博多駅前道路陥没事故
2016.11.15
けっこう世界的なニュースになったので知っている方も多いと思います。
JR博多駅前のメイン道路の一つが突如、8日朝方に大陥没。
14日の雨も止み、今日15日朝5時に通行を再開しました。

ポイントは3点。
1、中心街で長さ30m、幅27m、深さ15mの陥没。
2、なのに、死傷者はゼロ。
3、さらには、雨で遅延も7日間で復旧。

原因は「地下鉄七隈線延伸工事」にともなう出水です。
博多駅の近くは、下の「博多古図」をみてわかるとおり、むかしは海のそばなので砂の多い地盤です。
そういうことを知っている工事関係者は、トンネル内の異常出水をみて、直ちに警察など関係部署に連絡をします。

同時に、自らの判断で車を動かして道路を封鎖、通行止めにしました。
その5分後に陥没がはじまります。

結局、25mプールにして10杯分ほどの穴を、水でも固まる「流動化処理土」を用いて埋め、陥没から2~3日でライフラインの工事ができるところまで進めました。
それが可能になったのは「博多祇園山笠」の男意気、オール福岡で何よりも最優先して復旧に協力してくれたからです。

一方、目の前の博多駅前広場には、毎年、評判も高いクリスマス・イルミネーションが輝きます。
11日の段階で博多駅前を通りましたが、夜を徹して行なわれる復旧工事の照明と好対照をなしていました。

●博多古図(住吉神社蔵)


●現場写真3選

※左から「陥没当日(8日)」、「ライフライン工事(12日)」、「舗装直前の雨(14日午前)」

●博多駅前クリスマス・イルミネーション



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