「今週の運勢」を再開
2021.09.19
 
約3か月ぶりに「今週の運勢」を再開しました。

本日、9月20日(月)~10月3日(日)まで、2週間分の「今週の運勢1/牡羊宮~乙女宮」です。

「今週の運勢2/天秤宮~魚宮」と交互に、隔週で掲載しています。

なので、「今週の運勢2/天秤宮~魚宮」は、今週末9月26日、日曜日に2週間分をアップ予定です。


再開にあたって、一部リニューアルをいたしました。

お気がむきましたら、ご高覧ください。
 
 
 
 
 








退院のお知らせ
2021.09.07
 
ようやく退院しました。
しばし休憩後、活動を再開いたします。


メールまたコメントに激励をくださったみなさまがたに、心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。前向きになれました。

星の動きは、入院前から個人的に‶再出発″をうながしていましたので、
新たな再スタートを図り、いっそうレベルアップをしてお役に立ちたいと存じます。

ご依頼に応えられず、多くの皆さまにご迷惑をおかけしたことを、衷心よりお詫び申しあげます。

また、占星学のすべてを惜しみなくお伝えする「奥義講座」も計画中で
9月中にでも漸次、内容のお知らせと、ご受講を募る予定で進めています。

sei☆jimito



+++++++


もうしばらくしましたら、活動を再開できるとのことです。
待っていてくださった皆様、ありがとうございました。

臨時の事務局
 
 
 
 
 
一時休止のご案内
2021.07.03
~更新がなく、ご心配している皆さまへ~

コロナではなく、入院中のため、更新をしばらくお休みします。

しばらくの間、お待ちください。



+++++++++++++++

たくさんの、心温まるお見舞のメッセージありがとうございます。
また、個別のメッセージもありがとうございます。
個別におひとりづつお返事できず申し訳ありません。
sei☆jimito先生が、退院されてから
改めてお返事をさせていただきます。

臨時の事務局

+++++++++++++++
「古典占星術」の“理論”
2021.06.05
 
現代の“西洋占星術”は、19世紀の「神智学協会」からはじまりました。

「神智学協会」というのは、“神を科学する”という名目はともかく、現在科学で神があかせるはずもなく、正体はオカルトチックな新興宗教の組織です。

その「占星術ロッジ」(占星術支部)に所属したアラン・レオ(獅子宮)らによる「太陽」を重視した占星術解釈を端緒とします。

彼は、“理論破綻”していた、それまで約2,000年間続いていた「古典占星術」を完全に捨てました。

オカルトチックな神智学協会らしく、“当たる・当たらない”の「占い」に転化させたのです。


2,000年以上前の古代ギリシャにはじまった「太陽~土星」まで7つの星による「古典占星学」の理論は、アメリカ独立戦争中に「天王星」(第7惑星)の発見(1781年)によって、大混乱に陥りました。

さらには、直後の当初は“第8惑星の発見”(1801年)と騒がれた「ケレス」によって完全に理論破綻しました。

また、1846年の「海王星」(第8惑星)の発見は、“疑似科学”の古典占星術を、海王星らしく理論的根拠のない昨今の“占い”の「西洋占星術」へと変えたのです。

要は、“神秘主義”という名の心霊主義やスピリチュアリズムなど、当時の“オカルト・ブーム”をもたらした「海王星」によって、アラン・レオは「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)末期のいわゆる“西洋占星術”を立ち上げたのです。

双魚宮時代のメインストリーム「宗教」との類比で申し上げますと、同時代初期の古代ギリシャの「古典占星学」は、「仏教」や「キリスト教」など世界宗教(木星の象意)にあたります。

一方、同時代末期のアラン・レオによる西洋占星術は、そこから派生した多様な「新興宗教」(海王星の象意)と同じスタンスであることを象わします。

それゆえ、西洋占星術は“雨後の筍”のように、さまざまな解釈が存在します。

江戸時代以降、現代風にアレンジされた新興宗教は、伝統ある「仏教」や「キリスト教」から“雨後の筍”のように派生し、名前を挙げればだれでも知っているほどさまざまに生じました。

これらは、良し悪しは別にして“本家”からみれば、“カルト宗教”にほかなりません。

アラン・レオの「西洋占星術」も同様なのです。

そのため、本家の古典占星術の「アストロロジャー」(占星術師)からは、さまざまな批判があがりました。


結局、1930年の「冥王星」の発見をふまえて、部分的ながら古典占星術の(古い)“理論”の一部を適用させて、もっともらしく仕上げたのが現代「西洋占星術」です。

「古代ギリシャの世界観」(四大元素説)による古典占星術は、天王星の発見や、近代科学の発達によって、すでに現代社会には通用しない“遺物”となっていたのにもかかわらず、体裁を保つために西洋占星術はそうするしかなったようです。

そういったことがありまして、その後も現代的(科学的)な「理論」をみいだそうと、さまざまに新解釈が乱立したものの、結局は死者をツギハギだらけにした“フランケンシュタイン”のようにモンスター然と“混乱”しているのが、2,000年以上前の疑似科学「四大元素説」(火風地水)をいまだに引きずっている昨今の「西洋占星術」です。


もっとも、“信教の自由”は保障されていますので、信奉するのは自由でかまいません。


かまいませんが、本当のところは、初学者はわかりませんし、ビジネスに利用している占星術師は明かしませんが、西洋占星術を真剣に探求してきた西洋占星術師や研究者ほど、昨今の西洋占星術の混乱ぶりに、「もはや一から再構築するしかない」というのが、“ホンネ”としてつぶやかれている現状です。


そこで、今回は「古典占星術」の“原点”を振り返ってみようと思います。

一例ですが、「古典占星術全講」に記されている「占星術の原理」は、次のようなものです。


【占星術が成り立つ原理】

「宇宙は霊によって満たされている。
その力の働きによって、さまざまな現象が起きる。

そのように地上にことが起きるときは、天上界から純粋な霊が降下してきたからである。

しかし、純粋な霊は、地上の資質をもっていない。
そのため、そのままでは地上的な働きをすることができない。

ただし、天上界と地上界とのあいだにある星辰界、すなわち霊は星の世界を通り抜けてくるあいだに、その星辰界の相によって、地上的な資質を受ける。

このことが占星術の基本的原理になっている。

つまり、純粋な霊に、どのような地上的資質が与えられたのかを、星の配置から知ることができるのである。」

※「古典占星術全講」より抜粋


どのようにご判断されるのかは、みなさまのご自由です。


ですが、個人的には論理矛盾を含む“天動説”的な解釈だといえます。

なぜなら、「天上界と地上界とのあいだにある星辰界の相によって、地上的な資質を受ける」や、また「星の配置から霊のはたらきを知ることができる」と述べているからです。

まず、「ホロスコープ」(占星術)でもちいるのは、太陽系の星のみです。

星辰界(宇宙)全体をもちいるわけではありません。

「12サイン(宮)」を誤まって、“○○座”と呼称するために、勘違いしておられるかたがいますが、太陽(天の赤道)と地球(歳差運動)による「春分点」を起点に12サイン(宮)は定められています。

星辰界(宇宙)全体はもちろん、人間がかってに想像した幅も位置も異なる宇宙の「星座」は、占星学(ホロスコープ)とは関係がないのです。


上述では、「星辰界の相から地上に影響をおよぼす純粋な霊の働きを知ることができる」としています。

ですが、“霊”がどのような仕組みで地上に影響をおよぼすのかは述べていません。

それどころか、「霊は星辰界の相によって地上的な資質を得る」ということは、ヘタをすると、“霊”よりも「星辰界」のほうが地上に強いはたらきをもたらしているという解釈になりかねません。

「双魚宮時代」の占星術らしく、“霊”をなんとか「星の相」(ホロスコープ)とを結び付けようとする努力は認められますが、「古典占星術の原理」とはいうものの、根本的な論理矛盾が認められます。

というか、“霊”を万能かのようにとらえているあたり、さすがに「双魚宮時代」の古い解釈です。

昨今の西洋占星術も類似で、そのような理論も理屈もない、“当たるも八卦、当たらぬも八卦”の根拠のない占いという現状に落ちてしまいました。

第一、世界が「火」「風」「土」「水」の“四大元素”から成り立ってるといえば、いまどきの小学生からも笑われるでしょう。

元素記号1の「水素」にはじまり、元素記号118の「オガネソン」といった100以上の元素が、すでに認められているからです。


それはともかく、上述の“霊”を絶対視した「古典占星術の原理」に対して、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」からご参考に申し述べておきます。


“霊エネルギー”は、生きている人間も無自覚ながらもっています。

成長段階に応じて個人差があるものの、生きている人間は“霊”単体よりも強いのがふつうです。

なぜなら、地上に生きている人間は、当然、「生命エネルギー」(生体エネルギー)を兼ねそなえているからです。

少しご理解しにくいかと存じますが、「生命エネルギー」を有した活動によって、いわゆる“霊性”(深層の精神意識)に“エネルギー”を送り続けています。

植物にたとえますと、根っこが土壌から養分を吸収して葉をみのらせるだけでなく、葉も光合成などによって根っこを広く深く大地に根差していくのと同じです。

単純にいえば、そのような「生命エネルギー」を失うことが、俗にいう「死」です。

なので、死は「霊性」から“性”がとれて「霊」(エネルギー)単体になることを意味します。

ということで、個人差は人それぞれにありますが、“霊エネルギー”よりも、生きている人間がもっていて発する「エネルギー」(自由な意志エネルギー)のほうが強いのが、ふつうに事実なのです。

そのため、“純粋な霊”を万能視し、“霊”によって占星術(ホロスコープ)を解釈するのは、双魚宮時代と同様に「占星術の原理」としては時代遅れで、根本的に間違っているというお話です。



※ご参考
ちなみに、そう断言する以上、宝瓶宮時代の新しい占星術「宝瓶宮占星学」は、基礎理論とする「数理法則」によって、宇宙この世界はもちろん、ホロスコープにおけるすべての“本意”を明らかにすることができます。
その「伝授」や「実技」は、別途「講座」によって適時ながら、明らかにし続けています。

















ラインホロ「2021-2027」
2021.06.01
 
宝瓶宮占星学オリジナルの「ライン・ホロスコープ」ロングバージョンができあがりました。

「2021年~2027年」まで7年間分です。



※ クリックで拡大 [1280px×682px] JPG 621KB


【ライン・ホロスコープ】

「ライン・ホロスコープ」は、星の動きをラインにしてあらわしたものです。

一目で星の動きや主要アスペクト(ディレクション)がわかります。

通常の星を静止させた丸い「ホロスコープ」(出生天球図)にとどまることなく、ダイナミックな星の動きが直接的にわかりますので、そのときどきの「星のディレクション」(運勢変化)を連続的にリーディングすることができます。

「星のディレクション」というのは、単に“順行”をあらわすのではなく“逆行”(R=レトログラデーション)をもふくめて、星のトランシット(運行)が人類や個々人にもたらす“運勢変化”(宇宙波動の変化)をあらわす、宝瓶宮占星学の用語です。

「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)は、社会の変化や動きが激しくなっていくために、とくに重要なリーディング・ノウハウになっています。

そうでなくても、個人(ネイタル・リーディング)におきましても、生まれたときのままの「性質」や「運勢」が、一生、変わらずに続くことはないので重要なハウツーです。

社会の変化と同様に、個々人の性質や運勢もまた、そのときどきの「星のディレクション」を受けて相応に変化していきます。

そのため、通常の丸い「ホロスコープ」(出生天球図)だけではなく、星の動きにともなう「星のディレクション」(運勢変化)もあわせて読まなければ、現実(時代)に即した実際的な「ホロスコープ・リーディング」(占断)にはなりません。


【7つの地球外惑星】

上掲の「ライン・ホロスコープ」ロングバージョン(2021~2027)は、「地球外惑星」の7つの星をもちいています。

地球外惑星というのは、「火星」と「ケレス」のほか「ソーシャル・プラネット」(木星、土星、天王星、海王星、冥王星の5つ)をふくめた運勢的な影響力が大なり小なり強い星たちです。

とくに、「ソーシャル・プラネット」は、木星を除いて年単位で「星のディレクション」(運勢変化)をもたらしますので重要です。

宝瓶宮占星学では、「基礎理論」の「数理法則」にもとづいて、このような「ディレクション・リーディング」を確立しています。

代表的には、出生時の「太陽」と「ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)」また「運命星」に、いつ、どのようなアスペクト(座相、位相)をトランシットの星たちがとるのかがベースになります。

ですが、それ以外にも「星のディレクション」は「共鳴リーディング」によって読みとることが必要になっています。


【拡大してもキレイなPDF】

実際的にはそうなのです。

ただし、「ライン・ホロスコープ」では、代表的なディレクションのみ一目で読みとります。

はじめてのかたは慣れていないために、若干、戸惑われるかもしれません。

ですが、慣れてくると「星のディレクション」(運勢変化)の時期や主な内容が一目でわかります。

なので、たいへん便利です。

慣れるまでは、運勢変化の時期が「ライン・ホロスコープ」から一目でわかりますので、あとは通常の丸い「ホロスコープ」をだして、詳細を確認されればよいでしょう。


ちなみに、どのように「ライン・ホロスコープ」を読めばよいのかは、「来年の運勢コース」に無料で付随してお届けしています「ライン・ホロスコープの見方:○○年版」をご高覧くだされば、基本的な内容はご説明しています。

また、『入門講座』をフォローする「レクチャールーム」(要ID&パスワード)でも同様です。

また、「実技講座」をお申し込みの方にも、ご希望いただければ「ID&パスワード」を発行いたします。

「ライン・ホロスコープの見方:○○年版」は、「○○年のライン・ホロスコープ」(当該年+前後1か月分)をPDFにて添付してお届けしています。

こちらは、地球内惑星の「金星」と「水星」また「太陽」をふくめた14か月分のライン・ホロスコープです。

※「月」と「ケレス」は事情があって除いています。

そのロングバージョンが、上掲の「2021年-2027年のライン・ホロスコープ」です。

ロングバージョンの「ライン・ホロスコープ」は、「近未来予測コース」や「マイチャート完璧コース」のご依頼をくださったかたに無料で添付してお届けしているものです。

上掲の「サンプル画像」はJPGファイルなので、文字がつぶれたりして判読しにくくなっています。

ですが、実際にお届けする「ライン・ホロスコープ」(PDF)は、拡大してもキレイで、細かな文字まではっきりと判読ができるベクター型式の「PDFファイル」にてお届けしています。

一般的な「ホロスコープ作成ソフト」だと、“ライン・ホロスコープ”(名称は任意)を出力できる機能があったとしても、細部までは表記されないものが多いようです。

上掲の「ライン・ホロスコープ」は、「入宮日」や「逆行に転じる日」また「順行に戻る日」の記載をはじめ、主要な「星のディレクション」をリーディングできるように工夫して、精度にもこだわったハンドメイドで、世界に二つとないオリジナルです。














麒麟がくる「本能寺の変」
2021.02.14
 
「本能寺の変」の背景を「ホラリー・ホロスコープ」からリーディングします。

9年ほど前の2012年に「宝瓶宮占星学」サイトにアップしたのですが、今回は少し“設定”をかえてみました。

“変”が起きた「天正10年6月2日」は、ユリウス暦だと1582年6月21日です。

この4か月後の10月5日からグレゴリオ暦に変わりました。

お使いの「ホロスコープ作成ソフト」で、「1582年10月5日」と「同年10月15日」の星の配置が「同じ」であれば、ユリウス暦とグレゴリオ暦を自動変換しているソフトになります。

その場合、たとえば「ウィキペディア」どおりの年数を入力して問題はありません。

それはともかく、今回はユリウス暦6月21日の午前4時40分でホロスコープを作成しました。


盆地の京都では、朝日は昇っていないものの日の出直前の時刻で、「敵」と「味方」の区別ができるくらいの黎明(れいめい)だったと存じます。




ちなみに、大河ドラマ「麒麟がくる」がちょうど1週間前に「本能寺の変」を放送し無事、最終回をむかえました。

明智光秀の動機をどのように描くのか、興味があったのですが、常識どおり「単独説」でした。

連載中も、相応にドラマ上の演出はあったものの「織田家ナンバー2」の光秀の立場をちゃんと描くなど、史実に近いスタンスをとっていたといえます。

本能寺の変の「ホラリー・ホロスコープ」も、宝瓶宮占星学サイトに掲載した2012年と変わらず「単独犯行」を示していました。

光秀は、信長に代わって“天下”というか、「TOP」を狙っていました。

ただし、想定外の“誤算”が生じることが示唆されています。


そんなリーディングの“結果”をまとめますと、大きくは次のようになります。


1、光秀の明確な“意志”による「単独犯行」。

2、“変”の主な原因は「信長」自身にあり。

3、“衝動”もあるが「計画的な犯行」である。

4、「内通者」が本能寺にいた。

5、信長に代わって「権力」の奪取を考えた。

6、光秀の計画に「事実誤認」があった。

7、信長殺害の成功と遺体の“喪失”。


以下、簡単にご説明しておきます。


1、単独犯

上掲の「ホラリー・ホロスコープ」は、これ以上ないほど明確な「単独犯行」を示しています。

代表的には、ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)「蟹宮」の共鳴星「月」がASC(上昇点)に合(コンジャンクション=0度)をとっていることです。

のみならず、「水星」や「太陽」などを交えて五重合(クインティプル・コンジャンクション=0度)また第1ハウス(室)での「大会合(ステリウム)を形成しているためです。

これらは光秀の「信長殺害」への強い“意志”を象わしています。

さらにいえば、“犯行の動機”を象わすIC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)「乙女宮」の共鳴星「水星」が、ASC(上昇点)に合(0度)であることも単独犯行を象わします。

ほかに「火星」や「土星」の配置も光秀自身による「下克上」を読みとることができます。

要は、ナンバー2がナンバー1の信長を排斥して、自らTOPに立とうとしたのが「本能寺の変」です。

理由は、もはや織田家“ナンバー2”として自分を引き立ててくれる信長ではなくなったからです。

そんなこんなで、光秀のメンツが保てないことが心因としては大きいでしょう。


2、原因は信長自身

ASC(上昇点)に合(0度)の「太陽」もそうですが、DES(Descendant ディセンダント=下降点)「山羊宮」の共鳴星「土星」が、「本能寺の変」の“原因”は信長自身であることを象わしています。

ターゲットの“信長”を象わすDES(下降点)の共鳴星「土星」は、“光秀”の意志を象わすASC(上昇点)を含む五重合(0度)に上三分(アッパー・トライン=120度)をとっているからです。

なぜ、そうなるのかは長くなるので省略させていただきます。

これらは、「本能寺の変」は信長自身が招いたものだということです。

“変”を知ったときの信長の「是非もなし」という言葉は、光秀に対する自身の“むごい”仕打ちを自覚していたからでしょう。


3、計画的犯行

光秀は緻密な実務家だったといわれます。

上掲のホロスコープでも、“動機”を示すIC(北中点)が“完璧性”を象わす「乙女宮」であること、また、その共鳴星の「水星」が、ASC(上昇点)にジャストの合(0度)であることにもそれがあらわれています。

本能寺の変は、光秀の「緻密な計画的犯行」でした。


4、内通者がいた

“事件の現場”を象わすMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)は、「魚宮」であることから“宗教施設”(本能寺)が事件の現場だったことは間違いありません。

重要なのは、魚宮の共鳴星「海王星」が“光秀”を象わす「月」と合(0度)をとっており、MC(南中点)に下三分(120度)であることです。

これは“本能寺”側に光秀に情報などを提供した「内通者」がいたことを象わします。

当夜、信長が間違いなく本能寺に宿泊していることなどを知らせた人物です。

断定はいたしませんが、それは“女性の宗教関係者”だった可能性が高いようです。


5、権力の奪取

重要なことは、「本能寺の変」が“謀反”や主君への“裏切り”とはかぎらないことです。

これらは、信じにくいかもしれませんがのちの世でつくられた“印象操作”です。

戦国乱世の当時は「下克上」は当たり前(常識)でした。

光秀を信頼していたゆえの信長の油断があったのです。

のちに天下をとった秀吉は、光秀の“手柄”をうばい、“悪人”に仕立て上げました。

続く徳川政権は、序列(身分)を重視する“支配思想”ともいえる「儒教」によって、天下泰平を維持するために普及させ、「忠孝」(君に忠:お家大事)を基本モラルとし、“反逆”は武士にあるまじき振る舞いと定めました。

それゆえ光秀は、「主君信長を裏切った“反逆者”」としてのイメージが、のちの世に定着していったのです。

さらには、“三日天下”となった実状とともに、これらは光秀を“二流の人物”かのように印象づけることになりました。

光秀の誤まったイメージは、今なお、現代人にも定着しています。

つまり、「光秀ごときが独りで信長に反逆できるはずがない、きっと“黒幕”がいるに違いない」とかってに憶測してしまうのです。

違います。

信長が「天下人」だとすると、光秀はそれを支えた“天下人ナンバー2”なのです。

少なくともそう自負していました。

「自分がナンバー1でもおかしくない」と…。

「麒麟がくる」は、光秀のイメージを、少しは払拭したのでしょうか。


お話を戻しますと、ASC(上昇点)を含む五重合(0度)が、「冥王星」を上方矩(アッパー・スクエア=90度)としていることが、それを象わしています。

この「冥王星」は、光秀の“意志”が「社会的な権力」(テッペン)をとることにあったことを示しています。


6、「事実誤認」と 7、“喪失”

最後に、「本能寺の変」が最終的に成功しなかったことについてです。

光秀らしく、“緻密に計画し実行”したのは事実です。

しかし、それは光秀なりの“完璧性”でした。

天下国家からみたとき、“事実誤認”や信長に関する“喪失”(ミス)をともなうことが、上掲の「ホラリー・ホロスコープ」には象わされています。

“光秀”を象わす「月」に合(0度)の「海王星」もそうです。

また、光秀と同時に“信長”を象わす「太陽」に衝(オポジション=180度)で、DES(下降点)に合(0度)の「ケレス」もそうです。

歴史の結末を知った立場からいえば、光秀の“事実誤認”は、秀吉の「中国大返し」を予測できなかったこともその一つでしょう。

また、ターゲットの信長の“遺体”を見つけられなかったこともそうでしょう。

いずれにしても、DES(下降点)に下三分(120度)で、同時にIC(北中点)に上三分(120度)の「火星」は、“信長殺害”(自害)の成功を象わしています。

にもかかわらず、“目的”(ターゲット)を象わすDES(下降点)に合(0度)の星が、「ドラゴン・ヘッド」や「ケレス」では、いくぶん“現実性”や“有効性”に欠ける結果が示されています。


ちなみに、なぜ秀吉は「中国大返し」を成功させたのでしょうか。

それは、戦時においては、つねに情報が重要なので、状況に変化があった場合、ただちに第一報が届けられるようにしておくのは“常識中の常識”だったからです。

次に、秀吉の性格からいえば、京から信長さまをお迎えするにあたって、「道」の整備や周辺の警備、また「兵糧」など兵站(へいたん)を準備しておいたことが、「中国大返し」に役立ったという説が有力です。


秀吉は、6月7日夕~9日朝まで姫路城に2泊もとどまっています。

それは、さらなる「情報収集」が必要だったからで、このまま進軍しても大丈夫なのか、その確認と諸所への根回しが必要だったからでしょう。

秀吉も100%の情報はつかんでいなかったのです。

結局、光秀最大の“誤算”(事実誤認)は、諸将の協力をえられなかったことです。

逆に秀吉は、「人たらし」と呼ばれる性格等によって、周囲の勢力を巻き込むことに成功し、明智軍が待つ「天王山」に進軍しています。

信長に忠実で、作戦の遂行と自身の「メンツ」を実務的に優先した光秀と、相手を持ち上げ自分をさげすんで「人心」をとらえた秀吉の日頃の行ないの差が、最後の勝敗を決めたといえます。

光秀最大の“事実誤認”が、そこにあったのです。













対立二元論と「共鳴関係論」
2021.02.01
 
ここでは「宝瓶宮占星学」サイトに15年前の2005年の立ち上げ当時から書いてきた、重要な2つの“概念”(とらえ方)をご紹介いたします。

ご興味がありましたら、ご一瞥ください。


それは、人類歴史の大転換にかんして、占星学的な「時代区分」を象わす“概念”です。

約2,160年(計算値)続いた「双魚宮時代」(そうぎょきゅうじだい)は終わり、今後、約2,160年間続く「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅうじだい)がすでにはじまっています。

この両時代を端的に象わす“概念”です。

宝瓶宮占星学では、「歴史パラダイム」と名づけています。

つまり、「双魚宮」と「宝瓶宮」それぞれの象意から、それぞれ約2,160年の「時代区分」を方向づけるものです。


ちなみに、お話はそれますが、「双魚宮時代」とホロスコープの12サイン(宮)の「魚宮」、また「宝瓶宮時代」と「水瓶宮」は、厳密には同じではありません。

占星学的な「時代区分」を象わす「○○宮時代」の象意と、「個人」を象わす「○○宮生まれ」(太陽)というときの象意は、スケールやジャンルが異なるので相応の相違が生じるのは当然です。

また、黄道上の“位置”も両者は異なります。

象意的には共通項があるのですが、双魚宮時代というときの「双魚宮」の位置と、魚宮生まれというときの「魚宮」の位置は異なるのです。

詳しいお話は省略いたしますが、これは占星学の基礎(根本)です。

「基礎」(根本)なので、このようなことをご理解されていないと、古典占星学の解釈のまま“風の時代”といった的外れな表現をされてしまうことが起こりかねません。

西洋占星術でいう“風の星座”は、双子宮、天秤宮、水瓶宮と3つもあって、それらがすべて“風の時代”ということになることからも、漠然とした定義ゆえにそういえます。

第一、「宝瓶宮時代」がはじまった昨今、とっくの昔に通用しなくなった約2,000年も前の「古代ギリシャの世界観」のまま、世界は“火、土、風、水”の4つの元素からできているといった“四大元素説”でホロスコープを解釈すること自体が、もはや時代遅れとなっているのです。

現代の西洋占星術は「新しい時代」に対応しきれていません。

もっとも、それが“悪い”といっているのではなく、何を信じるかは個人のご自由です。

また、「風の時代」というとき、“風”をどのようにご理解されているのかは人それぞれかもしれません。

たとえば、哲学的に「プネウマ」(pneuma=風、空気、聖なる呼吸、精神)などのように、広く一般的にご理解されているのであれば、一部は「新しい時代」該当します。

ですが、それだけで「宝瓶宮時代」を言いあらわしたり、特徴づける解釈とはなりません。

現実的な部分が抜け落ちていますので、やはり“正解”とはいえないためです。

もはや、約2,000年も前の“四大元素説”による区分でもって、昨今の「ホロスコープ」を解釈すること自体を見直さなければならなくなっています。

皆さまが、どのようにされてもいいのですが、宝瓶宮占星学では、“基本三数の基本三数展開”による「数理法則」によって解釈することで、新しい時代のリーディングを可能にしています。

すでに終わった双魚宮時代の「古代ギリシャの“世界観”」ではなく、「宝瓶宮時代の新しい“宇宙観”」すなわち「数理法則とクオリアル・ワールド」の時代がはじまったからです。

すべての占星要素は、「数理法則」によって理論的に“規定”(象意化)されることからもそういえます。


それはともかく、お話を「歴史パラダイム」に戻します。

次のようになっています。


1、「対立二元論」による過去の歴史

紀元前176年頃~西暦1989年(平成元年)までの双魚宮時代を規定した「歴史パラダイム」は、“対立二元論”でした。


2、「宝瓶宮時代のビッグバン」

星の動きなどから1989年(平成元年)に「パラダイム転換」をもたらした「宝瓶宮時代のビッグバン」が人知れず起こりました。


3、「共鳴関係論」による新しい時代のはじまり

1989年以降の約2,160年間(4,149年頃まで)は、過去の双魚宮時代からは予想もできない“共鳴関係論”を「歴史パラダイム」とした新しい時代「宝瓶宮時代」がはじまっています。


4、「宝瓶宮時代の世界体制」の誕生

1989年から約32年たった今年2021年1月下旬からは、「宝瓶宮時代」の“ベース”となる「精神意識の変革(覚醒)のディレクション」の影響圏に入ります。

この意味は、「宝瓶宮時代の実現的な世界体制」が“誕生”していくために必要な“深層の精神意識”(霊性、心性)を“準備”していく段階だといえます。

当該ディレクションの正式なはじまり、すなわち「実体化」は、2年後の2023年~2024年頃になります。



以上の「歴史転換」は、「星のディレクション」(宇宙波動の変化)と「占星学理論」(数理法則)からそう結論づけられます。

それだけにとどまらず実際の人類歴史とも照合した結果、導き出されたものです。


【解説】

簡単にご紹介しておきます。


● 双魚宮時代の「対立二元論」

これまでは「双魚宮時代」(そうぎょきゅうじだい)でした。

占星学的な「時代区分」のお話です。

「双魚宮時代」(約2,160年間)の社会を“規定”してきた歴史パラダイムは、「対立二元論」でした。

物事を、“神とサタン(悪魔)”や“善と悪”、また“精神と肉体”や“宗教と科学”、さらには“○か×か”や“吉か凶か”といった「二元対立」させることが“常識”として運営されてきた時代です。

それが“正しい”と思い込まされてきたのです。


しかし、「対立二元論」は、結局のところ、必然的に“支配/被支配”の社会態勢を当たり前のように生み出しました。

古くは、“カトリック”(旧教)しかり、王権神授説による“専制君主制”しかりです。

その最終形態(主義、思想)が、“ブルジョアジー”こと「資本家」 vs “プロレタリアート”こと「労働者」の“階級闘争”を必然とする「共産主義」です。

「マルクス史観」(共産主義史観)いわく、最後は「労働者」が勝利し、平等な“共産主義社会”が訪れるという“理想的社会主義思想”(マルクス主義)でした。

しかし、1846年に発見された「海王星」の象意にもとづいて、“理想的共産主義社会の到来”を掲げた『共産党宣言』(1848年)は、うまくいきませんでした。

結局、「資本家」は“武力”でしか倒せないとして、「ロシア共産革命」(ソ連誕生)を成功させた“レーニン”と結びついた「マルクス・レーニン主義」によって、“武力革命”の正当化(手段化)がなされたのです。

なぜなら、1930年に発見された「冥王星」の一方の象意が、当時、すでに影響をおよぼしはじめ、“目的のためには手段を選ばない”ことが起きていたからです。

その“目的”を、当時の冥王星の象意から申し上げますと、“権力”や“世界覇権”です。

それが最盛期をむかえつつある時代でした。

実際、「第1次世界大戦」(1914~1918)が起こり、その結果「第2次世界大戦」(1939~1945)が引き起こされています。

それは実質上の「第3次世界大戦」である“東西冷戦”が終わる1989年まで続きました。

そういったことがありまして、「ソ連」は冥王星の発見に相前後して「世界共産革命」(世界覇権)へと突き進んでいったのです。


“一党独裁”の「共産主義」は、双魚宮時代の終末を飾る“対立二元論”(支配/被支配)の“面目躍如”といったところでしょう。


結局のところ、「マルクス主義」の“理想”は、「海王星」の象意によって実体のない“理想”すなわち「タテマエ」(虚構)にすぎません。

その一方で、当時の「冥王星」の象意によって、“世界覇権”を「ホンネ」として突き進んだわけです。

第2次世界大戦後の「世界共産革命」の“嵐”は、それゆえ生じたものです。


● 宝瓶宮時代の「共鳴関係論」

しかし、「東西冷戦」の時代の“東側陣営”の盟主「ソ連」(共産主義)も、“時代の流れ”(天運:星のディレクション)には勝てませんでした。

共産主義をはぐんだ「双魚宮時代」は、1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって終わりました。

“宇宙波動”は、新たな「宝瓶宮時代」の“共鳴関係論”の歴史パラダイムへと、人知れず移行したからです。

そのため、同年11月、東西を隔てた「ベルリンの壁」が崩壊しました。

翌12月に米ソ両大統領によって、「東西冷戦の終結宣言」が出されました。

さらに、2年後の1991年12月、ついに「ソ連崩壊」へと至ります。


一方、同じ共産党一党独裁の「中国」(中共)は、1989年に何が起きたのでしょうか。

悪名高い「天安門事件」(6月4日)が起きました。

影の権力者「鄧小平」は、“共産党一党独裁”のまま「経済路線」(資本主義路線)へと、驚くべき方針転換を行なったのです。

実のところ、これは当時の「ソ連」に対抗するために、ウラで中国を“支援”した「アメリカ」がいて、俗にいう金融資本“ディープステート”の影響だといわれています。


さて、現在にお話は移ります。

今から約32年前の1989年に人知れずはじまった「宝瓶宮時代」は、今年2021年1月26日あたりから「精神意識の変革(覚醒)のディレクション」の影響圏へと入りました。

当ブログの「精神意識の変革(覚醒)」の記事にも書いた内容です。

これは、1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」(波動変化)が、約32年間の“十月十日”(とつきとおか)“胎中期間”を経て、いよいよ“陣痛”の段階に入ったことを意味します。

その“誕生”は、約2年後の2023年~翌2024年頃です。

「宝瓶宮時代の世界体制」が“オギャー”と実体をもって産声をあげるときです。

そこからが正式に「精神意識の変革(覚醒)のディレクション」のはじまりです。

宝瓶宮時代の世界を規定していく「歴史パラダイム」“共鳴関係論”」による実際的な時代の到来です。

占星学的には、そのようなタイム・スケジュールで進んでいきます。


これらの占星学の詳しい経緯やお話は、2005年~2006年に「宝瓶宮占星学」サイトにアップしておいた次の記事からご覧になれます。

宝瓶宮時代と占星学

近未来予測=基礎編」(星のディレクションを読む)


宝瓶宮時代の新しい占星学「宝瓶宮占星学」をお知りになりたいかた、また今後の「宝瓶宮時代」の方向性や概容をつかみたいかたには必見でしょう。


いずれにしても「宝瓶宮時代」の個人を平易に述べますと、次のようになります。

かつての双魚宮時代のように、だれかに“支配”される個人ではなくなります。

一人ひとりが「自由」で「個性」を発揮できる「友愛精神」(和、絆、民度)による世界が漸次、到来します。

「1数=意志」「2数=実体」「3数=関係」の「基本三数」から簡潔に宝瓶宮時代の個人のあり方を「共鳴関係論」によってまとめるとそのようにいえるのです。

そこでは、各自が自らの“主人”です。

なので、相応の「責任」と「精神的覚醒」をともなう必要があるでしょう。

宇宙この世界は、もはや“共鳴関係論”によるそのような「宝瓶宮時代の世界体制」へと動いていますので、時代の流れとともにある「天運」(宇宙波動)もその方向にあります。

“対立二元論”ではなく「共鳴関係論」(3数思考=クオリアル・シンキング)が重要になってまいりますので、相応の意識転換が必要です。


一例を挙げますと、IT(Information Technology=情報技術)でも同様です。

過去のコンピューターは「1」と「0」すなわち「ON/OFF」を1ビットとする“対立二元論”的な仕様になっていました。

しかし、「宝瓶宮時代」のコンピューターは異なります。

“共鳴関係論”的な仕様に移行していきますので、「1」と「0」(ON/OFF)ではなく、多様な「関係性」(3数:4数)による「量子コンピューター」へと発展していきます。


それは、占星学(占星術)も同様です。

「吉凶解釈」といった“対立二元論”による占断ではなく、「基本三数」(数理法則)による“共鳴関係論”(共鳴リーディング)が重要になります。

今後も“吉凶解釈”のまま続けていくと、時代にあわなくなっていくにとどまらず、占断者自身の“思考”や“心理面”に我知らずとも“弊害”が生じかねません。

なぜなら、時の流れとともにある“天運”(宇宙波動)と共鳴しにくくなるためです。

それは“運勢の低下”をもたらします。

「吉凶解釈」からの転換は、長年、西洋占星術に親しんでこられたかたほど、ご自分のアタマを“タテ”から“ヨコ”にするような、かなりの努力が必要でしょう。

皆さまのお好きにされていいのですが、“西洋占星術”も変革の時代をむかえたのは事実です。













※2021/02/04 内容は変わりませんが、一部、言い回し(表現)をリライトしました。

- CafeNote -