「やわ」「ふつう」「カタ」?
2017.04.07
麺の固さのお話。

博多といえば、腰のないやわ麺の出来たてを食べさせてくれる「牧のうどん」が美味しい。

ですが、”替え玉”発祥の店として有名な「元祖長浜屋」のとんこつラーメンは、質素ながらボリュームと旨さではずせない。

最近では、「一風堂」や「一蘭」が有名ですが、博多っ子が子どものことから慣れ親しんで、舌が覚えている味といえば、小汚い店といった印象のやはり「元祖長浜屋」。

麺の量がふつうのラーメンの2倍。

さらに替え玉をする人が多いので、量的にも満足感は充分。

もともとはすぐ近くにある長浜の魚市場で朝早くから働く人たちのスタミナ源として、「元祖長浜屋」は24時間営業を続けてきました。
なのでおしゃれな感じの「一風堂」とは違って庶民の店。

そういった「元祖長浜屋」の特徴といえば、ラーメン1品しかないので、店にはいれば即、店員さんが「1ぱ~い」と言って注文をとおすこと。
また常連さんであれば、「カタ」などと麺の固さを伝えること。

「元祖長浜屋」では、大半の人がツウぶって「カタ」を注文します。
好みは人それぞれなのでスキにされたらいいし、「カタ」はゆで時間が短いので、早くでることから時間のないときには便利。

実は20代のころにラーメン屋の親父から聞いたお話。
ラーメンの食べ放題(替え玉自由)で、もう食べれないというほどおなかにたまるようにするには、「やわ」(麺の固さ)にしてだせばいいとのこと。

つまり、「カタ」というのは、替え玉まで注文して食べれるようにするためでもあるんですよね。

なので、ホントのラーメン好きのツウは、「ふつう」で「替え玉」まで堪能して、「汁」まで飲む。

ただし、「元祖長浜屋」の場合、初心者は食べすぎとなるケースも…。



※トッピングはネギと肉のみ、ゴマや紅ショウガは自分でいれる。

※参考:「カタ」のうえには「バリカタ」「ハリガネ」「粉落とし」「湯気通し」もあります。



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