日向坂46 髙橋未来虹(17)
2020.09.29
「宝瓶宮占星学」サイトに今年2020年3月にアップした「「日向坂46」への改名/独立」のつづきで、リーディング・サンプルとして「日向坂46」のメンバーのホロスコープをご紹介しているシリーズです。
当シリーズでは20人め、今年2月に加入した「新3期生グループ」では最初となる「髙橋未来虹」(天秤宮、17歳)のご紹介です。
一昨日、誕生日を迎え17歳になったばかりです。
出生時間が不明なために、日の出の時刻の太陽をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の位置におく「ソーラー・チャート」でご紹介しています。
当然、サイン(宮)とハウス(室)を30度ずつに等分にした「イコール・ハウス」です。
ちなみに、宝瓶宮占星学では、基礎理論とする「数理法則」によって、西洋占星術でいう「十大惑星」(メイン・プラネット)に「ケレス」と「ドラゴン・ヘッド」(&ドラゴン・テール)を加えた12(13)個の星をもちいてリーディングを行ないます。
なぜなら、宇宙森羅は、最小象徴数「12(13)数」によって成り立っているためです。
12サイン(宮)や12ハウス(室)のみならず、星も12(13)個で、アスペクトもアスペクト・パターンをふくめて12(13)種類によってリーディングを行ないます。
では、なぜ「ケレス」なのかというと、「チチウス・ボーデの法則」からも、小惑星帯(アステロイド・ベルト)「メインベルト」に十大惑星(メイン・プラネット)と類似の「星」の存在が認められるからです。
※ご関心のあるかたは、「宝瓶宮占星学」サイトの「ホロスコープとボーデの法則」(2009年4月23日 UP)をご参照ください。
かつて、「惑星」から“準惑星”にグルーピングされた「冥王星」と同じで、小惑星帯「メインベルト」の中で最大の星が「ケレス」で唯一の“準惑星”です。
ちなみに、「ケレス」は、海王星よりも45年ほど早く発見され、第7惑星の「天王星」の20年後に発見されました。
そのため当初は、“第8惑星”と騒がれた星です。
当時は望遠鏡の性能が悪く、反射光で大きくボケていたため間違えたようですが、現在では「準惑星」と同時に「小惑星番号1番」に定められています。
実は、これらのことは、「ケレス」の“象意”とも符合しているのです。
次に、12ハウス(室)で最も重要な4つの「基本点」(Angle)に類似して、正反対に位置する「ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール」の2つの交点も重要です。
ご説明は面倒なので、ここでは省略いたします。
さらに、アスペクト(座相、位相、局面)の「許容度数」(オーブ)について述べておきます。
宝瓶宮占星学では、個人をリーディングする「ネイタル・ホロスコープ」(出生天球図)で重要な「太陽」と「月」のみ、許容度数(オーブ)は“10度”をとっています。
それ以外の星のメイン・アスペクトは、“6度”です。
マイナー・アスペクトに関しては、太陽がとる「五分」(クインタイル=72度)と、どの占星点であれYOD(ヨッド=60・150・150)が成立するさいの「転」(クインカンクス、インコンジャンクション=150度)のみ許容度数(オーブ)“3度”を採用しています。
ちなみに、「クインカンクス」(5/12)または「インコンジャンクション(インコンジャンクト)」(合反合)と呼ばれるアスペクト「150度」は、その象意から日本語で「転」と名付けました。
以上のアスペクトは、「共鳴関係」が強く生じている場合、最大で1.5倍まで許容度数(オーブ)を広げることがあります。
なぜなら、宝瓶宮占星学では「共鳴リーディング」を行なうためです。
さはさりながら、掲載した「ホロスコープ」は、すべて原則どおりの許容度数(オーブ)で記すことにしています。
さて、髙橋未来虹の「ソーラー・チャート」の特徴は次の3つです。
1、「天秤宮」での連続合
第1の特徴は、天秤宮での「太陽&金星&月」の連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)です。
髙橋自身が「天秤宮生まれ」(太陽)で、その共鳴星(象徴星)の「金星」も天秤宮にあって「太陽」と合(コンジャンクション=0度)で、個人にとって重要な「月」までも天秤宮にあって「金星」と合(0度)をとっているためです。
これは髙橋が、良し悪しはともかく「天秤宮」の象意を強く、ときに「過剰」にもつことを象わしています。
2、土星と海王星へのアスペクト
それもそうですが、その出方は一様とはならないことも特徴です。
なぜなら、“個性の核”を象わす「太陽」は、「土星」を上方矩(アッパー・スクエア=90度)とし、その一方では、「太陽&金星&月」の三重合(0・0・0度)が「海王星」を下三分(ロウアー・トライン=120度)としているためです。
これらは、「天秤宮」の象意の“抑制”(異なる出方)を象わす一方、「天秤宮」の象意を“幻想的”(ファンタジック)に形而上的(内面的)に“膨張”させることから、見た目の言動とは異なる内面性をもつことを象わしています。
3、「冥王星」との五分(72度)
3つめの特徴は、天秤宮の「太陽」が「冥王星」と五分(クインタイル=72度)をとっていることです。
天秤宮は、一般的には相手や周囲の“意志”や“立場”また“考え”を尊重し、自分だけでなく周囲との“調和”を心掛けるのが大きな特徴の一つです。
髙橋は、天秤宮の「太陽」を含む同サイン(宮)での強力な「三重合(0度)」によって、それが強調されて、“長所”にもなれば、また適度なコントロールが必要な“課題”にもなっています。
その一方で、「冥王星」との五分(72度)は、両極端に作用する傾向を発揮するために、自分(私心)をなくして周囲を高潔に尊重する一方、逆に、強く“お姫さま”的な自己主張をすることが、「日向坂46」に慣れてくるにしたがって出てくるようになります。
いずれにしても、日向坂46メンバーの占星学的な特徴は、「乙女宮」と「天王星」の比率の高さです。
高橋も例にもれず、「天王星」が活性化しています。
“アクション”を象わす「火星」と合(0度)で、火星は「木星」と衝(オポジション=180度)、この場合、共鳴リーディングから、「火星」と合(コンジャンクション=0度)の水瓶宮の「天王星」は、1度差ゆえに「木星」とも衝(180度)と解釈しリーディングすることは可能です。
また、髙橋が午後5時以降の生まれの場合、「月」が「火星&天王星」を下三分(ロウアー・トライン=120度)とすることになります。
これらのことは、髙橋もまた“バラエティー向き”の感性や資質を持つことを象わしますが、さらにできるできないにかかわらず“スポーツ”(運動能力)を嗜好する傾向もみてとれます。
日向坂46 上村ひなの(16)
2020.09.14
「アクセントキャラ・グループ」の最後となる4人めは、「上村ひなの」(牡羊宮、16歳)です。
日向坂46メンバーの「ソーラー・チャート」の特徴をご紹介する当シリーズでは、19人めです。
昨年2019年2月の「日向坂46」に“改名/独立”以前から加入していた唯一の3期生です。
ちなみに、“ひらがなけやき”こと「けやき坂46」から「日向坂46」に“改名”(独立)直後に加入した新3期生の3名がほかにいます。
新3期生の「ソーラー・チャート」の特徴は、おいおいご紹介するとして、「上村ひなの」の「ソーラー・チャート」は、やはり“特別”でした。
この記事は、「宝瓶宮占星学」サイトに今年2020年3月にアップした「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきです。
その記事の左欄に「メンバーのリーディングは後日」と告知しておいたその“下書き”となるメンバーの「ソーラー・チャート」の特徴をご紹介しています。
「上村ひなの」の「ソーラー・チャート」は、次のとおりです。
これまでのメンバーをふくめ全員が「出生時間」不明です。
そのため、出生時の「太陽」をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の位置におく「ソーラー・チャート」のイコールハウスでお届けしています。
太陽をメインとした「ソーラー・チャート」の場合、「プラシーダス・ハウスシステム」や「コッホ・ハウスシステム」など「12ハウス(室)」を均等に30度ずつに区分した“ASCハウスシステム”とは異なります。
ハウス(室)ではなく「12サイン(宮)」を30度ずつ均等に区分するのが正解です。
もし、「えっ、なんで? 12サイン(宮)を30度ずつ均等に表示するホロスコープ作成ソフトは正解じゃないの?」と思われたかたがいらっしゃるかもしれません。
「サイン(宮)」を30度ずつのメインにしておいて、「ハウスシステム」とはいえません。
本来は「ハウス(室)」を30度ずつにメインにするのが「ハウスシステム」なのですが、プログラムの都合上などによって、便宜上、「12サイン(宮)」をメインに出力しているだけです。
もっとも「ホロスコープ作成ソフト」によっては、ホイール・ハウスに返還して正しく出力できるものもありますが、読めなければ意味がありません。
それはともかく、「上村ひなの」のソーラーチャートの特徴は次のとおりです。
3つもの「交歓」(ミューチュアル・リセプション)があることもその一つです。
それよりも、3つの「衝」(オポジション=180度)があり、そのすべてが「T矩」(Tスクエア=90・90・180)を形成しているのと同時に、すべて「調停」(メディエーション=60・120・180)の座相をとっていることです。
そこに、交歓(ミューチュアル・リセプション)がかかわっていることが最大の特徴です。
詳しくは、上掲の「ソーラー・チャート」をご高覧いただきたいのですが、3つの衝(180度)は次のとおりです。
1、「月」と「ケレス」の衝(180度)
出生時の「太陽」を軸に「月」と「ケレス」とで「T矩」(90・90・180)を形成しています。
この衝(180度)に対し、「月」と「交歓」(ミューチュアル・リセプション)の「土星」が「調停」(60・120・180)の座相を投げかけています。
2、「木星」と「天王星」の衝(180度)
「火星」と合(0度)の「金星」を軸に「木星」と「天王星」とで「T矩」(90・90・180)を形成しており、「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」が「調停」(60・120・180)の座相を投げかけています。
3、「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」の衝(180度)
「海王星」が軸となって「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」の「T矩」(90・90・180)を形成しており、こちらも「土星」が「調停」(60・120・180)の座相を投げかけています。
この「海王星」は「天王星」と「交歓」(ミューチュアル・リセプション)で、前述のように「土星」もまた「月」と「交歓」(ミューチュアル・リセプション)です。
以上のように、上村のホロスコープは、良し悪しに関係なく、複雑に象意が“錯綜”するアスペクト・パターンを構成しています。
これは、どこから何が飛び出すか、ご本人のみぞ知る、いえご本人も予測できない常人離れした象意をもつことになっています。
いずれにしましても、これまでご紹介してまいりました日向坂46メンバーの「ソーラーチャート」は、「牡羊宮」に星が“あるなし”にかかわらず、案外と“いきおい”や“思い切り”がよい「牡羊宮」の象意をもっているメンバーが多くいました。
「上村ひなの」は、そんな日向坂46ではじめての「牡羊宮生まれ」(太陽)です。
「上村ひなの」の加入は、上掲の「ソーラー・チャート」からいえば、今日の「日向坂46」の“飛躍”をもたらすものになっています。
聞くところによると、坂道グループ(乃木坂46、欅坂46、けやき坂46)の合同の新規加入生の募集と審査があり、自薦か他薦かは知りませんが、新規生が各グループにふりわけられたようです。
“今”をときめく「乃木坂46」や「欅坂46」ではなく、当時はまだ“日陰げグループ”ともいえる「けやき坂46」に唯一、加入したのが「上村ひなの」でした。
驚くべき“事実”は、運勢的にみた場合、「上村ひなの」の加入は、ご本人の“資質”にかかわらず、今日の「日向坂46」の“人気”や“隆盛”をもたらすものになっています。
このことは、誰にもわからないはずです。
「数理法則」を基礎理論とした「宝瓶宮占星学」からリーディングできるものだからです。
ご理解はいただけないと存じますが、メンバーや運営が気づかなくても、「上村ひなの」(牡羊宮、当時15歳)が加入したゆえに、“ひらがなけやき”の運勢が加速し、「日向坂46」への独立はもちろん、デビュー以来のヒットやご活躍につながっています。
逆にいえば、これまで諦めずに努力してきたメンバーたちに、“天”は上村ひなのを送り込んで、“ときの運勢”をもたらしてくれたともいえます。
世間一般的な理由を挙げるとすれば、運営サイドから“日陰者扱い”されていないことが、上村の加入によって無意識にも感じ、「頑張ろう」といっそうの“パワー増幅”をもたらしたともいえます。
また、上村の加入は構成作家などの“意識アップ”をもたらしたと世俗的にはいえるでしょう。
ですが、そういったことを起こしたことが“運勢”なのです。
いずれにしましても、上掲の「ソーラー・チャート」からは、上村ひなのの加入は、メンバーたちやスタッフも気づかずに“時の運勢”がもたらされることを象わしています。
ただし、それによって、もしメンバーたちが傲慢になったり尊大になると、一気に運勢を失うことが起こりかねないものにもなっています。
日向坂46 濱岸ひより(17)
2020.09.11
日向坂46のメンバーの「ソーラー・チャート」の特徴をご紹介するシリーズです。
当シリーズでは、18人めです。
かってにグルーピングしてお届けしています「アクセントキャラ・グループ」では、3人めのご紹介になります。
今回は、「濱岸ひより」(天秤宮、17歳)2期生です。
約半月ほどのちの今月9月28日で18歳になります。
1期生と2期生をここまでご紹介してきましたが、本日現在16歳の3期生のメンバーがまだ4名もいるミレニアム世代が多いグループが「日向坂46」です。
当シリーズは、「宝瓶宮占星学」サイトの「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきで、各メンバーの占星学的な特徴をご紹介する“下書き”といえるものになっています。
「出生時間」が不明なため、全員「ソーラー・チャート」でお届けしています。
「ソーラー・チャート」は、西洋占星術の本場の一つイギリスでもメインで用いられているホロスコープです。
ただし、出生時の「太陽」をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の位置におくことは同じでも、当シリーズでは出生時間が不明なことから「イコール・ハウスシステム」でお届けしています。
詳しいご説明は、ここでは省きますが、「ソーラー・チャート」の場合、「12サイン(宮)」を均等に30度ずつに等分したイコール・ハウスシステムのほうが、むしろ「理」にかなっています。
さて、「濱岸ひより」の「ソーラー・チャート」は、次のとおりです。
これまでご紹介してきたメンバーはもちろん、同じ「アクセント・キャラ」グループのメンバーと比較しても、「濱岸ひより」(天秤宮、17歳)の「ソーラー・チャート」の特徴は、ほかとは異なります。
それゆえ、“アクセント・キャラ”になります。
これまでは、たとえば、星たちが1か所に集中する三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)や連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)をもつメンバーだったり、または1つのサイン(宮)に4つ以上の星が位置する大会合(ステリウム)をもっていたりしました。
さらには、半球側にすべての星が集まる“ボウル型”の「ソーラー・チャート」をもつメンバーも複数ご紹介してきたのはご存じだと思います。
これらのメンバーの多くは、相応に“瞬発力”や“集中力”をもつことになります。
ところが、濱岸ひよりのソーラーチャートは、それらとは異なるのです。
上掲の「ソーラー・チャート」をご高覧いただけましたら、おわかりのとおりです。
星がホロスコープ全体に分散しています。
“スプラッシュ型”といってもいいのですが、いくつか星が集中する部分がなくはないので、“スプレー型”ともいえるホロスコープになっています。
ですが、よくよく見ると、濱岸ひよりの「ソーラーチャート」には、次のような特徴があります。
1、大六角(60度×6)
まず、天秤宮の「太陽&水星」のジャストの合(コンジャンクション=0度)をメインに「大三角」(グランド・トライン=120度×3)があります。
「太陽&水星」と「海王星」と「ドラゴン・ヘッド」(&「月」の合:0度)がそれです。
もう一つ、射手宮の「冥王星&ドラゴン・テール」の合(0度)をメインとする「大三角」(120度×3)もあります。
「冥王星&ドラゴン・テール」と「ケレス」と「木星」がそれです。
これら2つの大三角(120度×3)が、「ダビデの星」のマークのように、対象的に重なっていて、大三角凧(トライン・カイト=60・60・120・120)をお互いに形成する形になっています。
つまるところ、六分(セクスタイル=60度)が6つ連続した「大六角」(グランド・セクスタイル=60度×6)を形成していることが、濱岸ひよりの「ソーラー・チャート」の最大の特徴です。
2、共鳴星の「金星」
もう一つの特徴があります。
濱岸は「天秤宮生まれ」(太陽)なので、「金星」を共鳴星(象徴星)とします。
上述の大六角(60度×6)には含まれませんが、「金星」が重要な位置をしめる星になっています。
それは次の2点からです。
1) YOD(ヨッド=60・150・150)の頂点。
蠍宮の「金星」を頂点に、牡羊宮の「ケレス」と双子宮の「ドラゴン・ヘッド」を底辺の星とするYOD(ヨッド=60・150・150)がそれです。
「ドラゴン・ヘッド」には「月」が合(0度)で、もし午前11時頃までの生まれであれば、「月」もまた底辺の星を形成することになります。
2) T矩(90・90・180)の軸
さらには、「金星」を軸に、「木星」と「海王星」の衝(180度)とがT矩(Tスクエア=90・90・180)を形成しています。
これらのことは、「天秤宮生まれ」(太陽)の濱岸ひよりにとって、特徴とならざるをえません。
なぜなら、「月」をふくめてもいいのですが、「金星」や「木星」や「海王星」がもつ象意の特徴は、どちらかというと“シビア”な現実面を象わす星たちではなく、どこか地に足が付かない“形而上的”な“フワフワ”した“ソフト”な象意をもつ星たちだからです。
それらの星たちが、濱岸にとって「共鳴星」(象徴星)の「金星」を“頂点”や“軸”にしたアスペクト・パターンを形成しているためです。
ちなみに、YOD(60・150・150)の底辺の「ケレス」や「ドラゴン・ヘッド」にしても類似です。
現実的に強い影響力をもつ星たちではなく、これらの“形而上的”だったり“心理的”な象意の星たちが「金星」を中心にYOD(60・150・150)やT矩(90・90・180)を形成しているために、そこには特徴が生まれます。
ホロスコープ(出生天球図)の特徴を見抜くことが、ホロスコープ・リーディングにとって重要なのは、その人にしかない個性(キャラ)や運勢がその特徴によって象わされることが多いためです。
そのため、濱岸は案外と“シャイ”や“センシティブ”または“ハートフル”ともいえる“敏感”な一面をもつことになります。
日向坂46 丹生明里(19)
2020.09.09
テレビをはじめメディアへの露出が多い日向坂46のメンバーを「リーディング・サンプル」としてご紹介しているシリーズです。
メディアへの登場が多くても、以前の60~80年代アイドルのように、“つくられた偶像”では素の個性(キャラ)が見えないのでサンプルにはなりません。
その点、初期~全盛期までのAKB48をはじめ日向坂46は、「素の個性」(キャラ)で“勝負”できるバラエティー・センスをそなえているメンバーが多いので、宝瓶宮時代に沿っていて「運勢」がともなうグループになっています。
とくに、日向坂46は、人見知りや成長途上のメンバーでも、素の自分を出す“思い切り”のよいメンバーが多いので、勝手に「サンプリング」させていただいています。
「宝瓶宮時代」は、かつての双魚宮時代とは異なりますので、平成末期生まれやミレニアム世代で構成される「日向坂46」は、まさにピッタリなのです。
今回で、17人めとなる当シリーズは、「宝瓶宮占星学」サイトの「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきとなる“下書き”(草稿)です。
いくつかにグルーピングしてお届けしていますが、先回からの「アクセントキャラ・グループ」の2人めは、「丹生明里」(水瓶宮、19歳)です。
丹生明里の「ソーラー・チャート」は、次のとおりです。
すでにご紹介してきました日向坂46のメンバー数名もそうですが、丹生も“ボウル型”のホロスコープになっています。
必ず正反対の位置にくる「ドラゴン・ヘッド」または「ドラゴン・テール」をのぞくと、出生時間によって異なりますが、約180度~190度/360度の半球に星が集中しています。
丹生の場合の特徴は、“ボウル”の底にあたる位置に、魚宮の影響圏にある水瓶宮の「太陽」が位置していることです。
さらに、「太陽&水星&天王星(共鳴星)」の三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)です。
それゆえ、「太陽」をはじめ三重合(0度)の星を軸に、「月&火星」の合(コンジャンクション=0度)と「木星」また「土星」との衝(オポジション=180度)が、強力なT矩(Tスクエア=90・90・180)を形成するホロスコープになっています。
これが、「丹生明里」(水瓶宮、19歳)の「ソーラー・チャート」の最大の特徴です。
象意的には、一見、そうは見えにくかったり、迷いを内包する側面はあるものの、強烈な“個性”を発揮するT矩(90・90・180)になっています。
もう一つ、牡羊宮の「金星」を軸に「ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール」のT矩(90・90・180)があります。
かつての西洋占星術は、星を「吉星」と「凶星」にわけ、アスペクトも「吉座相」と「凶座相」にわけて、「対立二元論」の“吉凶解釈”による占断を行なってきました。
しかし、宝瓶宮占星学は違います。
宝瓶宮時代は、「共鳴関係論」の時代なので、宝瓶宮占星学では“吉凶解釈”は行ないません。
というか、もはや宝瓶宮時代生まれや、日向坂46のように平成末期やミレニアム世代の子たちに、古い西洋占星術の吉凶解釈をすると間違うことが起こります。
星に吉凶は関係なく、“個性”(キャラ)を活かす時代だからです。
※注) 宝瓶宮占星学でいう「個性(キャラ)」には、“民度”などをふくめた意味合いがありますのでご留意ください。
まして、「当たる/当たらない」の占術は、過去の遺物でしかありません。
「数理法則」に基づく星の本意(本当の象意)から、そのまま吉凶に関係なく、素直に「個性」や「才能」また「運勢」などの“共鳴リーディング”を行なう時代に入ってきています。
もちろん、どの占術を採用するかは皆さまのご自由です。
ただ、これまでサンプリングしてきた経緯からも「日向坂46」メンバーには、理論的にも実際的にもそのほうが適切だと確認できています。
上掲の丹生明里の「ソーラー・チャート」においても強力なT矩(90・90・180)は、決して“大凶”などではありません。
むしろ逆で、ほかの人にはない強烈な個性(キャラ)を、丹生明里が“内包”し発揮していくことを象わしています。
ひと言でいえば“多芸多才”です。
なぜなら、くだんのT矩(90・90・180)には、個人において重要な「太陽」と「月」はもちろん、影響力の強い星や“正反対”の象意をもつ星によって構成されているからです。
このことから、たとえていえば“ジキルとハイド”ではありませんが、丹生明里は、相応に異なる“キャラ”や“言動”をはじめ、幅広い“感性”や“才能”また“運勢”をみせる、“不思議ちゃん”的な知性や行動をとることができる“個性”(キャラ)をもつことになります。
その特徴が誰よりも顕著なのは、すべての「パーソナル・プラネット」が、T矩(90・90・180)を構成する星になっているからです。
「パーソナル・プラネット」というのは、主に“個人”を象わす星で、「太陽」「水星」「金星」「月」「火星」の5つの星です。
これに対して、“運勢”的な影響力をもたらす、木星以遠の5つの星を、宝瓶宮占星学では「ソーシャル・プラネット」と呼んでいます。
丹生明里は、パーソナル・プラネットのすべてがT矩(90・90・180)を構成する星になっていることもあって、状況に呼応して星の“個性”(象意)を多彩に表現できる可能性をもったタイプになっています。
日向坂46 宮田愛萌(22)
2020.09.07
当記事は、「宝瓶宮占星学」サイトの「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきで、各メンバーの「ソーラー・チャート」の特徴をご紹介しています。
日向坂46にかぎらず、「ネイタル・ホロスコープ」(出生天球図)が、どんな特徴をもつのかというのは、そのまま、ほかの人にない、その人独自の「個性」や「運勢」を象わすことにつながります。
そのため、特徴となる星の配置を見抜くことは、「ホロスコープ・リーディング」のポイントの一つになっています。
さて、今回は、日向坂46では16人め、そしてかってにグルーピングしているここからご紹介する「アクセントキャラ・グループ」では1人めとなるのは、「宮田愛萌」(牡牛宮、22歳)です。
その「ソーラー・チャート」は、次のとおりです。
日向坂46のメンバーは、いずれも出生時間が不明なために、出生時の「太陽」をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の位置におく「ソーラー・チャート」でお届けしています。
上掲の「ソーラー・チャート」は、一目見ておわかりのとおり、必ず正反対の位置にくる「ドラゴン・ヘッド」&「ドラゴン・テール」をのぞけば、半球側に星が集中する“ボウル型”のホロスコープになっています。
ちょうど、約半分の180度/360度以内に、星たちが集中しています。
ただし、これまでご紹介してまいりました幾人かの「セレクション・グループ」の“ボウル型”の「ソーラー・チャート」と異なるのは、宮田愛萌(牡牛宮、22歳)の場合は、「ドラゴン・ヘッド」を交えて“バケット型”になっていることです。
半球に星が集中する“ボウル型”に加えて、反対側に“取っ手”がついたような星の配置の“バケット型”の「ソーラー・チャート」です。
乙女宮の「ドラゴン・ヘッド」が、その“取っ手”の位置になっています。
そして、宮田愛萌の「ホロスコープ」の特徴は、その「ドラゴン・ヘッド」を交えて次のとおりです。
宮田が午前6時以降の生まれの場合、牡牛宮27度~双子宮8度の「月」と、射手宮7度の「冥王星」の衝(オポジション=180度)に対して、乙女宮7度の「ドラゴン・ヘッド」と魚宮7度の「ドラゴン・テール」が大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成していることです。
単なる大十字(90度×4)とは異なります。
そういった、大十字(90度×4)を内包した、キレイな“バケット型”をもつのですが、もしそうでなくても、「冥王星」を軸に「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」を交えて、ジャストのT矩(Tスクエア=90・90・180)を形成する「ホロスコープ」です。
宝瓶宮占星学をご存じの方なら、すでにおわかりのとおり、大十字(90度×4)は「大凶」でもなく、T矩(90・90・180)もまた「凶」でもありません。
「宝瓶宮時代」が正式にはじまって以降、平成末期やミレニアム世代に生まれた人々は、とくにそういえます。
宮田の場合、「海王星」を上三分(アッパー・トライン=120度)とする「月」です。
個人また女性にとっては重要なそんな「月」が、当該大十字(90度×4)を形成するために、宮田の場合、ほかの星の配置も交えて、周囲の状況を直感的に察しながら、みんなを楽しませるためにも、なかば“しぜん”にとってしまう「ぶりっ子キャラ」を象わしています。
大十字(90度×4)を形成する「月」が、「海王星」を上三分(120度)とするだけではなく、午前6時以降の生まれの場合、双子宮の影響圏または双子宮に位置する「月」に、衝(180度)をとる「冥王星」が「水星」を上三分(120度)としているためでもあります。
さらには、後述いたしますように、「ドラゴン・ヘッド」もまた「太陽&火星」を上三分(120度)としています。
そのため、この大十字(90度×4)は、宮田愛萌の「個性」(キャラ)を特徴づける代表的なアスペクト・パターンになっています。
つまり、なかば“天然”ながらも、なかば“やってる”と宮田の「ぶりっ子キャラ」を象わす本質的な部分になっています。
「海王星」に共鳴する魚宮には、大十字(90度×4)の一角を形成する「ドラゴン・テール」があり、「金星&木星」の合(コンジャンクション=0度)があります。
その魚宮の共鳴星「海王星」は、双子宮もしくはその影響圏にある、同じく大十字(90度×4)のポイントとなる「月」を下三分(ロウアー・トライン=120度)としています。
同時に、「牡牛宮生まれ」(太陽)の宮田の“個性の核”を象わす「太陽」&「火星」の合(0度)も、また、大十字(90度×4)の一角を形成する「ドラゴン・ヘッド」を下三分(120度)とし、上述のように“バケット型”のホロスコープの“取っ手”部分になっていていることなどからもそういえます。
この大十字(90度×4)は、直接また間接をとわず、「太陽」「月」「水星」「金星」「火星」といったパーソナル・プラネットが関与して形成されているために、宮田愛萌の「ホロスコープ」を代表する特徴的な側面を象わすことになります。
くわえて、「冥王星」はもちろん、太陽の黄道と月の白道の2つの交点(ノード)の「ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール」を交えた大十字(90度×4)になっているからです。
つまり、これらの星(占星点)によって構成される大十字(90度×4)は、もはや“運命的”なものでもあり、“職人的スキル”としても、周囲を楽しませるために、“しぜん”と演じざるをえない「ぶりっ子キャラ」になっていることを象わしています。
今月9月23日にリリースされる日向坂46のファースト・アルバム「ひなたざか」のリード曲になぞらえていえば、まさに「アザトカワイイ」といったところです。
すでに卒業した柿崎芽実(射手宮、18歳)と双璧をなした宮田愛萌のそんな「アザトカワイイ」ともいえる“ぶりっ子キャラ”から、秋元康はインスパイアされて日向坂46のこの新曲を作詞したといえます。
というか、もはや“天然”なのか“やってる”のかはともかく、“ぶりっ子キャラ”は、オードリーがMCをつとめる日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」(テレビ東京、日曜25時5分~)を盛り上げる“名物バラエティー・スキル”の一つともなっています。
日向坂46 河田陽菜(19)
2020.09.05
「日向坂46、いったいどうなってるんだ!」
今回、ご紹介する「河田陽菜」(獅子宮、19歳)の「ソーラー・チャート」を作成して、思わずそう思いました。
「ひなあい」こと冠番組「日向坂で会いましょう!」のMCをつとめるオードリーの若林(乙女宮、41歳)が、同番組のなかで、ときおりメンバーによる舞台「あゆみ」のエピソードに対して、「あゆみ、どうなってんだよ!」をキレ芸を披露するシーンがありますが、まさにそんな感じです。
当記事は、「宝瓶宮占星学」サイトにアップした「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきで、メンバーの「ソーラー・チャート」をご紹介しています。
河田陽菜で15人め、かってにグルーピングした「セレクション・グループ」では4人めのご紹介です。
さて、「河田陽菜」(獅子宮、19歳)の「ソーラー・チャート」は次のとおりです。
河田は、2001年の7月23日生まれですが、もし午前3時半以前に生まれていれば、厳密にいえば蟹宮(29度)の「太陽」になります。
ですが、すでに完全な獅子宮の影響圏ですし、獅子宮(0度)の太陽となる確率は85%と高く、ほかの星の配置からみても、「獅子宮生まれ」(太陽)とみてさしつかえありません。
それはそうなのです。
ですが、「数理法則」の“共鳴リーディング”でしか導き出せない解釈では、「獅子宮生まれ」(太陽)ながら、河田陽菜はわかりやすく言えば「牡牛宮」の象意を案外と強くもつ「ホロスコープ」になっています。
もちろん、上掲の「ソーラー・チャート」をみても、牡牛宮には星一つありません。
“西洋占星術研究家”や“西洋占星術師”は、「なに寝ぼけたこと言ってるの?」となるでしょう。
ですが、事実です。
西洋占星術に詳しい方なら、実際に河田陽菜ご自身の印象や言動を占星術から“モニタリング”してもらえれば、一発でわかると思います。
要は、「獅子宮生まれ」(太陽)の“明るさ”と同時に、「牡牛宮」の“控えめ”や“自信なさげ”のようすを見せることがあるのです。
それはそうなのですが、そのウラもあります。
河田の「ホロスコープ」からは、良し悪しとは関係なく“圧倒的なパワー”を隠しもっています。
繰り返しますと、基本は“明るい”「獅子宮生まれ」(太陽)ながら、その反対に“控えめ”で自分に“自信”がない“大人しめ”の「牡牛宮」の象意をもち、実はどんでもない“パワー”を発揮することがある「ソーラー・チャート」になっています。
さて、そんな「ソーラー・チャート」の特徴は一目瞭然で、次のとおりです。
先に「セレクション・グループ」としてご紹介した「影山優佳」(牡牛宮、19歳)や「潮紗理菜」(山羊宮、22歳)のソーラーチャートとは正反対なのです。
河田陽菜のソーラー・チャートは、半球側に星が集中する“ボウル型”とは対照的に、両サイドに星が分散する“シーソー型”になっていることが特徴です。
それだけではなく、すべての星(占星点)が、衝(オポジション=180度)を形成していることです。
それが、河田陽菜の「ホロスコープ」の最大の特徴になっています。
リーディングや解説は、宝瓶宮占星学サイトに掲載したさいに述べる機会があると思いますが、星の衝(180度)の組み合わせをすべて記載しておきますと次のようになっています。
1、「太陽」と「海王星」の衝(180度)。
2、午前10時以降の生まれの場合が、「月」と「天王星」が衝(180度)。
3、「水星」と「ケレス」が衝(180度)。
4、「金星」と「火星」が衝(180度)。
5、「火星&冥王星」の合(0度)と「土星」が衝(180度)。
6、「木星&ドラゴン・ヘッドと「ドラゴン・テール」」が衝(180度)。
以上、12(13)個の星(占星点)のすべてが衝(180度)をとるという、特異なホロスコープです。
日向坂46 潮紗理菜(22)
2020.09.04
「宝瓶宮占星学」サイトにアップした「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきとなる各メンバーの「ソーラー・チャート」をご紹介しています。
当シリーズでは14人め、「セレクション・グループ」では3人めの「潮紗理菜」(山羊宮、22歳)の「ソーラー・チャート」の特徴です。
「ソーラー・チャート」につきましては、これまでの掲載をご参照ください。
宝瓶宮占星学では、「基礎理論」の宇宙この世界つらぬく「数理法則」による“宇宙森羅の最小象徴数”12(13)数にもとづいて、西洋占星術でいう十大惑星(メイン・プラネット)にとどまらず、12(13)個の星をもちいます。
十大惑星+ケレス+ドラゴン・ヘッド(ドラゴン・テール)の12(13)個です。
逆にいえば、小惑星帯(アステロイド・ベルト)を代表する最大の星「ケレス」(小惑星番号1番)があれば、ほかの小惑星“パラス”(同2番)や“ユノー”(同3番)また“ベスタ”(同4番)や彗星まがいの“キロン”(同2060番)など、象意も定まっていない“怪しげ”な星は、正規のホロスコープ・リーディングではもちいる必要がありません。
もっとも、“スピリチュアル占星術”などオカルト系占星術でどうご判断されようとそれはご自由です。
※付記:上記小惑星名は「正式名称」でお届けしています。
さて、潮紗理菜の「ソーラー・チャート」は次のとおりです。
一見してお分かりのように、先回お届けいたしました影山優佳(牡牛宮、19歳)の「ホロスコープ」以上に、星が半球に偏っています。
だからといって“良し悪し”には関係がなく、独自の個性の一端を象わしているにすぎません。
必ず正反対に位置する「ドラゴン・ヘッド」&「ドラゴン・テール」を除けば、150度/360度内にすべての星が集まっています。
「ドラゴン・ヘッド」を交えても、210度以内にすべて位置することになります。
このような“ポウル型”のホロスコープの特徴は、先回の影山の項で述べましたので、そちらをご参照ください。
ここでは、個別の特徴についてご紹介いたします。
潮紗理菜の「ソーラー・チャート」の個別の特徴は次の3つです。
1、強力なアスペクトがない。
12(13)個の星たちの中でも、“現実面”で強い影響力をもった星どうしのアスペクトが、ほとんどないことです。
代表的には「太陽」が「土星」を下方矩(ロウアー・スクエア=90度)にしていますが、土星は「山羊宮生まれ」(太陽)の潮紗理菜にとって共鳴星であるために、もともと類似した象意を“内包”しています。
また、「月」と「木星」の矩(スクエア=90度)は、“内面的”な側面が強く星の位置からは、独自の“スピ系”などに興味をもつことになりますが、それが社会的に強い影響力をもたらすかというと“パーソナル”な側面が大きく現実的な影響とはなりにくいものです。
要は、運勢的に影響力の強い「ソーシャル・プラネット」(木星、土星、天王星、海王星、冥王星)のうち“心理的”な側面が大きい木星や海王星をのぞく星に加え、「火星」をのぞき「太陽」が強い“影響力”を発揮する星とのアスペクトをもたないという意味です。
「金星」に関しては意見が分かれると思いますが、「水星」や「ケレス」また「ドラゴン・ヘッド」&「ドラゴン・テール」など、“象意”はあっても、いわば“施行力”の弱い星のみとのアスペクトになっています。
2、例外は「金星&火星&天王星」の三重合(0度)
上記に対して、唯一、例外となるのが水瓶宮での「金星&火星&天王星」の三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)です。
水瓶宮の影響圏にある山羊宮の「海王星」を交えて連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)でもあるのですが、水瓶宮の「木星」を交えて大会合(ステリウム)を形成しています。
そのため、“美意識”や“情愛”また“理想像”などを象わす「金星」は、“イメージ”や“幻想”をもたらす「海王星」との合(0度)をふくめて、実際に“衝動”や“行動”を象わす「火星」との合(0度)のみならず、“意外性”や独自の“個性”(才能、キャラ)を象わす「天王星」との三重合(0度)をもつことが、潮紗理菜のオモテに出てくる特徴になっています。
これらのアスペクトは、内面の“個性の核”である「山羊宮生まれ」(太陽)というよりも、潮紗理菜が水瓶宮系の“不思議キャラ”となる独自の「言動」や「実体」(才能)を発揮することを象わします。
ちなみに、海王星や魚宮のたとえば“お菓子系”や“非現実系”の不思議キャラとは異なります。
3、「太陽と月」のアスペクト
上掲の「ソーラー・チャート」の最大の特徴は、「太陽と月」がそれぞれにとる“共通”のアスペクトになります。
「山羊宮生まれ」(太陽)の潮ですが、個人にとって重要な「太陽」と「月」が“その”ようであるために、“現実重視”の山羊宮らしくない側面が強まります。
山羊宮は、一般に“シビア”だったり“慎重”(悲観的)だったり“社会現実”を重視する象意をもちます。
“個性の核”を象わす「太陽」が山羊宮なので、ご本人は“現実的”だと考えておられると思いますが、周囲からみた場合、“不思議系スキル”を前面に出したキャラを形成することになります。
それは「太陽」と「月」のどの“共通”アスペクトからいえるのかというと、次のことからです。
「太陽」は「ドラゴン・ヘッド」を上三分(アッパー・トライン=120度)としています。
一方で「月」は「ドラゴン・テール」を下三分(ロウアー・トライン=120度)としていることです。
「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」は、それ自体が「太陽」の“黄道”と「月」の“白道”の2つの「交点」(ノード)のことです。
その交点に、「太陽」と「月」がそれぞれ同時に「三分」(トライン=120度)をとっていることは、ほかの「ホロスコープ」にはない潮紗理菜のホロスコープの最大の特徴になっています。
つまり、“オカルト系”や“ジョーテッシュ系”(インド占星術系)の解釈ではなく、「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」の正しい解釈によって、両占星点の象意を正しく理解していないと、潮紗理菜の最大の特徴をとらえることができない「ソーラー・チャート」になっています。
その象意のご説明は別の機会にゆずりますが、潮紗理菜の「ソーラー・チャート」の場合は、“神秘系スキル”を特徴とするものになっています。