(通称:古典占星学)が発祥した古代ギリシャ時代の偉大な天文学者で数学者のヒッパルコス(BC190頃-BC120頃)が発見した「春分点歳差」による宇宙的周期のことです。

ホロスコープでいえば、12サイン(宮)の始点=牡羊宮0度の「春分点」が、約72年に1度ずつ逆方向に移動していき、ホロスコープを1周する期間をプラトン年と呼びます。
ピッパルコスの名前は、古典アストロロジーをまとめた『テトラビブロス』の中で、最も多く出てきます。




≪クオリアルな共鳴関係≫

新しい時代変化に伴ない、発見当時の古い海王星の影響はまもなく終了していきます。

“支配/被支配”など「対立二元論」を歴史パラダイムとしてきた双魚宮時代は、波動的とは言え宝瓶宮時代がはじまった1989年の時点で終わっており、2009年以降の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも今年2023年に一段落していくためです。

だからといって、海王星がなくなるわけではなく、今後は「春分点」の影響圏へと進んでいくことから、宝瓶宮時代の新しい海王星の象意へと生まれ変わっていくことになります。

宝瓶宮時代というのは、共鳴星の「天王星」による「自由と個性(才能)と友愛精神」(和、絆、民度)を一体不可分に伴ない、「共鳴関係論」を歴史パラダイムとして、やがて新しい「海王星」による美しいビジョンがもたらされていくことになります。

これらの方向性へと進んでいくことを意識に留めておかれると、今後の時代の流れとともにある「天運」が伴いやすくなります。

少し小難しいご説明をいたしますと、宝瓶宮時代のアストロロジー[星学]は、宇宙の根幹法則「基本三数」などの本質をふまえて、現実的な地上の歴史社会や個人との共鳴関係をリーディングします。

宝瓶宮時代の宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」に基づくために、エネルギー波動世界や根幹法則といった「本質宇宙」に基づいて、歴史的にも、社会的にも、個人的にも、実際的なリーディングが可能です。


【One Point】 たとえば「光」は宇宙の根幹にかかわる実在です。

このことは、アインシュタインの「E=mc2」(エネルギー=質量×光の速さの2乗)からもみえてきます。

その光が「三原色」から成り立っていることの意味は、宇宙この世界が「基本三数」を根幹法則として成り立っていることの一例になっています。




≪本質的なエネルギー宇宙≫

結論的に申し上げます。

本来の「ホロスコープ」の本体構造は、宇宙の構造を模した「基本三数」の象意構造を伴っています。

信じる信じないはご自由ですが、それに基づいてリーディングと検証をしてきた結果からもそういえます。

そのため、誰もが抱くように「ホロスコープはなぜそのような象意になっているのか?」という疑問に客観性をもって答えることができます。

要は、宇宙を模したホロスコープなので、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」やその展開の「数理法則」の12数を本意(基本の象意、ほんとうの象意)として、ひも解いていけば見えてくるというお話です。

ここで、ご留意すべきことがあります。

私たちが「宇宙」と呼ぶとき、科学者自身が、まだ5パーセントしか解明されていないと認めている「物理宇宙」を思い浮かべることです。

そこに留まらないのが本来の宇宙です。

物理宇宙の根底には「本質宇宙」があって、時空を超越した「エネルギー宇宙」や「法則宇宙」によって物理宇宙が138億年間も存在し、その一員の太陽系や地上との共鳴関係が、時空を越えてもたらされていることです。

そこに「ホロスコープ」の本意が潜んでいます。

であるために、「基本三数」やその展開の「数理法則」(12数)また星たちの「配列法則」によって現実的なリーディングが可能です。


【One Point】 宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」が象わす空間域は「宇宙」です。

物理宇宙にとどまらず、エネルギー宇宙や根幹法則など「本質宇宙」が重要になります。。

「現実を見抜くホロスコープ」は、そこから可能になってまいります。









イーロン・マスクを読む
2022.12.22
[ツイッター現CEO]― クオリアルな星の配置 ―


最高か最低か自分が試されるソーラーチャート



矢継ぎ早のツイッター改革で話題のイーロン・マスク氏。

自らを「言論の自由絶対主義者」と自負していることとも関係して、かつては民主党支持でバイデンに投票した彼ですが、大富豪税とポリコレによる言論統制に反対して、今年2022年に民主党不支持を表明しました。

世界で初めて個人資産が3,000億ドルを超えた彼は、ツイッター買収が完了した今年2022年10月27日の直後に、CEOを含む全役員を解雇し、約3分の2のスタッフをレイオフ(一時解雇)して不当な言論操作を排除しました。

それぞれのお立場で概況はご存じだと思いますが、どんなホロスコープ(出生天球図)を持つ人物なのか、ちょっとのぞいてみました。



≪イーロンのソーラーチャート≫

「アメリカで最も革新的なリーダー」に2019年の「フォーブス」でアマゾンのCEOと並んで1位に選ばれたイーロン・マスク氏は、宇宙開発企業「スペースX」創設者また電気自動車企業「テスラ」共同創設者/CEO(テクノキング・オブ・テスラ)など、多くの企業を創設したことでも知られています。

かつてアパルトヘイトで有名な南アフリカ共和国の生まれで、出生時間が不明なため「ソーラーチャート」で作成しています。




【One Point】 当サイトでは出生時間が不明な場合、正午12時に設定するのではなく、正確を期して日の出の時刻の「太陽」をベースにハウスホイールの「ソーラーチャート」で出力しています。

そのため、動きの早い月は当日に動く度数を記しています。





≪大きな特徴は3つ≫

どういった「ソーラーチャート」なのか、ホロスコープを読めるかたはご覧になられてください。

いかがでしょうか。

「太陽」と「月」は許容度数(オーブ)10度でアスペクト(座相)をとり、それ以外の星は6度でとっています。

彼の場合「太陽」がとる五分(クインタイル=72度)はなく、ソーラーチャートのどこにもYOD(ヨッド=150/150/60度)がないため、上掲のソーラーチャートでは、西洋占星術でいうマイナー・アスペクトは用いていません。

彼の場合、次の3つが特徴になっています。

1、蟹宮の「太陽」で「天王星」と「冥王星」が下方矩(ロウアー・スクエア=90度)であること。

2、射手宮の影響圏(蠍宮)にある「木星&海王星」が合(コンジャクション=0度)で、これに双子宮の「土星」が衝(オポジション=180度)をとっており、その土星には乙女宮の「冥王星」が三分(トライン=120度)をとり、調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけていること。

3、さらに、午前中の生まれの場合、乙女宮の「月」が軸となって上記の衝=180度とT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成すること。


【One Point】 “吉凶解釈”をされる方が上掲のソーラーチャートを見たら、「ひどいホロスコープだ!」と思うでしょう。

ですが、世界一の大富豪イーロン・マスクのものだと知ったら「いや、出生時間によって大きく変わるから…」とおっしゃるかもしれません。ですが、さほど星の配置は変わりません。



≪“吉凶解釈”でみてみると≫

“吉凶解釈”で“大吉星”とされる「木星」は“凶星”の「海王星」と合=0度で、両星は“大凶星”とされる「土星」と衝=180度です。

さらに“吉座相”とされる三分=120度は、“大凶星”とされる土星と同じく“凶星”とされる「冥王星」の“最凶コンビ”があり、もう一つある三分=120度は「金星」と「火星」です。

個人にとって重要な「太陽」と「月」は“凶座相”とされる矩(スクエア=90度)しかなく、しかも複数あります。

「太陽と月」自体は“弱い吉座相”とされる六分(セクスタイル=60度)です。

このように“吉凶解釈”でみると、明らかに“凶意”の強すぎるホロスコープで、これが世界一の大富豪のものかと疑問に思うでしょう。


【One Point】 “吉凶解釈”は現実にそぐわず、間違いなのはこのサイトをご高覧の皆さまはご存じのとおりです。

客観的にリーディングをすれば、理想を夢見る側面とシビアに現実を見る両面性を強く持っています。

詳細は後述いたしますが、両極端で常人にはいくぶん使いこなしにくいソーラーチャートです。



≪情感豊かなウルトラ・リアリスト≫

“吉凶解釈”ではなく、宇宙の根幹法則「基本三数」からみると、次のようにリーディングできます。



A) 単なる夢想家(ロマンチスト)ではなく、かなりの現実主義者(リアリスト)です。

夢や大望を前向きに抱いていくのと同時に、それが夢想に終わることのない超現実主義(ウルトラ・リアリスト)で、情感を伴なった深層の精神意識にもとづいて、現実の大変革を行なっていくタイプです。

彼にとって、たとえば「人類を救う」といった夢は“宇宙の真実”に通じ、超現実的なものとして深層にあることに特徴があります。

B) 蟹宮生まれ(太陽)でもあることなどから、情感面や深層の精神意識の象意を強く持ち、それが個性であると同時に奥深い変革マインドを持っていることが彼の特徴です。

ふつうの人なら、試練や課題やプレッシャーに潰れてしまうほどですが、彼は内面にデリカシーを持ちながらも、現実的にはタフでもあり、新しいものを次々に生みだし現実改革(変革)をしていく星の配置になっています。

意識の深層や壮年期がそうだということで、幼児期や子供の頃など若いときは課題や試練が多く、そこでの体験の中から、持ち前の運勢を交えつつ、実力や人格を身につけて組織や社会のトップにも立てるようになる運勢です。


【One Point】 「蟹宮」に象意を持つ人は、一般に親の庇護下にあるときは従順で大人しく、社会に出て経験を積むほどに頭角を現わすタイプがいます。

歴史的には子供の頃に「うつけ」と蔑まれた織田信長がそうですし、現代では森元首相なども蟹宮生まれ(太陽)です。



≪大成功か大失敗か≫

簡単にポイント解説をしておきます。

「木星&海王星」の合=0度は、ホロスコープを学んでいればどなたでも分かるでしょう。

“夢見る理想主義者”(ロマンチスト)になりやすく、彼の場合は射手宮の影響圏にあることから、前向きな楽観主義者の側面が出てきます。

一方、彼の最大の特徴は、上述の“ロマン”に留まらず、両星が“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」を衝=180度としていて、理想面と現実面の両面性を強く持っており、さらに「土星」が「冥王星」を下三分=120度としているところにあります。

こちらは“理想”とは正反対で、両極端にも出やすいのでご注意が必要なのですが、現実を超越した大改革や大変革といったウルトラ・リアリストの側面を持っていて、「太陽」との関係からも誤魔化すことなく真実を探求し、クオリアルに現実を変革していくことが可能です。

その方向性いかんで、彼に運勢が伴うか否か「運命の分れ目」をもたらす星の配置になっています。

大成功か大失敗かです。


【One Point】 もし、彼がデリケートな蟹宮の「太陽」ではなく「天王星」や「冥王星」が下方矩=90度でなければ、ここまでの成功はなかったでしょう。

自由への精神や弱者救済の深層意識に欠け、自身のわがままな夢や傲慢な頑固さによって、身を滅ぼす可能性が高いからです。









海王星が順行に戻るとき
2022.11.19
[12月4日] ― 旧時代の終わりのはじまり ―


双魚宮時代の終焉へと向かいはじめる順行転換



約5か月ほど前の6月末から逆行中だった「海王星」が12月4日に順行に戻ります。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが、ようやく一段落へと向かっていくスタートになるものです。

なぜなら、来年2023年3月に魚宮25度を超えていく海王星は、12サイン(宮)のはじまりである「春分点」の影響圏を進んでいくからです。

波動的ながら宝瓶宮時代が正式にはじまった1989年、東西を隔てた象徴「ベルリンの壁崩壊」に続く「東西冷戦の終結宣言」に似た時代変化のときを迎えるでしょう。

ご納得いただけるかどうかは分かりませんが、双魚宮時代が完全に終わっていくことになるからです。



≪まだ見ぬ理想:世界≫

少し海王星について触れておきます。

海王星は19世紀の中頃、1846年に発見されました。

当時の象意、すなわち双魚宮時代の海王星の象意は“まだ見ぬ理想”でした。

“見果てぬ夢”と言ってもいいのですが、実現不能な叶わぬ“幻想”です。

海王星の発見からわずか2年後、1848年にフォックス姉妹事件こと「ポルタ―ガイスト現象」が起こります。

大々的に報道されたこの事件によって、霊の実在証明がなされたとばかりに、世界的な「心霊ブーム」(近代スピリチュアリズム)が巻き起こりました。

海王星の象意によるまだ見ぬ霊界への関心が沸騰し、以後、イギリスなどで降霊術が盛んに行なわれます。


【One Point】 霊媒師の口を借りて死者の言葉を語る降霊術は、バイブレーションの粗い地上と波長があう霊の言葉は信じるに足りないことが多いものです。

また、真実に近い高い霊の言葉は、中間に“翻訳霊”が必要なために、伝言ゲームと同じで、正しく伝わるかが怪しくなります。




≪2つの共産主義の経緯≫



もう一つ、類似の出来事が同じ1848年に起こりました。

マルクス(1818-1883)らによる『共産党宣言』の上梓です。

ここから世界的な共産主義運動が広がっていくのですが、科学的という名の観念的な弁証論によって、まだ見ぬ理想世界すなわち共産主義理想社会が必然的に訪れると信じ込んだ“信仰的思想”でした。

これはのちの武力による共産主義運動とは異なる「空想的共産主義」(理想)です。

海王星の象意によって起きた「心霊ブーム」と「空想的共産主義」の両者は、一見、正反対のカテゴリーに属しますが、“まだ見ぬ理想”を想い描いた点で共通です。

ちなみに、後年、レーニン(1870-1924)は「共産主義革命は武力でしか成しえない」と1917年に武力でロシア共産革命を起こし成功したことで、以降は武力肯定の「マルクス・レーニン主義」(実際の共産主義)へと変わっていった経緯があります。


【One Point】 現代占星術(狭義の西洋占星術)も同様です。

海王星発見後の19世紀後半にはじまった現代占星術は、学び、研究し、勉強すれば、いつかは当たるようになると、まだ見ぬ理想を抱いています。

理論なき秘境占星術では無理なことに気づいていません。




≪双魚宮時代の終わりと復活≫

20世紀の共産主義(マルクス・レーニン主義)は「人類の壮大な実験」と呼ばれました。

ご存じのように、第二次世界大戦後の「東西冷戦」を経て旧ソ連、中国、北朝鮮の共産主義国(社会主義国)は経済矛盾を露呈し、軍拡競争に敗れると、米ソ首脳による1989年12月の「東西冷戦の終結宣言」とともに東側諸国(共産主義陣営)の盟主「ソ連」は崩壊へと向かいます。

現実的な事由はともかく、アストロロジーからいえば、人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって宝瓶宮時代が正式にはじまり、海王星を支配星とした“労働者vs資本家”といった階級闘争などによる「対立二元論」の「双魚宮時代」が終わったからです。

結局、海王星の発見とともにはじまった共産主義思想でしたが、海王星を支配星とする「双魚宮時代」の終わりとともに、幕を下ろしたカタチです。

ここには人類史的な奥深い意味があるのですが、ご説明が長くなりますので、機会をみて申し述べさせていただきたいと存じます。


【One Point】 いずれにしても、終わったはずの「双魚宮時代」は、ホロスコープを1周した海王星が自らの共鳴サイン(宮)魚宮の影響圏また魚宮をトランシット(運行)していくことで再燃しました。

2009年以降「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション(時代変化)がはじまったからです。




≪時代変化を象わす土星外惑星≫

海王星のディレクションはジワジワと現実化し、いつの間にか“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとした、かつての双魚宮時代の社会風潮へと後戻りしてきたこの13年間でした。

以前の共産主義国家や現在の専制国家つまり「ロシア」(旧ソ連)や「中国」や「北朝鮮」による軍事力による覇権侵出です。

そして今年2022年は「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最後のピークを迎えている「交錯」の時代になっています。

なぜなら、宝瓶宮時代を推し進める「深層の精神意識の変革」のデレクションが、昨年2021年12月から今年2022年は緒についたばかりながら、動き出しはじめたからです。


【One Point】 海王星は、牡羊宮の影響圏へと進んだあと影響圏内で逆行はしても魚宮25度以前に戻ることはなく、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションを一段落させていきます。

「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションへと来年2023年3月から移行していきます。




≪新しい海王星の象意≫

魚宮25度以降の牡羊宮の影響圏を経て、いずれ「春分点」(牡羊宮0度)を超えていく海王星は、かつての双魚宮時代とは微妙に象意が異なってまいります。

なぜなら、真実が明らかになっていく宝瓶宮時代が実質的なスタートを迎えていくために、発見当時の“まだ見ぬ理想”といった古い象意ではなくなっていくからです。

もはや「対立二元論」の時代ではなく「共鳴関係論」の時代が実質的にはじまっていくことから、双魚宮時代の支配星だった「海王星」やかつての「木星」は、今後は宝瓶宮時代の現実理想(Reality Ideal)やクオリチュアルにかかわる重要な役割を果たしていくことになります。

木星に関する役割は「水星編-射手宮」でご説明を差し上げたとおりです。

海王星は、実現可能な“美しいヴィジョン”をもたらす新しい象意へと社会変化とともに徐々に変わっていくことになるのです。


【One Point】 アストロロジカル・エイジ(占星学的な時代区分)や社会変化に伴ない星の象意は相応に変わっていきます。

ごく一例ですが、かつては“凶星”とされた「金星」が、近年では“吉星”と解釈されるようになったのはその一つです。

[注] “吉凶解釈”自体は誤りなのでご注意ください。





※上図は赤外線によるジェームス・ウエッブ宇宙望遠鏡による最新の海王星画像です。
輪っかがあることが、ご確認できますでしょうか。

“現実”を象わす土星には明確な輪があります。

また、現実の変化・改革を象わす天王星にも縦方向の輪があります。

今般、赤外線画像ながら海王星にも輪があることが確認された以上、相応に現実にかかわる象意を持つようになっていくことを象徴する出来事です。









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