新型コロナと牡牛宮の天王星
2022.05.19
 
新型コロナと牡牛宮をトランシットする天王星
― 「日常生活の転換」のデレクション ―



◆「初公開! 牡牛宮をトランシットする天王星が象わす社会変化



牡牛宮をトランシット中の「天王星」は、「日常生活の転換」のデレクションを象わします。

昨今の「新型コロナ」によるここ数年間の日常生活や現実社会への影響をみても、それは明らかでしょう。

天王星が共鳴サイン(宮)の下方矩=90度「牡牛宮」をトランシットする「星のデレクション」は、個人の深層の精神意識や日本戦後の現体制にもかかわります。

それは次回にゆずるとして、今回は日常生活の転換にスポットをあてます。

今年2022年5月に牡牛宮15度を越えていくことで、ようやく“ピーク・アウト”の可能性が出てきました。




≪「星のデレクション」の重要性≫

「星のデレクション」は、宝瓶宮占星学が独自に解明した宇宙法則に基づくリーディングです。

個人的な運勢変化をはじめ、社会変化や時代変化またその方向性などをリーディングできます。

現在は、「歴史パラダイム」の転換にともなう大きな時代の移行期にあるために、「星のデレクション」のリーディングは重要です。

新しい宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)へ進む歴史の大河の流れと、過去の双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)に戻ったかのような、逆流が渦巻く錯綜した時代状況のなかにあるからです。

このような時代においては、どのような方向に進むのか、そのご判断が明日の命運を分けることになります。

「天運」がともにある時代の流れの方向に進むのか、それとも、いずれは沈みゆく“ドロ舟”に乗ってしまうのか、ご判断が重要になるのです。

新しい歴史パラダイムの時代に向かっている以上、判断基準がこれまでとは異なってくることが起こりえます。

そのため、過去を踏襲しただけのご判断が、必ずしも正しいとはかぎらないことが増えつつあります。


【One Point】 また、タイミングの問題もあります。

まったく同じご判断でも、昨日と明日とでは、結果が違うことが起きるのが転換期です。

過去に正しかったことが、明日も正しいとはかぎらず、昨日は間違っていても、明日は正しいといったことが起こりうるからです。




≪新型コロナの感染拡大と天王星の動き≫

公表されている新型コロナの感染確認の時期をみてみましょう。

世界では、中国武漢で2019年12月に「初感染」が確認されています。

これは、公式に発表せざるをえなくなった時点を意味します。

うがった見方だと思われるかもしれませんが、感染拡大はもはや時間の問題となったゆえに、隠しとおせなくなって発表したともいえます。

実際、日本での初感染の確認は、翌月2020年1月15日で、瞬く間に世界に広がっていきました。


【One Point】 毎年の流行感冒インフルエンザとは異なり、ふだんはない「新型コロナ」です。

世界で最初の確認の場合、症状をみてすぐに「はい、新型コロナです」といった確定はできません。

逆に、「新型コロナ」だとすぐにわかるのは、その要因を知っていたからになります。




≪天王星の牡牛宮入宮≫

新型コロナが初確認されたあたりの天王星の動きが気になりました。

天王星の象意は、一般的な常識とは異なりますので、多くの場合、異常な変化の出来事をもたらします。

それは、「天王星のデレクション」(運勢変化)の特徴です。

ちなみに、吉凶は関係がありません。

「万事塞翁が馬」「禍福はあざなえる縄のごとし」といった意味を知っていれば、だれでもわかることです。

トランシットの天王星は、2017年5月と翌年2018年3月に牡羊宮25度を越えて、牡牛宮の影響圏に入りました。

正式な牡牛宮への入宮は2019年3月です。

その後、天王星は行きつ戻りつしつつ、今月2022年5月に牡牛宮15度を越えました。


【One Point】 天王星の牡牛宮への正式入宮も、新型コロナの初感染の確認も2019年です。

日常生活などを象わす牡牛宮を、転換や変化を象わす天王星がトランシットしはじめたことによって、日本をはじめ、世界の社会状況は大きく変わっていきました。




≪天王星の変質象意≫

さて、星には「本意」(本質的な象意)と、それに基づく「個別象意」、時代によって変わる「変質象意」があります。

「本意」というのは、根本の宇宙法則にもとづいた“本当の象意”(基本の象意)で、宇宙この世界をつらぬいている根本法則の「基本三数」(数理法則)や「配列法則」から見出すことができます。

現代の西洋占星術は、このような根本理論がありません。

過去からの象意を個人的に「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しつつ占断する主観的なオカルト占い(神秘占星術、秘境占星術)だからです。

同じ「ホロスコープ」を用いても、宇宙に基づいた客観的な根本理論がないために、アストロロジーとは天地ほど異なるのですが、占星術関係者は気づいていないようです。

それはそれとして、天王星にも3パターンの象意が同様に認められます。



【One Point】 現代占星術でいう「改革」という天王星の象意は、過去の双魚宮時代における変質象意です。

普遍的なものではありません。

宝瓶宮時代が正式にはじまった以上、天王星がもたらしてき改革は、漸次、必要なくなっていくためです。



≪日本の現体制は「牡牛宮」≫

日本にとって、「牡牛宮」のデレクションは重要です。

戦後日本の「現体制」は、戦前の海外などを象わす射手宮から、日常生活やアメニティー(快適性)を象わす牡牛宮に変わりました。

それゆえ昨今、牡牛宮をトランシットする天王星のデレクションは、日本にとって影響力が大きく、「現体制」や「日常生活」を変えていかざるをえない働きをもたらしています。

その示唆は、過去の状態やこれまでふつうとされてきたものが、大なり小なり通用しにくくなるなど、変化や転換がもたらされる「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)となって象われます。

その一つが新型コロナとなっているのは、容易にご理解いただけるでしょう。

ですが、天王星が今年2022年5月に牡牛宮の15度を越えていくことで、ピークアウトの可能性が出てきたことがリーディングできます。

ただし、次のお正月前後にいったん14度まで戻りますので、本格的に牡牛宮の後半を天王星がトランシットするのは、それ以降のことになります。


【One Point】 ご参考に書いておきます。

日本の「民族性」は魚宮で象わされます。

「国体」は水瓶宮です。

そして、戦後の「現体制」は牡牛宮で象わされるようになりました。

これらのことに関しましては、宝瓶宮占星学サイトの「日本は何座宮」をご参照ください。



【天王星が牡牛宮15度を通過する意味】



西洋占星術では語られませんが、「蠍宮15度」は、人知れず起きた「宝瓶宮時代のビッグバン」にかかわる特別なポイントです。

双魚宮時代の占星術が終焉に向かいはじめた、秘密のアストロロジカル・ポイントでもあります。

このことは、ホロスコープを「理論解釈」する新しいアストロロジーのはじまりを意味します。

その正反対の位置、「牡牛宮15度」を宝瓶宮時代の共鳴星の天王星が通過していくことは、案外と深い意味をもちます。

深奥の内面性と現実の日常生活の両面的な時代的転換点を象わすためです。









プーチンの運勢とウ侵攻
2022.04.28
 
「正弦波ホロスコープ」でみるプーチン氏の現状
― 波動リーディング:試論 ―



◆「関係変化の運勢を受け権力維持を図ったプーチン氏



お騒がせのプーチン氏の昨今の運勢とウクライナ侵攻を「波動リーディング」でお届けいたします。

宝瓶宮占星学の第3章は「宇宙波動編」で、初公開「正弦波ホロスコープ」の波動リーディング試論です。

宝瓶宮占星学のホロスコープと同じで、宇宙この世界の根本法則「基本三数」のセオリーに変わりはありません。

何かのご参考になれば幸いです。



≪正弦波ホロスコープ≫

まずは、下図をご高覧ください。

プーチン氏の現在の運勢とウクライナ侵攻を読む、波動リーディングのための「正弦波ホロスコープ」(仮称)を図示したものです。

世界初公開です。

といっても、試論なのでご了承ください。






【One Point】 上掲の図は、昨今のプーチン氏の運勢とウクライナ侵攻を正弦波(Sine wave)の「星波」であらわしたものです。

細かな部分は省いて、ポイントのみを図示しています。

左側の星波(Sine wave)がプーチン氏の現在の運勢で、右側の星波がウクライナ侵攻を象わしたものです。



≪権力の危機にあるプーチン氏≫

まず、プーチン氏の運勢からご紹介してまいります。

上図左側の星波こと「プーチン氏の運勢波動」からは、プーチン氏個人というよりも歴史的な影響を受けた昨今のプーチン氏の運勢であることがリーディングできます。

ロシアのウクライナ侵攻には、歴史的な背景があるということです。

冥王星、海王星、天王星の土星外惑星(トランス・サタニアン)、そして誤魔化すことのできない現実を象わす土星の位置からそのことがわかります。

それはそれとして、プーチン氏が「権力者」の運勢を生まれもつことが大前提にあります。

プーチン氏の権力者の運勢はTOPに立ったからといって、それで終わりではありません。

権力の維持のために、次々と何らかのほかの権力と戦わざるをえない運勢になっています。


【One Point】 TOPの運勢はえてしてそういうものですが、プーチン氏はとくに顕著です。

上掲の正弦波ホロスコープからは、現在、プーチン氏がそういった運勢期にあることが二重三重にもリーディングできます。



≪双魚宮時代の既成概念≫

プーチン氏が権力者の運勢を生まれもつことは、上掲の図では一番左の最上部に記された冥王星の位置が示しています。

実際にホロスコープ(出生天球図)をみても、最上部のMC(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)に合(コンジャクション=0度)の冥王星を第10ハウス(室)に生まれもつプーチン氏です。

生まれながらに権力者となるべき宿命(運勢)を象わします。

次に、正弦波ホロスコープの左側の星波をみますと、プーチン氏の出生時の太陽に合=0度の土星が最下部に移動してきている昨今です。

解釈を間違える占星師が多い土星ですが、誤魔化すことのできない現実を象わす土星が最下部にあることから、プーチン氏はこれまでの権力者の現状が通用しにくくなっている昨今であることがわかります。

そこで、権力者の地位を維持しようと打って出たのが、ウクライナ侵攻であることが上掲の正弦波ホロスコープの波動リーディングからみえてきます。

右側の星波の最下部に、左側の星波の最下部に位置する土星と、同じ位置にプーチン氏の権力を象わす冥王星がきているからです。

これは現実化した権力の危機を象わしており、それによるウクライナ侵攻になっています。


【One Point】 かつての共産主義帝国、ロシアにおいて、「国民は強いリーダーを求めている」という双魚宮時代の古い観念がプーチン氏にはあるようです。

「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションの末期なので、とくにそうなりやすいのですが、もはや宝瓶宮時代は権力の時代ではないので、反発を受けるのは必至です。



≪同位ライン上の海王星≫

プーチン氏は現在、トランシットの海王星の同位デレクションを受けています。

同位ライン上にある海王星がそうです。

そのため、海王星がもたらしている「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションを受けやすくなっています。

「夢よもう一度」とばかりに、海王星によって見果てぬ夢や幻想を抱き、勘違いや事実誤認によって権力維持のために、ウクライナ侵攻を決断したことがリーディングできます。

一方で、善意や理想のビジョンなど美しい象意をもつ海王星ですが、国家権力が絡むと覇権妄想や軍事力誇示につながりますのでご注意も必要です。


【One Point】 吉凶に関係なく、誤魔化すことのできない現実を象わす土星と正反対の非現実的な象意を悲喜こもごもにもつ海王星です。

どちらが良いとか悪いではなく、その象意や波動を正しく知って、活かせるか活かせないかの問題です。



≪関係変化は避けられない≫

もう一つ、昨今の天王星もプーチン氏にとっては要注意です。

上掲の正弦波ホロスコープで、左の星波のど真ん中に位置する天王星は、上下左右いずれの方向にも周囲との関係性が変化していく可能性がある昨今であることを象わしています。

プーチン氏は、これまでの関係性を維持できなくなっていることがリーディングできるのです。

そのため、大統領職にかかわる従来の関係維持が困難になりつつある現状です。

いつもは冷静もしくは冷酷さのあるプーチン氏も、上述のような運勢変化に思うようにいかず、焦っていることがリーディングできます。


【One Point】 四面楚歌に似た星の配置です。

人智ではあらがいがたい「宇宙波動エネルギー」なので、焦ってもしかたありません。

周囲との関係変化は、もはや避けがたく、結局、ウクライナ侵攻を決断しても、いずれは失職などの関係変化がもたらされることになりそうです。



≪時代の方向性を見失わない≫

以上、簡略ですがプーチン氏に働く現在の運勢デレクションを、初公開の「正弦波ホロスコープ」による波動リーディングによってお届けいたしました。

宝瓶宮占星学 「第3章 宇宙波動編/宝瓶星学:序章」における試論です。

セオリーは、宇宙この世界をつらぬく根本法則「基本三数」(数理法則)による宝瓶宮占星学のホロスコープ・リーディングと同じで変わりません。

「宇宙波動エネルギー」による運勢変化を、初公開の「正弦波ホロスコープ」(仮称)の波動リーディングによってご紹介してみました。

2009年からはじまった「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションは、もはや末期に至っていますので、双魚宮時代と見紛う「ウクライナ侵攻」のような出来事が起こります。

それはそうですが、だからこそ時代の底流で着々と進んでいる宝瓶宮時代の方向性を見失わないことが重要です。

そのほうが時代の流れとマッチして運勢的によいからです。


【One Point】 プーチン氏が、双魚宮時代の“支配/被支配”の「対立二元論」にとらわれずに、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」によって、友愛精神(和、絆、民度:人類愛)を発揮されて、正しい選択や決断をしていたら運勢はまた違ったものになります。



【星は移動し運勢をもたらす】

出生時は最上部にあって、「権力者」の宿命(運勢)をプーチン氏にもたらしていた冥王星でした。

しかし、生後70年近く経って昨今は、「正弦波ホロスコープ」に図示したように最下部に移動してきました。

この意味は、生まれもつ権力者の運勢が通用しにくくなり、権力基盤が不安定になるなど、危機を迎えていることを意味します。

のみならず、大統領職における従来の関係性までもが揺らいでいる昨今であることが、天王星などからもリーディングできます。









ウクライナ侵攻を読む
2022.04.19
 
[新ホラリー占星学] ウクライナ侵攻を読む
― 同じ穴のムジナの争い ―



◆「善悪判断よりも戦争報道(情報)を見抜く必要性



「ロシアのウクライナ侵攻」から2か月が経とうとしています。

深層はいったい何ゆえなのでしょうか。

宝瓶宮占星学のホラリー・ホロスコープからリーディングしてみました。



≪侵攻時のホロスコープ≫

仕方がありません。

強烈なリクエストとプッシュがありましたので、「ロシアのウクライナ侵攻」をお届けいたします。

まずは、次のホラリー・ホロスコープをご覧ください。

なぜ、今まで「ロシアのウクライナ侵攻」をスルーして、記事を掲載しなかったのかも象わされています。





【One Point】  現地時間の朝5時です。

一見、現代占星術と同じホロスコープなのですが、宝瓶宮占星学の「ホラリー・ホロスコープ」(設時天球図)です。

以下のリーディング解釈は、新しい「アストロロジー」の基礎理論に基づくものです。

ご了承ください。



≪通常だけでないリーディング≫

早速、リーディングをお届けいたします。

全部は書きませんが、ウクライナ侵攻の起因などが見事に象わされていました。

プーチン側ロシアは、「天秤宮24度」のASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)で象わされ、天秤宮の共鳴星、山羊宮21度の「金星」に象徴されています。

一方、ゼレンスキー側ウクライナは、これに対して「牡羊宮24度」のDES(Desendant:ディセンダント=下降点)で、牡羊宮の共鳴星、山羊宮22度の「火星」によって象徴されています。

通常、ロシア側の「天秤宮」や「金星」は、“平和主義者”になります。

逆に、ウクライナ側の「牡羊宮」や「火星」は、“闘い”や“戦争”として解釈されます。

それが通常です。

間違っているとまではいえませんが、それだけだと「?マーク」が脳裏に浮かぶかたも多いのではないでしょうか。

では、引き続き次のリーディングをご高覧ください。


【One Point】  星の象意は、ホロスコープの種類によって変わることがあります。

たとえば、通常のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)と、事件や事故のホラリー・ホロスコープ、また政治経済のマンデン・ホロスコープとでは、星の象意や当てはめ方が異なってくることがあります。



≪どちらもムジナの類≫

上掲のホロスコープでは、プーチン/ロシア側を象わす「金星」と、ゼレンスキー/ウクライナ側を象わす「火星」は1度違いで、ほぼジャストの合(コンジャクション=0度)を形成しています。

象意の交錯が生じており、どっちもどっちだとリーディングできます。

さらに申し上げますと、「金星&火星」の合=0度は、世俗の“権力”を象わす「冥王星」を交えて、三重合(トリプル・コンジャクション=0・0・0度)を形成しています。

両者また両国とも、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(2009~2023+)による“支配/被支配”の古い権力闘争に陥っており、かかわりたくはありません。

要は、プーチンとゼレンスキーは「同じ穴のムジナ」で“権力亡者”といった側面が強いことがリーディングできます。

似た者どうしの「うちわもめ」同然なので、後述いたします極東アジア情勢に関係がなければ、戦争報道や情報のとらえかたをお伝えすれば済んだでしょう。


【One Point】  ご参考にプーチン氏とゼレンスキー氏のホロスコープ(出生天球図)をみてみました。

「冥王星」がMC=南中点に合=0度がプーチン氏で、「冥王星」がASC=上昇点に下三分(ロウアートライン=120度)のゼレンスキー氏でした。

やはり、どちらも“権力志向”が強く、そのような運勢です。



≪ウクライナ侵攻の深層≫

さて、なぜ「ウクライナ侵攻」を起こしたのか、その“深層”をリーディングしてみましょう。

次の2つです。

1つめは、「IC=北中点」に「冥王星」が合=0度をとっていることから、まぎれもなく“権力支配”が深層にあることがわかります。

それはロシア側のプーチン氏だけでなく、詳細なご説明は省きますが、上掲のホラリー・ホロスコープと、ゼレンスキー氏のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)から、ゼレンスキー氏にも同じ要因があることがリーディングできます。

2つめは、IC=北中点が「水瓶宮」で、その共鳴星「天王星」が牡牛宮にあることから、プーチンはモスクワ防衛を図った一面がみえてきます。

しかしながら、通常であれば“平和主義”の象意とされる天秤宮生まれ(太陽)のプーチン氏ですが、蠍宮をASC=上昇点を生まれもつために、“攻撃的防御”や“権力維持”によって「ウクライナ侵攻」に至った側面がみえてきます。

それはともかく私たち日本に重要なのは、牡牛宮11度の「天王星」と水瓶宮9度の「水星」が、矩(スクエア=90度)を形成していることなのです。


【One Point】  それが「ウクライナ侵攻」を取り上げなかった理由です。

宝瓶宮占星学サイトの「今週の運勢」でも示唆していたように、「ウクライナ侵攻」に関してとくに日本の報道や情報が、あることないこと虚実入り混じったものなることを象わすためです。

“知識”(情報)や“報道”を象わす「水星」が水瓶宮にあって、その水瓶宮の共鳴星「天王星」と矩=90度を形成しているために、報道や情報などに関する信憑性の問題が生じやすい「ウクライナ侵攻」になっています。

もともと、戦争に関する報道や情報自体がそういうものであるうえに、これではリーディングをアップしても、容易にはご理解を頂けないし記事をアップする意味が激減します。



≪極東アジアの視点から≫

今回の「星講座 Vol.4」に詳しく書いた特別コンテンツ「ロシアのウクライナ侵攻…情報編」のとおりです。

日本においては、共鳴関係によって「水瓶宮」で象わされる“国体”と「牡牛宮」で象わされる“現体制”とが絡んできますので、どの情報(報道)が信用できるのかが判別できなくなるためです。

そういったことがリーディングできていましたので、取り上げても意味がないと考えていたのです。

ただし、決定的なことがあります。

武力攻撃といった手段に出たロシア側プーチンは、自由民主主義にも今後の宝瓶宮時代にも沿わないのでアウトです。

次に重要なのは、「ロシアのウクライナ侵攻」を看過すれば、日本の近隣諸国から同じような暴挙に出る国がでないとはかぎりません。

そのため、極東アジアはもちろん世界の安全維持に向けて、各国と協調して有効な対処措置を日本もとっていくことが必要です。


【One Point】  どちらが正しいとか間違っているとか、「善悪」「吉凶」など「対立二元論」を言っているのではありません。

「水星」と「天王星」の矩=90度を、「共鳴関係論」によって高め、現実的に適応していかなければならないのです。



≪日本人へのうながし≫

重要な内容なので付記しておきます。

「ロシアのウクライナ侵攻」は「冥王星」がポイントになっています。

「冥王星」は、深層の精神意識(霊性、深層心理)などを象わすIC=北中点に合=0度で、「水瓶宮」のカスプ(尖点=象意の最も強い点:境界線)とわずか1度差です。

この意味は、「ロシアのウクライナ侵攻」という出来事が、昨年2021年12月から正式に影響圏入りをしてはじまった「冥王星」による深層の「精神意識の変革のデレクション」にかかわっていることを示します。

通常のホロスコープ解釈からは見えてきませんが、遠い東欧の出来事ながら、日本人への当該デレクションのうながしになっているのです。

そのため、「ロシアのウクライナ侵攻」によって、心の痛みや不安また恐怖やザワツキを感じておられるかたもいらっしゃると思いますが、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革につなげていかれるとよいでしょう。

「共鳴関係論」や「友愛精神」(和、絆、民度)に昇華させることが有用です。


【One Point】  時の流れとともにある「天運」(宇宙波動エネルギー)は、そのような方向に動いています。

“負の戦争”の時代(情報戦、心理戦、サイバー戦)に向かっています。

“総集編”ともいえる今回の「星講座 Vol.4 水星特集」は、そんな情報や戦争報道の見方をメインにお届けしています。









橋下「炎上商法」を読む
2022.04.06
 
橋下「炎上商法」を読む
― 変節ではなく彼の性分と作戦 ―



◆「ナナメった発言で注目を集めるのが狙い?」



またぞろ橋下発言が話題になりました。

「ウクライナはロシアに降伏せよ!」といった1か月ほど前の発言です。

これは彼の「炎上商法」(作戦)ともいえそうです。

周囲が騒ぐほど話題になり、マスメディアへの露出や登場頻度が増えるという狙いが、どこか透けてみえるからです。



≪茶髪の風雲児≫

彼がマスメディアに登場したのは、以前は知りませんが、「行列のできる法律相談所」に弁護士としてのレギュラー出演でした。

当時、真面目でお堅いイメージのある弁護士らしからぬ“茶髪の風雲児”と呼ばれていたのを覚えています。

その発言は、意外性のある果敢なもので、一定の人気があり、評価を得ていました。

その後、「大阪都構想」とともに大阪維新の会を立ち上げ、知事選に打って出ると、見事、当選を果たしたのはご存じのとおりです。

結局、2020年11月1日に「大阪都構想」の是非を問う住民投票が行なわれ、僅差で敗れると、当時の役職大阪市長をあっさりと辞めて政界を引退しました。

投票数に対してわずか1.26%差、17,167票での敗北でした。



≪非常識な発言を狙ってる≫

その後、大阪維新の会の法律顧問に収まっていました。

この頃は国政選挙以外、大きな話題にはならなかったと記憶しています。

その法律顧問も、先月3月(平成3年度)をもって契約終了しました。

彼のことです。

人並の発言をしても話題にはのぼらず、マスコミへの露出は望めません。

なので「それおかしいよ」「ちょっと違うんじゃない」というナナメった発言を半分ホンネで、半分意図的にしているようです。

“茶髪の風雲児”と呼ばれて弁護士らしからぬ言動をしていた彼です。

頭はいいので、それぐらいは考えるでしょう。

もっとも、考えなくてもふつうにできるタイプです。

なぜなら、彼のホロスコープ(出生天球図)からそれがリーディングできるからです。



≪橋下氏のソーラーチャート≫

下図は、彼のホロスコープ(出生天球図)です。




出生時間が分かりませんので、出生時の「太陽」をASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置におく「ソーラーチャート」で作成しています。

サイン(宮)とハウスを、ともに30度ずつにしたイコール・ハウスシステム「ハウス・ホイール」でのソーラーチャートです。



≪「天王星」と神秘長方形≫

彼のホロスコープ(出生天球図)をみると、蟹宮6度の「太陽」に対して「天王星」が下方矩(ロウアー・スクエア=90度)です。

直前に「冥王星&ドラゴンテール&木星」の三重合(コンジャクション=0・0・0度)をもちます。

これと、衝(オポジション=180度)の「ドラゴンヘッド」、また「金星」と「海王星」の衝=180度を交えた6つの星で、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=120/60/120/60)を形成しています。

これらによって彼が、“奇抜”な内面性をもつことがリーディングできます。

世間一般の考え方や、ものの見方からからは、少々外れた言動をしやすいことが分かるのです。

さらには、ほかの要素からも、無意識か意図的かはともかく、彼の生まれもつ“性分”からみても、奇をてらった考えや言動をされることが透けてみえます。



≪彼の“性分”としてもあらわれる≫

さらにリーディングを続けます。

上述の三重合=0・0・0度の終盤にある乙女宮28度の「木星」は、「天王星」と合(コンジャクション=0度)です。

これらに対して、射手宮22度の「月」が「冥王星&ドラゴンテール&木星」また「天王星」を上方矩(アッパースクエア=90度)としているのです。

これらのことから、蟹宮生まれ(太陽)の彼にとって、その“性分”が世間一般の常識やふつうの考え方からは、外れやすいものとなっていて、情動としてオモテに現われやすいことがリーディングできます。

要は、意図するしないは別にして、“深層の内面性”や“性分”が、世間やマスコミの注目を集めるような奇をてらったものになりやすいタイプなのです。

結局、それによってマスコミ露出度アップを狙う「炎上商法」になっています。

世間が「非常識だ!」「橋下さんやめて!」と騒ぐほど彼の思うツボで、その術中にはまっていることになるといえそうです。









マスコミからパソコミへ
2022.02.23
 
[宝瓶宮時代へ歴史の息吹] マスコミから「パソコミ」へ
― すぐそこにある真実 ―


◆「古くなった第4権力のマスコミまた通称プロ&専門家」



お気づきですか?

すでに、新しい時代がはじまろうとしています。

そういったことには鈍感を自称する私でさえ感じるのですから。

きっと、大多数のかたが相応ながらも察知されていると存じます。



≪マスコミは旧メディア≫

どうやら、見えない世界では、すさまじい勢いで時代が動いているようです。

日常の現実社会や国際社会のみをみていると、いつもと変わらぬマスコミの報道なので気づくことはありません。

逆にマスコミを信じすぎたり、どっぷりと浸(つ)かっていると気づけなくなるでしょう。

なぜなら、マスコミは近現代の物理科学を基盤にしているからです。

時代を超越した見えない世界を話題にすることはまずないためです。

それ以前にマスコミ人は“進歩的”といえば聞こえはいいのですが、過去の遺物となりつつある左翼(マルキシズム)的な反権力など左巻きのお考えをもたれたかたが多いようです。

戦後から昨今まで、それがふつうで進歩的とされてきました。

しかし、東側(共産主義)陣営に強大な影響をもたらしてきた盟主国「ソ連」が、30年ほど前に崩壊してから変わったのです。

もはや前衛などではなく、前近代的な主義思想だったことが明らかになりました。

それゆえ、どこかで挫折感を感じながらも、いまだに変わらぬスタンスをとり続けている人がいるようです。

どのような主義信条をもとうとそれは個人の自由です。

ただし、テレビ新聞雑誌などは、結局のところ商業主義のなかにいます。

経済資本です。

なので左翼思想とは相容れないはずの“資本主義”に左右されて働くなり、報道する矛盾をはらんでいるようです。



≪ネットは市民社会≫

そういった状況などから、あえて断定的に書きます。

もはや「マスコミ」は古いのです。

経営や編集のトップ層には、双魚宮時代の「支配/被支配」また「反権力」といった記憶をもつかたが一部にいるでしょう。

そのため、一記者の良識的な原稿がデスクに上がったとしても、握りつぶされることが起こります。

活字になることはないのです。


もう一つ、別の視点から述べておきます。

現代のインフラとなった「ネット社会」からみても同様です。

ネットでは、一人ひとりが生活に密着した記者であり、また編集者であり、レベルを年々あげてきている状況にあります。

この状況は、マスコミならぬ「パソコミ」を意味します。

マスコミュニケーションという情報のトップダウンの業態そのものが、一時代の役割を終えつつあるのかもしれません。

かつて、庶民や一般大衆が情報を手にすることができなかった時代がありました。

そのようなときに画一的に上からもたらされてきたのがマスコミです。

昨今では俗称「インターネット」と呼ばれるWWW(ワールド・ワイド・ウエブ)が個人にまで普及していますので、必要度は低下している現状にあります。



≪退歩的文化人?≫

実際、既存マスコミの広告収入よりも、ネットにかける企業の広告費のほうが大きくなっています。

また、昨年2021年は、インターネットの利用時間がテレビの視聴時間を初めて上回ったという「情報通信白書」(総務省)がでました。

情報の真贋を見抜く一般国民のセンスは、ネットによって格段にレベルアップしているのです。

さらにいえば、ネットでは、いろんな立場の個人からの情報やチェックがほぼ瞬時入り、変更しやすいこともあって、マスコミもふくめていいのですが、ウソが通用しにくくなっています。

恣意的に操作された記事や底の浅い情報は、ネットにかぎらずマスコミ記事さえも、たちどころに暴かれてしまうことが起こる昨今です。

そうでなくても時代の進展とともに、以前の“進歩的”なスタンスは、人々の目からは、もはや「退歩的」にうつっています。

そういう時流に気づかない経営者はいないと存じます。

なので、いずれ大変革がありえるでしょう。

たとえば、ネットとの融合や一般大衆との密接な情報交流システムの構築など、マスコミの在り方そのものが変わって、生き残りが模索されるようになります。



≪第4権力自体が矛盾?≫

「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)に向かっていく時代の潮流をみれば、そのことがわかります。

双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の晩期に、社会体制の逆転をうながす「市民革命」が起きました。

古い専制君主や宗教支配から、市民が個々人の自由と平等を手にするために、相次いで起きた一連の歴史的改革がそうです。

イギリスのピューリタン革命や名誉革命をはじめ、「自由、平等、博愛(友愛)」のスローガンで有名なフランス革命などがよく知られています。

「博愛」(友愛)というのは、本来、宝瓶宮時代に向かう流れでした。

ですが、時期尚早ゆえに、当時の人々も理解できず、捨象され、個人の「自由」と「権利」(平等、対等)のみに走っていった、その後の歴史があります。

その自由や権利が、マスコミをはじめとした左巻きグループの「反権力」の大義名分や名目になったのです。

結果、マスコミ自身が「第四権力」と呼ばれ、本末転倒が起きたのは、歴史のアイロニー(皮肉)でしょう。

いえ、当然の帰結です。

なぜなら、やみくもに権力否定に走れば、自分が権力者になるしかないのが宇宙の道理だからです。

なので、そのような主義の人たちが集まった組織や団体また国家は、内部に権力闘争が絶えません。

だれが言ったのか「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」という言葉がマスコミ自身にも当てはまってきたのです。



≪個人が歴史の大河≫

さて、お話がそれたかもしれません。

新しくはじまった宝瓶宮時代は、これまでの双魚宮時代とは異なります。

その最大の特徴は、国民や市民のお一人ひとりが、主人公になっていく社会だということです。

これまでは、いわゆるプロや専門家など、一部の秀でたトップクラスによって社会が動いてきました。

ですが今後は、宝瓶宮時代が進んでいくほど、逆転が起きていくのです。

子供や若いかたをはじめ老若男女を問わず、市井(しせい)のお一人ひとりが、個性や独自の才能に応じて、社会をリードしていく時代になっていきます。

かつてのプロや専門家を凌駕していくことさえ起きる時代に近づいていくのです。

「宝瓶宮時代のビックバン」が人知れず起きた1989年頃以降、その傾向が顕著になってきたと思われませんか。

もはや、見える見えないを問わず、時代は大きく変わりつつあります。

宝瓶宮時代の方向性や特徴、またその位置づけなどから、今日の社会の動きをみれば明々白々です。

友愛精神や共鳴関係論など、宝瓶宮時代からみれば、見えない世界をふくめ時代の底流が、大きなうねりとなりつつあることが理解できます。









「負の戦争」の時代
2022.01.21
 
「負の戦争」の時代
― 冥王星からみた過去と現状 ―


◆「現在は“第2次世界大戦”と正反対のとき」



かつて「世界覇権」を争った第2次世界大戦がありました。

その開戦から80余年が経った現在、「負の世界大戦」が起きています。

「冥王星」のデレクションから、それがハッキリとわかります。

すでに影響圏入りした深層の「精神意識の変革のデレクション」からもそういえます。

もはや人類は「見えない世界」を見直す時代を迎えています。



≪負の第2次世界大戦≫

重要な内容なので、現在の国内外の情勢や見方を、切り口を変えて述べてみたいと存じます。

わかりにくいのを承知で書きます。

現在は“負の第2次世界大戦”の最中です。

実際的な戦争は起きませんが「負の戦争」が生じるためです。


「負の戦争ってなんのこっちゃ」ってことですよね?


いろんな解釈や見方があります。

限定してしまうと、解釈や対応の幅がせばまりますので、各自の立場や状況またお考えに応じて、それぞれに策定していいんです。

そのような「共鳴関係論」を歴史パラダイムとした時代が、実際にはじまっているためです。

つまり、“AかBか”や“善か悪か”はたまた単純に“〇(正解)か×(不正解)か”ではなく、10人いれば10の答えがあってもいいし、千人いれば千の答えがあってもおかしくない時代を迎えつつあるのです。



≪獅子宮と対宮の「水瓶宮」≫

ただ「根本の理由」をご説明しておかないと、解釈にズレが生じすぎても困ります。

ハッキリと書きましょう。

「冥王星」のデレクション(運勢変化、時代変化)からみて、第2次世界大戦の当時と、現在の国内外の情勢は、ある意味「正反対」です。


もう少し具体性をもって申し上げます。

かつて「獅子宮」を1939年から正式にトランシット(運行)しはじめた「冥王星」の時代と、獅子宮の正反対のサイン(宮)「水瓶宮」を今後、正式にトランシットしていく現代の違いです。

なぜなら、占星学また「ホロスコープ」で正反対に位置するサイン(宮)は、原則的に正反対の象意をもつためです。

そのため、両サイン(宮)をトランシットしていくときの「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)は、「正反対」の内実になっています。

とくに「冥王星」の場合、人類社会の世俗と宇宙的な霊性といった「両極端」の象意をもつのでそうなります。

また、歴史的な象意力も大きいので、獅子宮と水瓶宮をトランシットしたさいの時代変化は、確実に正反対になるのです。

「冥王星」は、第1次世界大戦が終わった直後といえる1930年に発見されました。

当時はまだ“支配/被支配”などの「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)でした。

ということもあって、獅子宮をトランシットしたさいに、「世界覇権のデレクション」を投げかけていったのです。

当時は、獅子宮ゆえにそうなるのです。



≪「負の戦争」は複数ある≫

現在、「冥王星」は昨年2021年12月直前に山羊宮25度を通過して、「水瓶宮」の影響圏をトランシットしはじめました。

獅子宮の正反対の対宮が「水瓶宮」です。

そのため、上述の「世俗」と「霊性」といった両極端の象意をもつ「冥王星」の“世界覇権”を象わす社会的なデレクションは発動しにくくなっています。

具体的に申し上げますと、国家間の覇権をめぐる戦争、とくに世界大戦は起こりにくくなった時代です。

その代わり、見えざる世界(分野)での「負の戦争」が起きても、おかしくない現代また今後になっています。


「そういう意味で“負の戦争”。ああ、なるほどね」


と、ピンときたかた。

それも正解です。

ほかにもピンときたかたは多いと存じます。

「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする時代なので十人十色、百人百様、千姿万態なのです。

どちらが正しいとか正しくないとかではなく、いろんな「負の戦争」が起きているし、今後ともあるのです。



≪固定観念と柔軟発想≫

これまでの社会通念とは異なり、新しい概念にもとづく「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)です。

賢く柔軟発想でとらえて宝瓶宮時代を生き抜きましょう。

多様に異なる知恵と、力を合わせて「負の戦争」に対処していくのです。

内実は異なりますが、人類はそうやって新しい時代を築き、歴史を発展させてきたのです。

とくに宝瓶宮時代は「友愛精神」(和、絆、民度)また「人類愛」が重要になります。

新しい概念の「友愛精神」なので、お一人ひとりの力が必要になります。

過去の双魚宮時代の常識や概念、また固定観念では計れない異次元ともいえる時代に向かっています。

なので、心や頭を柔軟発想に切り替えてとらえ直してみましょう。


文章の流れから必要なので、ここでメッセージしておきます。

単発のメール講座「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)は期間限定で配信中です(2022.01.20現在)。

上述のアドバイスが多々、盛り込まれています。

ご好評であれば、3月10日に「魚宮」に入宮する「水星」がもたらす“希望のメッセージ”を考慮中です。

昨今の「双魚宮時代のリバイバル」にとどまらず「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションにも触れてまいります。



≪具体例としては何?≫

結局のところ、「負の戦争」をどのようにとらえるのかは、自分次第はもちろん、人それぞれにあっていいのです。

個性や使命またお立場に応じてご自由なのですが、「負の戦争」が起きている、また起きていくといった、新しい視点をもたれるとことは重要です。


常識的な一例を分かりにくいというかたのために、挙げてみましょう。

たとえば、政治的に「負の戦争」といった場合、情報戦だったり、諜報(スパイ)戦、またプロパガンダのような宣伝戦などが挙げられます。

あくまでも一例です。

次に技術的には、いわゆるサイバー戦争もそうですが、5Gをはじめとした通信網戦以外にも、IT関係は見えにくい世界だけに、たくさんの「負の戦争」があります。

社会的には「新型コロナ」の問題はだれもが思い浮かべたでしょう。

ですが、ほかの分野もありえますので1つにとらわれすぎないで、意識を広げておきましょう。

さらに重要なことを書いておきます。

それは、上述も個々にそうですが、各自における内面の心性面がポイントです。

すなわち、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)を、新しい時代に呼応できるように自分自身で次元上昇させていく、ご自身でしか成しえない(霊性的な)「心理戦争」です。

いちばんの「負の戦争」です。

いずれにも限定しないでおきましょう。

結局は、個々人の「深層の精神意識」の在りかたに集約されるためです。

「冥王星」の水瓶宮トランシットがもたらす深層の「精神意識の変革のデレクション」のメインテーマは、歴史の曲がり角に立つ「個人デレクション」だからです。

そのためのポイントは、広く意識されて、情報アンテナの感度を高めておき、漸次、認識を深められていくとよいのです。









衆議院選挙のリーディング
2021.10.15
 
今月末の31日に投開票の衆院選選挙のリーディングです。

昨日14日の午後1時過ぎに、第100代岸田総理による衆議院が解散しました。

来週19日に公示され、31日に投開票です。

結果はどうなのでしょうか。





投開票当日の31日の上掲ホロスコープは、時刻は投票が締め切られる午後8時で作成しています。

かなり複雑です。

そんな中でも、「太陽」また「太陽」まわりにアスペクトのラインが集中しています。

これは、太陽が象わす「中心者」である「岸田首相」が問われる選挙となることを象わしています。


ただ、首班指名を受けて電光石火の衆議院解散だけに、「首相」としての実績もその人となりも国民や周囲にはみえてません。

そういった“迷い”があらわれているホロスコープだともいえます。

結局、国民はこれまで過去の優柔不断で頼りなさげな「岸田さん」のイメージで判断するしかないでしょう。

実際は、「岸田新総裁を読む」にも書いたように、かなり斬新な一面があるのですが、まだ見えていません。

結論的に、上掲のホロスコープに象われた選挙結果は、“ヒフティー・ヒフティー”ながら、岸田新首相の“辛勝”かといったところでしょうか。


いろんな占断やリーディングがあってもいいのですが、次のような星の配置からです。

まず、岸田首相の思いどおりにいきにくい星の配置からそう読めます。


岸田首相は、出生時の「太陽」に「天王星」が合(コンジャンクション=0度)、「土星」が下三分(ロウアー・トライン=120度)の「ホロスコープ」(出生天球図)をお持ちです。

これに対して、上掲のホロスコープは、太陽と「天王星」が衝(オポジション=180度)で、「土星」を軸にT矩(Tスクエア=90・90・180)を形成しています。

これだと、岸田首相の思惑どおりにはいかず、“大敗”ともいえる過半数割れも予測できてしまいます。


ところが、逆の星の配置もあるのです。

国民の審判をあおぐ総選挙は、“一般大衆”を象わす「月」が重要です。

上掲の太陽と天王星の衝(180度)に対して「月」が調停(メディエーション=60・120・180)の座相をIC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)から投げかけているのです。

これは、国民が内面では、岸田首相を応援(サポート)していることを象わします。

問題は、それが投票でオモテに出かどうかです。

「月」と、現実(オモテ)を象わすMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)は、衝(180度)です。

これに対して、岸田首相ご本人を象徴する「太陽」が、MC(南中点)に上三分(アッパー・トライン=120度)をとって、やはり調停(=60・120・180)の座相を投げかけています。

要は、「太陽」「月」「天王星」「MC」(南中点)によって、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60・120・60・120)が形成されているわけですが、この解釈が重要です。

なぜなら、神秘長方形(=60・120・60・120)は、天王星と共鳴し、予測不可能な結果をもたらしかねないためです。


ただ、そこに「月」が含まれ「天王星」とスムーズに象意の関係性を結ぶ三分(120度)をとっていることは、岸田自民に有利に働くと読めるのではないでしょうか。

もう一つ、上掲のホロスコープの場合、今回の審判の対象である“衆議院議員”(政権与党)を象わすDES(Descendant ディセンダント=下降点)に、国民を象わす「月」が三分(120度)をとってスムーズな関係性を示しているのも、岸田自民に“有利”に働くと判断できます。

ただ、やはり、誤魔化すことのできない現実を象わす「土星」がT矩(90・90・180)の軸になっているので油断は禁物です。

その一方で「土星」は、ケレスを下三分(120度)としているために、状況によっては潜在的な働きにとどまる可能性がないとはいえません。

ということで、なにか結論めいたリーディング結果を述べなければご判断しにくいので、“辛勝”という表現を用いましたが、意外性の大きい結果も予測できる複雑なホロスコープになっています。










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