「ライン・ホロスコープ」とは
2020.11.09
順番が前後しますが、「ライン・ホロスコープ」についてご紹介いたします。
「ライン・ホロスコープ」は、星の動き(トランシット)を1本のラインで示したものです。
通常の丸いホロスコープつまり「出生天球図」などは、誕生の“瞬間”といった静止した星の配置を写しとったもので、生まれもつ性質や運勢をリーディングします。
ですが、生まれもつ性質や運勢が、一生そのまま変わらずに続くことはありません。
実際には、それをベースに、そのときどきの星のトランシット(運行)やアスペクトによって、大なり小なり変わっていきます。
なかには、生まれたときと正反対の境遇になるケースもあります。
一方、「ライン・ホロスコープ」は、静止した星の配置ではなく、時々刻々と変化していくダイナミックな星の動きが一目でわかるようにしたもので、ご自分に働く「星のディレクション」(運勢変化)の時期やタイミングを知るのに適しています。
「ライン・ホロスコープ」は、毎年「来年の運勢リーディング」をご依頼されたかたに「ライン・ホロスコープの見方」とともに、拡大してもキレイなベクタ型式のPDFで添付してお届けしているものです。
そのさいには、ご依頼者の「2大ディレクション・ポイント」である出生時の「太陽」と「ASC」(Ascendant アセンダント=上昇点)の度数に、そのサイン(宮)の色でもって、あらかじめ横一直線のラインを記入してお送りしています。
それだけでなく、許容度数(オーブ)の範囲でうすく色をしいた「ディレクション・ゾーン」を配しています。
なので、そのなかをトランシットの星のラインが通過する時期が、ご自身に「星のディレクション」が働く期間であることが一目でわかります。
ちなみに、個人に働く「星のディレクション」(運勢変化)は、生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)の星の状態をはじめ、ディレクションを投げかける「星」やアスペクトなどによっても、個々に異なってきます。
また、「ライン・ホロスコープ」を見なれていないかたも多いと存じます。
その場合は、ディレクションの時期がいつなのかを「ライン・ホロスコープ」からピックアップして、使いなれた「ホロスコープ作成ソフト」で通常の丸いホロスコープを出されてみるといったことが可能です。
むやみと「ホロスコープ作成ソフト」をアニメーションさせても、星のディレクションをいつ受けるのかわからなければ、実際に行なってみられたかたはわかると存じますが非効率的です。
いずれにしても、「ライン・ホロスコープ」は、星の動きやディレクションの時期が一目でわかります。
実際、作成した「ライン・ホロスコープ」には、「入宮」の日付や、「逆行」や「順行」に転じる日付を記しています。
また、トランシットの星どうしや、ご自分の星との「アスペクト」(ディレクション)の時期をかんたんに知ることができるので、使いこなせば便利です。
以下、「ライン・ホロスコープの見方:2021年版」を、ご参考にご紹介しておきます。
【ヨコ軸】
「ヨコ軸」は、日付です。
来年2021年と、その前後1か月を記しています。
毎月1日、6日、11日、16日、21日、26日と、5日ごとの午前0時の位置にタテ線を引いています。
【タテ軸】
「タテ軸」は、12サイン(宮)とその度数です。
12サイン(宮)を縦列させるのではなく、3段で表示するようにしています。
上から順番に、「牡羊宮」→「牡牛宮」→「双子宮」と3段に記し、次の「蟹宮」は一番上の段にもどって→「獅子宮」→「乙女宮」と、次の3サイン(宮)を連続的に縦列させています。
なぜかというと、このように1段めは、すべて西洋占星術でいう“活動宮”の「牡羊宮、蟹宮、天秤宮、山羊宮」にすることで、最も重要な「星のディレクション」が生じる「合(コンジャンクション=0度)」、「衝(オポジション=180度)」、「矩(スクエア=90度)」のアスペクトが一目でわかるためです。
【サイン(宮)とラインの色分け】
なぜなら、グループごとにサイン(宮)やラインの「色分け」をしているからです。
「赤色」は、「牡羊宮」「獅子宮」「射手宮」の“意志サイン(宮)”と、そこを通過する星のラインです。
「薄茶色」は、「牡牛宮」「乙女宮」「山羊宮」の“実体(現実)サイン(宮)”と、そこを通過する星のラインです。
「水色」は、「双子宮」「天秤宮」「水瓶宮」の“関係(友愛)サイン(宮)”と、そこを通過する星のラインです。
「紫色」は、「蟹宮」「蠍宮」「魚宮」の“情実(情愛)サイン(宮)”と、そこを通過する星のラインです。
以上のことがわかれば、1段めの赤いラインは「牡羊宮」、2段めの赤いラインは「獅子宮」、3段めの赤いラインであれば「射手宮」というように一発で判別できます。
さらにいえば、薄茶色のラインの場合、1段めは「山羊宮」、2段めは「牡牛宮」、3段めは「乙女宮」になります。
水色ラインのラインの場合、1段めは「天秤宮」、2段めは「水瓶宮」、3段めは「双子宮」になります。
当然、紫色のラインの場合、1段めは「蟹宮」、2段めは「蠍宮」、3段めは「魚宮」ということが一目でわかるようになっています。
【アスペクトの判断】
これらから、アスペクトを、次のように読むことができます。
>◆ 合(コンジャンクション=0度)
…「同じ色」のラインの交差、また許容度数(オーブ)内に近接。
◆ 衝(オポジション=180度)
…「赤色と水色」または「薄茶色と紫色」のラインの交差、また許容度数(オーブ)内に近接。
◆ 矩(スクエア=90度)
…「赤と紫また薄茶」「薄茶と赤また水色」「水色と薄茶また紫」「紫と水色また赤」のラインの交差、また許容度数(オーブ)内に近接。
◆ 三分(トライン=120度)
…「同じ色」のラインの段違いによる許容度数(オーブ)内の並行。
※簡単な見分け方
「ライン・ホロスコープ」の左右の各段に、上述の4つの色を記しています。
「同じ色」は、同じ段の場合は「合(0度)」で、段違いの場合に許容度数(オーブ)の範囲内であれは「三分(120度)」です。
「隣どうし」の色の交差また許容度数(オーブ)内の隣接は、「矩(90度)」です。
※ちなみに、いちばん上の色といちばん下の色は「隣どうし」になります。
「中一つ」おいた色の交差また許容度数(オーブ)内の隣接は「衝(180度)」です。
【ディレクション・ゾーン】
「2021年の運勢リーディング」のご依頼をくださったかたのリーディングに添付する「ライン・ホロスコープ」(PDF)には、あらかじめ出生時の「太陽」と「ASC」(上昇点)の位置に横一直線のラインを、そのサイン(宮)の色で引いています。
実線が出生時の「太陽」で、点線が「ASC」(上昇点)」です。
その上下に、許容度数(オーブ)の幅で、当該サイン(宮)の色を薄くしいています。
これが「ディレクション・ゾーン」で、このなかをトランシットの星のラインが通過する時期が「星のディレクション」が働く期間になります。
宝瓶宮占星学では、太陽と月の許容度数(オーブ)は「10度」で、それ以外の星の許容度数は、マイナー・アスペクト(五分:72度、転:150度)を除いて「6度」を基本としています。
こちらも、ディレクション・ゾーンの色と、トランシットの星のラインの色で、合(0度)、衝(180度)、矩(90度)を判別することができます。
※「ダブル・ゾーニング」
出生時の「太陽」や「ASC」(上昇点)が、サイン(宮)の境界線に許容度数(オーブ)以内に近い場合、上述の「ディレクション・ゾーン」は、上下2つのサイン(宮)にまたがることになります。
その場合、そのサイン(宮)の色で上下に二分して薄く色をしいています。
これもそのディレクション・ゾーンの色と、トランシットの星のラインの色とで、アスペクトをご判断できるようになっています。
【「星のディレクション」の読み方】
(省略)
※「2021年の運勢リーディング」をご依頼くださったかたの「鑑定メール」には、あくまでも概略ですが、ご自身に働く「星のディレクションの読み方」として一例を記していますが、ここでは省略させていただきます。
【付記】
順行は、左上から右下に流れるラインであらわされます。
逆行は、逆に右上に山なりに頂点に向かう部分で、その転換点となる“谷底”や“頂上”の部分には、順行から逆行に転じる日付を「sR」をつけて記し、逆行から順行にもどる日付を「sD」をつけて記しています。
「太陽」は順行のみです。
「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」は、逆行のみです。
両者は、つねに180度の位置関係で移動しますので、ラインが重なるために「ドラゴン・テール」のみを記しています。
「ドラゴン・テール」は、図の両脇に記した4つの色(サイン:宮)でいえば、ドラゴン・ヘッドの色の2つ上または2つ下の色のライン(サイン:宮)になります。
(以下、略)
2021年のライン・ホロ
2020.11.07
毎年恒例の「2021年のライン・ホロスコープ」をご紹介します。
本品は、拡大してもキレイなベクター型式のPDFで、後日、いつもの宝瓶宮占星学サイトの「レクチャールーム」にアップする予定です。
ただ「レクチャールーム」は、『入門講座』を任意でフォローするページ(現在100記事ほど)なので、「入室」には『入門講座』のご購入後に送られてくる「IDとパスワード」が必要です。
それはともかく、「2021年のライン・ホロスコープ」と、重要な「ソーシャル・プラネット」の2021年の動きは次のとおりです。
※ 上の画像は、JPEGイメージです。拡大してキレイに見ることはできません。
【冥王星】
冥王星は、山羊宮24度から27度直前の26度をトランシットします。
この特徴は、あと3年で終わる「組織変革のディレクション」に続く重大な「精神意識の変革のディレクション」の影響圏に来年1月末以降、ついに入ることです。
「精神意識の変革のディレクション」については、後日、詳細をアップする予定です。
これは今回の「アメリカ大統領選挙」の結果によって、“ディレクション”は変わりませんが、現実的な出来事やその方向内容は大きく変わります。
たとえば、民主党のバイデン候補が勝利した場合、人類が最悪は、“第2次世界大戦”に匹敵する精神的な苦痛を、正式に「精神意識の変革のディレクション」がはじまる、2024年前後以降から体験せざるをえなくなります。
【海王星】
海王星は、魚宮の終盤、魚宮18度~魚宮23度をトランシットしていきます。
現在の「海王星」は、“双魚宮時代のリバイバル”となるディレクションをもたらしています。
新規アイドルブームはその一つですが、共産主義の復活となる共産党一党独裁の「中国」や、善悪闘争といった様相を招来して、自由な「宝瓶宮時代」を迎えるための“反面教師”のディレクションになっています。
今回のアメリカ選挙も同様で、中共とつるんだ旧態依然の民主党幹部と、キリスト教を基盤に正義のアメリカを目指すトランプ共和党との、人類の明暗をわける戦いともなっています。
【天王星】
「天王星」は、牡牛宮6度~牡牛宮14度をトランシットします。
日本にとっては、「令和」のはじまりでもあり、「日本」や「アメリカ」にとっては、新たな“現体制”を模索していく時代のスタートや出直しを意味します。
【土星】
「土星」は、水瓶宮2度~水瓶宮13度をトランシットします。
上述の「天王星」とも関係し、来年2021年は8月下旬~10月中旬を除く約10か月間、「土星」と「天王星」が矩(スクエア=90度)をとり続けます。
日本にとっては、「国体」と「現体制」のギャップといった“戦後体制の矛盾”を抱えてきましたが、それが際立つと同時に、クールにその現実を見つめて新たな「日本」を模索していく動きにつながっていきます。
【木星】
「木星」は今年2020年12月17日に水瓶宮に入宮します。
その2日後の19日には土星も相次いで水瓶宮入りをします。
来年2021年は、水瓶宮3度にはじまり、5月中頃に魚宮に入宮して3度まで進むと逆行に転じ、9月には再び水甕宮を年末12月29日までトランシットします。
《まとめ》
1、
結局、日本の“民族性”を象わす「魚宮」は、その共鳴星「海王星」がトランシットして、“日本人精神”(日本的霊性)を高めている昨今です。
2、
一方、日本の“国体”を象わす「水瓶宮」は、「土星」と「木星」といった正反対の象意をもった星がトランシットして、一例ですが“慎重”と“気まま”また“ネガティブ”と“ポジティブ”といった両面性をもたらしていくことになります。
個人においては、生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)によって、その両方を受けるのか、それともどちらか一方をより強く受けるのか、影響力がは異なることもあります。
3、
さらには、日本の“現体制”を象わす「牡牛宮」は、“個性”や“自由”また“改革”などを象わす「天王星」がトランシットして、日本の独自性をもたらすことになりますが、天王星は上述の「水瓶宮」の共鳴星でもあるために、日本の“国体”にもかかわっています。
4、
来年2021年1月は、水瓶宮の「木星&土星」また「水星」や「金星」を交えた合(コンジャンクション=0度)が適時、形成され、同時に牡牛宮の「火星&天王星」の合(0度)との、矩(90度)が続く期間になります。
これは、大統領選後の「大統領就任」にいたる混乱とゴタゴタを象わしているといえます。
そうでなくても、“改革と守旧”が入り乱れる混乱期です。
その直後、1月末には「冥王星」が「精神意識の変革のディレクション」の影響圏に入っていきます。
このディレクションを正しく乗り切るための「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)の意義と価値が、知る人ぞ知るかたちで漸次、クローズアップされていく時代に進んでいきます。
そういった“波乱”の1月から幕が開ける2021年は、“混迷”の一方で、上述の日本を象徴する「魚宮」(民族性)、「水瓶宮」(国体)、「牡牛宮」(現体制)の3つのサイン(宮)に、それぞれ「ソーシャル・プラネット」がトランシットしていきます。
それゆえ、意識の高いかたほど“本物”の精神意識(霊性、霊識)や世界(日本)のあり方を求められていく1年になっていくでしょう。
大筋の傾向はそうで、個人においては、生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)によって、受ける「星のディレクション」(運勢変化)もその影響力(強さ)も、千差万別に異なっていきます。
神武東征の“モデル”をアップ
2020.11.04
宝瓶宮占星学サイトの「“逆説”の邪馬台国」シリーズに、「その14 書紀編3:神武東征の“モデル”」をアップいたしました。
当ブログでアップした「“逆説”の邪馬台国」のシリーズを、リライトしつつ逆順にアップしていくシリーズです。
今回は、最後から2番めの「“逆説”の邪馬台国-書紀編3」をリライトし、「その14 書紀編3:神武東征の“モデル”」と題してアップいたしました。
当ブログにアップした記事の面影がなくなるほど、全面的なリライトになりました。
その点では、もはや新しい記事といえるほどです。
ただし、結論的な内容は変わりません。
そこにいたるロジックの部分を大幅に見直すなど、補足を加えたり簡潔にするなど、わかりやすく充実させています。
お気が向きましたら、お時間のあるときにでもご高覧いただけましたら幸いです。
「米大統領選…を読む」をUP
2020.10.23
宝瓶宮占星学サイトに、「米大統領選挙2020」を読む」をアップしました。
当ブログに3日前にアップし、昨日2020年10月22日に追記(訂正)を行なった「米大統領選挙2020」を読む」を、一部リライトし、内容を充実させたものです。
結論は変わりませんが、「宝瓶宮占星学 第2章」となる「実技編」の記事になりますので、相応にリーディング解説を付加しています。
また、当ブログの[追記](太字部分)がなくなって、文章に一貫性がでてきたぶん、整ってきて、少しは読みやすくなったかと存じます。
追加した内容も多々ありますので、あわせてご参照いただけましたら幸いです。
2021年の運勢展望-プレ版
2020.10.04
【来年2021年の運勢は“大統領選”の結果次第】
来年2021年の「星のディレクション」は決まっています。
“決まっている”ものの、現実的には来月11月3日の「アメリカ大統領選挙」の結果次第で異なってきます。
異なってくるというのは、「ディレクション」そのものではなく、ディレクションによって“進む方向性”いわゆる「運勢」状況が異なってくるということです。
つまり、「星のディレクション」によって、“結論”は決まっているのですが、実際にどのように動いていくことになるのか、それは「人間自身」の“意志決定”次第によってそきに、相応ながらその後の“状態”(ルート)が異なることがあるためです。
たとえいえば次のようなことです。
どこに行くのか、“目的地”は決まっています。
ですが、そこへ行くのに、「高速道路」に通じる道をちゃんと選べるのか、それとも、さまざまな事情があったとしても、好むと好まざるとにかかわらず、一見、景色が良さそうな「山道」に通じる迂回路となる回り道を選んでしまうのか、といったような違いです。
「星のディレクション」は、ときおりそのような働きをします。
どのように進むのか「人間自身」の選択にゆだねて、“道”や“状態”を自ら決めさせていく「運勢パターン」のときもあるということです。
今年また昨今がそのようなときです。
この喫緊(きっきん)の“選択”によって、今後約20年間の人類の「運勢」が決まります。
そんな岐路に人類は今、立っているのです。
もう少しご説明しておきます。
今年2020年は、これまで約9年間つづいた「組織運営変革の“深化”」のディレクションがピークを迎えた1年です。
「宝瓶宮占星学」サイトで、何度もお伝えしてまいりましたように、2023年まで約15年間におよぶ「組織運営の変革」のディレクション」がつづきます。
これは、国際関係から家庭や個々人にいたるまで、過去の運営のあり方を変えなければならない“運営変革”が必要となる現実的なディレクションです。
もちろん、国家や会社またさまざなな分野の組織も同様に、何らかの「組織運営の変革」が迫られる事態が生じていく時期なのです。
そのなかでも、当該ディレクションが強まる「組織運営変革の“深化”」のディレクションの時期が、
これまで約9年間つづきました。
それは、オバマの「アメリカは世界の警察官ではない…」(2013年)にはじまる中国の台頭、北朝鮮核ミサイル問題、韓国文在寅政権をみても明らかですし、その一方で、約8年間つづいた日本の安倍政権や、トランプ米大統領の登場などもそうでした。
そして、“深化”のディレクションの最後の年2020年に“ピーク”を迎えることは、宝瓶宮占星学サイトでリーディングをお伝えしてきたとおりです。
事実、今年2020年は世界人類にとって大きく「組織運営の変革」を求められる大変な1年になりました。
国連から国家はもちろん各家庭や個々人に至るまでご体験されたとおりです。
“深化”(ピーク)のディレクションは今年で終わりますが、「組織運営の変革」自体はまだ3年間つづきます。
つづくと同時に、来年2021年はもちろん今後、約20年間ものあいだ、人類が「高速道路」のようなスムーズな運勢の道を進むのか、それとも、我知らずとも「山道」のような遠回りの困難な運勢の道を意図せずとも選択して進むのか、近々にも、ほぼ決まるのです。
一例を挙げて端的にいえば、「アメリカ」を選ぶのか、「中国」の“一党独裁体制”を選ぶのかです。
日本政府はもちろん、日本企業をはじめ「組織運営の変革」の渦中にあるので当然です。
さらにアメリカ国民が、共和党の「トランプ」を選ぶのか、民主党の「バイデン」を選ぶのかにかかっています。
それらによって、来年2021年から「影響圏」に入り2024年から「正式」にはじまる今後約23年間の「精神意識の変革のディレクション」の“状態”(道:運勢)が決まっていきます。
たとえば、“宝瓶宮時代の精神意識”を身につけるために、和や民度などを自由に理想としてストレートに目指して進めるようになるのか。
それとも、日本国民をはじめ人類が、“厳しい環境や試練”を体験することによって、反面教師のように本来るあるべき自由な“宝瓶宮時代の精神意識”を願望し目指して進まざるをえなくなるのかといったことです。
簡単に星の動きでご説明しておきます。
今年2020年1月13日に「山羊宮22度」でトランシットの「木星&土星&冥王星」がジャストの合(コンジャンクション=0度)をとりました。
これによって「組織運営変革の“深化”」は“ピーク”に至ったのです。
“深化”のディレクション自体は今年で終わりますが、「組織運営の変革」はまだあと3年間つづきますので、ここが重要なのです。
来年2021年は、水瓶宮2度と3度の「木星&土星」の合(0度)にはじまります。
1月26日には、「冥王星」が山羊宮25度を通過し、水瓶宮の影響圏入りをします。
これによって、“負”の第2次世界大戦に匹敵するような、新たな「運命ディレクション」が並行して徐々に影響力を増していきます。
詳しくは後日、お届けいたします。
いずれにしましても、来年2021年1月1日の星の配置は象徴的です。
水瓶宮の「木星&土星」の合(0度)に加え山羊宮の「冥王星」は、蟹宮から獅子宮に移動する「月」と衝(オポジション=180度)です。
これに、牡羊宮28度の「火星」が軸となって「T矩」(Tスクエア=90・90・180)を形成します。
同時に、射手宮の「金星&ドラゴン・テール」の合(0度)と双子宮の「ドラゴン・ヘッド」の衝(180度)に、これまた魚宮の「海王星」が軸となった「T矩」(90・90・180)が形成されます。
古典占星学でいう“グレート・コンジャクション”を交えた2つのT矩(90・90・180)です。
互いの意見や考えが幻想を交えて異なる“対立”のなか、2021年の幕が明けるといえます。
さて、来年「2021年の運勢」についてです。
個々人においても、所属する会社や組織またご家庭などをふくめ今年の「組織運営変革の“深化”」の“ピーク”の結果を受けて、来年は今後約23年間つづく「精神意識の変革のディレクション」の影響圏に入っていきます。
これは、端的にいえば日本国民の一人ひとりはもちろん、世界の人々が“考え方”や“とらえ方”など“精神意識”を徐々にながらも改めることが求められる、21世紀最大の最重要ディレクションなのです。
そういうこともあって、“深化”のディレクションがはじまった2012年から「数理法則とクオリアル・ワールド」伝授講座を漸次グレードアップしつつ備えてまいりました。
今後、どのように選択をして「組織運営の変革」の結果を残していくのか。
それによって、来年「2021年の運勢」はもちろん、その後、どのような“運命の道”を進んで行くのかが、相応なりにも異なってまいります。
ということで、来年「2021年の運勢リーディング」は、アメリカ大統領選挙の結果をみてはじめていくことになります。
日向坂46 山口陽世(16)
2020.09.30
さて、最後の一人のご紹介です。
「日向坂46」メンバーのホロスコープの“特徴”をご紹介するシリーズで、「新3期生グループ」の3人めです。
当シリーズは、「宝瓶宮占星学」サイトに今年2020年3月にアップした「「日向坂46」への改名/独立」で予告していましたメンバー紹介のプレ・アップとなるものです。
どちらが先でもよかったのですが、今回ホロスコープの特徴をご紹介いたします「山口陽世」(魚宮、16歳)は、先にご紹介いたしました「森本茉莉」(魚宮、16歳)とまったく同じ生年月日です。
そのため、「出生時間」を考慮しない「ソーラー・チャート」では、まったく同じものになります。
お二人の「ソーラー・チャート」の特徴はまったく同じなので、先回の「日向坂46 森本茉莉(16)」のページも併せてご参照ください。
そのうえで「山口陽世」(魚宮、16歳)についてお話をすすめてまいります。
同じ生年月日ながら、山口は「鳥取県」で森本は「東京都」です。
「出生地」や「出生時間」をふくめた「ASCハウスシステム」のホロスコープ(出生天球図)だと、大きな違いが出るのですが、日の出の太陽をASC(上昇点)の位置におく当「ソーラー・チャート」では「鳥取県」と「東京都」とでは、“1度”の差にもなりません。
「太陽」の位置の違いは、“1分”(1/60度)ほどでしかなく「ソーラー・チャート」の場合、目に見える違いは出てこないのです。
それでも、“推定”できるお二人の「出生時間」からは、次のようにいえます。
「金星」と「火星」の交歓(ミューチュアル・リセプション)ながら、「金星」派か「火星」派かといえば、先にご紹介いたしました森本茉莉は、「金星」(の象意)などが強くオモテに出てくるタイプになります。
一方、山口陽世は、「火星」(の象意)などがオモテに出てくるタイプで、「金星」の象意をもちますが、どちらかといえば内面にもつタイプになります。
「金星」か「火星」かというのは、一例でしかありません。
それをふまえてわかりやすくいえば、“温和”や“美意識”が高めの「金星」の象意を“オモテ”に発揮しやすい「出生時間」の森本か、それとも“果敢”で“スポーツ”(運動能力)が高めの「火星」の象意のほうを“オモテ”に発揮しやすい「出生時間」の山口なのかという一例で区分した場合のお話です。
なので、どちらが“オモテ”に出やすいかと比較した場合で、持たないわけではなく“ウラ”に隠し持つなどして類似の内容があるものの、フィルターや方向性の違いだといえます。
もっとも、そのフィルターや方向性が重要なのも事実で、具体的にいえば「出生時間」によって決まる重要な4つの「基本点」(Angle=ASC、IC、DES、MC)が、どのような位置になりどんなアスペクトをとるのかによって、同じ「生年月日」でも“見た目”や“性格”また“運勢”や“相性”なども、案外と大きく変わってくることになります。
山口陽世の場合、「太陽&天王星」(&水星)と「土星」の三分(トライン=120度)が強調される出生時間なので、どちらかといえば「金星」よりも「火星」を発揮しやすいタイプになっています。
「金星」の象意を持つものの、それは内面に秘められることになります。
逆に言えば、あくまでも比較的ながらですが、“忍耐強く”“パワフル”な側面がオモテに出やすいのが山口で、“華やか”で“夢”を志向するのが森本だともいえます。
いずれにしましても、髙橋未来虹(天秤宮、17歳)を含めた「新3期生」に共通の特徴があります。
それは、3人とも「太陽」と「冥王星」の五分(クインタイル=72度)をもつことです。
太陽も冥王星も根源的なパワーをもつ星なので、それが五分(72度)を形成していることの意味は、わかりやすくいえば案外と強く“自分”(自我意識)をもつ3人です。
たとえば、ふだんは控えめだとしても、内面には“お姫様”のような自己実現や中心運を相応にもつ3人になっています。
昨年2月に加入し、今年2020年は、“武漢ウイルス”(中共ウイルス)によって活動を制限されてきましたし、年齢も若く後輩でもあることから、また“本領発揮”とまではいたっていません。
なので本当の活躍は、来年2021年に入ってから、間もなくはじまっていくことになるでしょう。
日向坂46 森本茉莉(16)
2020.09.30
さて、「日向坂46」メンバーのホロスコープの“特徴”をご紹介しています当シリーズも、残すところ3人の「新3期生グループ」のうちあと2人となりました。
当シリーズは「宝瓶宮占星学」サイトに今年2020年3月にアップした「「日向坂46」への改名/独立」で予告していましたメンバー紹介のプレ・アップとなるものです。
残り2人は、森本茉莉と山口陽世の「魚宮、16歳」コンビなのですが、なんとこの2人、出身地は異なるものの、同じ2004年2月23日生まれなのです。
なので「ソーラー・チャート」で作成した場合、まったく同じホロスコープになってしまいます。
同じ生年月日でも、「出生地」や「出生時間」が異なることによって見た目の“容姿”や“個性”の一部また“運勢”は、まったく異なることが起こります。
その1人め、「森本茉莉」(魚宮、16歳)の「ソーラー・チャート」は次のとおりです。
次にアップいたします「山口陽世」(魚宮、16歳)とまったく同じなのですが、出生時の「太陽」をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の位置におくお二人の「ソーラー・チャート」の特徴をご紹介させていただきます。
1、3つの「YOD」(60・150・150)
「金星」「木星」「海王星」をそれぞれに頂点の星また底辺の星として、「ケレス」と「ドラゴン・テール」を底辺の星とする“複合”「YOD(ヨッド=60・150・150)」があります。
これらは、ほかの星の配置などから“アイドル”また“芸能界”など、華やかなTOPクラスの立場を運命的に否応なく目指さざるをえないものになっています。
2、2つの「交歓」(ミューチュアル・リセプション)
牡羊宮の「金星」と牡牛宮の「火星」が、案外と強力な「交歓」(ミューチュアル・リセプション)をとっています。
「交歓」(M.R.)とは、2つの星がお互いに相手の「共鳴サイン(宮)」にあることをいいます。
森本また山口のこの「交歓」(M.R.)が、なぜ、“強力”なのかは、「金星」は「冥王星」を上三分(アッパー・トライン=120度)とし、「火星」は「木星」を下三分(ロウアー・トライン=120度)としていることなどからです。
ご参考ながら「木星」と「冥王星」は矩(スクエア=90度)です。
また、水瓶宮の「海王星」と魚宮の「天王星」も「交歓」(M.R.)をとっています。
「海王星」はYOD(60・150・150)の頂点の星で、「天王星」は出生時の「太陽」と合(コンジャンクション=0度)をとっています。
その「太陽」は、水瓶宮の「水星」とも合(0度)なので、「太陽&水星&天王星」の三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)と解釈してもかまいません。
原則では、水星や天王星の許容度数(オーブ)は6度です。
そのため、水瓶宮25度の「水星」と魚宮2度の「天王星」とでは7度差なので合(0度)にはなりえません。
ですが、、「水星」はすでに魚宮の影響圏に入っています。
一方、「天王星」は「水星}がある水瓶宮の共鳴星でもあることから、両星には少しですが共鳴関係が生じ“1度差”であれば合(0度)ととれるためです。
ちなみに、日向坂メンバーは、これまでご紹介してきました幾人かのように、「太陽&天王星」の合(0度)をもつかたが多いのです。
これは、他人とは異なる独自の“個性”をもつメンバーが多く、“キャラ”が際立っていることを象わしますが、同時に常識にとらわれない“バラエティ-”(お笑い)向きのセンスをもつメンバーが多いことを意味します。
3、4か所の「合」(0度)
「ソーラー・チャート」の場合、森本も山口もまったく同じホロスコープになりますので、そこからリーディングできる特徴もまた同じになります。
お二人の「ソーラー・チャート」の特徴の3つめは、4つの「合」(0度)が形成されていることです。
まず、魚宮の「太陽」が「水星」また「天王星」と合(0度)です。
次に、牡羊宮の「月」と「金星」が合(0度)をとっている可能性が高いことです。
「月」はトランシット(運行)のスピードが速いので1日にサイン(宮)の半分ほどを移動します。
もし、お二人が午前9時頃以降の生まれであれば「月&金星」は合(0度)になります。
ちなみに、「金星」は「火星」と「交歓」(M.R.)で、「冥王星」を上三分(120度)とすることが、お二人にとっては「ポイント」となっています。
“TOP目”狙いの側面をもち、芸能界や日向坂46の活動に慣れてくるほど、臆することなく、“グイグイ”と前に出てくることも起こるでしょう。
さらには、その「火星」も「ドラゴン・ヘッド」と合(0度)です。
「火星」も「木星」を下三分(120度)として“活性化”しています。
4つめは、「土星」と「ケレス」も合(0度)です。
この「土星&ケレス」の合(0度)は、出生時の「太陽」に下三分(120度)でもあることから、上述の“グイグイ”さを“慎重”に、状況やようすをみて発揮する“控えめ”さをもっていることを象わします。
そんな“温和”な大人しさと同時に、負けず嫌いの“活発”な側面や、臆せず“グイグイ”出ていく両側面をもった「森本茉莉」と「山口陽世」になっています。
以上は、「ソーラー・チャート」からみえてくる共通項です。
そのなかでも「森本茉莉」(魚宮、16歳)の特徴を挙げますと、次のようにいえます。
推定される「出生時間」からは、「金星」と「火星」で比較した場合、どちらが強いかといえば、交歓(ミューチュアル・リセプション)ながら森本は「金星」が強く、“TOP運”につうじる「陽」の“スター性”を特徴とします。
一方、「山口陽世」(魚宮、16歳)の場合、どちらかといえば比較的ながらですが、「火星」が強く、同じように陽の“スター性”はあるものの、内に「隠し持つ」タイプになります。
要は、両側面のうち、どちらをより強く「オモテ」に出すのか、それとも「ウラ」に隠し持つかの違いなのですが、両方を持っていることには変わりがなく、両側面の用い方やタイミング次第で、同じ「ソーラー・チャート」ながらお二人の運勢や実際の出来事は、大きく変わってくることが起こりえます。
次にアップしたします「日向坂46 山口陽世(16)」も併せてご参照ください。